サモナーは複雑で珍しいクラスである。そのもっとも際立ったクラス特徴は、“ある種の幻想的なクリーチャーとしていつでも現れる”カスタマイズ可能な怪物、幻獣である。どの種類の幻想的なクリーチャーであるかはプレイヤーに委ねられている。幸いにも、神話と パスファインダー・ロールプレイング・ゲームは、魚人から天使まで、さらには蜘蛛の半馬人からアンデッドの怪物まで、幻獣が類似するかもしれない幻想的なクリーチャーの大量の例を持っている。
このセクションはプレイヤーにより手早く水をテーマとする幻獣の作成を許す、新しい水棲の幻獣の基本形態を特集する。幻獣の構築をより簡単にするため、このセクションはまた、幻獣“モデル”──特定の種類のクリーチャーに類似した幻獣を作成するための、基本形態と進化の設定済みリストも提供する。最後に、このセクションは4つの新しいサモナー・アーキタイプを説明する。
第四の基本形態である水棲は、四足獣、蛇体、人型の基本形態に加えて幻獣に利用可能である。水棲基本形態は基本形態のすべての通常のルールに従い、乗騎の進化を選択できる。
開始時能力:サイズ 中型; 速度 20フィート、水泳40フィート; アーマー・クラス +4外皮; セーヴ 頑健(良好)、反応(良好)、意志(貧弱); 攻撃 噛みつき(1d6); 能力値 【筋】16、【敏】12、【耐】13、【知】7、【判】10、【魅】11; 自動取得進化 エラ呼吸、外皮強化、噛みつき、水泳(×2)。
幻獣はサモナーの望む、ほとんどどのような姿にも似せることができる。幻獣モデルは、特定の外見かテーマに従って幻獣を構築する、簡単なガイドを提供する、基本形態と進化の構築済みの例である。
モデルの使用は幻獣の種別を変更せず、他の幻獣に使用できない特殊能力を与えない──基本的には、特定の外見を念頭においた上で、プレイヤーあるいはGMに手早く幻獣を構築することを許す近道である。各モデルには、そのモデルの完全な幻獣を構築するのに必要な進化ポイントの合計数を示している:多くの場合、この構築にはサモナーの進化ポイントの大部分を必要とするため、より強力なサモナーの幻獣だけが意図したクリーチャーに密接に近似する。低レベルのサモナーは、必要とする進化ポイントを獲得するまで、(ヒュドラの追加の頭部のような)いくつかの幻獣の特徴をお飾りにすることになるだろう。
基本形態はそのモデルにおける幻獣の推奨される基本形態を示す。一次進化はそのモデルの幻獣の構築を開始したときに選択を推奨される進化のリストである。追加進化(訳注:二次進化)はモデル化された幻獣の形態と能力の完全なその他の進化のリストである。
幻獣はスケルトン、ゾンビ、ミイラ、あるいは非実体のゴーストやシャドウでさえあるような、アンデッド・クリーチャーの外観を持つ。アンデッドの幻獣をもつサモナーは、1レベル時にアンデッドの容貌の進化を選択せねばならない。
19ポイント:基本形態 どれでも; 一次進化 アンデッドの容貌、異様なオーラ; 二次進化 エネルギー放出への抵抗、完全耐性(氷雪)、生命感知、非実体形態、無呼吸。
幻獣はアボレスのような常軌を逸した水棲クリーチャーのように見える。
25ポイント:基本形態 水棲; 一次進化 触手(×2)、間合い(触手); 二次進化 大型、下級魔法(サイレント・イメージ)、最上級魔法(メジャー・イメージ)、上級魔法(マイナー・イメージ)、触手(×2)、初級魔法(ゴースト・サウンド)、超大型。
幻獣は大型の昆虫かその他の蟲のように見える。ジャイアント・スパイダーを作成する場合は四肢(脚部)の進化を追加で1回取得すること。
16ポイント、18ポイント(スパイダー)、22あるいは24ポイント(超大型):基本形態 四足獣; 一次進化 四肢(脚部)、登攀; 二次進化 尾、蜘蛛の糸、蹂躙、振動感知、毒、針、飛行。
幻獣はコアトルやリレンドのような翼をもつサーペントのように見える。
23ポイント(コアトル)、26ポイント(リレンド):基本形態 蛇体; 一次進化 初級魔法(どれか)、つかみ; 二次進化 コアトル(大型、下級魔法[ディテクト・イーヴル/グッド/ケイオス/ロー]、最上級魔法[ガシアス・フォーム]、締めつけ、上級魔法[インヴィジビリティ]、毒、飛行、魔力を帯びた攻撃); リレンド(大型、下級魔法[キュア・ライト・ウーンズ]、完全耐性[雷撃]、四肢[腕部]、締めつけ、熟練者〈芸能〉、上級魔法[インヴィジビリティ、あるいはダークネス]、抵抗[[氷雪]、[火炎]]、飛行、武器鍛錬[軍用]、魔力を帯びた攻撃)。
幻獣はアザータ、アルコン、あるいはエンジェルのようなセレスチャルの存在に見える。エンジェルの幻獣は通常は大きな翼を生やした美しい人型生物のような外見を持つ。
