通常のドルイドは居住地を完全に避け、自然に中に安らぎを捜し求めるが、レンジャーは境界線上を行く者であり、文明のボロボロの周縁に生きる。彼らは斥候にして賞金稼ぎ、追跡者にして森の住人であり、自らが選んだ環境では並ぶ者がない。自力で生きていき、鋭く自分の周りを知覚しているレンジャーは、力、機知、適応性によって生き延びていき、獲物に忍び寄り、跡を残さずに森や荒野に溶け込んでいく。形式ばった社会や教育から離れ、二刀流や息の飲むような射撃の技から、特定の地形への習熟や周囲の動物との交流まで、多くの異なった専門と戦闘スタイルにレンジャーを導く自主独立の開拓者魂、これこそがまさに適応力と頑強さである。
以下にあげられているいくつかの代替クラス特徴とアーキタイプは君のレンジャーをカスタマイズする助けとなる。大胆な獣使いであっても、敵を追跡し油断している者を仕留めるのに適応した狡猾な森の斥候であっても。
クラス・レベル2のレンジャーは、レンジャーの2つの標準戦闘スタイルのうちの1つか、以下の新しい戦闘スタイル(クロスボウ、騎乗戦闘、肉体武器、両手武器、武器と盾)の中から1つを選択しなければならない。レンジャーはたとえ特技を修得するために必要な通常の前提条件を満たしていなくても、選択した戦闘スタイルの特技を選択できる。
騎乗戦闘:“騎乗戦闘”を選択した場合、レンジャーが戦闘スタイル特技を得ることができる時には、以下のリストから選択できる:《駆け抜け攻撃》、《騎射》、《騎乗戦闘》、《曲乗り》*。クラス・レベル6の時点で、《猛突撃》と《騎乗盾》*がリストに追加される。クラス・レベル10の時点で、《突き落とし》と《騎乗する殺戮者》*がリストに追加される。
クロスボウ:“クロスボウ”を選択した場合、レンジャーが戦闘スタイル特技を得ることができる時には、以下のリストから選択できる:《乾坤の一射》*、《高速装填》、《精密射撃》、《致命的な狙い》。クラス・レベル6の時点で、《精密射撃強化》と《クロスボウ体得》*がリストに追加される。クラス・レベル10の時点で、《機動射撃》と《針の目を通す狙い》がリストに追加される。
肉体武器:“肉体武器”を選択した場合、レンジャーが戦闘スタイル特技を得ることができる時には、以下のリストから選択できる:《野獣の化身》*、《爪のかきむしり》*、《肉体攻撃強化》**、《武器熟練》。クラス・レベル6の時点で、《魔力の爪》*と《渾身の一打》がリストに追加される。クラス・レベル10の時点で、《渾身の一打強化》と《複数回攻撃》**がリストに追加される。
武器と盾:“武器と盾”を選択した場合、レンジャーが戦闘スタイル特技を得ることができる時には、以下のリストから選択できる:《盾攻撃強化》、《盾熟練》、《盾のぶちかまし》、《二刀流》。クラス・レベル6の時点で、《盾攻撃の達人》と《救いの盾》*がリストに追加される。クラス・レベル10の時点で、《上級盾熟練》と《とどめの盾攻撃》*がリストに追加される。
両手武器:“両手武器”を選択した場合、レンジャーが戦闘スタイル特技を得ることができる時には、以下のリストから選択できる:《強打》、《薙ぎ払い》、《押しやり強襲》*、《大業物の守り》*。クラス・レベル6の時点で、《薙ぎ払い強化》と《狂乱集中》*がリストに追加される。クラス・レベル10の時点で、《武器破壊強化》と《恐るべき虐殺》*がリストに追加される。
レンジャーの多くは一匹狼だが、一部の者は、土地を熟知していることによって、他者を安全に荒野を通行させる案内をすることを選ぶ。案内人は手近な仕事や敵に集中するために得意な敵の能力を諦め、世話をしている者たちに自分の知識と幸運を受け渡すことができる。案内人は以下のクラス能力を有する。
レンジャーの集中(変則)/Ranger's Focus:1日1回、クラス・レベル1の案内人は1回の即行アクションとして、視線上にいる1体の敵に“集中”することができる。そのクリーチャーがヒット・ポイントが0以下になるか、降伏するか、レンジャーが新しい集中を宣言するかのいずれかになるまで、その集中は維持される。レンジャーは集中の目標に対する攻撃ロールとダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。クラス・レベル5以降5レベル毎に、このボーナスは2ずつ上昇する。クラス・レベル4以降3レベル毎に、レンジャーはこの能力の1日の使用回数が1追加される。この能力は得意な敵の代替能力である。
