デーモン

デーモン Demon

デーモンの存在理由は1つ、破壊することである。その秩序寄りの片割れである獄界のデヴィルが求めているのは定命の者の心と価値観を捻じ曲げ、彼らデヴィル自身の映し身に作り直し姿を変えさせることであるが、デーモンはただ傷つけ、滅ぼしむさぼり食らうことだけを望む。彼らが定命の者を仲間にするのは、そのような腹心によって希望との最終的な破壊が早められるだけである。は、ある意味、彼らの敵である。んだ定命の者は多くの場合デーモンの略奪から逃れ、正当な報酬を受けられる来世へと向かうからである。デーモン欲望と願いを満たすのは定命の者の痛みと苦しみを長引かせることだが、それは一部にはこの極非道のフィーンドが、定命の者の罪業と残酷さから生まれたことによる。

デーモンは、フィーンドの種族の中で最も多産で破壊的である。しかし、一部の伝承が説くところでは、彼らは、多次元宇宙の中でアビスとして知られる、破滅と残酷さに満ちた悪臭を放つ奈落に生まれた最初の生命のかたちではない。最初に一人前になった神性が現実を見据えるより前、定命の者が産声をあげる前、物質界自体が完全に形作られる前、奈落界アビスには生命がはびこっていた。

多くの学者に“プロト・デーモン”として知られる、この惨めで危険な存在はクリフォトである。今日では、罪深き定命の者の魂のアビスへの響や、破滅界アバドンダイモンの看守たちのによる改竄による混同、運命進化の残酷な気まぐれにより、クリフォトの支配は衰えている。プロト・デーモンは今ではアビスの不健全な忘れ去られた一に住んでおり、そのかわりにはるかに多産なデーモンが支配している。邪な定命の者の魂がアビスデーモンの軍勢の隊列へと辿りつくと、ただ一つの魂が何ダースもの、さらには何百ものデーモン顕現させることができる。その魂が持ち込んだ罪業の正確な本質により、新しく形作られたフィーンドの形態と役割は決まる。

アビスは広大な(一説によると無限の)領域であり、おそらくは始原の混沌であるメールシュトローム自体を除き、他のいかなる次元界よりもはるかに大きい。このような広大かつ変化に富む領域適応し、デーモンの住人たちも同様に多様である。一部のものは人型生物のような形をした体格をしており、他のものはねじくれた獣のようである。一部のものは大で飛びはね、他のものはや海で羽ばたく。一部のものは感情や政治を操る策士だが、他のものは破滅をもたらす破壊装置だ。しかし全てのデーモンは同じ的を指して活動する。あらゆる形態の定命の者に痛みと苦しみを。

しかしそれにもかかわらず、定命の者は最初からデーモンの助を求めてきた。本能的な自己破壊への傾向にせよ、あるいはへの誤った渇望にせよ、召喚術者たちは今日まで禁じられた魔法によってデーモンを引き込み続けてきた。一部の者は知識のためにデーモンを召喚し、他の者は暗殺者または護衛として仕えさせるために呼び出した。デーモンはこのような召喚者に憎と感謝の入り混じった視線を向けるが、それはほとんどのデーモンは召喚者自身破壊するために物質界に来る能を持たないからである。彼らは自らをアビスから呼び出した狂人に依存しており、をきしらせ命令に対して不平をいい服従させられていることを罵るが、ほとんどのデーモンは召喚者の要求を曲解する方法を見出し、もっとも厳格に支配されたデーモン奴隷でさえ自らの跡に廃墟と絶望痕を残す。よくあることは、愚かな術者が召喚において致命的な失敗を犯してそのツケを自らの血で支払い、望まずして世界に制御を失ったを放ってしまうことである。

真に狂った者は、デーモンによる終末最後に訪れるデーモン仲間になっていれば救済保護を得ることができるという誤った信仰により、自らの体と魂を捧げるためにデーモンを呼び出す。自暴自棄になった王が自軍の将軍として仕えるようデーモンと約定した話や、狂女が恐るべき子供たちを授かるためにデーモンの雄を求める話はありふれている。しかし最なのは、ある定命の者たちが最も強デーモンを神と崇め、万物に破壊をもたらすことに命を賭けていることである。

デーモン:ヴロック Demon, Vrock

胞子の雲とたなびく羽毛が、この人間巨大なハゲタカの歪んだ雑を取り囲んでいる。

ヴロック 脅威度9 Vrock

経験点6,400
混沌にして悪大型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+23

防御

アーマー・クラス 22、接触11、立ちすくみ20(+11外皮、-1サイズ、+2【敏】
ヒット・ポイント 112(9d10+63)
頑健 +13、反応 +10、意志 +6
ダメージ減少 10/完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 20

攻撃

移動速度 30フィート、飛行50フィート(標準)
近接 (×2)=+13(2d6+5)、噛みつき=+13(1d8+5)、鉤爪(×2)=+13(1d6+5)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 胞子滅びの舞朦朧化の絶叫
擬似呪文能力術者レベル12)

回数無制限:テレキネシス難易度18)、グレーター・テレポート自身と50ポンドの物体のみ)
1回/日:招来3レベル、1体のヴロック[35%])、ヒロイズムミラー・イメージ

一般データ

【筋】21、【敏】15、【耐】25、【知】14、【判】16、【魅】16
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 27
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《神速の反応》《薙ぎ払い》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+15、〈隠密〉+10、〈呪文学〉+14、〈真意看破〉+15、〈生存〉+15、〈知覚〉+23、〈知識:次元界〉+14、〈飛行〉+12; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 共通語、天上語、奈落語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、徒党(3~10)
宝物 標準

特殊能力

滅びの舞(超常)/Dance of Ruin ヴロックは1回の全ラウンド・アクションとして踊りと詠唱を行うことができる。3ラウンドの終わりに、エネルギーの衝撃波ヴロックから広がり、100フィート以内にいる全てのクリーチャーに5d6ポイントの[雷撃ダメージを与える。難易度17の反応セーヴに成功すれば、このダメージ半減できる。追加の1体のヴロックがこの舞に参加するごとに、ダメージは5d6ポイント上昇し、効果を避けるためのセーヴ難易度も+1上昇する。ダメージの上限は、4体以上のヴロックが踊った場合の20d6である(セーヴ難易度は追加のヴロックごとに上昇し続けるが、ダメージはそうならない)。参加しているヴロックのうちの1体が殺されたり、朦朧化したり、その他踊りを邪魔された場合、舞は即座に終了し、また最初からやり直さなければならなくなる。セーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