24ポイント:基本形態 人型; 一次進化 抵抗([雷撃]あるいは[火炎])、武器鍛錬; 二次進化 下級魔法(キュア・ライト・ウーンズ、あるいはディテクト・イーヴル)、完全耐性([強酸]あるいは[氷雪])、呪文抵抗、最上級魔法(キュア・シリアス・ウーンズ、あるいはタンズ)あるいはディメンジョン・ドア、上級魔法(インヴィジビリティ、あるいはキュア・モデレット・ウーンズ)、初級魔法(ステイビライズ)、ダメージ減少(悪)、デイライト、飛行。
幻獣はキマイラ──翼とドラゴンと山羊の2つの追加の頭を生やしたライオンのように見える。ドラゴンの頭部の色は、キマイラの幻獣のブレス攻撃の種別を決定する。
19ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 爪、頭部; 二次進化 鋭敏嗅覚、大型、噛みつき、突き刺し、頭部、飛行、ブレス攻撃。
幻獣は人型生物の上半身と、(馬のような)四足獣の下半身を持つ。ケンタウロスの幻獣の人型生物の上半身は、四足獣の肉体よりも小さい。結果として、実際のサイズよりも1段階小さなサイズ分類(ほとんどのケンタウロスの幻獣は中型)であるかのように武器を振るう。ケンタウロス・モデルはラミア(女性の上半身とライオンの下半身を持つケンタウロスの幻獣)を作成するのにも利用でき、蹄の進化を爪と置き換え、さらに初級魔法(タッチ・オヴ・ファティーグ)、下級魔法(ヴェントリロキズム)、上級魔法(デイズ・モンスター)、および最上級魔法(メジャー・イメージ)を取得して、合計23ポイントのモデルになる。
13ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 四肢(腕部)、蹄; 二次進化 大型、蹂躙、武器鍛錬、武器鍛錬(軍用)。
この蛇体の水棲の幻獣はシー・サーペントか水棲のワームのように見える。
18ポイント、24ポイント(超大型):基本形態 蛇体; 一次進化 エラ呼吸、水泳、抵抗([火炎]); 二次進化 大型、完全耐性([氷雪])、締めつけ、つかみ(尾の打撃、および噛みつき)、飲み込み。
幻獣はオルカやシャークのような光沢のある水棲の捕食者のように見える。
16ポイント:基本形態 水棲; 一次進化 鋭敏嗅覚、つかみ(噛みつき); 二次進化 大型、ダメージ強化(噛みつき)、超嗅覚、飲み込み、非視覚的感知。
幻獣はショゴス、ミ=ゴ、星の末裔、あるいはより悪いもののように、定命の者の目には意味があるとは思えないような形態を持つ。シング・フロム・ビヨンドは複数の口、目、爪、そして触手を備え、いかなる基本形態も持つことができる。
25ポイント:基本形態 どれでも; 一次進化 触手(×3); 二次進化 大型、噛みつき、完全耐性([音波]、[氷雪])、振動感知、つかみ(噛みつき、あるいは触手)、抵抗([強酸]、[雷撃]、[火炎])、飲み込み、非視覚的感知。
幻獣はイフリート、ジャーン、シャイタン、ジン、あるいはマーリドのようなジンニーのように見える。幻獣の移動方法、エネルギーを帯びた攻撃、および完全耐性はどの種類のジンニーを作成するかに依存する──ジンは飛行、[雷撃]攻撃、[強酸]への完全耐性を持つ; イフリートは飛行、[火炎]攻撃、[火炎]への完全耐性を持つ; マーリドは水泳、[氷雪]攻撃、[氷雪]への完全耐性を持つ; そしてシャイタンは穴掘り、[強酸]攻撃、[雷撃]への完全耐性を持つ。
21~23ポイント:基本形態 人型; 一次進化 初級魔法(ディテクト・マジック)、武器鍛錬; 二次進化 穴掘り、水泳、あるいは飛行; エネルギーを帯びた攻撃; 大型; 完全耐性; 下級魔法(オブスキュアリング・ミスト、あるいはバーニング・ハンズ); 最上級魔法(ウォーター・ブリージング、ガシアス・フォーム、あるいはクリエイト・フード・アンド・ウォーター); 上級魔法(アシッド・アロー、インヴィジビリティ、あるいはスコーチング・レイ)。
幻獣は地獄界の外観を持つ。デヴィルの幻獣は大きなコウモリのような皮翼を持つか、魔法的に飛行することができる。
26ポイント:基本形態 人型; 一次進化 初級魔法(デイズ、あるいはレイ・オヴ・フロスト)、魔力を帯びた攻撃、抵抗([強酸]あるいは[氷雪]); 二次進化 下級魔法(ディテクト・グッド、あるいはバーニング・ハンズ)、完全耐性([火炎])、暗闇を見通す、ダメージ減少(善)、飛行、呪文抵抗、上級魔法(インヴィジビリティ、スコーチング・レイ、あるいはマイナー・イメージ)、最上級魔法(ファイアーボール、メジャー・イメージ、あるいはライトニング・ボルト)あるいはディメンジョン・ドア。