地形との絆(変則)/Terrain Bond:クラス・レベル4の案内人は、土地そのものと絆を結び、そのような地形で他者を導けるようになる。自分の得意な地形にいる場合、レンジャーの視線上にいて、その言葉を聞くことができる全ての仲間は、イニシアチブ判定、〈隠密〉、〈生存〉、〈知覚〉技能判定に+2のボーナスを得る。また、レンジャーと共にその得意な地形を旅する限り、その仲間は痕跡を残さなくなり、彼を追跡することは不可能になる。レンジャーは望むならば集団が痕跡を残すことも、集団の特定のメンバーだけが痕跡を残すことさえも選ぶことができる。この能力は狩人の絆の代替能力である。
レンジャーの幸運(変則)/Ranger's Luck:クラス・レベル9に達した時点で、案内人は1日1回攻撃ロールを振り直すか、今自分に攻撃を命中させた敵にその攻撃ロールを振り直させることができる。結果が悪くてもレンジャーは2回目の出目の結果を使わなければならない。レンジャーはクラス・レベル9の時点でこの能力を1日1回使用でき、クラス・レベル14と19の時点で1日の使用回数を1ずつ追加する。この能力は身かわしの代替能力である。
霊感を得た瞬間(変則)/Inspired Moment:クラス・レベル11の案内人は、1日1回、1回のフリー・アクションとして“霊感を得た瞬間”を使用することができる。レンジャーは自分の次のターンの終了時まで、以下の利益を得る。移動速度が10フィート上昇する。自らのターンに1回の追加の移動アクションまたは即行アクションを行うことができる。アーマー・クラス、攻撃ロール、技能判定、能力値判定に+4のボーナスを得る。またクリティカル可能状態になった時には自動的にクリティカルする。クラス・レベル19の時点でこの能力の1日の使用回数を1追加する。この能力は獲物と獲物強化の代替能力である。
レンジャーの幸運強化(変則)/Improved Ranger's Luck:クラス・レベル16に達した時点で、レンジャーの幸運は向上する。レンジャーの幸運能力で行った振り直しには+4のボーナスを得る。あるいは敵に攻撃ロールを振り直させた場合には、敵はその判定に-4のペナルティを被る。このボーナスまたはペナルティは、クリティカル・ヒットになったかどうかを判定するためのクリティカル・ロールにも適用される。この能力は身かわし強化の代替能力である。
平原のレンジャーは馬やその他の乗用獣を使ってその土地で狩をし、乗騎とほとんど神秘的な関係を築く。騎馬王は並ぶ者のない騎乗戦士であり、最も献身的なキャヴァリアーにすら羨まれる。一般的な用語として“騎馬王”と呼ばれるが、これらのレンジャーは動物の相棒をホースだけに限らない――騎乗することができるいかなるクリーチャーにもこれらの能力を使うことができる。騎馬王は以下のクラス特徴を有する。
戦闘スタイル特技(変則)/combat style feat:クラス・レベル2の騎馬王は、騎乗戦闘スタイルを選択しなければならない。
乗騎との絆(変則)/Mounted Bond:クラス・レベル4の騎馬王は乗騎として使っている動物と絆を結び、動物の相棒とする。中型サイズのレンジャーはキャメルかホースを選ぶことができる。小型サイズのレンジャーはポニーかウルフを選ぶことができるが、彼が最低7レベルである場合はボアやドッグを選ぶこともできる。この能力はドルイドの動物の相棒(クラス特徴の自然の絆の一部)と同様に機能するが、レンジャーの有効ドルイド・レベルはレンジャー・レベル-3として扱う点で異なる。レンジャーはその動物の相棒の乗騎に関する〈騎乗〉と〈動物使い〉判定に+2のボーナスを得る。この能力は狩人の絆の代替能力である。
強き絆(変則)/Strong Bond:クラス・レベル12の騎馬王は乗騎との絆を強める。レンジャーの動物の相棒についての有効ドルイド・レベルは今やレンジャー・レベルに等しくなる。この能力はカモフラージュの代替能力である。