胞子(変則)/Spores 3ラウンドに1回、1回のフリー・アクションとして、ヴロックはその身体から大量の胞子放出することができる。ヴロックに隣接するクリーチャー胞子によって1d8ポイントのダメージを受け、加えて胞子から太い色のが伸びてきて、10ラウンドの間、毎ラウンド1d4ポイントのダメージを受ける。このは醜いが害はなく、剃り落とさなくても1d4日で枯れてしまう。胞子効果を受けているクリーチャーブレス呪文を使用するか、聖水を振り掛けることで破壊できる。この攻撃病気を取り除いたり完全耐性を与える効果によっても終わらせることができる。

朦朧化の絶叫(超常)/Stunning Screech 1時間に1回、ヴロックは鋭い金切り声を上げることができる。半径30フィート以内にいるデーモンではない全てのクリーチャーは、難易度21の頑健セーヴを行わなければならない。失敗した場合、1ラウンドの間朦朧状態になる。セーヴ難易度【耐久力】修正値に基づいて算出されている。

奈落界の不敬なる士であるヴロックは、その卑しむべき領域の全ての激怒、憎、暴の化身である。彼らに似ている漁り同様、飢えた奇怪な日和見主義者であるヴロックは、流血を喜び、生きている体からまだ脈打っている内臓を引き抜く音と感覚を賞味する。

典型的なヴロックは、身の丈8フィート、体重400ポンド。ヴロックは一般的に憎しみと怒りに満ちた定命の者、特に職業的犯罪者、傭兵、暗殺者の魂から形作られる。

デーモン:クアジット Demon, Quasit

この超小型サイズあるデーモンの歪んだからは後方に反った羊のようながある。その身体は細く筋張っている。

クアジット 脅威度2 Quasit

経験点600
混沌にして悪超小型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+7

防御

アーマー・クラス 16、接触14、立ちすくみ14(+2外皮、+2サイズ、+2【敏】
ヒット・ポイント 16(3d10); 高速治癒2
頑健 +1、反応 +5、意志 +4
ダメージ減少 5/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10

攻撃

移動速度 20フィート、飛行50フィート(完璧)
近接 (×2)=+7(1d3-1、加えて“”)、噛みつき=+7(1d4-1)
接敵面 2・1/2フィート; 間合い 0フィート
擬似呪文能力術者レベル6)

回数無制限:インヴィジビリティ自身のみ)、ディテクト・グッドディテクト・マジック
1回/日:コーズ・フィアー(半径30フィート、難易度11)
1回/週:コミューン(質問6つ)

一般データ

【筋】8、【敏】14、【耐】11、【知】11、【判】12、【魅】11
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +0; 戦技防御値 12
特技 《イニシアチブ強化》《武器の妙技》
技能 〈威圧〉+6、〈隠密〉+16、〈知覚〉+7、〈知識:次元界〉+6、〈はったり〉+6、〈飛行〉+20
言語 共通語、奈落語; テレパシー接触
その他の特殊能力 変身(次の形態のうちの2つ:バット小型センチピードトードウルフポリモーフ

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、編隊(2~12)
宝物 標準

特殊能力

(変則)/Poison ・致傷型; セーヴ 頑健難易度13; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d2【敏捷力】治癒 2回連続のセーヴ成功。

クアジットはおそらく最もの弱いデーモンではあるが、もっとも尊重されていないものではない。クアジット自身ドレッチの群れの上位においていさえする。実際のところ、ドレッチクアジットが間違っていると明らかにするだけの勇気や気を持たない。クアジットの生における最初の役割は、主である術者の使い魔としてのものである。しかし、この屈辱的な服従から逃げ出したクアジットは自由意志を持つようになり、ずっと危険なものとなる。

典型的なクアジットは身の丈1フィート半。体重わずか8ポンド。デーモンの軍勢の中で唯一、クアジットは邪な定命の者の魂から形成されるのではない。その代わり、生者の魂から形成される。術者がクアジット使い魔として探している場合、その魂は奈落界アビスをかすめ、それと反応を起こし、術者の魂と繋がりを持つクアジットアビス自体から作り出される。両者は強い絆を有する。新たに作られたクアジットは直接物質界に誕生し、使い魔となる。主の意志に縛られているものの、クアジット自身の主の魂の意向を感じ取ることができ、己がそれ以上のものとなりうると分かっているため、みなその主従関係を憎み厭う。クアジットは奉仕はするが、主を観察し、己の命で支払わなければならない失敗をしでかすのを、もっとうまくいけばクアジットが主に歯向かえるような過ちを犯すのを待つ。

クアジットの主がねば、クアジットは主の魂を大いなる彼方へ連れ去ろうと試みるため難易度15の意志セーヴを行う。これはプレイン・シフトとして機能するが、クアジットのみに作用しアビスへと移動させ、主の魂を、新たなデーモンの生を作り出すのではなく、蠢く芋虫としてクアジット中に収めさせる。このように、クアジットは捕えた魂を使って、より強な下方次元界の住人と取引することができ、恐らくは邪変身によるより強な形態の生命への“昇進”を遂げる。

滅多にないことだが、クアジットが主のを無視し、代わりに物質界に残って楽しみを探す道を選ぶことがある。通常は苦しめることができる人々が多くいる都市部に住み着く。

デーモン:グラブレズゥ Demon, Glabrezu

このそびえ立つ怪物の胴は4本ので飾られている。モンスター知性と残酷性の入り混じったを放っている。

グラブレズゥ 脅威度13 Glabrezu

経験点25,600
混沌にして悪超大型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング〈知覚〉+26

防御

アーマー・クラス 28、接触8、立ちすくみ28(+20外皮、-2サイズ
ヒット・ポイント 186(12d10+120)
頑健 +18、反応 +4、意志 +11
ダメージ減少 10/完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 24

攻撃

移動速度 40フィート
近接 ハサミ(×2)=+20(2d8+10/19~20)、(×2)=+20(1d6+10)、噛みつき=+20(1d8+10)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 かきむしり(ハサミ×2、2d8+15)
擬似呪文能力術者レベル14)

トゥルー・シーイング
回数無制限:アンホーリィ・ブライト難易度19)、ヴェイル自身のみ)、ケイオス・ハンマー難易度19)、コンフュージョン難易度19)、ディスペル・マジックグレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)、ミラー・イメージリヴァース・グラヴィティ難易度22)
1回/日:招来4レベル、1体のグラブレズゥ[20%]または1d2体のヴロック[50%])、パワー・ワード・スタン

1回/ウィッシュ(1体の定命の人型生物の願いを叶えるためにのみ使用できる)