幻獣は悪魔的な外見を持つ。デーモンの幻獣は、デーモンがほとんどいかなる形態でも持てるように、定まった基本形態を持たない。マリリス・デーモンの幻獣は蛇体の基本形態を持つことができるし、ヴロックの幻獣は人型の基本形態を持つだろう。
26ポイント:基本形態 どれでも; 一次進化 抵抗([強酸]、[氷雪]、[火炎]); 二次進化 初級魔法(アシッド・スプラッシュ); 噛みつき、触手、叩きつけ、あるいは爪; ダメージ減少(善); 飛行; 完全耐性([雷撃]); 魔力を帯びた攻撃; 上級魔法(シー・インヴィジビリティ、あるいはダークネス); 下級魔法(ヴァニッシュ)、あるいはディテクト・グッド; 呪文抵抗; 最上級魔法(ガシアス・フォーム、あるいはスティンキング・クラウド)あるいはディメンジョン・ドア。
このケンタウロスのような幻獣は、人型生物の上半身とジャイアント・スパイダーの下半身を持つ。ドライダーの幻獣の人型生物の上半身は、自身の蜘蛛の肉体よりも小さい。結果として、幻獣は実際のサイズよりも1段階小さなサイズ分類(ほとんどのドライダーの幻獣は中型)であるかのように武器を振るう。
25ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 登攀、四肢(腕部); 二次進化 初級魔法(ダンシング・ライツ、あるいはディテクト・マジック)、大型、下級魔法(ディテクト・グッド、あるいはディテクト・ロー)、蜘蛛の糸、四肢(脚部×2)、呪文抵抗、毒、武器鍛錬。
幻獣は中型のドラゴンのような外観を備える。小型のドラゴンの幻獣の作成は、フェアリー・ドラゴンかスードゥドラゴンを作り出す。大型か超大型のドラゴンは以下の1つ以上の進化を大型の進化と交換することで作成できる。
26ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 尾、尾の打撃、爪; 二次進化 畏怖すべき存在、下級魔法(どれか)、完全耐性、呪文抵抗、初級魔法(どれか)、翼の殴打、飛行、非視覚的感知、ブレス攻撃、魔力を帯びた攻撃。
幻獣はナイトメアと同種の、乗騎としての使用に適しているかもしれない火のような馬になる。
17ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 エネルギーを帯びた攻撃([火炎])、蹄; 二次進化 大型、下級魔法(オブスキュアリング・ミスト)、蹂躙、乗騎、抵抗([火炎])、飛行(魔法的)。
このモデルは他足の、ビーヒアのように見える爬虫類の幻獣を作り出す。
24ポイント:基本形態 四足獣; 一次進化 四肢(脚部)、登攀; 二次進化 大型、完全耐性([雷撃])、四肢(脚部×3)、つかみ(噛みつき)、飲み込み、ブレス攻撃([雷撃])。
幻獣は多頭のヒュドラのように見える。このモデルは五頭のヒュドラを作り出す。冷気ヒュドラあるいは火炎ヒュドラは、ブレス攻撃と完全耐性の進化を加え、合計26ポイントのモデルとすることで作成できる。
20ポイント:基本形態 蛇体; 一次進化 噛みつき、頭部; 二次進化 大型、噛みつき(×3)、高速治癒、頭部(×3)。
幻獣はサテュロス、ドライアド、ニンフ、あるいはピクシーのようなフェイのクリーチャーのように見える。フェイの幻獣は通常は魅力的な人型生物のような外観を持ち、昆虫か蝶の羽を備えているかもしれない。ニクシーのような水棲のフェイは、エラ呼吸と水泳の進化を追加し、合計24ポイントのモデルとすることで作成できる。
22ポイント:基本形態 人型; 一次進化 初級魔法(ダンシング・ライツ、デイズ、ゴースト・サウンド、あるいはディテクト・マジック)、武器鍛錬; 二次進化 下級魔法(ヴァニッシュ、あるいはオブスキュアリング・ミスト)、呪文抵抗、上級魔法(インヴィジビリティ、あるいはキュア・モデレット・ウーンズ)、ダメージ減少(秩序)、ディメンジョン・ドア、飛行、夜目。
幻獣は人型生物の戦士のように見える。ボディガードの幻獣の外皮は、金属のプレートをまとっているような外観を持つが、この鎧は実際には幻獣の肉体の一部である。ボディガードの幻獣は通常は様々な危険な武器を訓練している。
11ポイント:基本形態 人型; 一次進化 外皮強化、武器鍛錬; 二次進化 高速治癒、能力値上昇(【筋力】)、武器鍛錬(軍用)。
幻獣は人型生物の上半身と、魚の下半身を持つ。このモデルはマーフォークやサフアグンのような水棲の人型生物を作成するのにも使用できる。
18ポイント:基本形態 水棲; 一次進化 尾、四肢(腕部); 二次進化 尾の打撃、完全耐性([氷雪])、爪あるいははさみ、非視覚的感知、武器鍛錬、武器鍛錬(軍用)、無呼吸。
幻獣は大型で牙と物を掴むのに適した鼻(触手の進化を使用する)を備えた、エレファントあるいはマストドンのような力強いクリーチャーとなる。
