ドルイドは自然界の管理者であり、傲慢な文明人が自然との境界線をはみ出さないように見守る守護者である。高い山の頂から熱帯のジャングル、海に至るまで、辺りを囲む自然環境やそこで暮らすクリーチャーたちからドルイドは学びとり、その力を引き出す。自然そのものであるかのように、ドルイドは優しく手を差し伸べることも、その牙や爪を赤く染めることもできる。彼らは風と雨に対してのみ答えを必要とするのである。
以下に示すのは、ドルイドを特定の地形種別のために最適化する助けとなる新しい改訂クラス・ルールと、特定の動物のトーテムを崇拝するドルイドのシャーマン用ルールである。
なんとか居住できる地において辛うじて生きていく十分に成長できない頑丈な生命を育てながら、極地ドルイドは世界中の深き氷に閉ざされた不毛の大地を見守っている。
自然の化身(超常)/Wild Shape:極地ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。
腐敗し、崩壊し、破壊された自然の献身的な従者である荒地ドルイドは、自然災害により荒廃した地の介護者である。文明の崩壊により略奪された土地を改質し開拓することに情熱を注ぐものもいるが、より貪欲な自然の本来の猛威を探し、徐々に忍び寄る、万物に終焉をもたらす腐敗と衰退を送り込むものもいる。
自然との絆(変則)/Nature Bond:荒地ドルイドは動物の相棒との絆を持つことができない。しかし自身のドルイド・レベルと同じレベルのウィザードとして使い魔を呼び出すか、通常使用できる領域に加えて死、破壊、闇の領域から選択することができる。
全ての土地が緑に覆われた楽園というわけではない。しかし干からびた砂漠にさえ生命は存在する――ほとんど太陽から隠れ、友好的であることは滅多にないが――それは粗野な孤独の美である。ここで砂漠ドルイドは敬意を払い、生命が住まうことのできるわずかな場所を保護するとともに維持し、この焼けつく無慈悲な栄光の全ての中にある自然の尊厳の証人となる。
自然の化身(超常)/Wild Shape:砂漠ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。砂漠ドルイドは植物形態になるために、自然の化身を使うことはできない。10レベルにおいて、砂漠ドルイドはビースト・シェイプIII呪文と同様に小型または中型サイズの蟲に変身できるようになり、そして12レベル時にビースト・シェイプIV呪文と同様に超小型または大型サイズの蟲に変身できるようになる(蟲は動物と同様に能力値と外皮修正値を決定する)。
穏やかで住まうによい土地は耕され文明化が進み、多くのドルイドは最も高い山の不変の頂の中に隠れ家と孤独を求める。
自然の化身(超常)/Wild Shape:山岳ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。山岳ドルイドは植物形態になるために自然の化身を使うことはできない。しかし、12レベル時にジャイアント・フォームI呪文のように大型サイズの巨人に変身できるようになる。16レベルにおいて、ジャイアント・フォームII呪文のように超大型サイズの巨人に変身できるようになる。
多くのドルイドが自然に閉じこもる一方で、居住地域の中で自らの道を見出すものもいる。彼らはそこで生きる動物や蟲と心を通わせ、文明の最初期に蔓延した自然と話をする。
自然との絆(変則)/Nature Bond:市街ドルイドは動物の相棒との絆を持つことができない。その代わりに、ドルイドが通常使用できる領域ではなく、下記の領域から選択しなければならない:安息、共同体、高貴、ルーン、守護、知識、天候、魅了。
自然の化身(超常)/Wild Shape:市街ドルイドはこの能力を8レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-4されることを除いては、通常と同様に機能する。
自らの家と呼び、手間をかけて世話をする場所として心地よい空き地や林を避け、ジメジメした湿地帯、霧の濃い湿原やヒース、人跡未踏の沼を探すドルイドもいる。彼らは他のものがほとんど望んで入ることのないこの場所で、豊富な美と命を見つけ出す。
自然の化身(超常)/Wild Shape:湿地ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。
熱帯地方の実り豊かなジャングルは数多くの生命と古の伝承に満ちている; ドルイドの守護者たちの聖なる池、太古の木、そして震える火山を見上げる崩れた寺院、自然に屈することのない胸の高鳴りによる失われた文明の再興である。
自然の化身(超常)/Wild Shape:ジャングル・ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。
池と海の世話役である水界ドルイドは、浅い小川から深き大海の海溝までに渡る生態系を守り、その地に住むものの代表者として潮流と意志を通わせる。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:水界ドルイドの野生動物との共感は水泳移動速度を持つか副種別が(水棲)か(水)のクリーチャーにのみ働く。しかしながら水界ドルイドは【知力】が2以下であれば、いかなるクリーチャーの態度であっても改善させることができる; これには精神を持たないクリーチャーも含まれる。
自然の化身(超常)/Wild Shape:水界ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルを-2して扱うことを除いては、通常と同様に機能する。
地上にある世界の緑生い茂る平野から遠く離れたところでは、その下に光のない広大な空間が横たわっている。この薄暗い理想郷にはそれ自身の美と自然の驚異が無いわけではない。この隠された地域を保護し、この地域を地下から引き上げようとする地上からの恐怖を追放する術を探し求めるドルイドもわずかながら存在する。
自然との絆(変則)/Nature Bond:洞窟ドルイドは通常選択できる領域に加えて闇の領域を選択することができるが、風と天候の領域を選ぶことはできない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:洞窟ドルイドはこの能力を魔獣ではなく粘体に対して使用できるが、自身の野生動物との共感判定に-4のペナルティを被る。
自然の化身(超常)/Wild Shape:洞窟ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。洞窟ドルイドは自然の化身に植物形態を選ぶことはできない。10レベルにおいて、洞窟ドルイドはビースト・シェイプIII呪文と同様に、小型または中型サイズの粘体に変身できるようになる。そして12レベル時にビースト・シェイプIV呪文と同様に、超小型または大型サイズの粘体に変身できるようになる(粘体には魔獣のような外皮ボーナスは無い)。粘体形態を取っている間、洞窟ドルイドは内臓組織を持たなくなり、毒、急所攻撃、クリティカル・ヒットに完全耐性を持つ。
広大で起伏に富むサバンナやプレーリーの上で、平原ドルイドは草原を警戒する。これらのドルイドは至る所を歩き回り、遊牧民やさまよう群れを観察し、時にはこの広大な空間の壊れやすい生態系を修復する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:平原ドルイドはこの能力を6レベル時に得る。この能力は自身のドルイド・レベルが-2されることを除いては、通常と同様に機能する。
ドルイドの中には動物の種別1つとの緊密な絆を作り出すものもいる。下記の動物のシャーマンはドルイドとそのトーテムの間に特別な絆を探る、いくつかの可能性を表している。これらのシャーマンはみな類似した能力を持ち、それらの説明は熊のシャーマンの項で詳細が述べられている。