一般データ

【筋】31、【敏】11、【耐】31、【知】16、【判】16、【魅】20
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +24; 戦技防御値 34
特技 《強打》《クリティカル強化:ハサミ》、《渾身の一打》《説得力》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》
技能 〈威圧〉+22、〈隠密〉+7、〈交渉〉+22、〈真意看破〉+18、〈知覚〉+26、〈知識:地域〉+18、〈知識:歴史〉+18、〈はったり〉+28、〈魔法装置使用〉+17; 種族修正 +8〈知覚〉、+8〈はったり〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、部隊(グラブレズゥ1、サキュバス1、およびヴロック2~5)
宝物 標準

サキュバスが犠牲者の体的な情欲と欲求を食い物にすることを管としているのに対し、グラブレズゥは別の種類の誘惑を行う。獰猛な獣のような外見をしているが、グラブレズゥは実際には術策と虚言の達人である。感じのよい幻で自らの真の姿を覆い隠すを用いながら、グラブレズゥは、彼の狡猾さと欺罔に屈した者への報いとして、定命の者の願いを叶える魔法を使用する。グラブレズゥによって叶えられた願いは、常にその者の要求を可能な限り破壊的な方法で満たす。そのような方法はただちに明らかになるとは限らないが。苦闘している刀鍛冶は名声と製作術を望み、そして彼の最高の顧客が残忍で嗜虐的な殺人者で、その武器破壊的な欲望を押し進めるために使用していたことが分かるだけかもしれない。伴侶を望んだ孤独な男は、んだ恋人が生き返ってくるかも知れない。ヴァンパイアとして。その他にも、グラブレズゥは定命の者の願望を扱うにあたっては全くもって創造性に溢れている。

グラブレズゥは身の丈18フィート、体重6,000ポンド強。この不実なデーモンは、反逆者、誣告者、破壊活動家など、生前は偽りの証言をしたり、裏切りと詐欺で他人の人生を破滅させていた定命の者の魂から形成される。

デーモン:サキュバス Demon, Succubus

小さな、コウモリのような、曲がりくねったが、この魅的な女性のデーモンの本性を暴露している。

サキュバス 脅威度7 Succubus

経験点3,200
混沌にして悪/中型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド〈知覚〉+21、

防御

アーマー・クラス 20、接触13、立ちすくみ17(+7外皮、+3【敏】
ヒット・ポイント 84(8d10+40)
頑健 +7、反応 +9、意志 +10
ダメージ減少 10/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、[]、抵抗 [強]10、[氷]10; 呪文抵抗 18

攻撃

移動速度 30フィート、飛行50フィート(標準)
近接 (×2)=+11(1d6+1)
特殊攻撃 生命力吸収不浄なる贈り物
擬似呪文能力術者レベル12)

タンズディテクト・グッド
回数無制限:イセリアル・ジョーント自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)、ヴァンピリック・タッチサジェスチョン難易度21)、チャーム・モンスター難易度22)、ディテクト・ソウツ難易度20)、グレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)
1回/日:招来3レベル、1体のババウ[50%])、ドミネイト・パースン難易度23)

一般データ

【筋】13、【敏】17、【耐】20、【知】18、【判】14、【魅】27
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 22
特技 《軽妙なる戦術》《鋼の意志》《武器の妙技》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+16、〈隠密〉+14、〈交渉〉+19、〈真意看破〉+13、〈脱出術〉+11、〈知覚〉+21、〈知識:地域〉+15、〈はったり〉+27、〈飛行〉+14、〈変装〉+19; 種族修正 +8〈知覚〉、+8〈はったり〉
言語 共通語、天上語、奈落語、語; タンズテレパシー 100フィート
その他の特殊能力 変身オルター・セルフ小型か中型サイズ人型生物

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、ハーレム(3~12)
宝物 ×2

特殊能力

生命力吸収(超常)/Energy Drain サキュバスは定命の存在を熱情にかられたあるの行為、えばキスをすることへと誘惑することにより、生命を吸収することができる。犠牲者が望まない場合、サキュバスはこの特殊能力を使用する前に組みつきを行わなければならない。サキュバスのキスは負のレベル1レベル与える。キスにはサジェスチョン呪文効果もあり、犠牲者に対してサキュバスから情熱的な行為をさせてくれるように頼むこともできる。犠牲者がこのサジェスチョン効果無効化するには、難易度22の意志セーヴを行わなければならない。負のレベルを除去するための頑健セーヴ難易度は22である。セーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

不浄なる贈り物(超常)/Profane Gift 1日に1回、1回の全ラウンド・アクションとして、サキュバスは同意をしている人型生物クリーチャーに1全ラウンドの間触れることで、不浄なる贈り物を行うことができる。目標自身が選択した1つの能力値に、+2の不浄ボーナスを得る。単独のクリーチャーは、1体のサキュバスから1度に2回以上の不浄なる贈り物を受けることができない。サキュバス目標とどんなに離れていてもテレパシーで交信できる(それを通してサジェスチョン擬似呪文能力を用いることもできる)。不浄なる贈り物ディスペル・イーヴルディスペル・ケイオスで除去することができる。サキュバスはそれを1回のフリー・アクションとして除去できる(犠牲者に対して2d6ポイントの【魅力】能力値吸収を引き起こす。セーヴなし)。

デーモンの軍勢の中でも、サキュバスはその人心を操る能官能的魅惑によって、しばしば信じられないほどの権の高みに上る。デーモンたちの争の多くはこのクリーチャーの微妙な小細工によって荒れ狂った。サキュバスはとりわけ好色で貪欲の定命の者の魂から形成される。

デーモン:シャドウ・デーモン Demon, Shadow

このコウモリのを持つのようなデーモンは、歯とだけが物理的に存在しているように見える。それ以外はの中に消えている。

シャドウ・デーモン 脅威度7 Shadow Demon

経験点3,200
混沌にして悪/中型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン非実体
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+20

防御

アーマー・クラス 18、接触18、立ちすくみ14(+4反発、+4【敏】
ヒット・ポイント 59(7d10+21)
頑健 +5、反応 +11、意志 +7
防御能力 非実体ダメージ減少 10/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、[氷]、抵抗 [強] 10,[]10; 呪文抵抗 17
弱点 日光による無力化

攻撃

移動速度 飛行40フィート(完璧)
近接 (×2)=+11接触(1d6、加えて1d6[氷])、噛みつき=+11接触(1d8、加えて1d6[氷])
特殊攻撃 影潜み瞬発力飛びかかり
擬似呪文能力術者レベル10)

