このハエトリソウの群生は何となく人型生物の形をしている。もっとも大きなハエトリソウの上で小さく丸く輝く目が脅迫的ににらんでいる。
経験点1,200
真なる中立/小型サイズの植物(変身生物、レーシー)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+11
アーマー・クラス 17、接触13、立ちすくみ15(+4外皮、+1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 39(6d8+12)
頑健 +7、反応 +4、意志 +4
完全耐性 [音波]、[雷撃]、植物の種別特性; 抵抗 [火炎]5
移動速度 20フィート
近接 噛みつき=+7(1d4+1、加えて1d4[強酸]および“消化”)、フライトラップの手(×2)=+7(1d3+1、加えて1d3[強酸]および“消化”)
遠隔 酸の唾=+7(1d4[強酸]および“消化”)
特殊攻撃 消化、急所攻撃+1d6
擬似呪文能力 (術者レベル10; 精神集中+12)
常時:パス・ウィズアウト・トレイス(術者レベル12)
【筋】12、【敏】15、【耐】14、【知】10、【判】15、【魅】15
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 16
特技 《イニシアチブ強化》、《武器熟練:噛みつき》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+8、〈隠密〉+6(沼沢地では+10)、〈生存〉+0(沼沢地では+4)、〈知覚〉+11; 種族修正 +4沼沢地での〈隠密〉、+4沼沢地での〈生存〉
言語 ドルイド語、森語; 植物との会話(ハエトリソウ)
その他の特殊能力 混合体、変身(小型のフライトラップ; ツリー・シェイプ)、緑の爆発
出現環境 暑熱/湿地または沼沢地
編成 単体または小集団(4~8)
宝物 標準
混合体(変則)/Amalgam 複数のフライトラップ・レーシーは一時的に自分たち最大25体を単一のクリーチャーとして結合することができる。各々のレーシーはその混合体に1ヒット・ダイスを与え、9、12、18、30ヒット・ダイスを超えた時点でサイズ段階を1つ得る。混合体は全ての結合したレーシーの噛みつき攻撃に等しい噛みつき攻撃の回数を得るが、2本のフライトラップの手はそのままである。混合体が0ヒット・ポイント以下になるならば、解け、ダメージは構成していたレーシーで分けられる。
消化(変則)/Digest フライトラップ・レーシーの噛みつきあるいは唾から[強酸]ダメージを受けるクリーチャーは難易度15の頑健セーヴに成功するか1d4ラウンドの間不調状態とならなければならない。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
フライトラップの手(変則)/Flytrap Hands 頭として勤める中心的なフライトラップに加え、フライトラップ・レーシーは手として用いられる追加の小さなフライトラップを持つ。これらの手は超小型クリーチャーの噛みつき攻撃として機能する。
大部分のレーシーは平和的なクリーチャーであり、周囲の自然の領域を管理することに努力を集中させている。フライトラップ・レーシーは戦いを吹っ掛けるために彼ら自身の家を離れる事はないが、侵入者を攻撃する機会を楽しむ。これらの肉食植物は質問をする前に攻撃する傾向がある。他のクリーチャーと一緒に働くことは滅多にないが、この攻撃的なクリーチャーたちは彼らの種の他の者と熱心に協力する。彼らはチームにおいて最高の戦いを行い、お互いと余りに継ぎ目なく協調するため、フライトラップ・レーシーの集団は単一のクリーチャー――フライトラップ・レーシーの頭と両手の間の類似性が作っただけの幻――とほぼ区別できないほどになる。典型的なフライトラップ・レーシーには1つの頭と2本の手がある一方で、より強力なフライトラップ・レーシーはたくさんの頭と手を持つ。
意地の悪いフライトラップ・レーシーは、あらゆるクリーチャーの更なる幸福のために究極的に必要とされている自然のサイクルの、過酷で残酷な側面を表している。彼らの家を守るために必要な時、フライトラップ・レーシーは火を制御し、炎を通るために[火炎]への抵抗に頼る。
多くの彼らの種とは異なり、フライトラップ・レーシーは肉を食べ、消費する肉の種族を気にしない。彼らは特に昆虫を味わい、フライトラップ・レーシーを宥める数少ない方法の1つは、珍しい変わった昆虫を提供することである。
典型的なフライトラップ・レーシーは身長2フィート(約60cm)、体重20ポンド(約9kg)。
フライトラップ・レーシーは通常湿地か沼地の地形で成長する。フライトラップ・レーシーが現れるのは食べるよう殺されたばかりの昆虫の小さな山が与えられた場合のみである。
