Dream Travel/夢の旅
系統:召喚術(瞬間移動)[精神作用]; 呪文レベル:サイキック6、メスメリスト6
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作
距離:接触
目標:術者およびクリーチャー1体/レベル
持続時間:1時間/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
術者と呪文の目標は術者が指定したクリーチャーの夢へ向けて、物質界から夢の次元へと物理的に引き込まれる。指定した夢景へ至るまでの夢の次元において、術者は夢を見ているものの精神が作り出した思考、欲望、感情のきらめく海を通り抜ける。目的の夢景までの移動時間は1時間である。呪文の持続時間が終了するまでの間、術者はこの呪文を終了して物質界で元々いた場所に戻ることができる。夢と現実の間のつながりは本質的にか細いものであり、正確な場所に到達できるかどうかは指定した夢を見ている人と術者との親密性に依存する。ドリーム・トラヴェルの終点にどれだけ正確に到達できたかを決めるには、以下の表でd%をロールすること。
精通度 |
別の夢景 |
大失敗 | ||
---|---|---|---|---|
よく慣れ親しんでいる |
1~97 |
98~99 |
100 |
― |
かなり慣れ親しんでいる |
1~94 |
95~97 |
98~99 |
100 |
そのクリーチャーを知っている |
1~88 |
89~94 |
95~98 |
99~100 |
詳しく知らない |
1~76 |
77~88 |
89~96 |
97~100 |
偽りの正体 |
― |
― |
81~92 |
93~100 |
精通度/Familiarity:「よく慣れ親しんでいる」とは、術者が行こうとした夢景を持つクリーチャーに、24時間以内にドリーム、ドリーム・カウンシル、ドリーム・スキャン、あるいは同種の呪文を使用して触れたことがあることを意味する。「かなり慣れ親しんでいる」とは、かつてこれらの呪文の1つを用いて、夢を見ているキャラクターに触れたことがあることを意味する。「そのクリーチャーを知っている」とは、術者が行こうとした夢景のクリーチャーを知っているが、これらの呪文で夢に触れたことがないことを意味する。「詳しく知らない」とは、術者が聞いたことがあったり、その名前と正体を知っているが、あったことはないことを意味する。
「偽りの正体」とは、そのクリーチャーに術者が会ったことがあるかどうかにかかわらず、偽りの正体を通してしか知らないことを意味する。偽りの正体を通して知っているクリーチャーの夢景へ向かおうとすると、(d%をロールする代わりに)1d20+80をロールして結果を決定する。この場合、正確な夢景に正確に到達する手段はない。
目的地に到着する/On Target:術者は正確なクリーチャーの現在の夢景へ移動する。
目的地を外れる/Off Target:術者はエーテル界における、目標の夢景の近くの範囲に移動する。
別の夢景/Other Dreamscape:術者は夢の次元にいる似たクリーチャーの夢景へ移動する。
大失敗/Mishap:術者及び共に移動したものは移動中に大失敗を経験する。それぞれのキャラクターは1d10ポイントのダメージを受け、最終的にどこに移動したかを決定する。この再ロールにおいては1d20+80をロールすること。結果が「大失敗」になるたびに、移動したものはさらにダメージを受け、最終的の移動先を決定するために再ロールしなければならない。
ドリーム・トラヴェルの精通度にかかわらず、術者と仲間は皆同じ場所に移動する(大失敗の場合を除く)。精神のないクリーチャーはドリーム・トラヴェルを使用することも、夢を見ることもできない。
術者は出身次元界でそのクリーチャーの近くの夢に退出することができる。夢を見ているものが目覚めても術者と他のクリーチャーが夢の中にいる場合、夢を見ていたものは同じ次元界で自分の1d10マイル以内の場所に術者らを移動させることができる。夢を見ていたクリーチャーが移動させなかった場合、術者と他のクリーチャーは他の夢景かエーテル界へと押し出される。夢を見ていたクリーチャーが目覚めると呪文は終了する。そのため、術者はこの呪文を終了させて出身次元界へ戻ることはできなくなる。しかし、術者は夢を見ているクリーチャーが目覚め、術者のいる場所に来ることを許容するかを決定して呪文が終了する前に、呪文の終了に対処するための警告を得る。
ドリーム・トラヴェルを使用して他の次元界にいるクリーチャーの夢へ移動することもできるが、来訪者の夢を通過するには困難なたびを行う必要がある。目標の夢に到達するには妨害されることなく1d4+1時間の移動が必要であり、移動するものはそれぞれ、このやり方で移動する1時間毎に意志セーヴに成功しなければならない。このセーヴの難易度は最初の1時間では10だが、以降1時間毎に5ずつ増加する。セーヴィング・スローに失敗すると、そのクリーチャーはドリーム・トラヴェルの残りの時間と、目標の次元界に到達するためにドリーム・トラヴェルで費やした残りの時間に愛しい時間だけ怯え状態になる。セーヴィング・スローに失敗した最初の時点で、以下の効果のいずれか1つが発生する(GMが無作為に決定する)。これらの効果は適用される他の補足節眼に加え、[感情]効果として扱われる。
d6 |
結果 |
---|---|
1 |
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2 |
クリーチャーはビストウ・カースと同様に呪われる。クリーチャーが呪文の使い手の場合、呪いの代わりに無作為に選んだ下級呪文障害1つを受ける。 |
3 |
クリーチャーはファンタズマル・キラーで攻撃され、看破のために行う最初のセーヴィング・スロー似失敗した者として扱われる。頑健セーヴ難易度はクリーチャーが失敗した意志セーヴ難易度に等しい。 |
4 |
クリーチャーは来訪者が使用したポゼッションにより憑依される(50%の確率でそのクリーチャーは目的地となる次元界のクリーチャーである。そうでない場合、無作為に選んだ悪意のある来訪者である)。 |
5 |
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6 |
別の次元界の地点への移動は、夢での移動の精通度を下げてしまう。術者が元々いた次元界と異なる次元界のクリーチャーの夢から退出した場合、目的地の次元界の無作為な場所へ移動することになる。
ドリーム・トラヴェルの目標が夢を見ていない場合、術者及び一緒に移動する者達は、クリーチャーが眠るまで夢の次元で待機することができる。待機している間に1時間経過する毎に、術者及び一緒に移動する者達は、他の次元界に向けて移動しているかのように意志セーヴを行わなければならない。