君の血を介して脈打つ音がある。世界に存在する野生と野蛮なる場所がある。そこで君は血への欲望を満足させるために、自由に狩り、殺すのだ。君の欲望は敵の四肢を歯と爪で引き裂くことで満たされる。
ライカンスロピーはライカンスロープの歯や爪によって野蛮に傷を負ったことから曝露する。通常は1回の戦闘で1体のライカンスロープによってヒット・ポイントが最大ヒット・ポイントの10%未満に減少したときである(これはクリーチャーの力によって変化しうる)。この腐敗に曝露するとき、君がどの動物に関連するライカンスロープであるかを記録しておくこと。将来、君はその種のライカンスロープになるであろうから。
ライカンスロピーの進行は月の満ち欠けに関係している。毎月、月は3夜の間、満月して扱う。腐敗の始まりで、君がGMが選んだ一晩の間に意志セーヴを試みなければならない。ライカンスロピーの腐敗の段階毎に、追加の一晩の間にセーヴを試みなければならない。最終的には、満月に至る前の夜と、満月の夜にセーヴすることになるだろう。このセーヴの難易度は15+発現レベルに等しい。セーヴに失敗した場合、次の満月までそれ以上セーヴを試みる必要はない。
この腐敗に対するセーヴィング・スローに失敗すると君の意識が飛び、キャラクターの制御を失う。この時間の間に、君の形態は関連するクリーチャーの形態となり、君は動物の衝動、すなわち断念していた狩りと殺しに屈する。翌朝、君は自己の制御を取り戻す。野外で装備を持たず、血に浸っているというのが一般的だ。セーヴに失敗したが、(おそらく拘束されていたために)君の内なる動物が自由に走ることができない場合、残りの満月の夜にはセーヴすることなく変身して自由に走り回る。その後、その満月の日の間に形態を変化させると制御不能となる。君が拘束されたままでいると、腐敗は次の段階には進行しない。ただし、腐敗の進行に対する意志セーヴの難易度は2ずつ増加する。この増加は発生するたびに累積し、腐敗が次の段階に達するまで継続する。
腐敗段階1:初めて制御を失うと、鳥、齧歯類、さらには犬などの無防備な小動物を殺す。
腐敗段階2:2度目にこれが発生すると、馬、牛、豚などの大型の動物を殺す。
腐敗段階3:これが3度目に発生すると近くの知性ある人型生物を殺す。その時点で腐敗は回復不可能となり、君は永遠に悪属性へと変わり、GMの制御下のNPCであるライカンスロピーの生活を送る運命となる。
ライカンスロピーを取り除くには、腐敗の原因を取り除き、次の満月で、一度に2発現レベル毎に1服のベラドンナを消費する必要がある。君はベラドンナに対する最初のセーヴィング・スローに失敗することを選択しなければならない。
恵み:形態変身している間、【耐久力】に+2のボーナスを得る。これは形態変身している限り持続する。このボーナスから得たヒット・ポイントは通常の形態に戻ると失われる。
恵み:形態変身している間、【筋力】に+2のボーナスを得る。これは形態変身している限り持続する。
忌み:意識的でない形で形態変身した際、身体が痙攣し、サイズが変化するため、持っているものをすべて落とし他の装備や衣類が避けてしまう。GMが望むなら、このサイズの変更中に維持できるアイテムは落とさない場合がある。
恵み:君は夜目を得る。発現レベル3の時点で、君のライカンスロープの動物の形態が鋭敏嗅覚を持つ場合、鋭敏嗅覚の特殊能力を得る。
忌み:種別が動物のクリーチャー(君のライカンスロープの種別のクリーチャーを除く)は、君のライカンスロープの存在に動揺する。君は〈動物使い〉と〈騎乗〉技能判定に-2のペナルティを受ける。発現レベル3の時点で、このペナルティは-4に変更する。
形態を変化させると、分厚い毛皮のコートを得る。
恵み:形態変身している間、外皮ボーナスが1増加する。発現レベルが5の時点で、外皮ボーナスは2に増加する。
