多くのメスメリストは意識と合理的な思考の研究に専念するが、夢に忍ぶ者は夢の中を自由に彷徨い、無意識の心を暴く。
痛みの夢/Dreams of Pain:dream stalkerの痛みの視線は非致傷ダメージを与える。
睡眠術士/Somnomancer:1レベルの時点で、夢に忍ぶ者はまどろみAPGの呪術を得る。夢に忍ぶ者の有効ウィッチ・レベルはメスメリスト・レベルに等しい。呪術を起動するには、夢に忍ぶ者はメスメリストの技の一日の使用数を2回分消費しなければならない。呪術のセーヴ難易度は【魅力】に基づいている。夢に忍ぶ者はメスメリストの技の代わりに以下の呪術を使用できる。10レベル以上であれば悪夢APGあるいは幻視APG、18レベル以上であれば永遠のまどろみAPG。
通常なら新しくメスメリストの技を1つ修得するタイミングで、夢に忍ぶ者は代わりに呪文を追加で修得できる。そうするなら、夢に忍ぶ者は現在発動できる呪文レベルの範囲で、以下の中から2つを修得呪文に加える。1レベル―オーナイリク・ホラーOA、スリープ; 2レベル―インスティゲイト・サイキック・デュエルOA、グレーター・オーナイリク・ホラーOA、ディテクト・マインドスケープOA; 3レベル―ディープ・スランバー、マイナー・ドリームOA; 4レベル―クリエイト・マインドスケープOA、スリープウォーキング・サジェスチョン(127ページ参照)、スリープウォークARG、ドリーム、フォゲットフル・スランバーARG、マインドスケープ・ドアOA; 5レベル―ウェイヴズ・オヴ・ファティーグ、クローク・オヴ・ドリームズ、シンボル・オヴ・スリープ、ドリーム・カウンシルOA、ドリーム・スキャンOA; 6レベル―ウェイヴズ・オヴ・イグゾースチョン、グレーター・クリエイト・マインドスケープOA、ドリーム・トラヴェルOA。
これはメスメリストの技を変更し、1レベルの時点で得られるメスメリストの技を置き換える。
不眠(変則)/Sleepless:2レベルの時点で、夢に忍ぶ者は睡眠効果に対する完全耐性を獲得し、疲労状態あるいは過労状態に対するセーヴィング・スローに【魅力】ボーナスに等しいボーナスを得る。君は感情要素を阻害する効果の影響下にあるとき利益を両方とも失う(Pathfinder RPG Occult Adventures144ページ)。
これは圧倒的な自我を置き換える。
夜の接触(超常)/Touch of Night:夢に忍ぶ者は接触医療で恐れ状態、怯え状態、恐慌状態、戦慄状態、吐き気がする状態、不調状態を取り除くことができない。しかし、dreamstalerは下級状態異常として疲労状態と魔法による睡眠(永遠のまどろみAPGの呪術のような、取り除くことが難しい魔法による睡眠を除く)を、中級状態異常としてよろめき状態を、上級状態異常として過労状態を取り除くことができる。通常と同様、過労状態と疲労状態を取り除けるのは状態そのもののみであり、睡眠不足のような根本的な原因を取り除くことはない。
夢を行く者(超常)/Dreamwalker:5レベルの時点で、夢に忍ぶ者は得意な地形として夢景を扱うようになる。これはレンジャーの能力と同様に+2のボーナスを与える。このボーナスは5レベルを超えるメスメリスト・レベル4毎に2ずつ増加する。夢景にいる間、夢の次元(夢の世界の虚構を含む)からきたクリーチャーを得意な敵として扱う。このボーナスは得意な地形のボーナスの半分に等しい。
《呪文心的外傷付与》/Tramautic Spell:11レベルの時点で、夢に忍ぶ者は《呪文心的外傷付与》OAをボーナス特技として得る。
火着け屋は他人の苦難を玩具として扱い、彼らを狂気に陥らせて喜ぶ。
属性:火着け屋は悪属性でなければならない。悪属性でなくなった火着け屋はメスメリストとしてレベルを上げられなくなるが、全てのクラス能力を保持している。
