自分の力を放出した結果として苦しむことを忌み嫌うキネティシストは、深淵にある最も暗い次元界のエネルギーについて研究し、自分の心霊の力の燃料として用いる。闇素使いの霊的苦痛は犠牲者の魂に吹き込まれていく。それはダイモンの行いにも匹敵する、恐ろしい自己中心的な行為である。
属性:魂を傷つける行為は忌まわしい行為である。そのため、闇素使いは悪属性でなければならない。悪属性でなくなると、闇の研究を除く全ての闇素使いの能力を使用できなくなるが、他のキネティシストのクラス特徴は使用できる。
元力のダメージ、【耐久力】基準の元力の難易度、【耐久力】基準で持続時間が決まる元力の持続時間、元力の精神集中判定ボーナス、その他全ての元力において【耐久力】を用いる効果において、闇素使いは【耐久力】修正値ではなく【知力】修正値を用いる。
これはキネティシストのクラス技能と基本セーヴィング・スロー、元力の使用能力値を変更する。
6レベルの時点で、この方法で用いた痛めつけられた魂は、蘇生しようと試みるものが術者レベル判定(難易度=10+闇素使いのキネティシスト・レベル)に成功しなければば蘇らせられないようになる。11レベルの時点で、このクリーチャーが死から蘇ったとしても、魂は苦痛から傷つき、2d6ポイントの【判断力】ダメージ(12ページの正気ルールを用いている場合、3d10ポイントの正気ダメージ)を受ける。16レベルの時点で、魂はこの処理の中で破壊され、ウィッシュあるいはミラクルによってしか蘇生できないようになる。
闇素使いは元素飽和による攻撃ロールとダメージ・ロールへのボーナスを、現在の燃焼合計値ではなく、魂を痛めつけて魂力を用いた回数に従って得る。例えば、9レベルの闇素使いが1日のうちに3つ以上の魂を痛めつけて魂力を用いたなら、その日の間は攻撃ロールに+3、ダメージ・ロールに+6のボーナスを得る。闇素使いは元素飽和により肉体能力値へのサイズ・ボーナスやクリティカル・ヒットや急所攻撃を無効化する確率を獲得しない。
キネティシストは体を通して元素の力を放つが、操元の苦行者、凄烈なる魂、そして念力使いのような珍しいキネティシストは自らの精神を通して力を放つ。念動力使いは凄烈なる魂の強力な自我を持たないため、そのエネルギーは精神を破壊するが、傷ついた感情に閉じ込めた力を解き放つ。念力使いは強い感情の爆発を経験した際にその能力を不注意に解き放つことがあり、追放されたり偶然殺人者になったりすることもある。
この能力はキネティシストのクラス技能と、元力の使用能力値を変更する。
Elemental Whispers/ささやく元素
出典 Horror Adventures 57ページ
元素 総合; 種別 汎用(超常); レベル 1; 燃焼 0
君は元素のかけらとの友情を紡ぎあげる。元素は君の後ろで共感により会話を行う。これは使い魔と同様に扱う。この元力を習得した時、通常の使い魔として選択できるクリーチャーを1種類選択する。君は《鋭敏感覚》を獲得し、選択した種別の使い魔が与える特殊能力も得る。標準アクションとして、君は元素の声にクリーチャーのような身体を与えることができる。これにより、元素は30フィート以内で適切な元素のエレメンタルの姿を取る。君が精神集中を続ける限り、使い魔はその種別の動物のようにアクションを行うことができ、君から好きなだけ離れて行動することができる。しかし、ダメージを受けたり君が精神集中をやめたりすると、君の精神へと帰っていく。使い魔を顕現させている間、君は《鋭敏感覚》を失う。使い魔はその種別の使い魔として能力を与えるが、同種の動物と会話する能力を与えることはない。
Elemental Whispers, Greater/上級ささやく元素
出典 Horror Adventures 57ページ
元素 総合; 種別 汎用(超常); レベル 3; 燃焼 0
前提条件 エレメンタル・ウィスパーズ
君と元素との友情は発展する。君はウィスプB5あるいは君の主要元素の小型のエレメンタルを《上級使い魔》として選択できるようになる。この使い魔を得るための通常の前提条件を満たしている必要はない。エレメンタル・ウィスパーズとは異なり、この上級使い魔はすべての意味で使い魔として扱われる。すなわち、常に実体を持ち、君の半分のヒット・ポイントを持つ、というように。君は選択した元のクリーチャーによる使い魔の利益を失う。上級使い魔が死亡しても心の中の声はつながっており、《鋭敏感覚》の利益を得たままだが、顕現させられなくなる。君が使い魔を入れ替えるための通常のコストを支払えば、元素の友は新しい姿で顕現するようになる。