サルガーヴァは、内海の地図の端に位置し、政治的な未来が不透明な土地であると同時に、危機に瀕している。踏破不能の大ムワンギのジャングルと、アベンデゴーの眼として知られる永久的なハリケーンがサルガーヴァをガルーンドの他の地域から隔離しており、隣接地域のみが名目上国家となっている。かつてのシェリアックスの植民地は植民地支配から解放され、新しい未来の入り口に立っており、あらゆることが可能になっている。しかしサルガーヴァの市民たちは、この原野の地域から文明を切り開こうとした最初の民ではなかった。歴史の黎明期から、人類は大ムワンギの危険のただ中で偉大な王国を形成しようと努力してきた。消滅した帝国の残骸は崩れたままで、その名前さえも歴史から忘れ去られている。一部の学者は、古代アズラント帝国の失われた遺跡が未踏のジャングルで発見されるのではないかとさえ囁いているが、そのような異説は、より見識のある賢者達によって否定されている。しかし、その起源が何であれ、これらの遺跡は、再発見した者に信じられないほどの富と力をもたらすかもしれない。この危険な土地とその先の原野が、『サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パス』の舞台となっている。
本書は、『サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パス』に参加する準備をしているプレイヤーのために、ネタバレのない詳細な情報や、今後の挑戦に役立つルール要素を提供し、キャンペーンに合わせた背景作りを支援することを目的としている。新たにリリースされた『Advanced Player’s Guide』を含め、『Pathfinder Roleplaying Game』のあらゆる人種やキャラクター・クラスのプレイヤーに向けたアドバイスとともに、キャンペーンのイベントに最も近い国であるサルガーヴァや、PCたちを冒険に導く船、ジェニヴェール号の詳細が、この新しいアドヴェンチャー・パスの状況やイベントにプレイヤーを定着させるのに役立つはずである。エキゾチックな冒険のための更なる詳細とオプションを探している者は『Pathfinder Player's Companion:Sargava』を参照するように。
シェリアックスの拡張主義の一端である永続戦争/Everwarの一部として、王子ハリアドI世によって500年以上前にサルガーヴァは設立され、何世紀にもわたって帝国の宝石として存在していた。しかし、エイローデンが死んだとき、帝国は大混乱に投げ込まれ、サルガーヴァの支配者はシェリアックスの内戦で不適切な家をバックアップしてしまった。スルーン家はシェリアックスの制御を奪取し、それから血なまぐさい紛争で敵をサポートしていた植民地を奪還しようと軍の艦隊を送った。しかし管理大男爵グラルラス/Grand Custodian Baron Grallusはこの猛攻を予想しており、枷の地の自由船長達と運命的な同盟を結んだ。捨て鉢湾から奇襲を敢行して無防備なシェリアックス海軍に突撃した海賊たちの優れた艦隊は、南の隣国への脅威を速やかに終わらせ、その努力の対価として、サルガーヴァから高額の報酬を得た。今日に至るまで、サルガーヴァの富の大部分は、過去の援助と海軍からの継続的な保護を保証するために、自由船長達の財源に流れている。
自由船長達の強力な要求によって財政的に弱体化し、北の多くの旧交易相手国から切り離されたサルガーヴァは、内部からの更に大きな脅威に直面している。ムワンギの現地人達は、近隣にある都市国家ムザリ/Mzaliの神秘的なアンデッドの童神の教えに触発され、植民地支配から自分達を解放するため、大々的な反乱にかつてない程接近している。シェリアックスはもはやサルガーヴァ政府と公式な関係を持っていないが、植民地時代からサルガーヴァにいる少数の者達は、広大で大規模な現地人の集団を支配下に置いている。しかし現地人は、自分たちはその背中に大ムワンギ全体の資源を隠し持っていることを知っている。と同時に、管理大男爵ユーティリウス/Utilinusの政府が、反乱を鎮めるには、厳しい立場にあることを知っている。
君たちのキャラクターは、貨物船「ジェニヴェール号」の乗客として、南のサルガーヴァへと向かい、「サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パス」を開始する。この航海は、逆境に直面しているキャラクターたちを結びつけるだけでなく、富と名声と古代の秘密を求めてる者たちからゴラリオンで最も恐れられている地域の1つの中心部への道を歩ませることを約束する。「サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パス」に登場するPCは、出身地をサルガーヴァに限定されない。実際、このキャンペーンのキャラクターは、どこの国の出身者であっても構わない。大胆な者、好奇心旺盛な者、無鉄砲な者など、個人的な名声や富を得るために、サルガーヴァを訪れる動機は数え切れないほどあり、サルガーヴァの首都を訪れたPCたちは、さまざまな経歴を持ち、さまざまな理由でサルガーヴァを訪れる可能性がある。
このサーペンツ・スカル・プレイヤーズ・ガイドは、内海の遠方から新天地を目指して旅をしている者であろうと、サルガーヴァ出身で故郷に帰ってきた者であろうと、そのキャラクターにジェニヴェール号にいる理由を提供することを目的としている。以下の提案は、あり得そうなPCの出自に関する、基本的な情報を提供しているが、すべての種族やクラスのキャラクターをサルガーヴァに向かわせるための動機に焦点を当てている。サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスを開始する、運命的な航海に参加する理由をPCに与えるための出発点として、このガイドを利用してほしい。
以下のページでは、7つの基本種族、11の基本クラス、そして、Advanced Player’s Guideにある6つのクラスの代表的なメンバーの資質を概説している。このキャンペーンでは、あらゆる属性、宗教、出身地のキャラクターが重要な役割を果たすことができ、以下の提案は、君のPCのコンセプトや背景に火をつけるのに役立つはずだ。また、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスに固有の新しい特徴もいくつか紹介しているので、キャラクターをよりカスタマイズして、キャンペーン設定やプロットとリンクさせることができるだろう。
以下に説明する背景のフックの多くは、船乗りや航海の冒険を伴うものだが、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、危険なジャングル、廃墟と化した都市、広大な地下宝物庫など、陸地での冒険が展開される。海での冒険に最適化されたPCを作成したプレイヤーは、がっかりするだろう。これらの提案を参考にして、ジェニヴェール号に乗船するPCは、船に留まることは期待しないように。もし、陸に上がった魚のようなキャラクターをプレイしたいのであれば、君の船乗り能力ではどうにもならない冒険に放り込まれるので、君のPCをジェニヴェール号の船員の一人として作ることを考えるべきだ。しかし、水棲生物の動物の相棒や〈職能:船乗り〉のような技能は、このアドヴェンチャー・パスのほとんどの期間では、役に立たないことを覚えておいてほしい。