賢い狼を讃えるこのトーテムのシャーマンは、単独で放浪することを好む。しかし1人では対応できないほどに大きな危険が迫っている場合には、群れをなすほどには賢くもある。
自然との絆/Nature Bond:狼のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ウルフを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、狼のシャーマンは解放、共同体、旅、動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:狼のシャーマンは野生動物との共感をイヌ科の動物に対して使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。加えて、その判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、狼のシャーマンは通常の姿を保ったまま狼の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマン能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:狼の移動力(地上移動速度に+20フィートの強化ボーナス)、狼の感覚(夜目、鋭敏嗅覚、臭いを追跡している時の〈生存〉判定に+4の種族ボーナス)、狼の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4に加えて足払い]、足払い判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、狼のシャーマンは通常どおり会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(イヌ科の動物のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、狼のシャーマンはイヌ科の動物を招来する際には、1回の標準アクションとしてサモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。加えて招来されたイヌ科の動物は、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はこれ以外の点では熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、狼のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2して使用できるようになる。狼のシャーマンがイヌ科の動物の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、狼のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:《足払い強化》、《一撃離脱》、《技能熟練:隠密》、《強行突破》、《上級足払い》。狼のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
強力な熊を讃えるシャーマンは森林と山々の巨人にして力と凶暴性の規範であるが、それでいて寡黙なあふれる知恵の守護者でもある。
自然との絆/Nature Bond:熊のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ベアを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、熊のシャーマンは守護、地、力、動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:熊のシャーマンは野生動物との共感を熊とクズリに対して使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、熊のシャーマンは通常の姿を保ったまま熊の化身を取り込むことができる。熊のシャーマンは以下のボーナスの1つを得る:熊の移動力(地上移動速度に+10フィートの強化ボーナス、〈水泳〉判定に+4の種族ボーナス)、熊の感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、熊の強靭さ(アーマー・クラスに+2の外皮ボーナス、《持久力》特技)、熊の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d6]と爪[1d4]×2、組みつき判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、熊のシャーマンは通常どおり会話できスピーク・ウィズ・アニマルズ(哺乳類のみ)を回数無制限で発動できる。この能力を使用するのは2レベル時で標準アクション、7レベル時で移動アクション、12レベルで即行アクションとなる。熊のシャーマンはこの能力を1日に自身のドルイド・レベルと同じ分数だけ使うことができる。これらの時間は連続している必要はないが、1分間分は使用しなくてはならない。これは(ポリモーフ)効果であり、使用中は自然の化身のような別の(ポリモーフ)効果を使うことはできない。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、熊のシャーマンは熊を招来する際には、1回の標準アクションとしてサモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来された熊には、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。熊のシャーマンは全ての熊にヤング・テンプレートを付与することで、招来呪文のレベルを1下げることができる。また、熊のシャーマンは招来呪文のレベルを1上げることで、アドヴァンスト・テンプレートかジャイアント・テンプレートのどちらかを全ての熊に適用することができる。また、招来呪文のレベルを2上げることで、アドヴァンスト・テンプレートとジャイアント・テンプレートの両方を適用することができる。この能力は千の顔の代替能力である。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、熊のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できるようになる。熊のシャーマンが熊の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、熊のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:《頑健無比》、《頑健無比強化》、《持久力》、《追加HP》、《不屈の闘志》。熊のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
誇り高いライオンを讃えるこのトーテムのシャーマンは、堂々として威厳があり、恐るべき狩人の力強き指導者である。