14ポイント(超大型なら20ポイント):基本形態 四足獣; 一次進化 触手、突き刺し; 二次進化 鋭敏嗅覚、大型、蹂躙、乗騎、叩きつけ、超大型、つかみ(触手)。
幻獣は中型サイズのリノームの外観を持つ。大型あるいは超大型のリノームは下記の進化の1つ以上を大型の進化と交換することで作成できる。このモデルは中国の竜のような翼のないドラゴンを作成するのにも使用できる。
23ポイント:基本形態 蛇体; 一次進化 四肢(脚部)、爪; 二次進化 完全耐性、高速治癒、呪文抵抗、毒、飛行、飛行(魔法的)、ブレス攻撃。
以下の新しい進化は、前提条件を満たしている、いかなる幻獣も取得することができる。
異様なオーラ(超常)/Unnatural Aura:幻獣は明らかに異様な起源を持つ。通常の動物は、動物の主人が難易度25の〈動物使い〉、〈騎乗〉、あるいは野生動物との共感の判定に成功しない限り、自分から幻獣に近づかない。
初級魔法(擬呪)/Basic Magic:幻獣は擬似呪文能力として基礎呪文の発動を学習する。以下から1つの呪文を選択する:アシッド・スプラッシュ、ダンシング・ライツ、デイズ、ディテクト・マジック、フレア、ゴースト・サウンド、ライト、メイジ・ハンド、レイ・オヴ・フロスト、ステイビライズ、あるいはタッチ・オヴ・ファティーグ。この呪文は擬似呪文能力として1日に1回発動できる。4レベルの時点で、追加の2進化ポイントを費やすことにより、この呪文を1日に3回発動できる。この進化の術者レベルは幻獣のヒット・ダイスに等しい。この呪文のセーヴ難易度は10+幻獣の【魅力】修正値である。幻獣は【魅力】が最低10なければこの進化を選択できない。この進化は複数回選択できる。幻獣がこの進化を選択するたびに、新しい呪文に適用する。
蹄(変則)/Hooves:幻獣は四肢の先に蹄(×2)の攻撃を与える一対の硬い蹄を持つ。これらの攻撃は二次的攻撃である。蹄は1d4ポイントのダメージを与える(大型なら1d6、超大型なら1d8)。幻獣は四肢の進化を持っていなければこの進化を取得できない。この進化は四肢(脚部)の進化にのみ1回適用できる。その代わりに、幻獣は基本形態による爪の進化をこれらの蹄攻撃と置き換えることができる(これは依然として1進化ポイントを要する)。この進化は複数回選択できるが、幻獣は同数の四肢の進化を持っていなければならない。
夜目(変則)/Low-Light Vision:幻獣は夜目を得て、薄暗い光の状態での人間の2倍の距離までを見ることができる。
アンデッドの容貌(変則)/Undead Appearance:幻獣はアンデッド・クリーチャーのように見え、アンデッド・クリーチャーの能力と弱点のいくつかを真似る。負のエネルギーは幻獣を癒し、正のエネルギー(クレリックのエネルギー放出能力を含む)は害する。アンデッドを目標にするか、(《アンデッド威伏》、ホールト・アンデッド、およびシアリング・ライトのような)アンデッドに対する特別な効果を持つ呪文および効果は、幻獣がアンデッドであるかのように幻獣に影響を与える。幻獣は病気、過労、疲労、麻痺、毒、睡眠効果、および朦朧に対するセーヴに+2ボーナスを得る。
7レベルの時点で、このセーヴへのボーナスは、追加の2進化ポイントを費やすことにより、+4に増加できる。12レベルの時点で、この防御は、追加の2進化ポイントを費やすことにより、これらの攻撃に対する完全耐性に強化できる(サモナーは12レベルの強化の前に、7レベルの強化を支払わねばならない)。
エネルギー放出に対する抵抗(変則)/Channel Resistance:幻獣はクレリックあるいはパラディンのエネルギー放出能力による影響を受けにくくなる。幻獣は(《アンデッド威伏》のような)エネルギー放出の使用回数に依存する効果も含め、エネルギー放出効果に抵抗するいずれのセーヴにも+2ボーナスを得る。7レベルの時点で、追加の2進化ポイントを費やすことにより、このボーナスは+4に増加できる。幻獣はアンデッドの容貌を持っていなければ、この進化を取得できない。
下級魔法(擬呪)/Minor Magic:幻獣は擬似呪文能力として下級魔法の発動を学習する。以下のリストから呪文を1つ選択すること:バーニング・ハンズ、コンプリヘンド・ランゲージズ、キュア・ライト・ウーンズ、ディテクト・イーヴル/グッド/ケイオス/ロー、マジック・ミサイル、オブスキュアリング・ミスト、サイレント・イメージ、ヴァニッシュ(自身のみ)、あるいはヴェントリロキズム。この呪文は擬似呪文能力として1日に1回発動できる。7レベルの時点で、追加の2進化ポイントを費やすことにより、この呪文は1日に3回発動できる。この進化の術者レベルは幻獣のヒット・ダイス-2に等しい。この呪文のセーヴ難易度は10+幻獣のヒット・ダイスの1/2+幻獣の【魅力】修正値である。幻獣は【魅力】が最低11で初級魔法の進化を持っていなければ、この進化を取得できない。