サルガーヴァは主に人間の土地であり、その人口は主にムワンギの原住民とシェリアックス系の植民地人で構成されているが、あらゆる種族のメンバーがジェニヴェール号に乗り込み、名声や富を求め、場合によっては、匿名性や逃避を求めて、旅をする理由を持っている。ゴラリオンの基本種族は、すべてサルガーヴァに存在しており、どの種族のメンバーも、海外への旅から帰国した原住民である可能性がある。同様に、全ての種族のメンバーは、内海やゴラリオン全体の遠く離れた故郷から、この地域に旅をしたいという多くの動機を持っている。PCの種族にかかわらず、南への旅はそのPCをまっすぐ冒険へと歩ませることだろう。
ドワーフは一般的に海には出ていかないが、航海が苦手なドワーフであっても、貿易や交渉上の理由から遠方の土地へ船で移動しなければならないこともある。ヴァリシアのジャンダーホフからでも、五王山脈からでも、あるいはオシーリオンの乾燥した砂漠からでも、ジェニヴェール号は、野心家のドワーフにとって、サルガーヴァにたどり着く絶好の機会を提供してくれる。「バンドゥ丘/Bandu Hillの地下から大量の宝石や貴金属を採掘し、その事業に携わる者に莫大な富をもたらしている、悪名高いディープトレジャー鉱山会社」の富を手に入れることを望む者は多く、サルガーヴァを出入りする、ほとんどのドワーフは、この儲かる事業と何らかの関係を持っている。起業家精神に乏しいドワーフは、鉱山の仲間と同じように石に親近感を持っており、大ムワンギの原野に点在する、多くの古代遺跡を探索するためにサルガーヴァを訪れることもある。
エルフは、比較的孤立した種族で、混住地よりも自分たちの集団を好むが、ゴラリオンのほぼすべてのコミュニティに少数ながら存在する。自分たちの種族から離れて育ったエルフ(総称して「フォーローン/Forlorn」と呼ばれている)は、旅行や探検を好む傾向があり、サルガーヴァへの航海には、秘密の、そして個人的な理由がある場合が多い。エルフの寿命は長いため、歴史に対する独自の視点を持っており、古代のあらゆるものに強い関心を持っていることが多い。ゴラリオン中のエルフにとって、大ムワンギの刺激的な秘密を調査することは、故郷を離れるのに十分な理由だろう。サルガーヴァと大ムワンギに住むエルフは、概して荒々しいエルフの無数の数多くの氏族と部族で構成されている広範に行き渡っているエクジャエ/Ekujaeの一員であり、キョーニン内や他の「文明化された」土地に住む血族からは原始的であると見做されている。エグジャエは、頻繁に捕らえられ、奴隷として売られているため、内海中に住んでいるが、束縛から解放されると、一般的には故郷のガルーンドに戻る。
ゴラリオンの狡猾なノームたちは、恐ろしい漂白現象の危険に常にさらされており、新しい刺激的な体験をすることで、その致命的な影響と戦い続けている。ノームの人生の中で興味を刺激するためには、古代遺跡を探索したり、大ムワンギの密林の多様な文化に浸ったりするより良い方法があるだろうか? 不思議な外国の港や風変わりな船乗りたちのおかげで、ノームの中には、目的地のない航海の旅に出てしまう者もいるかもしれない――その中には、ジェニヴェール号も含まれている。特に冒険心旺盛なノームは、海上での自分たちの経歴の間中ずっと乗客たちが自分たちを若く色鮮やかに保ってくれる程の多彩さを提供してくれると信じて、船の乗組員の一員として働くことさえあるかもしれない。ムワンギの古代遺跡にはスプリガンの集落があるという噂があり、野生の同胞に興味を持ったノームたちはサルガーヴァに集まり、何度もジャングルの奥深くまで遠征してきたが、いずれも謎を解き明かすには至っていない。
ハーフエルフはしばしば、定住した生活に満足できず、一般的に思春期の終わりから成人期の初めにかけて、旅をしたいという気持ちに圧倒されてしまう。その失踪によって幼少期の自分に問題が起きた不在の親の捜索にせよ、人間かエルフの先祖の吉兆の宿命を果たすためにせよ、遠く離れた世界の果てを旅したり、見慣れない文化に浸ったりすることで、多くのハーフエルフは放浪するようになる。サルガーヴァへ旅立つ者は、内海の貴族の間での当惑させるような密会による庶子が流刑されたのかもしれないし、エクジャエの親戚を求めてムワンギのジャングルを探そうと計画しているのかもしれない。混血という生まれに対して、特にひどい偏見に苦しんでいるハーフエルフは、かつてのシェリアックスの支配者の弾圧に対抗して、サルガーヴァの現地人の大義に身を捧げるかもしれない。その理由がどうであれ、ハーフエルフは冒険に縁のない者たちでは全くないし、サルガーヴァの失われた植民地は危険と興奮を求める者たちに無限の可能性を与えてくれる。
内海の文明圏のほとんどの土地では、追放されたハーフオークは、迫害や偏見、恥ずべき出自から逃れるために、しばしば地図の端まで旅をする。先住民のオークの部族はガルーンドでは珍しいため、サルガーヴァのハーフオークの多くは、他の土地からの旅人である。サルガーヴァを原住とするハーフオークは通常そうした海外のハーフオークの入植者の子孫であるが、その多くはムワンギの現地民が親であると主張している。特に捨て鉢湾の南側で一般的である、デーモンを崇拝するベキヤール/Bekyar 族の中では、人間の母親たちがハーフオークの子供を産むことを、モンスターの母であるラマシュトゥからの祝福であると見なしている。このようにして生まれたハーフオークは、強大な戦士や奴隷として育てられるが、両親の期待を拒否し、デーモンの影響から解放された自分のアイデンティティを築くために、故郷を離れることも珍しくない。このような来歴を持つハーフオークは、過去の過ちを正したり、より良い道を教えたりするために、ジェニヴェール号で故郷に戻ってくるかもしれない。
ハーフリングは、ほとんどの人間の土地と同様に、しばしばサルガーヴァの大都市や辺境の集落を故郷と呼び、この地域の人間の影に隠れて静かに暮らしている。シェリアックスの主人がこの地域を植民地化したときに、多数のハーフリングの奴隷がこの野蛮な土地に連れてこられ、それ以来ずっと残り、住み続けている。サルガーヴァが4643ARにシェリアックスからの独立を得たとき、奴隷の多くは法令か状況のいずれかによって解放された。これらの解放された奴隷は、多くの場合、サルガーヴァの賑やかな首都であるエレダーにある、港の広範なドックや造船所で働いて、自分の生活を始めた。現在のシェリアックスと無数の他の土地から逃げてきたハーフリングの奴隷は、サルガーヴァで新しい人生を始め、そこでハーフリングと現地の人間の両方が同様に最近の貢献の記憶を持ちながら暮らし、自由の可能性のある未来を胸に抱くのだと希望を持ちながらその土地へと旅に出るかもしれない。ハーフリングの忍耐強さ、気楽な性格、小柄で機転が利くことから、彼らは理想的な船乗りであり、ジェニヴェール号の乗組員にはこの小柄な船乗りが一人以上含まれているかもしれない。