自然との絆/Nature Bond:獅子のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ライオンを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、獅子のシャーマンは栄光、高貴、太陽、動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:獅子のシャーマンはネコ科の動物に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、獅子のシャーマンは通常の姿を保ったままライオンの化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:ライオンの移動力(地上移動速度に+20フィートの強化ボーナス)、ライオンの感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、ライオンの肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と爪[1d4]×2、組みつき判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、獅子のシャーマンは通常どおり会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(ネコ科の動物のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、獅子のシャーマンはネコ科の動物を招来する際、1回の標準アクションでサモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。さらに招来したネコ科の動物に、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては、熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、獅子のシャーマンは自然の化身能力を自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できるようになる。獅子のシャーマンがネコ科の動物の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、獅子のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:《回避》、《技能熟練:軽業》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《踏み込み》。獅子のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
狡猾な蛇を讃えるこのトーテムのシャーマンは、気づかぬうちに弱みにつけこみ攻撃をするこそこそした詐欺師である。不安定な自然を嫌うものもいれば、その一方で自然の思慮に富む実用性を称賛するものもいる。
自然との絆/Nature Bond:蛇のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、スネークを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、蛇のシャーマンは欺き、動物、水、魅了の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:蛇のシャーマンが爬虫類に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、蛇のシャーマンは通常の姿を保ったまま蛇の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:蛇の移動力(20フィートの登攀移動速度、20フィートの水泳移動速度)、蛇の鱗(アーマー・クラスに+2の外皮ボーナス)、蛇の感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、蛇の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と毒[頻度1/ラウンド(6ラウンド)、効果1【耐久力】ダメージ、治癒セーヴ1回、難易度は【耐久力】基準]、組みつき判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、蛇のシャーマンは通常どおり会話できスピーク・ウィズ・アニマルズ(爬虫類のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、蛇のシャーマンは蛇を招来するときに、1回の標準アクションとしてサモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来された蛇には、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては、熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、蛇のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できる。蛇のシャーマンが蛇の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、蛇のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:《技能熟練:はったり》、《攻防一体》、《忍びの技》、《反撃の構え》、《フェイント強化》。蛇のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
高潔な鷲を讃えるこのトーテムのシャーマンは厳格で誇り高く、何者をも見逃さない鋭く無慈悲な目を持って世界の空高くを滑空する。
自然との絆/Nature Bond:鷲のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、バード(イーグル)を選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、鷲のシャーマンは風、高貴、天候、動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:鷲のシャーマンは鳥に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、鷲のシャーマンは通常の姿を保ったまま鷲の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:鷲の移動力(30フィートの飛行移動速度(標準)、ドルイドはこのボーナスを選択するのに5レベルになる必要がある)、鷲の感覚(夜目、〈知覚〉に+4の種族ボーナス)、鷲の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と鉤爪[1d4]×2)。トーテムの化身を使用している間、鷲のシャーマンは通常どおり会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(鳥のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、鷲のシャーマンはイーグル、ロック、ジャイアント・イーグル(4レベルリストに加える)を招来する際、1回の標準アクションとしてサモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来されたこれらのクリーチャーには、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、鷲のシャーマンの化身能力は自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用することができる。もし鷲のシャーマンが鷲かロックの姿を取るならば、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、鷲のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:《風の如き脚》、《かすめ飛び攻撃》、《技能熟練:知覚》、《神速の反応》、《神速の反応強化》。鷲のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。