ローグは狡猾で、嘘の情報を流す達人だ。自分とは異なる姿で現れることを楽しむものもいれば、詐術を高めようと錬金術をかじるものもいる。
いかさま師や興行手品師は、偽りの魔法として手先の早業を用いる。偽魔術師はそれをさらに一歩進め、秘術の使い手が用いる動作と起動の言葉を真似ることで、ワンドや他の魔法の装具を起動する。偽魔術師が実際のウィザードを欺くことはほとんどないが、彼らが口にする秘術の合言葉はほとんどの一般人を納得させるのに十分である。
魔法の罠への才能(変則)/Magical Expertise:1レベルの時点で、偽魔術師は魔法の罠を解除するために行う〈装置無力化〉判定、魔法の罠を見つけるために行う〈知覚〉判定、巻物やワンドを起動するために行う〈魔法装置使用〉判定に、レベルの半分を加えることができるようになる。偽魔術師は〈装置無力化〉判定で魔法の罠を解除することができる。この能力は罠探しを置き換える。
署名ワンド(変則)/Signature Wand:4レベルの時点で、偽魔術師はワンド1つを使って1時間訓練することで、そのワンドを署名ワンドとすることができるようになる。偽魔術師が署名ワンドを取り出すのはフリー・アクションであり、〈魔法装置使用〉判定を行う必要なく起動することができる。偽魔術師は署名ワンドを1日に1回変更することができる。この能力は4レベルの時点で得られるローグの技と置き換える。
ワンド熟達(変則)/Wand Adept:6レベルの時点で、偽魔術師はワンドを起動するために〈魔法装置使用〉判定を行う際、【敏捷力】修正値を【魅力】修正値の代わりに使用することができるようになる。
ローグの技:以下のローグの技は偽魔術師アーキタイプを補完する:下級魔法使用、器用な掌、上級魔法使用、深遠な学者、蜜のような言葉、罠見抜き。
上級の技:以下の上級の技は偽魔術師アーキタイプを補完する:解呪攻撃、心術破り、使い魔。
地下化学者は、錬金術世界の中でも腐って悪臭を放つ暗部を受け持つ。地下化学者はひたむきな錬金術師とは比べ物にもならないが、彼らは錬金術物質と毒を組み合わせる、危険で用心すべき存在だ。
武器なる錬金術(変則)/Chemical Weapons:2レベルの時点で、地下化学者は武器を準備するように錬金術アイテムを取り出すことができるようになる。地下化学者は飛散武器が与えるダメージに【知力】修正値を加える。追加ダメージは飛散ダメージにも適用される。地下化学者はレベルの半分を〈製作:錬金術〉判定に加える。この能力は身かわしと置き換える。
精密飛散武器(変則)/Precise Splash Weapons:4レベルの時点で、地下化学者は飛散武器で急所攻撃ダメージを与えられるようになる。この攻撃はそのラウンドの最初の攻撃でなければならず、急所攻撃を与える条件(立ちすくみ状態の目標に対する、など)を満たさなければならない。また、この攻撃はマス1つではなくクリーチャー1体を目標としなければならない。この能力は4レベルの時点で得られるローグの技と置き換える。
発見(超常)/Discovery:10レベルの時点で、地下化学者はローグの技として、以下のアルケミストの発見を選択することができるようになる。臓器保存、毒集中、毒変換、任意治癒、吐き気がする肉、ポーション強化、ポーション持続時間増加、ミイラ化、希釈、粘着毒。発見の効果を決定する際と発見を修得できるかどうかを判断する際、地下化学者はローグ・レベルをアルケミスト・レベルとして用いる。この能力は上級の技を修正するものである。
ローグの技:以下のローグの技は偽魔術師アーキタイプを補完する:素早き毒使い、素早き指、狙撃手の目、長持ちする毒、闇市場の人脈。