サルガーヴァは紛れもなく人間の土地だ。太古の昔から、ムワンギの部族民がこの地域に住んでいた。ボヌワト族/Bonuwatの船乗りは、世界の広い範囲を旅してきた可能性が高いため、ジェニヴェール号のような船に乗船しやすい。サルガーヴァのムワンギ原住民の中で2番目に顕著な民族は、バリアウォール山脈からスクリーミング・ジャングルまでほぼすべての村や都市に存在する、ゼンジ族/Zenjiである。デーモンを崇拝するベキヤール族はサルガーヴァのほぼ全域と南部に単独で住んでいるが、この地域のムワンギ全体の人口の中では少数派に過ぎない。ムワンギ人の先住民以外にサルガーヴァで最も頻繁に遭遇する人間は、4138AR以降にこの地域に定住したと思われる先祖を持つ植民地人であり、その多くは、自分たちをムワンギ人と同じ、土地の先住民であると考えている。大ムワンギの無数の宝物と無数の謎の魅力はあらゆる人種のメンバーをエレダーにもたらし、すべての人間の文化はジェニヴェール号のような船に乗って旅行する理由を持っている可能性がある。
ゴラリオンの世界にさらに浸りたいと考えているプレイヤーや、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスの冒険の過程で役立つキャンペーンの詳細を追加したいと考えているプレイヤーは、以下のパスファインダー・プレイヤーズ・ガイドを調べてみるとよいだろう。
Adventurer’s Armory:新しいエキゾチックな装備品や、あらゆる種類の武器ユーザーのためのオプションが満載で、冒険のためのより良い、あるいは、より適切な武装を求めているプレイヤーはここを見るべきである。
Cheliax:このキャンペーンの舞台ではないが、プレイヤーはいくつかあるシェリアックス港のいずれかで、ジェニヴェール号に乗り込むことができる。自分のキャラクターをこれらの都市の住人にしたいと考えているプレイヤーは、ここに詳細や新しいキャラクターのオプションがたくさん載っている。
Sargava:サルガーヴァの首都がPC達の目的地であるため、プレイヤーはこの地域のことをよく知っておき、エキゾチックなオプションの数々を知っておくとよいだろう。
サルガーヴァと大ムワンギの地は一部のクラスを他よりも容易に受け入れるが、あらゆる種類のメンバーがジェニヴェール号でこの地へと旅する理由を持つ。旅から帰ってきたその土地の原住民でも、初めて未知の領域に足を踏み入れる外国人でも、どのクラスのキャラクターでも、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、重要な役割を果たすことができる。以下の提案は、全てのクラスの原住民PCと外国人PCのどちらにも当てはまるものであるが、それぞれのクラスのメンバーは、それぞれの出身地に応じて、サルガーヴァを旅する理由を見つけることができるだろう。
しばしば自己中心的で、浮世離れしているアルケミストは、自分の周りの世界よりも自分の発明したエキスや最新の処方に関心を持っていることが多い。とは言え、一部のアルケミストは地元の組合や秘術学校に所属している――そうした組織の多くは内海地域の主要都市に存在している。これらの組織は、希少な試薬を集めたり、未開地域の技術を探求したりするために、メンバーや見習いを遠く離れた土地に派遣することが多い。アベンデゴーの眼によって内海の大部分から隔離されているサルガーヴァは、そのような学問者にとって完璧な目的地である。アルケミストは、時に社会全体から誤解され、奇妙で危険で、狂っているとさえ見られている。それは、しばしば完全に不正確な評価ではないが。君は、遥か彼方のサルガーヴァでの再出発を求めて、ジェニヴェール号に乗り込むかもしれない。サルガーヴァ原住民であれば、大ムワンギにある無数の失われた諸部族の間にある古の処方を求めてその地域へと遠征しようと、仲間を集めるために彼方の土地へと旅立っていたのかもしれない。
推奨:原野を縦断し、危険な古代遺跡を探索することは、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは大きな役割を果たしているので、〈装置無力化〉、〈知識:神秘学〉、〈知識:自然〉、〈呪文学〉、〈生存〉、〈魔法装置使用〉などの技能が重要な役割を果たすことになる。さらに、キャラクターはキャンペーンの多くの期間、文明から遠く離れた場所にいることになるので、このような多芸な職人をパーティに入れておくことは、有用だろう。
野生的で無謀なバーバリアンは、大ムワンギの未開の領域に適任であるように見え、この地域原住である数多の戦士は訓練された戦士よりも狂戦士の方が多い。エルフのような、一般的に文化的と考えられている種族についても、野蛮な部族が大ムワンギとサルガーヴァには存在する。文明の端にあるサルガーヴァの立地は、他の土地での生活が困難だと理解している多くの荒くれ者を惹きつけ、波止場の居酒屋や売春宿は、リノーム諸王の地、マンモス諸侯領、ヴァリシアなど、遠く離れた土地からの手に負えない戦士たちで溢れている。そのような旅行者をエレダーの港まで運ぶ無数の船は毎日往来しており、ジェニヴェール号もその中の一つになるだろう。
推奨:原野の探索はサーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスで重要な役割を果たしているので、〈軽業〉、〈登攀〉、〈動物使い〉、〈知覚〉、〈生存〉、〈水泳〉などの技能は頻繁に使われるだろう。熟練した戦闘能力、(一人は)罠を察知する能力、原野での経験がある者の才能は、試されないことはないだろう。
失われた伝説や魅惑的な大冒険の物語を常に収集しているバードは、大ムワンギの古代の土地に頻繁に引き寄せられる。印象的なドックや造船所があるエレダーは、ゴラリオン各地、法無く悪徳深いブラッドコーヴ港、得るものよりもトラブルの方が多い枷の地、を旅するバードにとって、理想的な目的地となる。サルガーヴァの入植者とムワンギの現地人との間で進行中の争いは、政治的なエージェントの需要を高め、バードは、交渉官、調停者、スパイ、感情を揺さぶる演説家として、両方の目的のために奉仕することが多くなっている。現地人のバードは、しばしばムワンギの部族に伝わる、詠唱やリズミカルなドラムコールを専門としており、その口伝の中では、バードの存在が際立つだろう。彼らの先祖伝来の太鼓の鼓動は、この国の鬱蒼とした木々や広大なサバンナに響き渡り、今日に至るまで、訪問者の心を乱す太鼓奏者についての神秘的な空気を維持している。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、先住民族、国家、その他の派閥間の交渉的な交流が重要な役割を果たしている。〈はったり〉、〈交渉〉、〈威圧〉、〈真意看破〉のような技能は、かなりの頻度で役立つはずだ。すべての知識技能はキャンペーン中に役に立つが、原野、秘密の宗教、大ムワンギの歴史や秘密に関係する技能が最も役に立つだろう(一般的には、神秘学、地理、歴史、地域、自然、宗教)。巨大な蟲や巨大な肉食植物など、この地域の住人の中には、[精神作用]効果のある魔法に免疫がある者も少なくない。多才なバードは、大ムワンギを探索する際に、そのような脅威に対処するための選択肢を用意しておくべきだ。
