単純なテンプレート

単純なテンプレート Simple Templates

これらの単純なテンプレートモンスターに適用することで、ゲームにホラーの雰囲気をっ取り早く導入できる。この節では第1章の腐敗のルールに関連する単純なテンプレートフレッシュウォープ化クリーチャー作成するための単純なテンプレート紹介している。

単純な腐敗テンプレート Simple Corruption Templates

腐敗の染みを自らの魂に運ぶことができるのはPCだけではない。ただし、腐敗のルールはPCを念に置いてデザインされているため、無数の選択肢があり、時間の経過とともに進行する。1回の遭遇で出現するクリーチャーの場合、腐敗感覚を捉える単純な能のパッケージを与えるほうが理にかなっている。これにより、腐敗のテーマに触発されて、その場であらゆる種類のカスタマイズしたモンスター作成できる。グールNPC用の乗騎をお探しかな? グーリッシュ・クリーチャー単純なテンプレートホース(または君が選択した乗騎)に追加すれば、準備は完了だ!

腐敗単純なテンプレートは、他の単純なテンプレートと同じように機能する。すべての単純なテンプレートには2つの変更のカテゴリーがある。クイック・ルールは、実際にクリーチャー能力値を変更してその変更を伝えるのではなく、クリーチャーの能を修正するためのより迅速な方法を提示している。

再構築ルールでは、完全に再構築できる能を持っている場合、能力値を含めて基本的なクリーチャーの能に加えるべき変更点を列挙している。これらの2つの方法は、同様の能を持つクリーチャーを生み出す(ただし、クイック・ルールでは、能力値を増加させると言う曖昧な相互作用の一部が失われる)。これらの単純なテンプレートの一部(リッチ種クリーチャーライカンスロピック・クリーチャー吸血鬼化クリーチャー)は長期的な単純なテンプレートを簡略化したものである。ヘルバウンド種クリーチャーデヴィルバウンド種クリーチャー弱点を持ち、ハイヴ種クリーチャーハイヴの副種別を持つ。

この長期的なテンプレート(ハイヴ)の副種別の能はアスタリスク*)で示されている。単純なテンプレートは元のテンプレートとの能の違いを示している。

呪わしき者脅威度+1) Accursed

Horror Adventures 248ページ

呪わしきクリーチャーは強呪いで苦しめられており、自分の唾棄すべき呪いを他者に撒き散らす事ができる。プレイヤーに伝えることができるテーマ別の呪いを選択すること。ただしクリーチャーのデータは変更しないこと。インスピレーションとしてサンプルの呪いを選択できる。

クイック・ルール:1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合); クリティカル・ヒットビストウ・カース難易度=10+クリーチャーヒット・ダイスの1/2+クリーチャー【魅】修正、術者レベルクリーチャーヒット・ダイス)を引き起こす肉体攻撃(これはビストウ・カース効果を与えたり、クリーチャーの個人的な呪いを広めることができる)。

再構築ルール:近接 1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合); 特殊攻撃 クリティカル・ヒットビストウ・カース難易度=10+クリーチャーヒット・ダイスの1/2+クリーチャー【魅】修正、術者レベルクリーチャーヒット・ダイス)を引き起こす肉体攻撃(これはビストウ・カース効果を与えたり、クリーチャーの個人的な呪いを広めることができる)。


ディープ・クリーチャー脅威度+1) Deep Creature

Horror Adventures pg. 248

ディープ・クリーチャーは交配や意ある儀式のいずれかでディープ・ワンによって捻じ曲げられた。

クイック・ルール:〈水泳〉判定に+8、〈水泳〉判定は常に出10を行える; 基本移動速度に等しい水泳移動速度アーマー・クラスに+1; 【耐久力】または【判断力】に基づくロールに+1; +1HP/ヒット・ダイス; 1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合); 水陸両生

再構築ルール:種別 水棲およびディープ・ワンの副種別を得る; アーマー・クラス 外皮を1増加させる; 移動速度 基本移動速度に等しい水泳移動速度近接 1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合); その他の特殊能力 水陸両生能力値 +2【筋】、+2【耐】、+2【判】


