経験点800
混沌にして悪/大型サイズの来訪者(悪、混沌、他次元界)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 15、接触11、立ちすくみ13(+4外皮、-1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 37(5d10+10)
頑健 +6、反応 +6、意志 +3
防御能力 トゲ防御
移動速度 60フィート
近接 噛みつき=+8(1d8+4)、 トゲ=+3(1d4+2、加えて“苦痛”)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 遠吠え
【筋】18、【敏】15、【耐】15、【知】6、【判】14、【魅】11
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +10; 戦技防御値 22
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:知覚》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+6、〈軽業〉+10(跳躍+22)、〈知覚〉+13、〈登攀〉+12
言語 奈落語(話せない)
出現環境 気候問わず/地上(アビス)
編成 単体または小さな群れ(2~4)
宝物 乏しい
遠吠え(超常)/Howl ハウラーの通常の遠吠えは聞いている者を狂気に陥れる、軋るような消耗させるような吼え声である。遠吠えをしているハウラーから120フィート以内にいる来訪者以外の全ての存在は、難易度12の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合にはハウラーの遠吠えの呪いを受ける。あるクリーチャーが一度このような呪いを受けた場合、現在の呪いが取り除かれるまで、さらなる遠吠えにさらされたとしても追加のペナルティを受けることは無い。これは[音波][精神作用]効果である。このセーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
苦痛(変則)/Pain クリーチャーがハウラーのトゲ攻撃またはトゲ防御によってダメージを受けた場合、そのクリーチャーは難易度14の反応セーヴを行わなければならず、失敗した場合は肉体の中にトゲが折れて残り、埋め込まれたトゲがすべて取り除かれるまで目標を不調状態にする。1本のトゲを取り除くためには全ラウンド・アクションとして難易度15の〈治療〉判定を行わなければならない。判定が5上回るごとに追加で1本のトゲを抜くことができる。判定に失敗した場合でも、トゲは抜かれるが、犠牲者は1d4+1ポイントのダメージを受ける。このセーヴ難易度は【敏捷力】に基づいている。
トゲ防御(変則)/Quill Defense ハウラーに間合いを持たない近接武器、素手攻撃、肉体武器で命中を与えたクリーチャーは、ハウラーのトゲによって1d4+1ポイントの刺突ダメージを受け、ハウラーの苦痛攻撃にさらされる。
ハウラーは狂気がその規範であり、残虐が当然とされ、しばしば報われる外方次元界、奈落界アビスの原住生物である。典型的なハウラーは大型ネコ科よりもはるかに知的であるという事実を除けば、奈落の領域においてハウラーはライオンや虎のような飢えた捕食者の役割を果たしている。さらに悪いことに、ハウラーは獲物を食らうことにはほとんど利益が無い。彼らは生きるために食事を必要とせず、むしろ生きているクリーチャーをつけ回し、切り裂き、殺す過程を楽しむ。ある意味、定命のものにひどい苦痛と狂気を与えることが食欲の代わりにハウラーの命を満たしている。
ハウラーは剃刀のように鋭いトゲのタテガミによりほとんどのクリーチャーの乗騎とするには適さないが、護衛や番犬にはかなり有用である。とりわけこのクリーチャーの無駄吠えを快くは思わないが、その超常的な音に有害な効果を受けない来訪者にとっては。ハウラーが獲物を見つけた場合、その遠吠えの響きが変わる。ハウラーは話すことはできないが、必要とあらばその遠吠えである程度の情報を伝えることができる。彼らは奈落語を理解し、デーモンに護衛として仕える場合には主に侵入者の存在だけではなく、その数、外見、弱点を伝えることができる。
ハウラーのサイズはおよそ虎ほどで、鼻面から尾まで12フィート、体重6,000ポンド。通常は青白く、より暗色のトゲと乳白色の目を持つ。