多くのキャヴァリアーは、サルガーヴァは彼らの才能を必要としている国であると感じている。戦場の司令官たちは、カラブト/Kalabutoで拡大する不穏な先住民に対する部隊を管理したり、ムザリと接するサルガーヴァの国境を警備したりしたいと切望して、エレダーに向かうことが多くなっている。ムワンギの現地人のキャヴァリアーは、騎士団の命令で訓練を受けるために内海の他の地域に旅をしてきたかもしれないし、その能力を実践するために故郷に戻ってきたのかもしれない。この地域のキャヴァリアーは、通常、馬に乗るのが一般的だが、東に行けば行くほど、奇妙なジャングルの動物に騎乗している者に遭遇する可能性が高くなる。キャヴァリアーの選択した騎士団によっては、確立された支配者や貴族、宗教を代表して、サルガーヴァに派遣されたり、志願してサルガーヴァを旅したりすることもあるだろう。
推奨:すべての騎士団のキャヴァリアーは、キャンペーンで役に立つ。コッカトリス騎士団とドラゴン騎士団は、自分自身のためにも仲間のためにも、幸運と栄光への願望を持っているので、今後の冒険のテーマに特に適している。ジャングルやダンジョンの探索では、乗騎の使用が困難な場合があるので、キャヴァリアーは、乗騎を活用するために独創的な戦術を考案するか、このクラスの他の側面に集中するとよいだろう。
すべての信仰の司祭は、ジェニヴェール号のような船で世界を旅し、正当に、航海の単なる乗客になることができる。サルガーヴァに旅する可能性が高いのは、反乱を鎮めて、カラブトの秩序を維持することを望んでいるアバダルのクレリックかもしれないし、原住民が故郷を取り戻すのを助け、流血を防ぐことを望んでいるカイデン・カイリーエンの信仰者かもしれない。ボヌワト族のメンバーは、ゴズレーとデズナの混合神である、シミー=マガラ/Shimye-Magallaとして知られる神を崇拝しているが、この地域ではこの2つの神を別々の神として崇拝することの方が一般的である。ネサスはジャングルの部族の間で大きな支持を得ており、大ムワンギの多くの古代遺跡には巨大で神秘的な力の源があることがわかっている。あまり一般的では無いが、ベキヤール族はアンガザン、ラマシュトゥ、パズズを含む、多くの悪意あるデーモン・ロードを崇拝している; ゴラリオン全域から、志を同じくする人々を求めて、崇拝者がこの地域に引き寄せられるかもしれないし、デーモン・ハンターや聖戦士たちは、これらの邪悪な宗派を追い詰め、根絶するためにこの地域に旅をするかもしれない。
推奨:ゴズレーは、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスで強い存在感を放っており、原野と魔法の神秘に焦点を当てたこの信仰は、キャンペーンの期間中、崇拝者に十分に役立つことが約束されている。デズナの信徒は長い旅という報酬を得ることができ、シェリンを崇拝する者は、大ムワンギの一部でその女神が珍しい方法で表現されていることに気づくかもしれない。そして、ファラズマは最も古い神々の一つであり、何千年も前からの伝統があり、失われた遺跡に古代の信仰の秘密が隠されているという噂はよく聞かれる。最終的には、パスファインダーRPGコアルールブックに記載されている神々のすべては、クレリックが崇拝するための優れた選択肢となるが、ゴラリオンの主要な神々を超えた神々は、選ぶ前にGMに確認する必要がある。
サルガーヴァは大ムワンギのジャングルへの活気のある入り口として機能しており、ガルーンドの中心部にある荒々しい未開の土地ほどに大量のドルイドを惹き付ける場所はゴラリオンの中にもほとんどない。この地域を探索したり、原始的な力を利用したり、あるいは文明を導きながら鬱蒼とした原野を進んだりするために、ドルイドたちは、しばしばエレダーを通り、さらに内陸のカラブトを通ることが多い。原住民の間では、多くの部族がシャーマニズム的なドルイドを霊的指導者として採用しており、見習いのドルイドは、サルガーヴァの多くのムワンギ族のひとつとのつながりを持っているかもしれない。ドルイドは、乗客としてジェニヴェール号に乗船し、より個人的な動機を持って、サルガーヴァやその先の大ムワンギに向かう途中である可能性が高い。
推奨:大ムワンギで活動するドルイドにとって、多種多様なエキゾチックな生き物が論理的な選択肢となる:エイプ、バード、ボア、キャット(スモール、もしくは、ビッグ)、クロコダイル、ディノサウルス、ドッグ、ホース、ポニー、スネーク(コンストリクター、もしくは、ヴァイパー)。パスファインダーRPGベスティアリィに記載の、以下の追加の選択肢は、論理的である:ダイア・バット、ダイア・ラット、エレファント、ジャイアント・フロッグ、ハイエナ、モニター・リザード、そしてリストにある、特定のディノサウルスのいずれかである。また、プレイヤーは、GM にパスファインダー・アドヴェンチャー・パスに毎月記載されているベスティアリィにあるクリーチャーが適切な仲間になるかどうかを確認するのもよいかもしれない。
サルガーヴァと大ムワンギの危険で暴力的な土地では、特化して、高度な訓練を受けたファイターほど適したクラスはないだろう。印象的なジャングルを通り抜ける脆弱な探検家、学者、そして商人を護衛するよう雇われることが多いファイターは、この地域の陸路や水路にいるほぼあらゆる集団と一緒に旅をしている。エレダーやカラブト周辺のより文明化された地域では、ゴラリオン中からの傭兵が、原住民と入植者の間で進行中の紛争のどちらか一方の側で戦うために雇われることもあるだろう。この地域で生まれ育った戦士たちは、北の国々での遠征が失敗しても成功しても、ジェニヴェール号で帰国することもあるだろう。
推奨:大ムワンギにはあらゆる種類の武器や防具が存在するが、伝説によると、ある種の強力な魔法の武器がこの地域の古代遺跡に隠されているという。ファイターは重装鎧の使用に特化することを避けたいかもしれないし、そのような鎧で機動力を高める方法を追求したいかもしれない――ジャングルの暑さやその他の試練は、そのような鎧を身につけることを扱いにくくしたり、危険にしたりする可能性があるからである。
すべての信仰のインクィジターには、サルガーヴァへの長い旅をする正当な理由がある。アバダル、アスモデウス、アイオメデイといった秩序の神々の熱心なエージェントは、サルガーヴァの住民の間で敵意が高まっているただ中で、秩序を維持するために力を尽くすかもしれない。カイデン・カイリーエン、デズナ、メラウニを崇拝するような自由を愛するインクィジターは、サルガーヴァの植民地支配者の影響をきっぱりと終わらせるためにサルガーヴァに旅立つかもしれない。ネサスやノルゴルバーの信奉者は、長い間失われていた秘密を求めて、大ムワンギを探索することを計画しているかもしれない。他のインクィジターは、内海の他の国から囚人を連れて帰国しているのかもしれないし、サルガーヴァや大ムワンギに隠れていると信じられている、捉えどころのない獲物を追跡しているのかもしれない。どのような信仰を持つインクィジターでも、これらの理由のいずれかで、サルガーヴァの海岸に断固としたまなざしを向けるかもしれないし、自身の神格がまだ未知の目的のために自分を異国の都市へと導いたという、単純にして終わる事のない確信のために向けるのかもしれない。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、クレリックの説明に記載されているどの神々も、インクィジターが仕えるには最適な選択肢となる。ジャングルによくある危険、特に毒や病気からインクィジターを守ることを目的とした審判は、特に有用である。どのようなインクィジターであっても、キャンペーンを通して、彼らを鼓舞するための適切な動機や獲物を見つけることができるが、宝物や秘密、古代の遺物を求めて冒険したい人は、ジャングルの奥深くに冒険する理由を無限に見つけることができるだろう。