回数無制限:ディーパー・ダークネステレキネシス難易度19)、グレーター・テレポート自身のみ)、フィアー難易度18)
3回/日:シャドウ・エヴォケーション難易度19)、シャドウ・カンジュレーション難易度18)
1回/日:招来3レベル、1体のシャドウ・デーモン[50%])、マジック・ジャー難易度19)

一般データ

【筋】―、【敏】18、【耐】17、【知】14、【判】14、【魅】19
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 25
特技 《イニシアチブ強化》《神速の反応》《迎え討ち》《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+14、〈軽業〉+14、〈真意看破〉+12、〈知覚〉+20、〈知識:次元界〉+12、〈知識:地域〉+12、〈はったり〉+14、〈飛行〉+22; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 共通語、奈落語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、溜り場(3~8)
宝物 標準

特殊能力

瞬発力(変則)/Sprint 1分間に1回、シャドウ・デーモンは1ラウンドの間、自身飛行速度を240フィートにすることができる。

影潜み(超常)Shadow Blend “明るい”以外のいかなる状況においても、シャドウ・デーモンは1回の移動相当アクションとしての中に姿を消すことができ、事実上不可視になることができる。人工的な照明や、2レベル以下の呪文によるでは、この能無効化できない。

日光による無力化(変則)/Sunlight Powerlessness シャドウ・デーモンは明るい自然の日の下では全く無になり、逃げ去ってしまう。このようなに照らされたシャドウ・デーモンは、攻撃することができず、1回の移動アクションまたは標準アクションしか取ることができない。マジック・ジャーを使用してクリーチャー憑依しているシャドウ・デーモンは、日によって害を受けることはないが、憑依中にサンビームサンバースト呪文の命中を受けると、宿主から自動的に追い出される。

デーモン憑依された話はよくある。多くの場合、無知な者が奇異または暴的な行動を説明するためである。このような場合、大多数は単に狂気や錯乱によるものだが、正真正銘の憑依によるものは、多くの場合シャドウ・デーモンの仕業である。

デーモンの多くとは異なり、シャドウ・デーモン非実体である。特に妬み深く邪な定命の魂がアビスに引かれていった場合、姿を変え、引き裂かれ、邪魔な体を持たない嫉妬深い意そのものが出現するまで他の魂とつなぎあわされる。

デーモン:ドレッチ Demon, Dretch

このクリーチャーの膨れ上がった輪郭は重い足取りのたびに震えている。その見かけにもかかわらず、驚くべき素早さで動いている。

ドレッチ 脅威度2 Dretch

経験点600
混沌にして悪小型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+5

防御

アーマー・クラス 14、接触11、立ちすくみ14(+3外皮、+1サイズ
ヒット・ポイント 18(2d10+7)
頑健 +5、反応 +0、意志 +3
ダメージ減少 5/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10

攻撃

移動速度 20フィート
近接 (×2)=+4(1d4+1)、噛みつき=+4(1d4+1)
擬似呪文能力術者レベル2)

1回/日:コーズ・フィアー難易度11)、招来1レベル、1体のドレッチ[35%])、スティンキング・クラウド難易度13)

一般データ

【筋】12、【敏】10、【耐】14、【知】5、【判】11、【魅】11
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 12
特技 《追加HP》
技能 〈隠密〉+9、〈脱出術〉+5、〈知覚〉+5
言語 奈落語(話せない); テレパシー 100フィート(奈落語を解する目標限定)

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、徒党(3~5)、群れ(6~12)、大軍(13+)
宝物 なし

アビスで最も下級のデーモンではあるが、危険で破滅と恐怖を広めようという欲求に満ちている。卑しいドレッチは、自分たちの生きる領域で他者に蛮行を振るう欲望を実現するようなはないが、残酷であるのと同じくらい醜く堕落している。ドレッチの多くはより強デーモンの犠牲となるために存在しているが、ごく少数の幸運な者は進化できるほど長く生き延びることができる。

ドレッチは面半分にアビスから召喚をしようとする者にとって格好の標的である。比較的弱く脅して従わせるのが容易いドレッチはしばしば、より弱体な敵にそのイライラと怒りをぶつける機会を与えるという漠然とした約束だけで長期間の服従を強いられる。しかしドレッチを召喚しようとする者は、このデーモンが来たと同じように臆病で信用できないことを忘れないようにしなければならない。強な敵に直面したドレッチは、哀れっぽく命は見逃してくれると、知っていることを易々としゃべってしまう。

ほとんどのデーモンと異なり、ドレッチはだらしのない性格と長い期間の体的な労働を厭うため、滅多に成功することがない。強化されたドレッチは稀であるが、自身が作り出されたよりもマシなものになることができたものは、しばしばアビスの貧民の王となり、破壊された魂、精神のないアンデッド、そして他のドレッチを残酷かつ過酷に支配する。僻の街の下にある下水道の忘れ去られた片隅や、もっと分別のある精神のあるものに見捨てられた湿地の不安定な地区デーモンでさえ不快、不潔と思うようなアビスのこの好ましからざる一に、その帝国は置かれる。しかしドレッチ王にとって、その領域は帝国であり、哀れむべき執着心でそれを守る。

ドレッチは身の丈4フィート、体重180ポンド。ドレッチは典型的には怠惰で邪な魂から形成される。しかし魂の小さな欠片だけで、そのぞっとするような誕生の引きとなる。しばしば1つの魂でドレッチの小さな軍勢を顕現させることができ、新しく生まれたドレッチの軍勢がアビスのうねる原物質から引き剥がされていく景は、本当に恐ろしく吐き気を催すようなものである。

デーモン:ナバッスゥ Demon, Nabasu

この痩せたデーモンの口は鋭いでいっぱいだ。大きなコウモリに似たの生えた皮膚から伸びている。

ナバッスゥ 脅威度8 Nabasu

経験点4,800
混沌にして悪/中型サイズ来訪者原住混沌デーモン
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+23

防御

アーマー・クラス 22、接触14、立ちすくみ18(+1回避、+8外皮、+3【敏】
ヒット・ポイント 103(9d10+54)
頑健 +9、反応 +9、意志 +9
ダメージ減少 10/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、[即死]効果麻痺抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 19

攻撃

移動速度 30フィート、飛行60フィート(標準)
近接 (×2)=+15(1d6+6)、噛みつき=+15(1d8+6)
特殊攻撃 急所攻撃+2d6、奪死の凝視むさぼり食らう
擬似呪文能力術者レベル8)

