はじめに(モンスター)

はじめに(モンスター) Introduction

モンスターはそれぞれ独特の存在ではあるが、その多くは特殊攻撃防御特殊能力などに類似点がある。まったく独自の能モンスターデータ・ブロックの下に説明文がある。複数のモンスターに共有される特殊能力は『モンスターの共通ルール』に記されている。モンスターの持つ特殊能力がその説明文中にない場合は、『モンスターの共通ルール』を参照すればよい。

モンスターのページにある説明文は同じ書式で書かれている。それはイントロダクションデータ・ブロック説明文の3つの部分に分けられている。

イントロダクション

モンスターは50音順に並べられている。モンスターが同じ特徴を共有する1つのグループ(来訪者種族、一部の動物)にまとめられている場合、個々のモンスター名称の順に並べられる。各データ・ブロックではモンスターの完全な名称脅威度とまとめられている。

データ・ブロック

ここにはモンスター遭遇で使うのに必要な情報の全てが記されている。データ・ブロックは以下のようにまとめられている。データ・ブロックの項にデータがないものがある場合、その行は省略されている。

名称脅威度最初にモンスター名称が、クリーチャーのゲームにおける役回りがすぐにつかめるよう脅威度と3つのアイコンを付して記されている。脅威度モンスターがどの程度危険かを示す数値で、それが高いほどそのクリーチャー危険である。

経験点この部分にはPCモンスターを打ち負かしたに得られる総経験点が記されている。

種族クラスレベル一部のモンスター種族ヒット・ダイスの代わりにクラス・レベルを持つ。これらのモンスターは、個々に種族クラスレベルが記されている。別記がない限り、最初に書かれているクラスがそのモンスター適性クラスである。

属性サイズ分類種別モンスターサイズ分類種別は(テンプレートの適用やその他通常でない修正によらない限り)変わることはないが、属性はかなり流動的である。本書の各モンスターについて書かれている属性は、これらのモンスター通常有するものだが、君のキャンペーンの都合によっては必要に応じて変更してもよい。比較的知的でないモンスター【知力】が2以下のクリーチャーは、中立以外の属性であることはほとんどない)と他次元界モンスター(自分の副種別と異なる属性を持つ来訪者は普通は見られず、それらは大抵は同類から追放されたものである)の場合のみは、属性は比較的変化しない。

イニチアチブ感覚クリーチャーイニシアチブ修正値と、特殊感覚〈知覚〉判定への修正値が記されている。

オーラクリーチャーが、何らかの種類魔法的ないし変則的なオーラを持つ場合、ここにその効果半径と、オーラ効果抵抗するためのセーヴ難易度が記されている。

アーマー・クラスクリーチャーアーマー・クラス接触攻撃に対するアーマー・クラス立ちすくみ状態でのアーマー・クラスが記されている。アーマー・クラスに関連する各修正値は、この項の末の括弧の中に記されている。

ヒット・ポイントクリーチャーヒット・ポイントが、ヒット・ダイスと各の修正値(【耐久力】修正、適性クラスレベルクリーチャー種別による修正、《追加HP》特技など)を付されて記されている。PCクラスを有するクリーチャーは1ヒット・ダイス点で最大値の、他のヒット・ダイス点では平均値のヒット・ポイントを得る。“高速治癒”と“再生”の値も、もしあるならば、クリーチャーヒット・ダイスの次に書かれている。

セーヴィング・スロークリーチャー頑健反応意志の各セーヴと、それらの判定に対する特定の状況での修正が記されている。

防御能力ダメージ減少完全耐性エネルギーに対する抵抗呪文抵抗クリーチャーの持つ特別な防御能力ダメージ減少、エネルギーに対する完全耐性エネルギーに対する抵抗呪文抵抗があるならば、それぞれ記されている。