ガルーンドの西海岸は、一般的にモンクが住んでいることで知られる地域ではないが、ヴードラやティエン・シア、内海地域のどこかからこの地域に旅をする理由はいくつかある。ムワンギ内陸部の先住民の間では、危険な土地で思わぬ脅威に立ち向かう際に、鎧や武器を放棄し、機動性を上げ、素手で戦うことを好む文化が多く存在する。
推奨:サルガーヴァではモンクは特に一般的ではないが、自給自足できるモンクは、キャンペーンではかなり役立つだろう。スピードと柔軟性は、予測不可能な挑戦の土地では、生活面でも環境面でもモンクのキャラクターにも十分に役立つだろう。武器ではなく肉体武器を主とするクリーチャーを倒す方法に焦点を当てたほうが、モンクには役に立つだろう。
神々は通常、国家や定命の者の日常の出来事に介入することはないが、その影響力は、時に謎に包まれたオラクル、つまり神秘的な起源と目的を持つ神の媒体として現れる。超自然的な力に恵まれたり、呪われたりしている稀有な者にとって、大ムワンギの古代の深遠なジャングルは魅力的な目的地である。迷信深い地元の人々によって故郷を追放されたオラクルの中にはアルカディア海を南下してエレダーの港に向かう者もおり、そこは内陸にあるため大ムワンギまで短い旅で済む場所だ。そこでは、多くの人々が自分たちの存在についての疑問への答えを見つけることを望んでいる。サルガーヴァやムワンギの原住民も同様に内海を旅して、クオンタムからコルヴォーサにかけて存在する評判の良い一流の大学や寺院の中で、自分たちの答えと保証を求めることもある。自分自身を理解するためのこれらの探求の旅に成功してもしなくても、そのようなオラクルは、しばしば故郷での平和な生活を求めて帰国する。
推奨:あらゆる神秘を持つオラクルは、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスで役に立つだろうが、闘争、骨、生命、伝承、自然、石のオラクルは、キャンペーンのテーマやイベントと最も強い結びつきを感じるだろう。オラクルの呪いの中でも、曇った視界と異言の選択肢は、最終的に最も有益なものになるかもしれない。
聖戦士は、複数の理由で、サルガーヴァへと旅するかもしれない。騎士団を維持することに焦点を当てたパラディンは、自分たちからの気配りを必要とする、サルガーヴァでの拡大する不安を目撃することになり、アイオメデイ、アバダル、およびエラスティルに仕えるパラディンは、ムワンギの地元民からの公然とした反乱の脅威に立ち向かうためにエレダーとカラブトに集まる。それとは反対に、パラディンは原住民の窮状に同情し、植民地時代の抑圧者によって行われた不正を正すために働くかもしれない。さらに、コイル騎士団のヘルナイトはエレダー付近に基地を保持しており、ムワンギから文明化された世界へと流出しかねない過去からの遺物に違いない病気と蛮性である、と彼らが見做しているものの拡散の排除に目を向けている。この小さな騎士団の地位を向上させる野望を持つパラディンは、ジャングルの奥深くで彼らの秘密を封印するために、失われた都市を発見することを期待して、サルガーヴァに旅することもある。サルガーヴァと大ムワンギが故郷のパラディンは、メンデヴ十字軍やラストウォールでのオークとの戦争、内海での他の聖なる任務を終えた後、ジェニヴェール号に乗って帰路につくことがある。ジャングルの奥深くから失われた遺物を解放するためのクエストは、多くのパラディンを大ムワンギの探索に導き、宝物を発見し、同胞の生活と目的を向上させることに希望を抱く者を魅了する。
推奨:アバダルやアイオメデイは、サルガーヴァでは彼らの存在と影響力が強いため、パラディンにとって素晴らしい神のパトロンとなる。しかし、原野の奥地では、そのような十字軍は、教会からの大きな支援を期待すべきではない。また、今後の冒険でよく見られる、閉塞感のあるジャングルや影のある遺跡では、パラディンの乗騎は問題のある存在となることが多いため、そのような仲間を自由に召喚したり還したりできる能力はとても有益である。しかし、パラディンが直面するかもしれないあらゆる困難にもかかわらず、多くの苦難に対するクラスの抵抗力と、一般的にジャングルの住人によって用いられる病気、毒、他の弊害を癒す能力は、パラディンが探検家の集団に歓迎される理由となる。
大ムワンギのジャングルは、自らを発見し飼いならしてみせよと、探検家たちを内海じゅうから静かに招いている。レンジャーは、学者や考古学者、その他の関係者がこの地域の暗い中心部に進出する際のガイドとして行動することがよくある。一部のレンジャーはジャングル奥地の奇妙で怪しげな住人から世界を保護することを自らの義務であると見做しており、サルガーヴァの住民や大ムワンギそのものを脅かす不浄なクリーチャーや悪意に満ちた住人を殺すことに熟達している。他のレンジャーたちは、この地域を記録的なトロフィーを手に入れるための最高の狩猟場と見なし、恐竜や巨大な猿、伝説の中でしか語られていないモンスターなどの珍しい大物を求めて、ゴラリオンを越えて大ムワンギの原野の広大な範囲を旅している。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、追跡の能力は特に価値があり、様々なエキゾチックな動物は立派な仲間になるかもしれない。サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、以下の得意な敵の選択がレンジャーにとって優れた選択となる:異形、動物、人型生物(チャラウカまたは人間)、魔獣、植物、来訪者(混沌または悪)、アンデッド、そして特に、人型怪物。特に有用な得意な地形は、ジャングル、地下、都市である。
サルガーヴァのジャングルの財宝は、シェリアックスの植民地支配下でこの国が権力を獲得する上で重要な役割を果たしていた。入植者がこの土地の豊富な資源を求めて捨て鉢湾南部の古代遺跡に集まっていたからだ。そしてこの国は北部からの孤立化が進んでいるにもかかわらず、まさにその宝物が墓荒らしや無謀な者たちをゴラリオン中から引き寄せ続けている。野心的な海賊や盗賊は、数十年もの保護と引き換えにサルガーヴァ政府から授かった唸るほどの貢物を金庫に預けている枷の地の自由船長たちから着想を得ている。リドルポートからであろうと、河川諸王国からであろうと、イリズマゴーティからであろうと、多くの向こう見ずなローグたちが無気力で貧乏な自分たちの生活から脱出するために、この危険な地域へと足を運ぶ。終わることがなく常に潤色された、失われたジャングルの遺跡に隠された幻想的で有り得ない程の量の宝物の話もまた、想像を上回る富の為に命を懸けてガルーンドの心臓部へと旅をするよう数多のトレジャー・ハンターを魅了している。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスには、多くのトラップや広範囲にわたる地下探索のほか、ローグが得意とする危険や待ち伏せ、社交的な状況が含まれている。隠密や偵察に長けたローグは、特に、原野や古代の遺跡などで活躍してくれるはずだ。〈装置無力化〉、〈知覚〉、〈隠密〉は果てしなく役立つが、〈鑑定〉、〈交渉〉、〈知識〉、〈言語学〉、他の肉体技能に長けているローグは、キャンペーンの問題に立ち向かうのに十分な備えができているだろう。