グーリッシュ・クリーチャー脅威度+1) Ghoulish Creature

Horror Adventures 248ページ

グーリッシュ・クリーチャーは食屍鬼熱に屈し、以前の自種族の共食いをするアンデッドの異変身した。

クイック・ルール:アンデッドとみなされる; 暗視60フィート; アンデッド完全耐性アーマー・クラスに+1; 【筋力】【魅力】に基づくロールに+1; 各々1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合)と麻痺、1d6ポイントのダメージを与える1回の噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合)と麻痺病気病気グール熱/Ghoul Fever噛みつき―致傷型; セーヴ頑健難易度 = 10+1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値; 潜伏期間 1日; 頻度 1/日; 効果 1d3ポイントの【耐久力】ダメージと1d3の【敏捷力】ダメージ治癒 2回連続のセーヴ成功); 麻痺(1d4+1ラウンド難易度 = 10+1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値、エルフ完全耐性を持つ)。

再構築ルール:種別 アンデッドに変更; 感覚 暗視60フィート; アーマー・クラス 外皮ボーナスが1増加; 近接 各々1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合)と麻痺、1d6ポイントのダメージを与える1回の噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合)と麻痺病気特殊攻撃 病気グール熱/Ghoul Fever噛みつき―致傷型; セーヴ頑健難易度 = 10+1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値; 潜伏期間 1日; 頻度 1/日; 効果 1d3ポイントの【耐久力】ダメージと1d3の【敏捷力】ダメージ治癒 2回連続のセーヴ成功)、麻痺(1d4+1ラウンド難易度 = 10+1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値、エルフ完全耐性を持つ); 能力値 +2【筋】、+2【魅】


ヘルバウンド種クリーチャー脅威度+1) Hellbound Creature

Horror Adventures pg. 248

ヘルバウンド種クリーチャーは、獄のと引き換えにヘル自身の魂を委託した。ヘルバウンド種クリーチャーヒット・ダイスは、招来擬似呪文能力でどの種類デヴィル招来できるかと、その招来呪文レベルを決定する。代わりに1段階弱い1d3体のデヴィルや、2段階弱い1d4+1体のデヴィル招来することを選択できる。

クイック・ルール:暗視暗闇を見通すアーマー・クラスに+1; 【筋力】【魅力】に基づくロールに+1; 契約締結*; 1d4ポイントのダメージを与える突き刺し攻撃中型クリーチャーの場合); 招来(表参照; 100%)。

再構築ルール:感覚 暗視暗闇を見通すアーマー・クラス 外皮ボーナスが1増加する; 弱点 契約締結*近接 1d4ポイントのダメージを与える突き刺し攻撃中型クリーチャーの場合); 擬似呪文能力 招来(表参照; 100%); 能力値 +2【筋】、+2【魅】

ヘルバウンド招来

ヘルバウンド種クリーチャーヒット・ダイス

デヴィル

呪文レベル

8以下

レムレー

2レベル

9~10

ビアデッド・デヴィル

5レベル

11~12

エリニュス

6レベル

13~14

ボーン・デヴィル

7レベル

15~16

バーブド・デヴィル

8レベル

17以上

アイス・デヴィル

9レベル


ハイヴ種クリーチャー脅威度+1) Hive Creature

Horror Adventures pg. 249

ハイヴ腐敗に侵食されたクリーチャー通常士となるが、変異は元のクリーチャーの能を保持するハイヴ種クリーチャー作成できる。

クイック・ルール:アーマー・クラスに+3; 【筋力】【敏捷力】【耐久力】に基づくロールに+1; 【魅力】に基づくロールに-3; +1HP/ ヒット・ダイス; 1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合)と1d6ポイントのダメージを与える1回の噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合); 強に対する完全耐性盲目状態非視覚的感知 60フィート; 擬似視覚 10フィート; 腐食性の血*集合知性*

再構築ルール:種別(ハイヴ)の副種別と関連するすべての能を得る; アーマー・クラス 外皮ボーナスが2増加する; 近接 1d4ポイントのダメージを与える2回の攻撃中型クリーチャーの場合)と1d6ポイントのダメージを与える1回の噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合); 能力値 +2【筋】、+2【敏】、+2【耐】、-6【魅】


リッチ種クリーチャー脅威度+1) Lich Creature

Horror Adventures pg. 249

魔法に強い適性を必要とするリッチへの道を歩んできたわけではないかもしれないが、リッチ種クリーチャー物体との結びつきによってアンデッドとして無期限に生き残ることができ、リッチ種クリーチャーの経破壊されるまでは敵に破壊されても戻ってくる。

クイック・ルール:アンデッドと見なされる; 暗視 60フィート; 黄泉がえり*; [氷]と[雷撃]に対する完全耐性アンデッド完全耐性【知力】【判断力】【魅力】に基づくロールに+1; 1d8 + 1/2 ヒット・ダイスポイントのダメージを与える接触攻撃加えて麻痺接触*[恐怖]のオーラ*