サモナーは最低4レベルでなければ、この進化を選択できない。この進化は複数回選択できる。幻獣がこの進化を選択するたびに、上のリストから新しい呪文を適用する。
超嗅覚(変則)/Keen Scent:幻獣の嗅覚はさらに鋭くなる。幻獣は水面下で半径180フィート内の他のクリーチャーを嗅覚により察知でき、水中で1マイル以内の血を発見できる。幻獣はエラ呼吸および鋭敏嗅覚の進化を持っていなければ、この進化を取得できない。
頭部(変則)/Head:幻獣は追加の頭部1つを生やす。幻獣は追加の頭部からいかなる追加の肉体攻撃も得ないが、追加の頭部に幻獣の取得した(噛みつき、突き刺し、あるいはブレス攻撃のような)頭部による追加攻撃を加える他の進化を適用できる。この進化は複数回選択できる。
暗闇を見通す(超常)/See in Darkness:幻獣はディーパー・ダークネス呪文により作成されたものも含め、いかなる種類の闇も完全に見通すことができる。サモナーは最低9レベルでなければ、この進化を選択できない。
上級魔法(擬呪)/Major Magic:幻獣は擬似呪文能力として上級魔法の発動を学習する。以下のリストから呪文1つを選択すること:アシッド・アロー、キュア・モデレット・ウーンズ、ダークネス、デイズ・モンスター、グライド、インヴィジビリティ(自身のみ)、レッサー・レストレーション、レヴィテート、マイナー・イメージ、スコーチング・レイ、シー・インヴィジビリティ、あるいはスパイダー・クライム。この呪文は擬似呪文能力として、1日に1回発動できる。
10レベルの時点で、追加の2進化ポイントを費やすことにより、この呪文は1日に3回発動できる。この進化の術者レベルは幻獣のヒット・ダイス-2に等しい。この呪文のセーヴ難易度は10+幻獣のヒット・ダイスの1/2+幻獣の【魅力】修正値である。幻獣は【魅力】が最低12で下級魔法の進化を持っていなければ、この進化を取得できない。サモナーは最低7レベルでなければこの進化を選択できない。この進化は複数回選択できる。幻獣がこの進化を選択するたびに、上のリストから新しい呪文に適用する。
最上級魔法(擬呪)/Ultimate Magic:幻獣は擬似呪文能力として強力な呪文の発動を学習する。以下のリストから1つの呪文を選択する:アーケイン・サイト、クリエイト・フード・アンド・ウォーター、キュア・シリアス・ウーンズ、デイライト、ファイアーボール、フライ、ガシアス・フォーム、ライトニング・ボルト、メジャー・イメージ、スティンキング・クラウド、タンズ、あるいはウォーター・ブリージング。この呪文は擬似呪文能力として1日に1回発動できる。この進化の術者レベルは幻獣のヒット・ダイス-2に等しい。この呪文のセーヴ難易度は10+幻獣のヒット・ダイスの1/2+幻獣の【魅力】修正値である。幻獣は【魅力】が最低13で、上級魔法の進化を持っていなければ、この進化を取得できない。
サモナーは最低11レベルでなければこの進化を選択できない。この進化は複数回選択できる。幻獣がこの進化を選択するたびに、上のリストから新しい呪文に適用する。
生命感知(超常)/Lifesense:幻獣は容易に生きているクリーチャーを正確に示すことができる。幻獣はちょうど擬似視覚の進化を持っているかのように、60フィート以内にいる生きているクリーチャーを発見し、位置を特定する。幻獣はアンデッドの容貌の進化を持っていなければ、この進化を取得できない。サモナーは最低11レベルでなければ、この進化を選択できない。
ディメンジョン・ドア(擬呪)/Dimension Door:幻獣は擬似呪文能力として1日に1回のディメンジョン・ドアの発動を学習する。この進化の術者レベルは幻獣のヒット・ダイスに等しい。この呪文のセーヴ難易度は10+幻獣のヒット・ダイスの1/2+幻獣の【魅力】修正値である。幻獣は【魅力】が最低14でなければこの進化を取得できない。サモナーは最低13レベルでなければこの進化を選択できない。
非実体形態(擬呪)/Incorporeal Form:1日に1回、幻獣はサモナー・レベルにつき1ラウンドの間、非実体状態になることができる。この形態の間、幻獣は非実体の副種別と非実体の特性を得る。それが魔法である限り、実体の要素からは半分のダメージしか受けない(非魔法の武器および物体からはまったくダメージを受けない)。同じように、幻獣の呪文あるいは擬似呪文能力は実体のクリーチャーに半分のダメージしか与えない。ダメージを与えない呪文およびその他の効果は通常通り働く。サモナーは最低15レベルでなければこの進化を選択できない。