神秘的な力を試す方法を求めて、世界の隅々まで探索しているソーサラーたちは、大ムワンギがそのような機会を多く提供していることに気づくことが多い。運命の子の血脈を持つソーサラーは、過去の力を引き出すことでのみ、潜在能力を最大限に発揮できるかのように、この地域の古代の遺跡に引き寄せられることが多い。同様に、秘術の血脈を持つソーサラーは、失われた帝国の廃墟を豊富な魔力の源だと感じており、時を超えた暗号を解き明かすために、野生の地に足を踏み入れることが多い。この地域の原住民は、しばしば奈落の者、蛇、植物の血脈に属しており、これは何千年にもわたって、デーモンを崇拝してきたか、あるいは肥えたジャングルとその生き物がその土地の住人に影響を与えてきた結果である。まれに、生来の魔術的能力の兆候を見せたことのない探検家たちが、深いジャングルの奇妙で未知の領域にさらされたときに、長い間眠っていた力を顕在化させ、まだ実現されていない可能性の鍵を開けることを望み、無謀にも野生へと旅をする。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、すべての血脈が有用であることを証明することができるが、異形、奈落の者、秘術、運命の子の血脈はテーマに最も適している。ソーサラーは、呪文リストを選ぶ際に、戦闘呪文以外の選択肢、用途の広い呪文や、野外探索に適した魔法、例えば、コンプリヘンド・ランゲージズ、エンデュア・エレメンツ、アンシーン・サーヴァントのようなものを探ってみても良いかもしれない。
サモナーの古代の謎や長い間隠されていた秘密を解き明かそうとする気持ちはバード、ソーサラー、ウィザードと同じであり、ゴラリオンの中でも、サルガーヴァと大ムワンギのジャングルほど、発見の可能性を秘めた場所は少ない。サモナーは、この地域の至る所で、特に古代の力の崇拝と奇妙な魔法の実践がまだ残っている地域では、外次元の生物の力を感じることができる。大ムワンギの最も人里離れた遺跡には、今では時間と腐敗によって失われてしまった異世界との強いつながりがあるようで、多くのサモナーは、この謎めいた、時には圧倒的な力を持つ可能性を利用することに人生を捧げてきた。ムワンギ出身のサモナーは強い迷信に取り巻かれており、多くのサモナーは幻獣を招請すると自らの部族から追放されると理解している。追い出されたサモナーの多くは、受け入れ先や新たな力の源を求めて内海を旅するが、ほとんどの場合、最終的には、故郷に引き寄せられるように感じる。
推奨:サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスでは、野外の探索や、長い間失われていた文明の遺跡への掘り下げが目立つ。〈製作〉、〈動物使い〉、〈知識:全て〉、〈言語学〉、〈魔法装置使用〉などの技能は、キャンペーン中に役立つだろう。〈登攀〉、〈飛行〉、〈水泳〉などの能力を持つ幻獣を召喚するサモナーは、キャンペーン中に特に役立つはずだ。
一般的に恐れられ、誤解されている多くのウィッチは、文明のはずれで引きこもりの生活を送っている。内海から適度な距離にある場所の中で、サルガーヴァほど追放者のウィッチにとって僻地で人里離れた魅力的な場所は殆どなく、そこではムワンギの原住民は彼女らの神秘的な魔法とよそよそしい生き方をより受け入れやすい。ムワンギの小さな集落では、ウィッチは賢者や治療者としての役割を果たし、多くのウィッチは北の大地に旅をして青春時代に勉強した後、地元の神秘主義者として一つの村に定住する。一部の魔女は定住せず、定住する予定もなく、代わりにゴラリオンを旅し、より大きな知識と、彼らを導く謎めいた力のより良い理解を求めている。大ムワンギのジャングルは好奇心旺盛な者にとらえどころのない答えを提供し、ジャングルを故郷と呼ぶ強力な力は、多くの好奇心旺盛なウィッチに、たまらない魅力を証明している。
推奨:ウィッチは、クラスの能力を選択する際に様々な選択肢を持っているが、その中のいくつかは、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスの間に非常に役に立つかもしれない。動物、元素、耐久、変成の守護者と同様に、ウィッチの使い魔のリストにあるすべての陸生の使い魔の選択肢は、キャンペーンの文脈で機能する。〈製作〉、〈知識:神秘学、歴史、自然〉、〈呪文学〉、〈魔法装置使用〉、などの技能は、キャンペーン中に役立つはずである。
多くのウィザードの学び舎では、遠く離れた土地での探検や研究を奨励しているが、サルガーヴァは大ムワンギへの数少ない入り口の一つであり、世界中の秘術学者にとって自然な選択である。アブサロムのアルカナミリム、コルヴォーサのアカデマエ、マナケトのオキュラリウムなどの見習いウィザードたちは、東のジャングルで失われた長い間の秘密を発見するために、エレダーに出航することがよくある。大ムワンギの中心部では、未知の文明が興亡し、秘密や魔法の伝承を残しており、冒険好きな魔法使いならば誰もが発見したくなるような魅力を持っている。非現地人にはジャングルを探検する予定がなくてさえ、エレダーとカラブトの多様な人々の間で実践されている秘術形態の豊富な綴れ織りは世界中からウィザードを引き付けるのに十分であり、ジェニヴェール号は、サルガーヴァの海岸に行くための完璧な手段である。
推奨:良い知識技能の選択については、バードのおすすめを参照して欲しい。すべての秘術系統は、サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パス全体を通して等しく役立つはずであるが、例外として、心術士は、巨大な蟲や植物のような[精神作用]の魔法に耐性を持つクリーチャーがいるため、定期的にイライラするかもしれない。
キャンペーンでは、どのような種類の絆の品でも可能である。使い魔を選ぶウィザードは、アドヴェンチャー・パスの舞台となる地域に合ったクリーチャーを選びたいと思うかもしれない。地域の気候に基づいた、使い魔の論理的な選択には、パスファインダーRPGコア・ルールブックの基本的な使い魔がすべて含まれている。(キャンペーンのテーマに基づいている)上級使い魔の良い選択は、セレスチャル、もしくは、フィーンディッシュな動物、ダイア・ラット、メフィット、スードゥドラゴンである。