再構築ルール:種別 アンデッドに変更; 感覚 暗視 60フィート; 防御的能 黄泉がえり*完全耐性雷撃近接 1d8 + 1/2 ヒット・ダイスポイントのダメージを与える接触攻撃加えて麻痺接触*特殊攻撃 [恐怖]のオーラ*麻痺接触*能力値 +2【知】、+2【判】、+2【魅】


ライカンスロピック・クリーチャー脅威度+1) Lycanthropic Creature

Horror Adventures pg. 249

ライカスロピック・クリーチャーは、中間形態のあらゆる種類ライカンスロープのより単純な亜として機能できるが、ここの基本設定はワーウルフのようなクリーチャー用のものだ。したがって基本となるライカンスロープが異なる特徴を持っている場合、それに応じてクリーチャー調整すること(たとえば、ワーシャークであるならば水泳可能など)。この単純なテンプレートクリーチャーの中間形態を反映している。このクリーチャーは完全な動物の形態をとることはできず、通常の形態であるときには、変身夜目鋭敏嗅覚を除き、このテンプレートを取り除くこと。ライカスロピック・クリーチャー人型生物である必要はなく、君の裁量で、ライカスロピック・クリーチャー人型生物に加えて、ライカスロープの種別クリーチャーにも与えることができる。

クイック・ルール:アーマー・クラスに+1; ダメージ減少5/【筋力】【敏捷力】【耐久力】に基づくロールに+1; +1HP/ヒット・ダイス; 1d6ポイントのダメージを与える噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合)加えてライカンスロピーの呪い*変身通常または中間形態; ポリモーフ); ライカンスロープの共感*ライカンスロープに応じて)。

再構築ルール:種別 (変身生物)の副種別を得る; ダメージ減少 5/感覚 夜目鋭敏嗅覚アーマー・クラス 外皮ボーナスが1増加; 近接 1d6ポイントのダメージを与える噛みつき攻撃中型クリーチャーの場合)加えてライカンスロピーの呪い*特殊攻撃 ライカンスロピーの呪い*その他の特殊能力 変身通常または中間形態; ポリモーフ)、ライカンスロープの共感*ライカンスロープに応じて); 能力値 +2【筋】、+2【敏】、+2【耐】


憑依クリーチャー脅威度+1) Possessed Creature

Horror Adventures 250ページ

Pathfinder RPG Occult Adventuresには、クリーチャーが特定の呪文によって憑依され完全に制御される場合のルールがあるが、にはクリーチャーの心のなかで第二の人格として機能する漠然とした実体(以下、と呼ぶ)に憑依され、制御権を共有し、共益的な利益を与えたりすることもある。

クイック・ルール:【魅力】に基づくロールに+2; 意志セーヴに+4; [精神作用]効果に対するセーヴに失敗した後、セーヴを再ロールするが、2回セーヴが成功した場合、が制御権を得る; 常に不意討ちラウンドでは行動する。

再構築ルール:防御的能 意志セーヴに+4; [精神作用]効果に対するセーヴに失敗した後、セーヴを再ロールするが、2回セーヴが成功した場合、が制御権を得る; その他の特殊能力 常に不意討ちラウンドでは行動する; 能力値 +4【魅】


プロメシアン・クリーチャー脅威度+1) Promethean Creature

Horror Adventures 250ページ

プロメシアン・クリーチャーは身体の一部をゴーレムのパーツに置き換えている。

クイック・ルール:アーマー・クラスに+4; 【筋力】に基づくロールに+2; 1d6ポイントのダメージを与える叩きつけ攻撃中型クリーチャーの場合); 病気に対するセーヴィング・スローに+4; 激怒、憎怒りを生み出すものを除く[感情]効果UMに対する完全耐性; 0HP以下になったとき自動的に容態安定化する。

再構築ルール:アーマー・クラス 外皮ボーナスが4増加する; 防御的能 病気に対するセーヴィング・スローに+4、激怒、憎怒りを生み出すものを除く[感情]効果UMに対する完全耐性; 0HP以下になったとき自動的に容態安定化する; 近接 1d6ポイントのダメージを与える叩きつけ攻撃中型クリーチャーの場合); その他の特殊能力 食事睡眠飲食の必要がない; 能力値 +4【筋】


シャドウバウンド・クリーチャー脅威度+1) Shadowbound Creature

Horror Adventures 250ページ

シャドウバウンド・クリーチャーは楽しみと喜びの色と能を失ってしまった。

クイック・ルール:暗視 120フィート; アーマー・クラスに+1; 【耐久力】に基づくロールに+2; +2HP/ヒット・ダイス光による盲目化; 士気ボーナスを得られない; 遺憾の凝視(1ラウンドの間怯え状態、30フィート、意志無効難易度 = 10 + 1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値); 1回の攻撃ヒット・ダイス毎に3ポイントのダメージを受けたあと、1ラウンドの間、攻撃ロールダメージ・ロール、セーヴィング・スロー技能判定に+2の不浄ボーナスを得る。

