この巨大な管状のクリーチャーの先端は分厚く鮮烈な色をした蔓の群生と、それに囲まれるように1つだけある広い歯のない大口である。
経験点600
真なる中立/大型サイズの蟲(水棲)
イニシアチブ +2; 感覚 擬似視覚30フィート; 〈知覚〉+0
アーマー・クラス 14、接触11、立ちすくみ12(+3外皮、-1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 34(4d8+16)
頑健 +8、反応 +3、意志 +1
防御能力 不定形; 完全耐性 凝視攻撃、視覚に依存する効果、[精神作用]効果、毒
移動速度 5フィート
近接 触手=+3(2d6+1、加えて“つかみ”および“毒”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 飲み込み(1d6+1殴打ダメージ、アーマー・クラス11、ヒット・ポイント3)
【筋】12、【敏】15、【耐】18、【知】―、【判】10、【魅】2
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +5; 戦技防御値 17(足払いされない)
技能 〈隠密〉+6; 種族修正 +8〈隠密〉
その他の特殊能力 固定、めくら
出現環境 気候問わず/海洋または湾岸
編成 単体、2体、または小集団(2~10)
宝物 乏しい
固定(変則)/Anchored 全ラウンド・アクションで、ジャイアント・シー・アネモネは固い表面にくっ付ける。固定されている間、アネモネは動けず、そして突き飛ばし、引きずり、蹴散らし、あるいは位置ずらしに抵抗するためのあらゆる戦技防御値に+4のボーナスを得る。このボーナスはその戦技を試みている相手と比較してシー・アネモネが1サイズ分類大きい毎に+4ずつ上昇する。このクリーチャーは全ラウンド・アクションで自身を引き剥がせる。
毒(変則)/Poison 触手・致傷型; セーヴ 頑健・難易度16; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d2【敏】ダメージ; 治癒 2回連続のセーヴ成功。
めくら(変則)/Sightless シー・アネモネは盲目状態であり、凝視攻撃やブラインドネスといった視覚に依存する効果の影響を受けない。
ジャイアント・シー・アネモネは美しくも致命的な大海に生息する蟲であり、その迷彩と麻痺性の毒で獲物を吸い込む。シー・アネモネの長い円筒形の肉体の終端は裂け目のような開口部が1つ付き食料の消化と廃棄物の放出ができるようになっている、平坦な円盤である。この円盤は良質な髪のような繊毛から膨れた付属肢までの太さの巻きひげ状の藪に囲まれている。このクリーチャーは獲物を攻撃する時にはこうした触手全てを同時に使う。より小さな同種と同様、ジャイアント・シー・アネモネは広範な色彩で満ちている――多くは輝くような色合いだ。
ジャイアント・シー・アネモネは底面の突起物で歩くことでゆっくりと移動できる。しかしながらこうした捕食者たちは自身を岩、珊瑚、あるいは舟のような他の沈んでいる物体に固定して獲物を待つことの方がずっと多い。
精神のないクリーチャーであるジャイアント・シー・アネモネに宝物は不要であるが、獲物の遺体は消化された後吐き出され、このクリーチャー周辺の地域に散らばっていることがある。ドルフィン、ホエール、あるいはシー・サーペントさえ食べられる程に巨大なシー・アネモネは大海の最深部に存在することが確認されている。黒と輝くような橙色が交互に並ぶ葉を茂らせているためディープ・タイガーと呼ばれるそうしたジャイアント・シー・アネモネは、宝物があると約束されている水中の廃墟や沈没船を生息地にして便利に途絶えない食料を誘っていると言われている。
シー・アネモネの他の種族も同様に存在し、一部はより小さいが大半は極めて大きく、異なる海域や深度を好む。君はジャイアント・シー・アネモネ用の一般データをヒット・ダイスとサイズ(適切に【筋力】、【敏捷力】、そして【耐久力】も調整すること)を変更することで、存在する広範なシー・アネモネ種用に調整してよい。ダークフォレスト・アネモネの締めつけ攻撃やディープ・タイガーの酸噴きなど、異なるシー・アネモネ種は追加の能力を持っていることがある。以下の表は一般的な亜種の一覧である。
一般的なアネモネ |
1/4 |
1d8 | |
ブルーヘアー・アネモネ |
1/2 |
2d8 | |
1 |
3d8 | ||
ダークフォレスト・アネモネ |
6 |
9d8 | |
9 |
14d8 | ||
ディープ・タイガー・アネモネ |
13 |
19d8 |