回数無制限:ディーパー・ダークネステレキネシス難易度19)、グレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)
3回/日:ヴァンピリック・タッチエナヴェイションサイレンス難易度16)
1回/日:招来4レベル、1体のナバッスゥ[30%]または1d4体のババウ[30%])、マス・ホールド・パースン難易度21)、リジェネレイト

一般データ

【筋】22、【敏】17、【耐】22、【知】15、【判】16、【魅】19
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 29
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《強打》《攻防一体》《薙ぎ払い》
技能 〈隠密〉+15(薄暗い照明の中では+23)、〈軽業〉+15、〈真意看破〉+15、〈生存〉+15、〈知覚〉+23、〈知識:次元界〉+14、〈知識:神秘学〉+14、〈飛行〉+15; 種族修正 +8薄暗い照明での〈隠密〉、+8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体
宝物 標準

特殊能力

むさぼり食らう(超常)/Consume Life ナバッスゥ凝視攻撃によってグールを作った場合、1ポイントの成長ポイントを得る。成長ポイントの総数に等しいボーナスを、攻撃ロール戦技ロール、セーヴィング・スロー術者レベル判定技能判定に加える。また1成長ポイントごとに最大ヒット・ポイントが10増加し、擬似呪文能力術者レベルが1上昇する。2成長ポイントごとに、外皮ボーナス呪文抵抗脅威度が1上昇する。成長ポイントを得た全ての場合に、難易度30の術者レベル判定を行ない、成功した場合は即座にマチュア・ナバッスゥ(アドヴァンスト・テンプレートジャイアントテンプレートを適用する)になり、を噴き出しながらアビスへとプレイン・シフトする。ナバッスゥは最大20成長ポイントまでを保持することができ、20ポイントに届いた点でまだそうなっていなければ自動的にマチュアになる。

奪死の凝視(超常)/Death-Stealing Gaze 1日に1成長ポイントごとに1回(最低1日1回)、1回のフリー・アクションとして、ナバッスゥ自身奪死の凝視を1ラウンドの間活性化することができる。30フィート以内にいる全ての生きているクリーチャー難易度18の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1レベル負のレベルを被る。この方法で殺害された人型生物は、即座にナバッスゥの支配下にあるグール形質変化する。1体のナバッスゥ凝視は1ラウンドに1体のグールしか作ることができない。1ラウンド凝視によって複数の人型生物滅ぼした場合、ナバッスゥはどの人型生物グールにするか選択する。セーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

ナバッスゥアビスから直接物質界に誕生し、成熟するために無垢な魂を貪り食う。ナバッスゥは飽食した場合にのみアビスへ戻ることができる。噂によれば、ナバッスゥの生活環はこれからも変わることはないが、成長を続ければさらなる進化が待っているという。この有害なデーモンは、暴食をなした邪な魂、特に同族食い、血飲み、アンデッドの味を好んだ者の魂から形成される。

デーモン:ナルフェシュネー Demon, Nalfeshnee

この肥満したそびえ立つ野獣めいたフィーンドは、ぞっとするような猪のようなと、先端が太い4本指になったを持つ。

ナルフェシュネー 脅威度14 Nalfeshnee

経験点38,400
混沌にして悪超大型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング〈知覚〉+31
オーラ アンホーリィ・オーラ難易度23)

防御

アーマー・クラス 29、接触13、立ちすくみ28(+16外皮、-2サイズ、+4反発、+1【敏】
ヒット・ポイント 203(14d10+126)
頑健 +22、反応 +9、意志 +21
ダメージ減少 10/完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 25

攻撃

移動速度 30フィート、飛行40フィート(貧弱)
近接 噛みつき=+23(3d8+11/19~20)、(×2)=+23(2d6+11)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 不浄なる後光
擬似呪文能力術者レベル12)

アンホーリィ・オーラ難易度23)、トゥルー・シーイング
回数無制限:コール・ライトニング難易度18)、スロー難易度18)、グレーター・ディスペル・マジックグレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)、フィーブルマインド難易度20)
1回/日:招来5レベル、1体のナルフェシュネー[20%]、1d4体のヘズロウ[40%]、1d4体のヴロック[50%])

一般データ

【筋】32、【敏】13、【耐】29、【知】23、【判】22、【魅】20
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +27; 戦技防御値 42
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《クリティカル強化:噛みつき》、《突き飛ばし強化》《薙ぎ払い》《鋼の意志》《ふっとばし攻撃》
技能 〈威圧〉+19、〈隠密〉+10、〈交渉〉+22、〈呪文学〉+23、〈真意看破〉+23、〈知覚〉+31、〈知識:次元界〉+23、〈知識:神秘学〉+23、〈知識:その他、何か1つ〉+20、〈はったり〉+22、〈飛行〉+10、〈魔法装置使用〉+22; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、戦闘集団ナルフェシュネー1、ヘズロウ1、およびヴロック2~5)
宝物 標準

特殊能力

不浄なる後光(超常)/Unholy Nimbus 1日に3回、1回のフリー・アクションとして、ナルフェシュネー不浄なる後光を発し、その身体の周りに吐き気を催すようなゆらめく色彩の帯が立ち上がる。1ラウンド後、は半径60フィート爆発範囲内に広がる。この範囲内にいるデーモンではない全てのクリーチャー難易度22の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は狂気に満ちた幻にとりつかれ、1d10ラウンドの間幻惑状態になる。セーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

ナルフェシュネーのようにアビスの内的な働きを理解しているデーモンはほとんどおらず、またナルフェシュネーデーモン・ロードではなくアビス自体に仕えているように見えることは稀ではない。ある者は新しくデーモンが生まれる領域の世話役であると主張し、他のものは次元界の秘密の場所にある特に重要な深い場所を守る。しばしば、ナルフェシュネーアビス領域においても広さにおいても定命の者の最大の王国をしのぐ。ナルフェシュネーの並外れた才能はアビス混沌を管理し命令することだからである。定命の召喚者はしばしば彼らの並ぶ者なき狂った知性を求めて呼び出すが、このようなデーモンと取引をする際には、望ましくない結果が隠されていないか徹底的に調査するよう注意しなければならない。ナルフェシュネーが同意することは、何らかの邪な方法でアビスの欲求と願望を推し進めることでない場合はほとんどないからである。

ナルフェシュネーは身の丈20フィート、体重8,000ポンド。強欲で邪な定命の者、特に奴隷制、窃盗、略奪、そしてより甚だしい徳の帝国を支配した者の魂から形作られる。