残忍/Consummate Cruelty:火着け屋は〈威圧〉判定にメスメリスト・レベルの半分(最低1)に等しいボーナスを得る。火着け屋は《攻防一体》を修得しておらず、【知力】が13未満であっても《裏技強化》APGと《上級裏技》APGを修得できる。《裏技強化》あるいは《上級裏技》を前提条件とする他の特技についても、これらの前提条件を無視できる。
これは見事な嘘を置き換える。
恐怖の仮面(超常)/Horrid Mask:3レベルの時点で、火着け屋は標準アクションとして暗示の視線の目標の精神に気が狂いそうな幻影を植え付け、集中を拒ませる形で自分の像を見せることができる。これは[恐怖、精神作用]効果であり、セーヴィング・スローを行えない。目標は自分の像の姿に目を奪われ動転し、30フィート以内に目標が自分の像を見ているラウンドの間、火着け屋はダメージを与えることなく目標に痛みの視線を起動することができる。これは凝視攻撃であり、目標は回避しようと目を逸らすことができる。視覚的な鏡像を持つクリーチャーが士気を挫こうとするなら、〈威圧〉判定に自分のものではなく火着け屋の【魅力】修正値を使用することを選択できる。恐怖の仮面は特定の暗示の視線が終わるまで持続する(しばしば、目標が鏡像から離れるまで持続する)。火着け屋はこの能力を1日に3+【魅力】修正値に等しい回数だけ使用できる。
この能力は接触医療(下級)を置き換え、痛みの視線を置き換える。
幻の力(超常)/Phantasmal Force:6レベルの時点で、火着け屋は恐怖の仮面能力の目標に反射を忌避するように仕向けることができるようになる。効果を受けた目標が鏡像に隣接してターンを開始したなら、意志セーヴ(難易度=10+火着け屋のメスメリスト・レベル+【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗すると鏡像から30フィート以上離れるか、鏡像(あるいはそれを保持するクリーチャー)を破壊しようとするかしなければならない。これは凝視攻撃であり、目標は回避しようと目を逸らすことができる。
幻の敵(超常)/Phantasmal Foes:10レベルの時点で、火着け屋は標準アクションとして恐怖の仮面能力の使用回数を1回分消費することで、暗示の視線の目標が自分にしか見えない的によって囲まれていると確信させることができる。暗示の視線が終了するまでの間、目標は自分に対する全ての近接攻撃に対して挟撃されているものとして扱う。火着け屋はある暗示の視線の間にこの能力もしくは恐怖の仮面のどちらかを使用できるが、両方を同時に起動することはできない。これは[恐怖、精神作用]効果である。
正気の腐食(超常)/Corosion of Sanity:14レベルの時点で、クリーチャーが火着け屋の1体を目標とする[精神作用]効果に対する最初のセーヴィング・スローに失敗したなら、目標は同時に1ポイントの【判断力】ダメージを受けるようになる。このこうかはセーヴィング・スローを行えない能力や複数の目標ないし範囲に作用する効果には作用しない。正気ルール(12ページ参照)を使用しているなら、目標は代わりに2ポイントの正気ダメージを受ける。
この能力は接触医療(ブレイク・エンチャントメント)を置き換える。
憎しみの誘い手は人嫌いで一方的な扇動家で、現実と幻想の敵に群衆を突き動かす。
属性:憎しみの誘い手は善属性であってはならない。善属性になった憎しみの誘い手はメスメリストとしてレベルを上げられなくなるが、全てのクラス技能を保持している。