魂の絆(超常)/Spiritual Bond:クラス・レベル17の騎馬王は、1日1回、その動物の相棒にレンジャー・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この一時的ヒット・ポイントがある間、乗騎がレンジャーから30フィート以内にいる場合、乗騎が受けたダメージをシールド・アザー呪文を使っているかのように分配することを選ぶことができる。この能力は影隠れの代替能力である。
一部のレンジャー、特に原始的な土地に住む者や動物に育てられた者は、通常は動物と強い絆を持っている。レンジャーの中でも独特なことに、彼らはいずれかの種類の複数の動物と絆を結び、まるで奇妙な家族のような、野生のままだが忠実な生き物たちの群れをつくる。獣使いは以下のクラス特徴を有する。
クラス技能:獣使いのクラス技能は以下の通り:〈威圧〉【魅】、〈隠密〉【敏】、〈軽業〉【敏】、〈騎乗〉【敏】、〈水泳〉【筋】、〈製作〉【知】、〈生存〉【判】、〈脱出術〉【敏】、〈知覚〉【判】、〈知識:自然〉【知】、〈治療〉【判】、〈動物使い〉【魅】、〈登攀〉【筋】。これらは標準的なレンジャーのクラス技能と置き換わる。
動物の相棒(変則):獣使いは動物の相棒と密接な絆を結ぶ。この能力はドルイドの動物の相棒(クラス特徴の自然の絆の一部)と同様に機能するが、レンジャーの有効ドルイド・レベルはレンジャー・レベル-3として扱う点で異なる。レンジャーはその動物の相棒に関する野生動物との共感と〈動物使い〉判定に+2のボーナスを得る。獣使いが選ぶことができる動物の相棒は、通常のレンジャーとは異なり制限された選択可能な相棒のリストに限定されない。ドルイドと同様に、全ての動物の相棒の中から自由に選択できる。
獣使いは2体以上の相棒を持つことができるが、相棒の能力を決定するための有効ドルイド・レベルは各相棒に分割しなければならない。例えば、有効ドルイド・レベル4の獣使いは、4レベルの相棒1体、2レベルの相棒2体、あるいは1レベルの相棒1体と3レベルの相棒1体を持つことができる。獣使いの有効ドルイド・レベルが上昇する毎に、その上昇分をその動物の相棒にどう割り当てるか(新しく1レベルの相棒を追加するという選択肢を含めて)決定しなければならない。一旦有効ドルイド・レベルを特定の相棒に割り当てたら、その相棒がレンジャーに仕えている間は再分配することはできない(相棒のレベルを他の相棒に割り当てるには、相棒を役目から解放するか、死ぬのを待たなければならない)。動物の相棒の能力の呪文共有は、レンジャーに1つの呪文がその動物の相棒全てに効果を及ぼすような能力を与えるものではない。この能力は狩人の絆の代替能力である。
共感的リンク強化(超常)/Improved Empathic Link:獣使いはその動物の相棒の全てと共感的なリンクを得る。これは使い魔の共感的リンクと同様に機能するが、例外としてレンジャーは1回の即行アクションとして相棒の目を通して見ることができ、(相棒が1マイル以内にいる限り)好きなだけこの繋がりを維持でき、1回のフリー・アクションとして終わらせることができる。レンジャーは1度に1体の相棒の目を通してしか見ることはできず、この繋がりを維持している間は盲目状態になる。この能力は6レベルの戦闘スタイル特技の代替能力である。
強き絆(変則)/Strong Bond:クラス・レベル12のレンジャーは、動物の相棒との絆を強める。レンジャーの動物の相棒についての有効ドルイド・レベルは今やレンジャー・レベルに等しくなる。この追加のレベルは、レンジャーが好きなように相棒に即座に割り当てることができる。この能力はカモフラージュの代替能力である。
一部のレンジャーは万物の中に存在する精霊との繋がりを育む。これらの精霊と親しく交わることで、精霊レンジャーは来るべき物事をうかがい知ることができる。精霊レンジャーは以下のクラス特徴を有する。