必要条件 〈知識:自然〉5ランク、バースト・オヴ・ネトルス、プラント・グロウス、サモン・ネイチャーズ・アライIV; 技能 〈知識:自然〉難易度18; コスト 3,250gp
体が花盛りの蓮の花に似ている植物は平穏な雰囲気をにじませている。
経験点1,600
真なる中立/小型サイズの植物(変身生物、レーシー)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+14
オーラ 平穏のオーラ(20フィート、難易度15、10ラウンド)
アーマー・クラス 20、接触18、立ちすくみ17(+1回避、+2外皮、+1サイズ、+4【判】、+2【敏】)
ヒット・ポイント 52(7d8+21)
頑健 +8、反応 +4、意志 +6
完全耐性 [音波]、[雷撃]、植物の種別特性
移動速度 30フィート; リリィ・パッド・ストライド
近接 叩きつけ=+8(1d4)
遠隔 種噴射=+8(1d3非致傷/×3、加えて“夢見る花粉”)
特殊攻撃 夢見る花粉、種噴射
擬似呪文能力 (術者レベル14; 精神集中+16)
【筋】10、【敏】15、【耐】16、【知】16、【判】19、【魅】15
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 21
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《技能熟練:知識:宗教》、《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+6(水界では+10)、〈交渉〉+9、〈真意看破〉+11、〈生存〉+0(水界では+4)、〈知覚〉+14、〈知識:宗教〉+13、〈治療〉+11; 種族修正 +4水界での〈隠密〉、+4水界での〈生存〉
言語 ドルイド語、森語; 植物との会話(ロータス)
その他の特殊能力 変身(小型のロータスの花; ツリー・シェイプ)、緑の爆発
平穏のオーラ(超常)/Aura of Tranquility ロータス・レーシーは半径20フィートの落ち着かせるオーラを醸し出し、カーム・エモーションズとして機能する(意志・難易度15・無効)。セーヴに成功したクリーチャーは24時間そのレーシーのオーラに完全耐性を持つ。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
夢見る花粉(変則)/Dream Pollen ロータス・レーシーは15フィートの円錐形に花粉を放出することができる。円錐内の全てのクリーチャーは(種噴射からダメージを受けるものと同様に)難易度16の意志セーヴに成功するか1d4ラウンドの間寝落ちしなければならない。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
種噴射(変則)/Seed Spray ロータス・レーシーは30フィート以内の目標にその種を撃つことができる。標準アクションとして、最大6粒の種を打つことができ、有効距離内にいる目標たちの間で種を等分する。各々の種は1d3ポイントの非致傷ダメージを与える。レーシーは噴射の範囲内で種の全ての正確さを決めるために1回の攻撃ロールを行う。攻撃は×3のクリティカル倍率を持ち、レーシーはクリティカルを確定させるために1回のみのロールを行う。
謎のロータス・レーシーは閑静な池と湖の賢い護り手である。彼らは蓮華として大部分の時間を瞑想に費やし、それはしばしば一度に数十年に亘る事がある。ロータス・レーシーは孤独の中浮かぶことに大部分の時間を費やすが、他のクリーチャーとの交流を避けたりせず、話す時は人型生物の形態をとる。彼らは宗教と哲学に関する議論に特に魅力を見い出しており、斬新な観点を楽しむ。彼らは自己完成と熟考の諸神格を広範囲に渉って研究するが、そのような存在を尊んではいない。
ロータス・レーシーは特定の答えを提供するのではなく、間接的に話す。彼らは熟考と議論が具体的な答えよりもはるかに価値があると主張している。さらに彼らは、直接的な答えを受け取る者は、自身で考えるのでなく他人の言葉を妄信的に受け入れ易くなると信じている。苛立ちに直面したとき、ロータス・レーシーはより人を引き付ける蓮の形状へと戻る。彼らは可能な限り戦闘を避け、彼らの平穏なオーラで気分を静めるか、暴力的なクリーチャーを眠気を催す花粉で宥めるのを好む。
典型的なロータス・レーシーは身長3フィート(約90cm)、体重15ポンド(約6.8kg)。
ロータス・レーシーは静かな地域の暖かい池や湖で最もよく生育する。ロータス・レーシーを栽培するためには、水際でロータスの種を植え、芽が出るまで種子のそばで静かに調停しながら座らなければならない(訳注:調停mediationは瞑想meditationの誤記の可能性あり)。
必要条件 〈知識:自然〉5ランク、〈知識:宗教〉5ランク、リリィ・パッド・ストライド、プラント・グロウス、サモン・ネイチャーズ・アライV; 技能 〈知識:自然または宗教〉難易度19; コスト 4,500gp