精神操作(変則)/Mental Manipulator:憎しみの誘い手は感情を汚染する多様な手法を体得している。1レベルの時点で、憎しみの誘い手は以下に示した1レベル呪文から1つを修得呪文に加える。新しいメスメリストの技を1つ得る際、憎しみの誘い手は代わりに以下の呪文から新しい呪文を2つ修得することを選択して良い。ただし、自分がその時点で発動できる呪文でなければならない。1レベル―コーズ・フィアー、レッサー・コンフュージョン、コンペル・ホスティリティUC、スケアー、ソウ・ソウトARG、ディマンド・オファリングOA、デルージョナル・プライドUM、フォービド・アクションUM、マーダラス・コマンドUM; 2レベル―アヴァージョンOA、アンアダルトレイテッド・ローシングUM、パラノイアOA、レイジ; 3レベル―インスタント・エネミーAPG、カース・オヴ・ディスガストUM、クラッシング・ディスペア、コンフュージョン、スパイトAPG、スマグ・ナルシシズムUM、フィアー、マリシャス・スパイトUM; 4レベル―アター・コンテンプトUM、エンヴィアス・アージUM、フィースト・オン・フィアーARG、グレーター・フォービド・アクションUM、モディファイ・メモリー; 5レベル―アンウィリング・シールドAPG、ヴェンジフル・アウトレイジUM、ソング・オヴ・ディスコード、フォー・トゥ・フレンドAPG、フォスター・ヘイトリッドOA、リプレス・メモリーOA; 6レベル―アイバイト、インサニティ、オーヴァーウェルミング・プレゼンスUM、シンボル・オヴ・パースウェイジョン。この方法で修得した呪文を発動する際、術者レベルが1高いかのように持続時間を増加させる。5レベルの開始時、得意な敵の種別のクリーチャーに対して、これらの呪文のセーヴ難易度は1増加する。
陰湿な憎悪(超常)/Insidious Hatred:3レベルの時点で、憎しみの誘い手は他人を支援する振りをして、憎しみと不和を植え付けることができるようになる。憎しみの誘い手は他人にのみ接触医療を使用できる。接触医療を使用するアクションの一部として、精神操作に記載された呪文を1つ目標に発動できる。この呪文は目標を指定する呪文でなければならず、距離が術者でなく、発動時間が1回の標準アクションかそれより短いものでなければならない。また、接触医療の目標のクリーチャーにのみを目標とすることができる。そのクリーチャーは憎しみの誘い手が呪文を発動したことに気づかず、接触医療の一部として効果を受けたのだと考える。他のクリーチャーは通常通り呪文に気付く。目標はこの効果に対するセーヴィング・スローと呪文抵抗に-2のペナルティを受ける。
他者への憎しみ(変則)/Xenophobe:5レベルの時点で、憎しみの誘い手は得意な敵を1種類選択する。これはレンジャーのクラス能力と同様に機能する。憎しみの誘い手の得意な敵のボーナスは+2から開始し、5レベル以降、メスメリスト・レベル4毎に2ずつ増加する。憎しみの誘い手は得意な敵の種類を増加させない。憎しみの誘い手の得意な敵のボーナスは、得意な敵に対する〈威圧〉判定にも適用される。
血で贖え(変則)/Out for Blood:7レベルの時点で、憎しみの誘い手の痛みの視線から追加のダメージを受けたクリーチャーは、同時に1ポイントの出血ダメージを受ける。憎しみの誘い手自身が目標にダメージを与えた場合、痛みの視線が与えるダメージ1d6毎に1ポイントの出血ダメージを与える。この出血ダメージはそれ自身や他の出血ダメージの要因と累積しない。
感情秘匿(超常)/Insidious Emotions:11レベルの時点で、憎しみの誘い手の持つ念術能力は、識別したり解除したりするのが難しくなる。憎しみの誘い手が使用した、[感情]UMの補足説明を持つ心術効果の影響下にクリーチャーが置かれているかを識別するために行う〈真意看破〉判定の難易度と、憎しみの誘い手が使用する[感情]呪文を識別するための難易度は、それぞれ5増加する。もし《捕えがたき心術》UIを修得しているなら、その効果は累積する。魔法的な占術効果で憎しみの誘い手が使用した[感情]効果を識別する際、術者レベル判定(難易度=11+憎しみの誘い手のメスメリスト・レベル)に成功した場合にのみ識別できる。これはちょうど、効果を受けたクリーチャーがノンディテクションの目標になったかのように扱う。