再構築ルール:感覚 暗視 120フィート; アーマー・クラス アーマー・クラス脅威度の1/4に等しい反発ボーナス(最小1); 弱点 光による盲目化、士気ボーナスを得られない; 特殊攻撃 遺憾の凝視攻撃(1ラウンドの間怯え状態、30フィート、意志無効難易度 = 10 + 1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値); 1回の攻撃ヒット・ダイス毎に3ポイントのダメージを受けたあと、1ラウンドの間、攻撃ロールダメージ・ロール、セーヴィング・スロー技能判定に+2の不浄ボーナスを得る; 能力値 +4【耐】


吸血鬼化クリーチャー脅威度+1) Vampiric Creature

Horror Adventures 250ページ

吸血鬼化クリーチャーヴァンパイアへと変身しており、人型生物である必要はない。君の裁量で吸血鬼化クリーチャー同族作りの能を持つかもしれず、人型生物の同族に加えて、自分の種別の同族を作り出すことができるかもしれない。人型生物でない吸血鬼化クリーチャーは、その性質に見合った珍しい「」を持っている可能性がある。

クイック・ルール:アンデッドと見なされる; 暗視 60フィート; アーマー・クラスに+1; 【筋力】【敏捷力】【耐久力】に基づくロールに+1; アンデッド完全耐性高速治癒 1*(これには、0HPでガス化形態へと脱出する能が含まれる); ヴァンパイア弱点*; 1d6ポイントのダメージを与える叩きつけ攻撃中型クリーチャーの場合)に加えて生命力吸収吸血*生命力吸収1レベル難易度 = 10 + 1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値); ガス化形態*がない*スパイダー・クライム*

再構築ルール:種別 アンデッドに変更; 感覚 暗視 60フィート; アーマー・クラス 外皮ボーナスが1増加; 防御的能 高速治癒 1*(これには、0HPでガス化形態へと脱出する能が含まれる); 弱点 ヴァンパイア弱点*近接 1d6ポイントのダメージを与える叩きつけ攻撃中型クリーチャーの場合)に加えて生命力吸収特殊攻撃 吸血*生命力吸収1レベル難易度 = 10 + 1/2 ヒット・ダイス【魅力】修正値); その他の特殊能力 ガス化形態*がない*スパイダー・クライム*能力値 +2【筋】、+2【敏】、+2【魅】

フレッシュウォープ化クリーチャー

フレッシュウォープ化クリーチャー脅威度+1) Fleshwarped Creature

Horror Adventures 250ページ

これらのクリーチャーフレッシュウォープ化によって捻じ曲げられ、クリーチャーの本来の姿を変態させることで恐ろしい能を与える。このテンプレートは実体を持つクリーチャーにのみ適用できる。

クイック・ルール:アーマー・クラス戦技防御値に+2; 攻撃ロールダメージ・ロールに+2; +2HP/ヒット・ダイス【筋力】または【敏捷力】に基づくロールに+2; 【知力】【魅力】に基づくロールに-2; クリーチャーは30フィートの移動速度を持つ新しい移動形態(登攀穴掘り飛行[劣]、水泳)を得る。

再構築ルール:アーマー・クラス 外皮ボーナスが2増加する; 移動 クリーチャーは30フィートの移動速度を持つ新しい移動形態(登攀穴掘り飛行[劣]、水泳)を得る; 能力値 +4【筋】、+4【耐】、-4【知】、-4【魅】

亜種のテンプレート Variant Templates

野蛮なワーウルフ Bestial Werewolf

野蛮なワーウルフは、通常ウルフウルフ人間の中間形態に変身するのではなく、特大のモンスターのようなウルフ変身する。

ライカンスロープテンプレートによる変更に加えて、基本クリーチャーに以下の調整を加えること。

脅威度通常ワーウルフの+1。

防御的能自然によるものか、患ったものであるかに拘らず、野蛮なワーウルフ動物の形態のときダメージ減少10/凶暴性を得る。

特殊能力野蛮なワーウルフライカンスロープテンプレート変身特殊攻撃を得ず、代わりに以下の特殊攻撃を得る。

変身(超常)/Change Shape:野蛮なワーウルフは中間形態を得ず、その動物の形態は普通のウルフではなくダイア・ウルフの形態となる。その他の点で、この能ライカンスロープテンプレートによって与えられる変身と同様に機能する。