キャラクターの特徴とは、基本的には、PCの背景をカスタマイズしたり、特定の冒険のテーマやイベントに結びつけたりするのに役立つ、特技の半分の効果を持つもののことである。各キャラクターは2つの特徴を選択し、うち1つを以下のサーペンツ・スカル・キャンペーン特徴の中から選択し、プレイを開始するべきである。一般的な特徴については、Advanced Player's Guide、またはpaizo.com/download/pathfinder/CharacterTraits.zipから無料でダウンロードできるPDF、Character Traits Web Enhancementを参照するように。さらに、ほとんどのパスファインダーのサプリメントには、ゴラリオンに固有の人種、地域、信仰の特性が含まれており、多くの新しいPC が使用するのに適している。
キャンペーン特徴は、特定のアドヴェンチャー・パスに合わせて調整されており、キャラクターに新しいキャンペーンの最初の冒険を始める理由を与える。キャンペーン特徴は、通常の特徴よりもキャラクターの背景情報について多くのことを想定しているが、キャラクターの詳細や興味深い歴史を作成するためのプレイヤーのインスピレーションになることを目的としている。自分に適した特徴を選択した後に、キャンペーン特徴の予想される背景情報を調整することには、ある程度の自由度がある。修正した背景情報を使う前に君のGMの承認を得るべきだろう。
以下の特徴は、すべて、アルカディア海を南下して、運命的な旅に出る交易船「ジェニヴェール号」に乗って、サルガーヴァに向かう理由を持つキャラクターを念頭に置いている。これらの特徴を見ることで、アドヴェンチャー・パスを進める中でどのような敵や課題に遭遇するかを、ネタバレなしで把握することができる。ジャングル探検、廃墟となった失われた都市の発見、秘密の同盟、古代魔法などの要素があることを知っておけば、君が参加しようとしているキャンペーンにより有機的にフィットするキャラクターを作るのに役立つはずである。また、各特徴には、自分のキャラクターがジェニヴェール号に乗り込んだ可能性のある港の選択肢が示されているが、「~からの乗船」という特徴を除いては、特定の港と特徴を一致させる必要はない。
〔シェリアックスからの乗船〕/Boarded in Cheliax:必ずしもシェリアックスの出身である必要はないが、シェリアックスの港町の一つで、ジェニヴェール号に搭乗したことになる。シェリアックスの人々は一般的に、大ムワンギは奇妙な獣やエキゾチックな宝物の眠る伝説の土地であると認識しており、その地域にいる君の見解は明らかにロマンチックな色合いを持っており、名声、富、冒険への欲望は、おそらく君の旅の動機となる。キャンペーンの開始時には、この地域に関する〈知識:地理〉の判定に+2特徴ボーナスが与えられる、ムワンギ広域の詳細な地図と、ジャングルを探索するために必要な装備品 200GP相当を準備している。
〔メディオガルティ島からの乗船〕/Boarded in Mediogalti:旅の途中、海賊や暗殺者が多く住む危険なイリズマゴーティ港を通って、ジェニヴェール号に乗船することになった。懸賞金をかけられているのか、他の船から飛び降りてきたのか、それとも危険な土地で新たなスタートを切りたいだけなのかもしれない。暗殺と毒に精通しているため、毒に対するすべてのセーヴィングに+2特徴ボーナスが与えられる。さらに、長く苦しい時間をかけて、君は1種類の毒に対する完全耐性を得ている。以下の毒の中から、1種類を選ぶこと。ブルー・フィニス、ジャイアント・ワスプ、中型スパイダー、小型センチピード、spider vine poison(大ムワンギ土着の毒性植物由来の毒)
〔大ムワンギからの乗船〕/Boarded in the Mwangi Expanse:君が住んでいたことがある、または最近旅したことがある大ムワンギで、ジェニヴェール号に乗船した。君はジャングルの死の恐ろしさや、そこに生息する生物、そしてそこに住む人々について、何の幻想も抱いていない。君はボーナス言語としてポリグロット語を得て、ジャングルに関するすべての〈知識:自然〉判定に+1 の特徴ボーナスを得る。
〔枷の地からの乗船〕/Boarded in the Shackles:君の最後の故郷は、枷の地にあった。海賊に支配された海の上での生活は、様々な苦難に見舞われてきた。君は3種類のセーヴィング・スローの中から1つを選び、そのセーヴィング・スローに、+1特徴ボーナスを得る。
〔ヴァリシアからの乗船〕/Boarded in Varisia:君は、北の大地からの旅のため、ジャングルやその住人、奇妙な力をほとんど関知していないだろう。ガルーンドの土地が君にとって原野と異国情緒に溢れた場所であるように、彼らも、君に異国を感じる。これにより君は、以下の2 つの選択肢のうち、1 つを選択する。ジャングルの住人に対して行なうすべての〈はったり〉判定に+2 の特徴ボーナスを得るか、または、[精神作用]の補足説明を持つ呪文を、ジャングルの住人やクリーチャーに対して発動した場合には、その呪文を+1術者レベル高く扱うかのいずれかを選択する。
〔入植者〕/Colonial:君はサルガーヴァの入植者の長い血筋の出身で、永続戦争中にシェリアックスがこの地に進出してきた時代までさかのぼることができる。君の血族のサルガーヴァの支配権は日に日に衰退しており、エレダーはスルーン家が悪魔崇拝を政治的に前面に出して以来シェリアックスから独立して機能しているが、にもかかわらず君はシェリアックス的な頑丈な体格と生存への生来の感性を維持している。どうして君が故郷を離れたのかは君次第だが、君はサルガーヴァを再び有名な場所にするためにジェニヴェール号で生まれ故郷へと帰郷する。君は、サルガーヴァの居住地と政治に関する〈知識:地域〉の判定に+1の特徴ボーナスと、病気に対するセーヴィング・スローに+1の特徴ボーナスを得る。
この特徴を持つキャラクターは、サルガーヴァ人であり、どの都市を経由してもよいが、特にキンターゴ、ペザック、コレンティンのシェリアックス港からの帰還が望ましい。
〔貨物を手に入れる〕/Get the Cargo Through:内海でも海上貿易は決して安全ではないが、エレダーへの海路はさらに危険である。アベンデゴーの眼と呼ばれるハリケーンが毎年何百隻もの船を航路から外し、険しい岩にぶつけたり、直接海底に落としたりしている。枷の地の海賊たちは、嵐を横切ったり、迂回したりする幸運な船から貨物を奪うため、反対側で待機している。君の仕事は、ジェニヴェール号に乗っている貴重な貨物をエレダーに無事到着させることだ――この貨物がどのような形を取るかと、その貨物と君との関係の性質は、君と君のGM次第である。君のキャラクターは商人や傭兵としての経歴を持つため、それなりの生活をしており、キャンペーンを開始する際には、追加で300GPのスタート財産を得ることができる。
この特性を持つキャラクターは、マグニマール、コレンティン、イリズマゴーティ、ペリル港、ブラッドコーヴのいずれかで、搭乗している可能性が高い。
〔ジェニヴェール号のクルー〕/Jenivere Crew:君のジェニヴェール号をはじめとする貨物船の船員としての長いキャリアの中で、このエレダーへの旅は、数多い旅の一つに過ぎない。いつか自分の船の船長になりたいと思って船員になった者も、汗と血を流して外国の港に行くためにお金を払い、船員となった者も、奴隷や年季奉公人として入った者も、今では、この船を故郷と呼んでいる。以下の技能から1つ選ぶこと。〈軽業〉、〈登攀〉、〈知識:自然〉、〈知識:地理〉、〈水泳〉、〈生存〉。君はその技能に+1の特徴ボーナスを得て、その技能は常にクラス技能として扱う。