忌み:意識的でない形で形態変身した際、君はフリー・アクションとして変身するが、次のラウンドの間は混乱状態となり、アクションを決定するためのロールを行わなければならない。発現レベル5の時点で、代わりに2ラウンドの間混乱状態となる。この混乱状態は完全耐性で防ぐことはできず、いかなる方法でも混乱状態を早期に取り除くことはできない。
君は動物になることができる。
恵み:君が形態変身を使用するとき、ポリモーフを使用するかのように動物の形態となることができる。非魔法的な衣類や装備は動物の形態に溶け込むことはない。能力値の修正(他の発現から得られるもの以外)は得られないが、新しい形態に対してポリモーフによって与えられる他のすべての能力は得られる。
忌み:形態変身している間、ライカンスロープまたは変身生物を目標とする能力、アイテム、呪文に対して、君はライカンスロープまたは変身生物として扱われる。加えて、不本意に変身すると、全ラウンド・アクションを使用して難易度 20の【耐久力】判定に成功するまで、元の形態に変身できない。成功しなかった場合、変身した形態のままとなり、その日のすべての使用回数を使いつくすまで、変身の毎日の使用回数を一分毎に自動的に消費する。
恵み:君が外にいて月が出ているとき、攻撃ロールとダメージ・ロールに+1の士気ボーナスを得る。このボーナスは満月の間2倍となる。
忌み:君が外にいて月が出ているとき、[感情]効果に対するセーヴィング・スローに-2のペナルティを受け、不本意な変身に抵抗するためのセーヴィング・スローに-4のペナルティを受ける。このペナルティは満月の間2倍となる。
恵み:君のライカンスロピーと種別が同じ動物の態度を変えるために〈交渉〉を使用することができ、その判定に+4の種族ボーナスを得る。このボーナスは野生動物との共感にも適用される。
忌み:君の獣の性質のために、君は人型生物(およびGMの裁量で他の文明化した種)を相手にする際、〈はったり〉、〈交渉〉、〈真意看破〉の判定に君の発現レベルに等しいペナルティ(最小-2)を受ける。
恵み:野生の形態に変身するために、君は全ラウンド・アクションとして難易度 15の【耐久力】判定を試みることができる。この判定には発現レベルに等しいボーナスを得る。この形態は中型サイズの場合1d6ポイント(小型の場合は1d4)の刺突ダメージを与える、噛みつきの肉体攻撃を与える。君は自分の能力と装備を引き続き使用する。この形態は最大1分間保持できるが、いつでも移動アクションで元に戻すことができる。持続時間が終了したときは、フリー・アクションとしてこの能力の使用回数を追加で1回費やすことで、1分間延長できる。この能力は1日に発現レベルに等しい回数だけ使用できる。
忌み:変身した形態ではないときに確定したクリティカル・ヒットを受けた際、意志セーヴ(難易度=15+発現レベル)を試みなければならない。失敗すると、君の次のターンにおいて、君は判定を試みることなく自動的に形態変身する。これは、この能力の1回の使用回数を消費する。戦闘中でないとき、または戦闘で行動をする前に発現レベル以上のダメージを受けた場合にも、このセーヴを試みなければならない。
特殊:この発現を受けた場合、有用な腐敗または不浄な腐敗のバリエーションであっても、恵みと忌みの両方を得なければならない。
恵み:変身したとき、発現レベルに等しいダメージ減少を得る。このダメージ減少は銀によって克服される。
忌み:変身した状態ではなく、銀製の武器に攻撃されるなどを含む銀に接触すると、1ラウンドの間不調状態となる。完全耐性でこの不調状態を防ぐことはできず、早期に取り除くこともできない。君は〈真意看破〉に対抗する〈はったり〉判定で、この嫌悪感を隠そうとすることができる。