野蛮な対抗策(変則)/Feral Counter:動物の形態でいる間、各ラウンド最初にクリーチャー野蛮なワーウルフダメージを与えるとき、野蛮なワーウルフはそのクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。この能を使用するためには、ワーウルフは誘発したクリーチャー機会攻撃間合いにいなければならない。

能力値野蛮なワーウルフは、ライカンスロープテンプレートによって与えられる通常のデータの代わりに、動物の形態で【筋力】+4と【耐久力】+4を得る。


ファミリアル・リッチ Familial Lich

ファミリアル・リッチには、物理的な身体や標準的な経を持っていない。その代わり、自身親族を所有している。

リッチテンプレートの変更に加えて、基本クリーチャーに以下の調整を加える。

防御的能ファミリアル・リッチダメージ減少15/殴打かつ魔法の代わりにダメージ減少10/を得、黄泉がえりの能を失うが、11+脅威度に等しい呪文抵抗と以下の防御的能を得る。

親族への憑依(超常)/Familial Possession:ファミリアル・リッチ破壊されると、そのは身体を離れ、の最も近い親族を探し出す。このプロセスは1d10日間かかる。その後ファミリアル・リッチは、グレーター・ポゼッションとして親族への憑依を試みる(術者レベルファミリアル・リッチヒット・ダイスに等しく、セーヴ難易度【魅力】に基づく)。その親族セーヴに成功した場合、この能に対して永続的な完全耐性を得、ファミリアル・リッチは次に最寄りの親族を探し、成功するまでか、そのような親族がいなくなり自身が代わりに破壊されるまで、その工程に更なる1d10日間を費やなければならない。

親族セーヴィング・スローに失敗した場合、ファミリアル・リッチ親族の身体に根付くファミリアル・リッチの意識は、グレーター・ポゼッション効果が終了した後でも親族の身体に残り、感覚を共通することができる。それ以降1日1回、グレーター・ポゼッションを使用することができる。親族が3回連続で抵抗するためのセーヴィング・スローに失敗した場合、ファミリアル・リッチが引き継がれ、体的にも精神的にも永続的にファミリアル・リッチに変わる。親族が成功し続けたとしても、一度付いてしまったらファミリアル・リッチを非常に強魔法なしで取り除くことは不可能である。

憑依目標となるのは、ファミリアル・リッチの直系の先祖や子孫、兄弟姉妹のみである(叔母、叔父、姪、甥、従兄弟などは完全耐性がある)。


ムーンバウンド種ワーウルフ Moonbound Werewolf

ムーンバウンド種ワーウルフの周期と密接に関連している。

ライカンスロープテンプレートの変更に加えて、基本クリーチャーに以下の調整を加える。

脅威度通常ワーウルフと同じである(ただし、の周期によっては、ムーンバウンド種ワーウルフとの遭遇脅威度は1だけ上下させることができる)。

防御的能自然によるものか、患ったものであるかに拘らず、ムーンバウンド種ワーウルフ動物の形態または中間形態でダメージ減少5/を得る。がほぼ満であるとき、これはダメージ減少10/に増加する; 満であるとき、ダメージ減少10/かつ魔法に増加する; 新であるとき、ムーンバウンド種ワーウルフダメージ減少を失う。

その他の特殊能力ムーンバウンド種ワーウルフは以下の特殊能力を得る。

の束縛(超常)/Moonbound:ムーンバウンド種ワーウルフは、現在のの満ち欠けに基づいて利益と欠点を得る。この能的で、は4段階のいずれかにある:満、ほぼ満、新その他に最も大きく現れる3日間は「満」、満の前後4日間は「ほぼ満」、に最も暗く現れる3日間は「新」である。「その他」は各のそれ以外の部分を網羅している。相をランダムに決定する必要があるGMは、以下の表を使用できる。

d8

1

2~5

その他

6~7

ほぼ満

8

能力値がほぼ満であるとき、ムーンバウンド種ワーウルフ人間の形態である場合【筋力】に+2【耐久力】に+2を得、中間形態または動物の形態の場合このボーナスが+4に増加する。次が満であるとき、ムーンバウンド種ワーウルフ人間の形態である場合【筋力】に+4【耐久力】に+4を得、中間形態または動物の形態の場合このボーナスが+6に増加する。次が新であるとき、ムーンバウンド種ワーウルフはすべての形態で通常の+2のボーナスの代わりに、【筋力】に-2、【耐久力】に-2を得る。

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