この特徴を持つキャラクターは、ジェニヴェール号がマグニマールを出航した後、ジェニヴェール号に乗った可能性が高い。
〔ムワンギ学者〕/Mwangi Scholar:大ムワンギは、ゴラリオンで最も豊かな地域の一つであると同時に、最も神秘的な地域の一つでもある。数え切れないほどの歴史を持ち、名もなき帝国を築いてきたにもかかわらず、部外者やジャングルに覆われた原始的な土地の先住民は、大ムワンギのことをほとんど知らない。君は長い間、この地域とその伝承を研究しており、内海では、ほんの一握りの本物のエキスパートの一人として数えられている。ジェニヴェール号は、君を魅了してやまないその場所へと連れて行ってくれるだろう。君はボーナス言語として、ポリグロット語を取得し、大ムワンギに関する、すべての〈知識:歴史〉判定に+1のボーナスを得る。
この特徴を持つキャラクターは、イリズマゴーティか枷の地か大ムワンギのいずれかの都市で、ジェニヴェール号に乗船した可能性が高い。
〔密航〕/Stowaway:航海船の乗客のすべてが合法的であるとは限らず、船長や乗組員に知られているとさえ決まったわけではなく、ジェニヴェール号もその例外ではない。貧しくて合法的な船旅を予約できない者にせよ、母国の港で税関に発見されるのを恐れる者にせよ、自分やその仲間は秘密裏に密航した。乗組員は、君が乗船していることを知らないか、あるいは今は知っていても、出航時には知らなかったのかもしれない。君は〈隠密〉判定と食べ物を見つけるための〈生存〉判定に+1の特徴ボーナスを得る。
この特徴を持つキャラクターはどこの港でもジェニヴェール号に乗船することができるが、特に枷の地の都市は適しているだろう。
サーペンツ・スカル・アドヴェンチャー・パスは、PCたちが同じ船、ジェニヴェール号に乗り込み、マグニマールからエレダーまでの旅をするところから始まる。快適な船に乗ってから数日後、もしくは数週間後(期間については、ジェニヴェール号の旅のサイドバーを参照)には、すべてのPCは自分の船や乗客について少なくとも以下のことを知っている。
ジェニヴェール号は大型の商船であり、内海の国々が貿易、探検、戦争によく使用するワイバーン級の船であり、耐航性と多くの乗客を載せる積載量との組み合わせてで評価の高い船である。ワイバーン級の船は、アズラントやアルカディア、さらにはガルーンドの南端まで危険な旅をしてきたが、ジェニヴェール号とその乗組員は、それほど危険な航海はしていない。過去数年間、アリザンドゥル・コバック船長は、北のマグニマールと南のエレダーを往復する、西回りの航海を行ってきたが、彼の航路は海賊の自由船長の支配する海域を通過したり、アベンデゴーの眼の永遠の風にさらされたり、ニダル海軍との定期的な衝突に遭遇したりしているにもかかわらず、ほとんど複雑な状況には陥っていない。コバック船長の乗組員たちは、この実績を高く評価しているが、ジェニヴェール号が何度も幸運の財源を奪ってきたという根拠のない不安が、多くの人の心に重くのしかかっている。
ジェニヴェール号は商船であり、主にサルガーヴァとの間で商品を配送することを目的としているが、伝統的に有料の乗客を乗せるためにいくつかのコンパートメントをオープンにしている。今回の旅も例外ではない。キャンペーン開始時にはPCたちは、恐らくこの船に乗船中の他の6人の旅行者と共に乗客の人数に含まれていた。ジェニヴェール号に乗っていたことがあるキャラクターは、サルガーヴァ号に乗り込んできた他の6人の乗客や、ジェニヴェール号の乗組員の中から何人かを知っているので、少なくとも一通りのことは知っているだろう。
アイリス・マヴァト/Aerys Mavato:厳格なハーフエルフの女性で、ペリル港で乗船した後、すぐに粗野な船員と喧嘩をした。ほとんどの時間を寝台で過ごしており、他の乗客との交友を意図的に避けているようだ。
アリザンドゥル・コバック/Alizandru Kovack:船長のコバックは、一族が何世代にもわたってマグニマールからエレダーまでの船を運航しているシェリアックス人で、乗客には気さくに接しているが、乗組員には厳しい規律を持って接している。
アルトン・デヴァース/Alton Devers:ジェニヴェール号の一等航海士は、乗客にも乗組員にも友好的だが、コバック船長の強い規律に苦悩することもあるようだ。
ゲーリック・アベルウインゲ/Gelik Aberwhinge:マグニマール出身の身なりの整ったノーム。ゲーリックは、船内の共有スペースで執筆活動をしており、長々とした話をしたり、過去の旅の自慢話をしたり、自分の視界に入るもの全てに皮肉を飛ばしたりする。
イアナ/Ieana:本好きのヴァリシア人学者で、一人でいることが多い。イアナは、サルガーヴァの古代遺跡を探索するために旅をしている。船内の噂では、彼女は、ジェニヴェール号のオーナーの、シェリアックスのエージェントの、あるいはコバック船長の秘密の恋人ではないかと言われている。イアナはほとんど一人で行動しており、船がエレダーに近づくにつれ、研究に没頭するようになる。
イシロウ/Ishirou:ティエン・シアに先祖を持つみすぼらしい人間、イシロウは、ブラッドコーヴで乗船し、静かに熱心にサルガーヴァに到着するのを待っている。飄々としているが無礼ではない彼は、厳しい人生を歩んできたが、現在は方向性を見失っている者のような印象を与える。
ジャスク・ドレンディ/Jask Derindi:コバック船長はこのコレンティンで乗船した囚人である寡黙な人間の要求に素っ気なく対応しているが、彼を船の営倉の独房に隔離するよう主張している。
ランバー・テリロ/Rambar Terillo:センゴール出身の寡黙な男で、船のコックであるテリロは、いくつかの船でその役割を務めているが、水っぽいスープしか作れない彼の料理の腕前が評価されたわけではないようだ。
サーシャ・ネヴァ/Sasha Nevah:イリズマゴーティでジェニヴェール号に乗船した、赤毛の人間。メディオガルティ島を離れてからは、沈んだ雰囲気が徐々に薄れ、陽気で楽観的な性格になっている。左手の小指がないことについては、まだ誰も触れていない。
ジェニヴェール号は、ヴァリシアのマグニマールからサルガーヴァのエレダーまで、約4ヶ月の旅の間に何度も寄港する。これまでに、以下のような航路を経て、最終目的地に近づいている。この旅程は、キャラクターがジェニヴェール号にどこで乗り込んだかを判断するのに役立ち、キャラクターの背景や特徴に影響を与える可能性がある。
寄航港 |
停泊日数 |
---|---|
ヴァリシア、マグニマール |
出発 |
2 | |
シェリアックス、ペザック |
3 |
7 | |
メディオガルディ島、イリズマゴーティ |
2 |
枷の地、オロ |
7 |
枷の地、クウェント |
2 |
3 | |
大ムワンギ、ブラッドコーヴ |
4 |
大ムワンギ、センゴール |
3 |
海上の日数 |
71 |
旅の合計日数 |
104 |