デーモン:ババウ Demon, Babau

このやせ衰えた姿は、にぴったりしたヌルヌルする革で覆われた、のある人間の骸のように見える。

ババウ 脅威度6 Babau

経験点2,400
混沌にして悪/中型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート、シー・インヴィジビリティ〈知覚〉+19

防御

アーマー・クラス 19、接触11、立ちすくみ18(+8外皮、+1【敏】
ヒット・ポイント 73(7d10+35)
頑健 +10、反応 +6、意志 +5
防御能力 防御の粘液ダメージ減少 10/冷たい鉄または完全耐性雷撃]、抵抗 [強] 10、[]10、[氷] 10; 呪文抵抗 17

攻撃

移動速度 30フィート
近接 (×2)=+12(1d6+5)、噛みつき=+12(1d6+5)またはロングスピア=+12/+7(1d8+7/×3)、噛みつき=+7(1d6+2)
接敵面 5フィート; 間合い 5フィート(ロングスピアは10フィート)
特殊攻撃 急所攻撃+2d6
擬似呪文能力術者レベル7)

シー・インヴィジビリティ
回数無制限:ダークネスディスペル・マジックグレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)
1回/日:招来3レベル、1体のババウ[40%])

一般データ

【筋】21、【敏】13、【耐】20、【知】14、【判】13、【魅】16
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +12; 戦技防御値 23
特技 《イニシアチブ強化》《技能熟練:隠密》、《鋼の意志》《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+22、〈軽業〉+11、〈真意看破〉+11、〈装置無力化〉+11、〈脱出術〉+11、〈知覚〉+19、〈手先の早業〉+11、〈登攀〉+12; 種族修正 +8〈隠密〉、+8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、徒党(3~8)
宝物 標準(ロングスピアその他宝物

特殊能力

防御の粘液(超常)/Protective Slime 性の粘液の膜がババウの皮膚を覆っている。ババウ肉体武器素手打撃を命中させたクリーチャー難易度18の反応セーヴに成功しなければ、この粘液によって1d8ポイントの[強ダメージを受ける。近接武器によってババウ攻撃を命中させたクリーチャーは、難易度18の反応セーヴを行わなければならず、失敗した場合はその武器に1d8ポイントの[強ダメージを受ける。このダメージ武器硬度を超えた場合、その武器破損状態になる。ババウに命中した矢弾ダメージを与えた後に自動的に破壊される。

ババウは暗殺者、殺人者、サディストである。確かにデーモンには通常見られない特徴だが、ババウの隠密と奇襲への偏向は一般の精妙さに欠ける同類からかけ離れたものである。食事をする必要がない(ほとんどのババウは定命の者のを細長いザラザラしたで賞味するが)ため、何年も何十年も奇襲をするために待ち続けることができる。彼らのよく計画された殺人の準備のための非人間的な忍耐も、アビスの他の住人からはかけ離れている。ババウは殺人行為に執着し、その陰惨な行為を大いに誇りにしており、しばしば個性的な口やぞっとするような記念品、その他の冒涜的な証拠物など、何らかの形の不気味な徴や曖昧な署名を後に残す。

典型的なババウロングスピアその他の敵の間合いの外側から攻撃できるような武器を携帯するが、機会があれば、自身の歯とうことを好む。彼らの体から絶えず滴る腐食性の汁のため、特別に処置された物やへの抵抗力を持つ物でなければ鎧を着ることはできない。

ババウは身の丈6フィート、体重は140ポンドだけである。彼らは生前は個人的に親密な者を殺害することに喜びを見出していた孤独な殺人者の魂から形作られる。物質界を離れても、ババウはしばしば自分が、世界の薄暗い一をうろつき回る良心の呵責なき暗殺者という同じ役割でいることに気がつく。

デーモン:バロール Demon, Balor

こののあるフィーンドのの生えた頭部を持つ顔は、完璧な魔の姿をあらわすものである。体からはが噴き上がっている。

バロール 脅威度20 Balor

経験点307,200
混沌にして悪大型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング夜目〈知覚〉+38
オーラ アンホーリィ・オーラ難易度26)、炎に包まれた身体

防御

アーマー・クラス 36、接触20、立ちすくみ29(+16外皮、-1サイズ、+4反発、+7【敏】
ヒット・ポイント 370(20d10+260)
頑健 +29、反応 +17、意志 +25
ダメージ減少 15/冷たい鉄および完全耐性雷撃]、[]、抵抗 [強]10、[氷]10; 呪文抵抗 31

攻撃

移動速度 40フィート、飛行90フィート(良好)
近接 +1ヴォーパルアンホーリィロングソード=+31/+26/+21/+16(2d6+13)、+1ヴォーパルフレイミングウィップ=+30/+25/+20(1d4+7、加えて1d6[]および“絡みつき”)または叩きつけ(×2)=+31(1d10+12)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート(ウィップは20フィート)
擬似呪文能力術者レベル20)

アンホーリィ・オーラ難易度26)、トゥルー・シーイング
回数無制限:グレーター・ディスペル・マジックテレキネシス難易度23)、グレーター・テレポート自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)、ドミネイト・モンスター難易度27)、パワー・ワード・スタン
3回/日:呪文高速化テレキネシス難易度23)
1回/日:インプロージョン難易度27)、招来9レベル、1体の脅威度19以下のデーモンいずれか[100%])、ファイアー・ストーム難易度26)、ブラスフェミイ難易度25)

一般データ

【筋】35、【敏】25、【耐】36、【知】24、【判】24、【魅】27
基本攻撃 +20; 戦技ボーナス +33; 戦技防御値 54
特技 《イニシアチブ強化》、《擬似呪文能力高速化:テレキネシス》、《強打》《上級二刀流》《薙ぎ払い》《二刀流》《二刀流強化》《鋼の意志》《武器熟練:ロングソード》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+31、〈隠密〉+26、〈軽業〉+27、〈交渉〉+31、〈真意看破〉+30、〈知覚〉+38、〈知識:貴族〉+27、〈知識:次元界〉+30、〈知識:宗教〉+27、〈知識:歴史〉+27、〈はったり〉+31、〈飛行〉+32、〈魔法装置使用〉+31; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート
その他の特殊能力 ウィップ体得首切り攻撃断末魔の爆発

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、戦闘集団バロール1およびグラブレズゥ2~5)
宝物 標準(+1アンホーリィロングソード+1フレイミングウィップその他宝物

特殊能力

断末魔の爆発(超常)/Death Throes 殺されると同に、バロールもくらむような閃と共に爆発し、100フィート以内にいる全ての者に100ポイントのダメージ(半分は[ダメージ、半分は不浄ダメージ)を与える(反応難易度33・半減)。セーヴ難易度【耐久力】修正値に基づいて算出されている。