無呼吸(変則)/No Breath:幻獣は呼吸をまったく必要としない。幻獣は呼吸をせず、(吸入毒のような)呼吸を必要とする効果への完全耐性を持つ。このことは呼吸を必要としないクラウドあるいはガス攻撃への完全耐性を与えない。サモナーは最低11レベルでなければこの進化を選択できない。
ほとんどのサモナーは単一の強力な幻獣との絆を築くが、いくらかのサモナーは様々なクリーチャーの制御を求める。招来の達人は自身を支援する別世界のクリーチャーを過剰なまでに招来することを好み、自身の幻獣の力を犠牲にする。
下級幻獣/Lesser Eidolon:幻獣の能力、ヒット・ダイス、進化プールなどを決定するにあたり、招来の達人のクラス・レベルを半分にする(最低1)。幻獣はその他の点では通常通り働く。この能力はサモナーの通常の“幻獣”能力と置き換える。
招来体得(擬呪)/Summoning Mastery:1レベルの時点から、招来の達人は擬似呪文能力としてサモン・モンスターIを1日に5+【魅力】修正値に等しい回数まで発動できる。サモナーはこの能力を幻獣が招来されている時に使用できる。幻獣が招来されている間は、1つのサモン・モンスター呪文だけ有効にできる。サモナーの幻獣が招来されていない場合、この能力で招来されるクリーチャーの数は、1日の使用回数によってのみ制限される。この能力のその他の点はサモナーの通常のサモン・モンスターI能力のように働く。これらの制限を除き、サモナーが一度に起動状態にできるサモン・モンスターあるいはゲート呪文の数に制限はない。この能力はサモナーの通常のサモン・モンスターI能力および味方の盾と置き換える。
招来クリーチャー強化/Augment Summoning:2レベルの時点で、招来の達人はボーナス特技として《招来クリーチャー強化》を獲得する。招来の達人はこの特技の前提条件を満たしている必要はない。この能力は感覚結合と置き換える。
幻獣の進化を交換することは、通常は時間のかかるプロセスである。サモナーはレベルが進むのに従って、自身の幻獣の能力の増加を制御下におく。しかし、進化術士は自身の幻獣の形態上により大きな力を持ち、幻獣およびその能力を、表面上は気まぐれに、いかなる挑戦も満たし、あるいは来るべきいかなる危機にも立ち向かうよう進化させることができる。
変異幻獣(超常)/Mutate Eidolon:6レベルの時点で、進化術士はレベルを得たかのように自身の幻獣の進化を変更できる。幻獣を変異させるため、進化術士は24時間の途切れない精神集中を要する秘術の儀式を行い、物質要素にサモナー・レベルにつき 200gp を支払わねばならない。この能力は創造者の呼び声と置き換える。
進化基本形態(超常)/Evolve Base Form:8レベルの時点から、進化術士はレベルを得るときに自身の幻獣の基本形態を新しい基本形態に変更できる。1度選択すると、この基本形態は進化術士が別のサモナー・レベルを得るまで固定される。この能力は入れ替わりと置き換える。
トランスモグリファイ(擬呪)/Transmogrify:12レベルの時点で、進化術士は1日に1回、物質要素の必要なしに、擬似呪文能力としてトランスモグリファイを発動できる。この能力の発動時間は1分間である。この能力は上級味方の盾と置き換える。
仕えさせるために幻獣を自身の側に招来するよりもむしろ、統合者は自身の幻獣の本質と自分自身を融合する。統合者とは、サモナーと幻獣が2体のクリーチャーである代わりに1つの存在へと融合したものである。
融合幻獣/Fused Eidolon:統合者は自身の存在と融合するために強力な来訪者の本質を招来する。統合者は幻獣を透明な生体鎧のように身に纏う。2人は今や1体のクリーチャーとなり、幻獣は統合者の動きを全て模倣し、そして統合者は幻獣の感覚を通して知覚し、幻獣の発声を通して話す。
自身の幻獣と融合している間、統合者は幻獣の【筋力】、【敏捷力】、および【耐久力】を使用するが、自身の【知力】、【判断力】、および【魅力】を保有する。統合者は一時的ヒット・ポイントとして、幻獣のヒット・ポイントを得る。これらのヒット・ポイントが0に達したとき、幻獣は殺され、出身次元界に送還される。統合者は幻獣の基本攻撃ボーナスを使用し、さらに幻獣の鎧および外皮ボーナス、および能力値への修正を得る。統合者は幻獣の特殊能力および進化にも接する。統合者はいまだ幻獣の肉体攻撃の最大攻撃回数に制限を受ける。幻獣は自身の技能あるいは特技を持たない。幻獣は最低でも統合者と同サイズでなければならない。統合者が動作要素を持つ呪文を発動するためには、幻獣は腕部を持っていなければならない。幻獣の一時的ヒット・ポイントはリジューヴェネイト・アイドーロン呪文によって回復できる。
