全てのオラクルが神の力を用いて神秘を解き放つ。しかしほとんどのものよりもずっと神秘的なオラクルもいる。一般に認められた世界の境界の先を見るものもいれば、活動を助けるために自然の霊を探すものもいる。そしてまた、戦場での神秘に手を出し、武器を用いた技術を高めるための能力を手にしたものもいる。
念術の探索者は自分の周りにある世界に隠されたものを暴くことに力を傾ける。そのために物体や部屋に住む精神エネルギーの残滓、怨霊、生き霊の欠片を感じ、心を通わせる。
ボーナス呪文/Bonus Spells:オーギュリイ(4レベル)、ロケート・オブジェクト(6レベル)、ディヴィネーション(8レベル)、ファインド・ザ・パス(12レベル)、ディサーン・ロケーション(16レベル)、フォアサイト(18レベル)。これらのボーナス呪文はオラクルが該当するレベルで得られる神秘のボーナス呪文を置き換える。
閃き(変則)/Inspiration:2レベルの時点で、念術の探索者は閃きプールを得る。これはインヴェスティゲーターのクラス特徴と同様に機能する。念術の探索者はこの能力の効果を決定する際、インヴェスティゲーター・レベルとしてオラクル・レベルを用いる。念術の探索者は〈交渉〉、〈知識:貴族、次元界、宗教、神秘学、地域、歴史〉、〈真意看破〉技能判定において、該当する技能を修得していれば、使用回数を消費することなく閃きを使用することができる。念術の探索者の閃きプールは毎日回復する(通常、呪文の使用回数が回復する時点となる)。念術の探索者の閃きプールは【知力】ではなく、【魅力】修正値に基づいて決定される。この能力は2レベルの時点で得られる神秘の呪文を置き換える。
念術の才(超常)/Psychic Talent:3レベルの時点で、念術の探索者が持つ超自然的な洞察能力は成長し、以下の一覧からインヴェスティゲーターの技を1つ得る:痕跡分析(ただし、〈生存〉や〈知識〉の代わりに、〈真意看破〉を用いる)、冴えた閃き、覚り、写真記憶、卓越した閃き、閃きによる即応、魔法のアイテムの知識、ローグの技(騙され難さのみ)。念術の探索者は新しい啓示を選択する際、代わりに上記の一覧からインヴェスティゲーターの技もしくはローグの技を1つ選択することができる。この能力は3レベルの時点で得られる啓示を置き換える。
推奨神秘/Recommended Mysteries:自然、祖霊、伝承。
多次元宇宙の神秘を探索する中で、魂の導き役は霊界とのつながりを開き、そこに住む存在と絆を結ぶ。
クラス技能/Class Skills:魂の導き役は全ての〈知識〉をクラス技能に加える。これはオラクルの神秘から得られるボーナス・クラス技能を置き換える。
絆の霊(超常)/Bonded Spirit:3レベルの時点で、魂の導き役は霊と一時的な絆を結ぶ。これはシャーマンの浮遊霊クラス特徴(37ページ参照)として扱う。魂の導き役は毎日、呪文を回復する際に浮遊霊を選択しなければならない。魂の導き役は属性、信念、神秘に合致しない霊と絆を結ぶことはできない(GMが判断する)。
魂の導き手は選択した霊の呪術の一覧から選択し、呪術を1つ選択することができる。魂の導き手は呪術の効果を決定する際、シャーマン・レベルとしてオラクル・レベルを使用し、【判断力】と【魅力】とを互いに入れ替える。
4レベルの時点で、魂の導き手は絆を結んだ霊が持つ霊魔法の呪文を、その日に修得しているオラクル呪文に加えることができるようになる。ただし、自分が発動できるレベルの呪文に限られる。7レベルの時点で、魂の導き手は現在絆を結んでいる霊の霊能力を得る。15レベルの時点で、魂の導き手は現在絆を結んでいる霊の強化霊能力を得る。
この能力は3レベル、7レベル、15レベルの時点で得られる啓示を置き換える。
推奨神秘/Recommended Mysteries:自然、祖霊、天界。
戦場の予見者が持つ独特の偉才は、奇妙な魔法の啓示ではなく、新しい戦闘技法で戦場の中心に馴染む能力にある。戦場の予見者は戦闘の達人であり、ファイターのようにひたむきで、ブローラーのように多様である。
多様なる武術(変則)/Martial Flexibility:1レベルの時点で、戦場の予見者は移動アクションとして、自分が修得していない戦闘特技1つの利益を得ることができる。この効果は1分間持続する。戦場の予見者はこの特技の前提条件を全て満たしていなければならない。戦場の予見者はこの能力を1日に3+オラクル・レベルの半分に等しい回数だけ使用することができる。
戦場の予見者はこの能力を持続時間が終了する前に再度使用して、この能力で修得した戦闘特技を別の戦闘特技に置き換えることができる。
戦闘特技に1日の使用回数制限がある場合(《朦朧化打撃》など)、この能力を使用している間の使用回数は、この戦闘特技の1日の使用回数制限に従う。レベルが上昇し、この能力で複数の特技を得られるようになったなら、 戦場の予見者はこの能力で得た特技を用いて他の特技の前提条件を満たすことができる。そのようにするなら、他の前提条件を満たしている特技を置き換えない限り、前提条件となっている特技を置き換えることはできない。個々の特技はこの能力の1日の使用回数として数えられる。
7レベルの時点で、戦場の予見者はこの能力を使用して、移動アクションとして同時に戦闘特技2つの利益を得ることができるようになる。戦場の予見者は即行アクションとして戦闘特技1つを選択しても良いし、移動アクションとして戦闘特技2つを選択しても良い。
11レベルの時点で、戦場の予見者はこの能力を使用して、移動アクションとして同時に戦闘特技3つの利益を得ることができるようになる。戦場の予見者はフリー・アクションとして戦闘特技1つを得るか、即行アクションとして戦闘特技2つを得るか、移動アクションとして戦闘特技3つを得るかを選択する。
15レベルの時点で、戦場の予見者はこの能力を使用して、割り込みアクションとして戦闘特技1つの利益を得るか、即行アクションとして戦闘特技3つの利益を得ることができるようになる。