精霊との絆(変則)/Spirit Bond:クラス・レベル4の精霊レンジャーは、狩りの仲間や動物の相棒との絆を結ぶ代わりに、自然の精霊それ自体との絆を結ぶ。得意な地形の1つの中にいる限り、レンジャーはオーギュリイをレンジャー・レベルに等しい術者レベルの擬似呪文能力として1日ごとに使用することができる。さらに、これらの精霊に祈ることで、呪文を準備することなく、自分が使用することができる任意のレンジャー呪文1つを発動できる。クラス・レベル8以降4レベル毎に、この方法で使うことができる呪文の数が1追加される。この能力は狩人の絆の代替能力である。
精霊の知恵(擬呪)/Wisdom of the Spirits:クラス・レベル12の精霊レンジャーは、自分の得意な地形の1つにいない場合であってもオーギュリイの擬似呪文能力を使用することができる。得意な地形の1つにいる場合は、そのかわりにディヴィネーションを発動できる。オーギュリイ同様に、ディヴィネーションの術者レベルはレンジャー・レベルに等しい。この能力はカモフラージュの代替能力である。
一部のレンジャーはその得意な敵について学び、そのやり方を習い、この知識を彼ら自身の能力に応用し、敵の力をその敵に対して用いる。潜入者は、敵をより効果的に狩り殺すために敵に関して知ることができる全てを学ぼうと、相手の立場に立って理解しようとする。
適応(変則)/Adaptation:クラス・レベル3の潜入者は、獲物の並外れた能力を模写する方法を学ぶ。“異形”のような得意な敵として選んでいるクリーチャーの種別の1つを選択する。そのタイプについて適応リストから能力または特技を1つ選択する(下記参照)。レンジャーは適応を、その有するレンジャー・レベルごとに1日10分間使用することができる。この効果時間は連続している必要はないが、10分単位で使用しなければならない。レンジャーにより詳しい選択を要求する選択の場合(《技能熟練》をどの技能に使用するかのような)、この選択は恒久的なものであり、変更することはできない。クラス・レベル8、13、15レベルの時点で、レンジャーは別の得意な敵の種別を選択し、その種別のリストから1つの適応を選ぶか、すでに選んだクリーチャーの種別のリストから追加の適応(望むならば以前に選んだ物を含む)を1つ選ぶ。潜入者は一度に1つの適応だけを使用することができる。このクラス能力は得意な地形の代替能力である。レンジャーは“適応”を使用しているときに、“カモフラージュ”と“影隠れ”のクラス特徴を使用できる。
都市レンジャーにとって、都市の街路と下水道は、不毛の荒野や深い森と同様に危険なものだ。都市レンジャーは以下のクラス特徴を有する。
都市レンジャー/Urban Ranger:クラス・レベル1の都市レンジャーは、クラス技能リストに〈装置無力化〉と〈知識:地域〉を加え、〈知識:自然〉と〈動物使い〉を取り除く。
得意な共同体(変則)/Favored Community:クラス・レベル3の都市レンジャーは、1つの共同体と絆を結ぶ。この共同体の領域の中にいる間、イニシアチブ判定と〈隠密〉、〈生存〉、〈知覚〉、〈知識:地域〉技能を使用する際の判定に+2のボーナスを得る。レンジャーが得意な共同体を旅する時、痕跡を残さなくなり、彼を追跡することは不可能になる(とはいえ望むのなら痕跡を残すこともできる)。8レベル以降5レベル毎に、都市レンジャーは得意な共同体を追加で1つ選択できる。加えて、それと同じレベルの時点で、得意な共同体1つ(望むなら、新たに選択したばかりのものでも構わない)に対する技能ボーナスとイニシアチブへのボーナスも+2上昇する。この能力においては、共同体とは100人以上の住人によって構成される何らかの居住地である。共同体の中心地から外れたところにある農場、牧草地、住宅は、その共同体の一部とは見なさない。この能力は得意な地形の代替能力である。
罠探し(変則)/Trapfinding:クラス・レベル3の都市レンジャーは、ローグの同名のクラス特徴と同様に、罠を探し解除することができる。この能力は《持久力》の代替能力である。
押し通る(変則)/Push Through:クラス・レベル7の都市レンジャーは、自分の得意な共同体の中では移動困難な地形によって移動速度が遅くなることはない。加えて、地域住民で占められている空間を、彼らが味方であるかのように通過することができる。これはレンジャーを害しようと意図しているクリーチャーには適用されない。ただし、動きを妨げるために魔法的に操作されている範囲の作用は受ける。この能力は森渡りの代替能力である。