融合中、統合者は自身の鎧の利益を全て失う。統合者は種別に基づくいかなる効果に対しても、自身の元の種別と来訪者の両方であると見なす。ただし、常に統合者にとって不利益が生じるように扱うこと。バニッシュメントあるいはディスミサルのような呪文は通常通り幻獣に働くが、統合者は影響を受けない。統合者あるいはその幻獣のいずれも、1体のクリーチャーに融合したかのように、個別に目標とすることができない。統合者と幻獣は個別にアクションを行うことはできない。幻獣と融合している間、統合者は自身の幻獣のすべての能力と鎧を除く装備を使用できる。他のすべての場合において、この能力はサモナーの通常の“幻獣”能力と同様に働く(例えば、統合者は幻獣が存在する間、自身のサモン・モンスター能力を使用できない)。この能力は“幻獣”、“感覚結合”、および“生命結合”クラス能力と置き換える。
以下のクラス能力は統合者であるサモナーには通常と異なる機能を持つ。
融合共有(超常)/Fused Link:1レベルの開始時、統合者は自身の幻獣と緊密な絆を形成する。自身の幻獣からの一時的ヒット・ポイントが0に減少するであろう時はいつでも、サモナーはフリー・アクションによって、任意の数の自分自身のヒット・ポイントを犠牲にすることができる。この方法によって犠牲にしたヒット・ポイントごとに、幻獣への1ポイントのダメージを防ぎ(結果として、サモナーの一時的ヒット・ポイントの損失を防ぐ)、幻獣が殺され出身次元界に送還されるのを防ぐ。この能力は生命共有と置き換える。
盾の融合(変則)/Shielded Meld:4レベルの時点で、統合者が自身の幻獣と融合している時はいつでも、アーマー・クラスに+2の盾ボーナスと、セーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。この能力は味方の盾と置き換える。
創造者の跳躍(擬呪)/Maker's Jump:6レベルの時点で、統合者が自身の幻獣と融合している時はいつでも、統合者は自身の術者レベルを使用して、擬似呪文能力としてディメンジョン・ドアを発動できる。この能力は融合した統合者と幻獣にのみ影響を与える。統合者はこの能力を6レベルの時点で1日に1回使用でき、6レベル以降の6レベルごとに1日あたりの追加の使用回数を1加える。この能力は創造者の呼び声および入れ替わりと置き換える。
上級盾の融合(変則)/Greater Shielded Meld:12レベルの時点で、統合者が自身の幻獣と融合している時はいつでも、アーマー・クラスに+4の盾ボーナスと、セーヴィング・スローに+4の状況ボーナスを得る。この能力は上級味方の盾と置き換える。
分離形態(超常)/Split Forms:16レベルの時点で、即行アクションにより、融合した統合者と幻獣は2体のクリーチャーに分離できる:統合者と幻獣の両者は、同じ進化を持つ。統合者は可能であれば幻獣に隣接するマスに現れる。現に融合した統合者=幻獣を目標としていたすべての効果および呪文は、統合者と幻獣の両者に影響を与える。
統合者はこの能力を1日にサモナー・レベルに等しいラウンド数まで使用できる。統合者はこの効果をいつでも、全ラウンド・アクションにより終了できる。この効果の持続中、幻獣はサモナーのクラス・レベルの通常の幻獣のように働く。この能力は融合形態と置き換える。
ほとんどのサモナーはその生涯にわたり1体の幻獣と絆を結ぶが、群れの主は自身の群れを構成する、複数のより小さな幻獣との繋がりを結ぶ。群れの主の幻獣のそれぞれは、サモナーの単一の幻獣にはかなわないが、全体では、幻獣の群れは欠いている個々の力を結集する。
群れの主および招来の達人アーキタイプは潜在的に、5、10、あるいはそれ以上の招来クリーチャーをプレイ中に有することができる。これはこれらのアーキタイプのために意図された特徴であり、サモナーが潜在的に、1プレイヤーによる“単独の”冒険のための有力な候補たりえることを意味する。しかしながら、未経験、あるいは中程度の経験しか持たないプレイヤーの手にかかると、戦闘においてこれらのクリーチャーのすべてに対処することには長い時間を要し、イニシアチブによるそれぞれのターンの間で、他のプレイヤーを長時間待たせることになる。GMはこれらのアーキタイプを経験豊かなプレイヤーにのみ許可するか、あるいは(招来された怪物のいくつかを他のプレイヤーが操ることを許可するといったような)サモナーのターンを手早くすませる方法を決めておくことを強く推奨する。