弱点ここにはクリーチャーが持つ弱点が全て記されている。

移動速度クリーチャー上における移動速度。そのクリーチャーに必要ならばそれ以外の速度も書かれている。

近接ここにはクリーチャー近接攻撃が記されている。攻撃名称に続けて、攻撃ロールの修正値と、括弧のなかにダメージが書かれている。

遠隔上述の近接と同様に、遠隔攻撃について記されている。

接敵面間合いクリーチャー接敵面間合いである。これらが通常のもの(5フィート四方の接敵面を占め、5フィートの間合いを持つ)場合は、この行は省略される。

特殊攻撃クリーチャー特殊攻撃である。これらの攻撃詳細については、データ・ブロックの末か『モンスターの共通ルール』の章に記されている。

擬似呪文能力この部分には、まずクリーチャー擬似呪文能力術者レベルが、それに続いて1日の使用回数ごとにクリーチャーが有する擬似呪文能力が記されている。“常”の擬似呪文能力は常に機能しているが、それらも解呪されることはありうる。“常”の擬似呪文能力再起動するのは即行アクションである。

修得呪文準備している呪文クリーチャーが実際に呪文を使用することができる場合は、ここにはその術者レベルと、それに続いて修得呪文あるいは典型的に準備している呪文が記されている。別記がない限り、呪文を使用するクリーチャーは、呪文を使用するクラスから他のクラスクレリックキュアまたはインフリクト呪文任意発動など)を得ることはない。

能力値ここにはクリーチャー能力値が記されている。別記がない限り、クリーチャー能力値は10か11に種族修正を適用したものである。NPCクラスを有するクリーチャーは、非精鋭規定値(13、12、11、10、9、8)の能力値を持つ。また、キャラクター・クラスを有するクリーチャーは、精鋭規定値(15、14、12、11、10、8)を持つ。どちらの場合も、クリーチャー能力値修正値は説明文の末に記されている。

基本攻撃戦技ボーナス戦技防御値これらの値はクリーチャー基本攻撃ボーナス戦技ボーナス戦技防御戦技防御値)である。

特技ここにはクリーチャー特技が記されている。ボーナス特技には“B”が付されている。

技能ここにはクリーチャー技能が記されている。技能への種族修正はこの項の末に記されている。

言語ここにはクリーチャー通常の場合もっともよく話している言語が記されている。通常でない場合のために、修得言語を必要に応じて他の言語に入れ替えてもよい。通常よりも高い【知力】能力値を持つクリーチャーは、それに応じた数のボーナス言語を修得する。

その他の特殊能力そのクリーチャーが有するその他の特殊能力である。

出現環境ここにはクリーチャー遭遇する典型的な地域と気候が記されている。データ・ブロックの最初には、これらがよく見られる野外地域のアイコンがある。この場合、データ・ブロックの最初におかれているアイコンは、クリーチャーの好む形である。

編成ここにはクリーチャーがどのような集団を形成するか、適切な出現数を含めて記されている。

宝物クリーチャー宝物の正確な価値は、『表:遭遇ごとの宝物の価値』にまとめられているように、君のキャンペーンのペースがゆっくりか標準か早いかによって異なる。クリーチャーが特定の魔法装備品を有している場合、それは標準的なペースのキャンペーンを想定している。もしも君のプレイしているキャンペーンが“ゆっくり”であったり“早い”であったりする場合は、モンスター装備品を適切に修正したいと思うかもしれない。宝物が“標準”であるということは、クリーチャー宝物の総額が、『表:遭遇ごとの宝物の価値』における、その脅威度に等しい“パーティー平均レベル”に相当する額になるということを意味する。宝物が“2回”または“3回”であれば、クリーチャーはこの標準の価値の2倍または3倍の宝物を所有しているということである。“乏しい”はクリーチャーが標準の半分の価値の宝物を有していることを表し、それはそのねぐらの中だけに限定されている。“なし”の場合はクリーチャー通常宝物を持っていないことを意味する(大抵は知性を持たず、定まったねぐらのないクリーチャー。しかしこれらのクリーチャーがさまざまな額の宝物を守るために使われていることもよくある)。“NPCの装備品”はモンスター脅威度に等しいレベルNPC通常有するのと同じ宝物を持つ。

特殊能力最後にクリーチャーがさらに何らかの独自の特殊能力をもつ場合は、ここに詳細に記されている。

説明文

ここにはモンスターが世界においてどのように生きているのか、生態や社会、伝説など、PC遭遇したクリーチャーを生き生きと動かすのに役に立つ趣向の情報がある。一部のモンスターの項には、亜モンスターモンスターPCとして使う際の注意事項、人造クリーチャー作成する方法などの追加セクションがある。

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