紛れ込む(変則)/Blend In:クラス・レベル12以上の都市レンジャーは、その得意な共同体のいずれかの中では〈変装〉技能判定に代わりに〈隠密〉のボーナスを用いることができる。この変装にはアクションを必要としない。レンジャーは誰かが地域住民の中から自分を特定しようとする場合に判定を行わなければならない。判定が成功した場合、彼は群集の中に紛れ込んでいる。不可視状態であるのではないが、敵は彼の存在に気づくことができず、地域住民全体に対して行動を起すのでなければ彼に対する行動を取ることはできない。この能力はカモフラージュの代替能力である。
不可視の技(擬呪)/Invisibility Trick:クラス・レベル17の都市レンジャーは、レンジャー・レベルと同レベルのウィザードであるかのように、即行アクションとして自分自身にグレーター・インヴィジビリティを発動できる。この擬似呪文能力は1日に【判断力】修正値に等しい回数(最低1回)使用することができる。この能力は影隠れの代替能力である。
ほとんどのレンジャーは荒野へと踏み込むが、一部の者はその身に荒野を染み込ませる。呪い、病気、古代の儀式、血統の中のわずかなライカンスロープの影響、混沌の堕落した影響のいずれにせよ、これらのレンジャーは自分自身を飼い馴らされない野生の存在に変えるため自然を受け入れる。変身能力者は多くの場合畏敬されるが、さらに多くの場合恐怖される。変身能力者は以下のクラス特徴を有する。
戦闘スタイル特技(変則)/combat style feat:クラス・レベル2の変身能力者は肉体武器戦闘スタイルを選択しなければならない。
変身の天恵(超常)/Shifter's Blessing:クラス・レベル3の変身能力者は、1日1回、1回の即行アクションとして、野生動物の相を身にまとうことができる。この形態はレンジャー・レベル+【判断力】修正値に等しいラウンド数継続することができる。変身能力の天恵を使用している間、レンジャーは(変身生物)の副種別を得る。
変身能力者は以下の形態の1つを選択しなければならない。一旦この選択をした後は、変更することができない。
二重変身(変則)/Dual Form Shifter:クラス・レベル12の変身能力者が変身の天恵の形態を取っている場合、2つの形態の融合体になることができ、双方の形態のボーナスを得る。この能力はカモフラージュの代替能力である。
変身の極み(超常)/Master Shifter:クラス・レベル20のレンジャーの変身の天恵の形態は進歩し、獣の真の姿を取ることができるようになる。レンジャーはこの能力を使って二重変身を使用することができるが、1回に2つ以上の(ポリモーフ)効果を使うことはできない。この能力は狩人の極みの代替能力である。レンジャーの変身の天恵の形態は以下のように進化する。
多くのレンジャーは呪文に頼るが、自分自身の理由から神格の力の助けをうけることを慎む者もいくらか存在する。遊撃兵はその探索行の助けとして、自らの機知、判断力、時として本能さえも頼りとする。遊撃兵は以下のクラス特徴を有する。
狩人の技/Hunter's Tricks:クラス・レベル5の遊撃兵レンジャーは、狩人の技の使用法を身につける。それらは典型的にはレンジャーや近くにいる味方に恩恵やボーナスを与える。クラス・レベル5の時点でレンジャーは下記のリストから選択した1つの技を身につける。クラス・レベル7の時点および以降2レベル毎に、技をもう1つずつ身につける。レンジャーはこれらの技を合計で、1日にレンジャー・レベルの1/2+【判断力】修正値に等しい回数使用することができる。技は通常は即行アクションだが、一部は標準アクション、通常は攻撃に変更を与える移動アクションまたはフリー・アクションである。ひとたび技を選択した後は、それを再訓練することはできない。レンジャーは1つの技を2回以上選択することはできない。この能力はレンジャーの呪文クラス能力の代替能力である。遊撃兵はいかなる呪文も呪文発動能力も得ず、術者レベルを持たず、呪文解放型と呪文完成型の魔法のアイテムを使用することができない。
狩人の技とその効果は以下のリストの通り。