絡みつき(変則)/Entangle バロールが鞭を中型以下のサイズの敵に命中させれば、機会攻撃を誘発することなく即座に組みつき判定を試みることができる。バロールが勝った場合、敵はバロールに隣接するマスまで引き寄せられる。敵は組みつき状態になるが、バロールはそうはならない。

炎に包まれた身体(超常)/Flaming Body バロールの身体のまわりにはが渦巻いている。バロール肉体武器素手打撃で命中を与えたクリーチャーは1d6ポイントの[ダメージを受ける。バロールに組みついたり組みつかれたりしたクリーチャーは、組みつきが続く限り毎ラウンド6d6ポイントの[ダメージを受ける。

首切り攻撃(超常)/Vorpal Strike バロールの振るう全ての斬撃武器通常ロングソードウィップを含む)はヴォーパル武器としての特殊能力を得る。バロールから離れた後も1時間の間武器はこの特殊能力を保持するが、その後武器魔法は(もしあれば)通常状態に戻る。

ウィップ体得(変則)/Whip Mastery バロール二刀流に関してはウィップ軽い武器として扱い、敵の鎧に関わらず致傷ダメージを与えることができる。

人々がデーモン恐怖譚をささやく場合、最も思い描かれるものは、そびえたつような体、をまとう鞭とで武装し、新たな犠牲を求めて夜を突っ切ってくるのある悪夢である。人々が恐れるこのデーモンバロール。それを恐怖するのは正当なことである。なぜならでも凶暴性でもバロールに匹敵するデーモンはほとんどいないからだ。

アビスでは、バロールのほとんどがデーモン・ロード将軍または指揮官として仕える(そうしないバロールはさらに有なものであり、バロールの王として知られる。下記参照)。典型的なバロールは無数のデーモンの軍団を指揮し、これらの奴隷兵と熱烈な配下場でわせるが、バロールは怯惰とは程遠い。戦闘に参加する機会が訪れた場合、思い止まることを選ぶバロールはほとんどいない。

戦闘に際しては、バロール近接攻撃間合いを避けるほど賢い敵とう際には擬似呪文能力を用いる。ファイアー・ストームインプロージョン破壊的な威を好み、生け捕りにしたいと思うような稀な敵に対してはドミネイト・モンスターを使用する。バロール通常遠隔武器武器落とししたり、敵を近接攻撃間合い引き寄せるためにテレキネシスを用いる。高速化テレキネシスで後者の戦術を行えば、バロール無防備状態の敵全力攻撃を叩き込むことができる。ヒット・ポイントが50未満になったバロールはほとんど常に瞬間移動で逃走しようとするが、これと飛行が不可能だと分かった場合は、殺された断末魔の爆発が敵にとって可能な限り痛烈になるような位置を占めようとする。

バロールは身の丈14フィート、体重4,500ポンド。最も残酷な定命の者の魂のみがバロール創造させることができる。他のほとんどのデーモンの場合と異なり、新たなバロールの誕生の引きとなるには多くの場合、複数の強人の魂が必要となる。

バロールの王

典型的なバロールよりさらに恐るべきものは、デーモン・ロードを主と呼ばず、自分自身を主とする。典型的なバロールの王は、その住まう領域の広さの半分以下の地域を統治する(デーモン・ロードは1つのアビス領域全体を支配する)。ほとんどのバロールの王はもっと小さな地域を統治する(一般的に1つの大陸に相当する大きさの範囲)が、そのは実に巨大である。

典型的にはバロールの王は脅威度21~25のモンスターである(この範囲はさまざまな唯一の存在であるデーモン・ロードが生まれたばかりのときと同等である。脅威度26以上はデーモン・ロードだけの領域である)。これらは長期間のキャンペーンの最後の敵としてかなり適している。バロールの王の大多数は数レベルバーバリアンファイターレンジャーレンジャーバーバリアンは決して動物の相棒をもつことはない)のレベルをとっているが、一部の者はかわりにバードローグソーサラーウィザードレベルをとる。彼らは自分自身を崇拝の対象としているため、クレリックバロールの王は知られていない。しかしながら、デーモン・ロードの神々に直接仕える強クレリックであるバロールの王の噂はずっとある。

バロールの王クラス・レベルから得る全ての長所に加えて、全てのバロールの王は、種族とクラスによって与えられている物に加えて、追加で特有の特殊能力を1つ有する。ここに列挙されている3つはバロールの王特殊能力であるが、これらのバロールの王が振るうかもしれない奇妙なの全てという訳では全くない。

生命吸収(超常)/Lifedrinker バロールの王が生きている敵を殺した場合はいつでも、ヒール呪文術者レベル20)の効果を受ける。この特殊能力は1ラウンドに1回だけ効果を生じる。

魔法達人(超常)/Master of Magic バロールの王は追加の擬似呪文能力を有する(呪文レベルの合計が20までの1~4レベル呪文を回数無制限で、呪文レベルの合計が20までの5~8レベル呪文を1日3回)。

吸引(超常)/Soul Swallow 1回の標準アクションとして、バロールの王は30フィート以内にいる生きているクリーチャー1体の魂を吸入することができる。目標難易度(10+バロールの王種族ヒット・ダイスの1/2+バロールの王【魅力】修正値)の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合亡する。このように殺された人型生物クリーチャーの身体は即座にバロールの王の支配下にあるデーモンババウサキュバスシャドウ・デーモンのうち、バロールの王の気まぐれによる)に形質変化する。

デーモン:ヘズロウ Demon, Hezrou

このフィーンドの鎧のような体はがあり湿気を帯びている。歯がたくさん生えた大きな口が、一対の飢えた爬虫類のようなの下に開いている。

ヘズロウ 脅威度11 Hezrou

経験点12,800
混沌にして悪大型サイズ来訪者混沌水棲他次元界デーモン
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+23
オーラ 悪臭難易度24、10ラウンド

防御

アーマー・クラス 25、接触9、立ちすくみ25(+16外皮、-1サイズ
ヒット・ポイント 145(10d10+90)
頑健 +16、反応 +3、意志 +9
ダメージ減少 10/完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 22

攻撃

移動速度 30フィート、水泳30フィート
近接 噛みつき=+17(4d4+8、加えて“つかみ”)、(×2)=+17(1d8+8、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 吐き気
擬似呪文能力術者レベル13)