幻獣の群れ/Eidolon Brood:2レベルの時点で、群れの主は1体の幻獣の代わりに、それぞれ標準のサモナーの単一の幻獣より強力ではない2体の小型の幻獣を自らの下に招来する。幻獣はそれぞれの基本形態と関係する基本能力と自動取得進化を持つ。群れの幻獣の数に関わらず、それぞれの幻獣は同じ基本攻撃ボーナスと、基本セーヴィング・スロー・ボーナスを持つが、ヒット・ダイス(最小1)、技能ポイント、特技数、鎧ボーナス、【筋】/【敏】ボーナス、進化プール(ただし以下を参照)、および肉体武器攻撃の最大攻撃回数を含む残りの幻獣の基本能力は、各幻獣間で分割しなければならない。個々の群れの幻獣は別々に進化を購入せねばならない。群れの主は一度幻獣の形態と能力を決定すると、サモナー・レベルを獲得するまで変更できない。
例:2レベルの群れの主は2体の幻獣を招来できる。それぞれの幻獣は1ヒット・ダイス、基本攻撃ボーナス+2、+3の2つの良好なセーヴと+0の貧弱なセーヴを持つ。群れの主は第一の幻獣に4技能ポイント、1つの特技、+1の鎧ボーナス、【筋力】に対する+1のボーナス、2ポイントの進化プール、および2回の最大攻撃回数を与えると決めた。残った4技能ポイント、+1の鎧ボーナス、【敏捷力】に対する+1のボーナス、2ポイントの進化プールは二番目の幻獣のものになるが、特技は取得できず、1回の肉体武器攻撃しかできない。
群れの主は1回にすべての幻獣を送還しなければならない。同様に、群れの主が気絶するか、眠るか、あるいは殺された場合、すべての幻獣が消滅する。しかしながら、ヒット・ポイントの負の値が【耐久力】以上に減少する時には、群れの幻獣はそれぞれ個別に自身の出身次元界に送り返される。この能力はサモナーの通常の“幻獣”能力と置き換える。
以下は群れの主アーキタイプの新しいクラス特徴である。標準のサモナー・クラスと同名のものには若干異なるルールが存在するが、それ以外は同名の標準のサモナー・クラス特徴と同様に働き、置き換える。
群れの共有(超常)/Brood Link:2レベルの時点で、群れの主は自身の幻獣と緊密な絆を形成する。この能力は、群れの主はヒット・ポイントを犠牲にして、1度に1体だけ群れの幻獣へのダメージを防げることを除き、標準のサモナーの“生命共有”能力のように働く。2体以上の群れの幻獣が出身次元界に送還されるのに十分なダメージを受けた場合、群れの主はヒット・ポイントを犠牲にして、そのうち1体だけダメージを防ぐことができる。この能力は生命共有と置き換える。
感覚結合(超常)/Bond Senses:群れの主は一度に1体の群れの幻獣とだけ感覚を共有できる。
味方の盾(変則)/Shield Ally:群れの主あるいは味方1体は、範囲内に何体の群れの幻獣がいるかに関わらず、これらの能力から1つだけボーナスを得られる。
創造者の呼び声(超常)/Maker's Call:群れの主はこの能力を使用するたびに、1体だけ群れの幻獣を呼び寄せることができる。
入れ替わり(超常)/Transposition:群れの主はこの能力を使用するたびに、1体の群れの幻獣と位置を入れ替えることができる。
大群/Larger Brood:8レベルの時点で、群れの主は大型の進化のために進化プールから4進化ポイントを費やすことができる; 他の進化と異なり、群れの主は個々の幻獣に進化ポイントを割り当てる前に、この4ポイントを消費する(11進化ポイントを持つ8レベルの群れの主は、これを差し引いた7進化ポイントを幻獣に分配する)。これにより群れの主は2体の中型幻獣、4体の小型幻獣、あるいは1体の中型幻獣と2体の小型幻獣を招来できる。
13レベルの時点で、群れの主が大型の進化を自身の群れのために購入していた場合、超大型の進化のために進化プールから追加の6進化ポイントを費やし、残りのポイントを幻獣に分配することができる。これにより群れの主は2体の大型幻獣、4体の中型幻獣、8体の小型幻獣、あるいは、2体の小さな幻獣を1体の1段階大きな幻獣と数え、これらと同種のいずれかの組み合わせによる幻獣を将来できる。
上級味方の盾(超常)/Greater Shield Ally:群れの主、あるいは味方1体は、範囲内に何体の群れの幻獣がいるかに関わらず、これらの能力から1つだけボーナスを得られる。
群れの絆(超常)/Brood Bond:14レベルの時点で、サモナーの生命は自身の群れと繋がるようになる。これは、群れの主は1度に1体の群れの幻獣にだけダメージを移し替えることができることを除き、“生命結合”能力と同様に働く。幻獣が出身次元界に送還されるのに十分なダメージを受けた場合、すべての超過ダメージは群れの主に残り、害する。この能力は生命共有と置き換える。
融合形態(超常)/Merge Forms:群れの主は1度に1体の群れの幻獣とだけ融合できる。この能力はそれ以外の点は融合形態のように働き、置き換える。