この一塊の蔓は美しい緋色と菫色の花で飾られている。その花びらは小さな顔になっているように見える。
経験点200
真なる中立/小型サイズの植物
イニシアチブ +1; 感覚 振動感知30フィート、夜目; 〈知覚〉+1
アーマー・クラス 12、接触12、立ちすくみ10(+1サイズ、+1【敏】)
ヒット・ポイント 8(1d8+4)
頑健 +6、反応 +1、意志 +1
完全耐性 [強酸]、植物の種別特性
移動速度 5フィート
近接 針(×2)=+0(1d3-1、加えて1d2[強酸])
特殊攻撃 催眠花粉、貪り
【筋】8、【敏】13、【耐】19、【知】―、【判】12、【魅】11
基本攻撃 +0; 戦技ボーナス -2; 戦技防御値 9(足払いされない)
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体、2体、雑木林(3~5)、または庭園(6~12)
宝物 なし
貪り(変則)/Devour クリーチャーがシュタバイの催眠花粉の効果を受けている場合、シュタバイは全ラウンド・アクションとして眠っているクリーチャーと同一のマス目を占め、ゆっくりとその生命を啜ることができる。シュタバイがこの能力を使用しているラウンドごとに、効果を受けているクリーチャーは難易度14の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1d2の【耐久力】ダメージを受ける。この食事は奇妙にも苦痛はなく、通常は植物によって眠りに落とされた敵を目覚めさせることはない。この食事が続いているラウンドごとに、眠っている犠牲者は目覚めるために難易度14の意志セーヴを新たに行うことができる。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
催眠花粉(変則)/Soporific Pollen 標準アクションとして、シュタバイは周囲の大気中に催眠作用のある花粉を放出することができる。シュタバイを中心とする半径10フィート以内にいる全てのクリーチャーは難易度14の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1d3分間の間睡眠状態に陥る。頑健セーヴに成功したクリーチャーは24時間の間同一のシュタバイの催眠花粉の効果を受けることはない。この花粉によって睡眠状態になったクリーチャーは激しく揺すられる(標準アクション)かダメージを受けることによって目が覚める。これは[精神作用]効果である。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
その強力な、そして極めて危険な香りで知られているシュタバイは、不注意な者にとっての災厄である植物だ。シュタバイのつるは木蔦よりも速くはびこり、頑丈で適応力に富み、この植物を庭園から井戸、森の茂みまでほとんどあらゆるところでの潜在的な脅威としている。
シュタバイの蔓から生える魅力的な花は犠牲者にとって緩慢な死を意味する花粉を放つ。花びらに育つ奇妙な顔に似た紋は心乱されるが実際の効果はないようだ。隠者やその他の人目を避ける者は、有害なクリーチャーも冒険者も近づけないために、その領域をシュタバイで取り囲むことでしられている。通常よりも大きなサイズのシュタバイの例も報告されている。この巨大な植物は木の幹と同じ厚みの太い蔓を持ち、その圧倒的な香気で最も頑健な戦士すら倒すことができる。地下ではシュタバイは湿った暗い環境で繁栄し、洞窟全体の壁と床を覆ってその住処の地下のクリーチャー全てを眠らせている。
放浪性の植物であるシュタバイは近くの生命を感知するまで地面の広範囲にのたくり、欺きの香りを放つまで休眠状態なって無害な花を装っている。クリーチャーがひとたび捕えられた場合、この獣のような植物はその香りの効果を受けなかったクリーチャーを無視し、時を無駄にせず貪る。肉食性の性質のため、シュタバイは養分が不足することは稀にしかなく、最初に血を吸う過程を経た後、犠牲者の肉体全体を数日かけて摂取する。シュタバイは、肉と骨を分解して吸収する腐食性の酸を分泌する長い根のおかげでクリーチャーを貪ることができる。