回数無制限:アンホーリィ・ブライト難易度18)、ケイオス・ハンマー難易度18)、グレーター・テレポート自身に加えて50ポンド以内の物体のみ)
3回/日:ガシアス・フォーム
1回/日:招来4レベル、1体のヘズロウ[35%])、ブラスフェミイ難易度21)

一般データ

【筋】27、【敏】11、【耐】29、【知】14、【判】14、【魅】18
基本攻撃 +10; 戦技ボーナス +19(組みつき+23); 戦技防御値 29
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《無視界戦闘》
技能 〈威圧〉+14、〈隠密〉+9、〈呪文学〉+15、〈水泳〉+29、〈脱出術〉+10、〈知覚〉+23、〈知識:神秘学〉+15、〈登攀〉+21; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート
その他の特殊能力 水陸両生

生態

出現環境 気候問わず/沼地(奈落界アビス
編成 単体、徒党(2~4)
宝物 標準

特殊能力

吐き気(変則)/Nausea ヘズロウ体からは常に吐き気を催す悪臭を放つ液体が分泌されており、組みついたクリーチャーにとりわけ有害となる。ヘズロウに組みつかれたクリーチャーは、毎ラウンド難易度24の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は吐き気がする状態となる。このように吐き気がする状態となったクリーチャーは、難易度24の頑健セーヴに成功するか、ヘズロウ組みつき状態でなくなってから1分間が経過した後か、どちらかの状態が訪れるまでは、そのままである。セーヴ難易度【耐久力】修正値に基づいて算出されている。

ヘズロウは広大なアビス湿地、沼、路に住み、陸上でも水中でも等しく快適に過ごしている。ヘズロウの存在は周囲の植物質に明響し、植物は捩れ節くれだち、腐臭を放ち刺激的な味がするようになる。物質界ではアビスよりさらに兆候はよく見て取れるようになる。このような汚染に長くさらされると、有害な変形やぞっとするような奇形が出てくるようになる。しばしば、辺境水場近くの共同体全体が奇形の変異体である場合は、彼らの歪んだ顔立ちは近婚や低栄養のせいであるよりも、ヘズロウが近くにいるためであることのほうが多い。

かなり知的ではあるが、ヘズロウは公平に言ってその知性を無駄にしている。彼らは睡眠、ぞくぞくするような拷問、生きている食べ物をほおばる至福、固く握った拳で何かしいものを砕き々にする喜びといった単純な楽しみを好む。帝国を建設したりカルト教団を導いたりといったことは余り望まないが、このデーモンに仕えようとやって来る配下志望者をヘズロウが追い払うことは滅多にない。

この極非道の獣的なクリーチャーは、麻薬中毒者、暗殺者、実験が環境を汚染することなど気にもかけない錬金術者のような、自分自身仲間、周囲にを撒き散らした邪な定命の者の魂から形作られる。

デーモン:マリリス Demon, Marilith

このの身体をしたフィ-ンドは、尖ったキラキラる異界的なをした6本の女性の上半身を有する。

マリリス 脅威度17 Marilith

経験点102,400
混沌にして悪大型サイズ来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング〈知覚〉+31
オーラ アンホーリィ・オーラ難易度25)

防御

アーマー・クラス 32、接触17、立ちすくみ28(+15外皮、-1サイズ、+4反発、+4【敏】
ヒット・ポイント 264(16d10+176)
頑健 +25、反応 +18、意志 +13
ダメージ減少 10/冷たい鉄および完全耐性雷撃]、抵抗 [強]10、[]10、[氷]10; 呪文抵抗 28

攻撃

移動速度 40フィート
近接 +1ロングソード=+24/+19/+14/+9(2d6+8/17~20)、+1ロングソード(×5)=+24(2d6+4/17~20)、尾の打撃=+17(2d6+3、加えて“つかみ”)または叩きつけ(×6)=+22(1d8+7)、尾の打撃=+17(2d6+3、加えて“つかみ”)

接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 締めつけ尾の打撃、2d6+10、加えて 締め砕くとぐろ)、多刀流体得武器注入
擬似呪文能力術者レベル16)

アンホーリィ・オーラ難易度25)、トゥルー・シーイング
回数無制限:テレキネシス難易度22)、グレーター・テレポート自身と50ポンドの物体のみ)、プロジェクト・イメージ難易度24)
3回/日:フライブレード・バリアー難易度23)
1回/日:招来5レベル、1体のマリリス[20%]、1体のナルフェシュネー[35%]、1d4体のヘズロウ[60%])

一般データ

【筋】25、【敏】19、【耐】32、【知】18、【判】18、【魅】25
基本攻撃 +16; 戦技ボーナス +24(組みつき+28); 戦技防御値 42(足払いされない)
特技 《強打》《クリティカル強化:ロングソード》、《クリティカル熟練》《攻防一体》《出血化クリティカル》《武器落とし強化》《武器熟練:ロングソード》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+26、〈隠密〉+19、〈軽業〉+23、〈交渉〉+26、〈真意看破〉+23、〈知覚〉+31、〈知識:工学〉+20、〈はったり〉+26、〈飛行〉+18、〈魔法装置使用〉+26; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、語; テレパシー 100フィート

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス
編成 単体、2体、小隊(マリリス1、グラブレズゥ1~3、およびババウ3~14)
宝物 ×2(6高品質のロングソードその他宝物

特殊能力

締め砕くとぐろ(変則)/Crushing Coils マリリス締めつけ攻撃によってダメージを受けたクリーチャーは、難易度25の頑健セーヴを行わなければならない。失敗した場合、1d8ラウンドの間、気絶状態になる。セーヴ難易度【筋力】修正値に基づいて算出されている。

武器注入(超常)/Infuse Weapon マリリスの振るういかなる武器も、命中とダメージに+1の強化ボーナスを得、混沌属性を持つ冷たい鉄製の武器であるかのように扱う(それに加え、実際に構成している特殊能力はそのまま保持する)。

多刀流体得(変則)/Multiweapon Mastery マリリスは複数の武器っても攻撃ロールペナルティを被らない。

奈落の軍勢の指導者であり、奈落の国々の女王である恐るべきマリリスは、デーモン・ロードたちに女領主、助言者、さらには人として扱われるが、その輝かしい戦術のため、彼女らが最も求められるのは将軍軍隊指揮官としてである。最も強マリリスは誰にも仕えず、かわりに貪欲なフィーンドの軍団を率いる。

マリリスは身の丈6~9フィートで、からの先までは20フィート。体重は4,000ポンド。最も傲慢で高慢なの魂、典型的には冷酷な王、嗜虐的な将軍、並外れて暴的な王などだけが、マリリス顕現させることができる。


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