神話級キャラクターと神話級モンスターは、階梯やランクを得る際に神話特技を得る。これらの特技は神話的な成長の一部としてのみ選択することができ、キャラクターの通常の成長や他のボーナス特技の形で得ることはできない。
ほとんどの神話特技は、前提条件に神話級ではない特技を必要とする。これらの神話特技は前提条件となる特技の利益を拡張するもので、本当に畏敬の念を起こさせるものだ。キャラクターが神話特技を得るときに必要な前提条件を満たすことが一切できない場合、そのキャラクターは次の階梯やレベルを得る時まで神話特技の選択を遅らせることができる。
(君の持つ3階梯毎に+1のボーナス、のような)階梯の割合に基づいた神話特技の値は、常にその最低値を1とする。
この章ではいくつかの非神話級特技も掲載している。これらは昇華の瞬間を未だ得ていないキャラクターがある程度の神話級の力を得られるものであり、そのキャラクターが後で神話級キャラクターになった場合にも効果を及ぼし続ける。
多くの特技は関連した特別なルールを持つカテゴリに属している。このカテゴリは特技名の後に記載されている。以下の特技の種類が本章に掲載されている。
呪文修正特技により、呪文の使い手は呪文を修正し変化させることができるようになる。これにより呪文は新しい力や効果を得る。一般に、そのような呪文は通常の呪文よりも高いレベルの呪文スロットを必要とする。
神話階梯を持つクリーチャーや神話ランクを持つクリーチャーのみが、これらの特技を修得することができる。キャラクターが神話級でなくなったなら、もはやそれらの特技から利益を得ることはないが、永続的にそれらを失うわけではない。そのクリーチャーが再度神話級になれば、かつて得ていた全ての神話特技を使用することができるようになる。
多くの神話特技は同名の非神話級特技を拡張する。クリーチャーがある特技の神話版を持つ場合、その特技はそのデータの特技項において、上付き文字で“M”と記載されている。
君は神話特技に呪文修正特技がないことに気付いているだろう。ある意味で呪文の神話版はそれ自身を修正したものであり、そのような呪文発動を強化する多くの神話級能力が存在する。それゆえに呪文修正特技の神話特技に必要性がないのだ。もし君が呪文発動能力をさらに高めたいと望むなら、《神話呪文追加》特技を複数回選択するとよいだろう。
呪文を発動するための非神話級呪文修正特技の神話特技版もある。《呪文昇華》である。
利益 | ||
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利益 | ||
第6神話階梯 |
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活性を2回ロールし、最も高い結果を用いる | ||
アルコールを摂取することで利益を得る | ||
― |
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― |
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第1神話階梯 |
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第3神話階梯 |
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神話パワーの追加の使用方法を2つ得る | |
任意のチームワーク特技2つ |
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― |
活性の結果に1を加える | |
利益 | ||
任意のアイテム作成特技1つ |
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〈はったり〉判定と〈変装〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
選択した種族特徴1つを得る | ||
〈水泳〉判定と〈登攀〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
〈真意看破〉判定と〈知覚〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
ボウ類を使用している際、視認困難を無視する | ||
ダメージを増加し、《エレメンタルの拳》の使用回数を増加させる | ||
(エレメンタル)の副種別を持つもの全てに効果を及ぼす | ||
神話パワーを消費して射程の増加を無視する | ||
〈軽業〉判定と〈飛行〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
即座に《感知の熟達》の利益を得る | ||
〈装置無力化〉判定と〈手先の早業〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
クリティカル倍率が1だけ増加する | ||
非神話級敵に対して、自動的にクリティカル・ヒットが確定する。フォーティフィケーションによる無効化の確率を抑制する | ||
〈隠密〉判定と〈脱出術〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
アーマー・クラス・ボーナスを決定する際、モンクでないクラスのレベルの半分を加える。神話パワーを消費して素手打撃によるダメージとアーマー・クラス・ボーナスを増加する | ||
全ラウンド・アクションとして選択した呪文を準備できる | ||
〈生存〉判定と〈治療〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
〈威圧〉判定と〈交渉〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
再ロールの際、2回ロールしてより高い結果を選択する | ||
移動した後であっても《針の目を通す狙い》を使用する | ||
さらなる血脈の力を得る | ||
〈呪文学〉判定と〈魔法装置使用〉判定に追加で+2のボーナス。加えて神話パワーを消費してこれらの判定の1つで出目20をロールしたかのように扱う | ||
機会攻撃を何回でも行える | ||
回数無制限でオーギュリイを使用する | ||
神話特技は上記の表にまとめられている。特技の前提条件と利益は閲覧の利便性のため省略されていることに注意すること。詳細に関しては特技のそれぞれの説明を参照されたい。
以下に、特技の説明書式を示す。
特技名:特技の名前と、あればその属するサブカテゴリーを()で示す。さらに、その特技で何ができるかの簡単な説明が続く。
前提条件:キャラクターがこの特技を修得するために持っていなければならない最低限の能力値、別の特技、最低限の基本攻撃ボーナス、技能ランクなどを示す。もしなにも前提条件がなければ、この項は存在しない。複数の前提条件を持つ特技も存在する。神話級キャラクターもしくは神話級モンスターであることは、常に神話特技の前提条件である。
利益:その特技によって、キャラクター(特技の説明文では“君”と記述される)ができるようになること。同じ特技を複数回取得しても、その特技の説明に累積すると明記されていなければ、その利益は累積しない。
通常:キャラクターがその特技を持っていない場合、行動にどんな制限を受けるか、あるいは何ができないか。その特技を持っていないことで特に不利益が発生しないなら、この項目はない。
君はありふれた冒険者や単なる定命のものの理解を超えた栄光を掴む運命にある。
前提条件:《頑健無比》、《神速の反応》、《鋼の意志》のいずれか。
利益:君は活性能力を1日に1回使用できる(1d6を加える)。君が既に神話級である、あるいは神話級になった場合、君は1日に追加で1回活性を使用することができる。
喫緊に必要な時に、君は自らの神話パワーを燃やして成功を確かなものとすることができる。
利益:1日1回君が活性を使用する際、君は神話パワーの使用回数を2回分消費することで、活性のダイスで最大の出目が出たものとして扱うことができる。
特殊:君はこの特技を複数回修得できる。修得するたびに、この特技の1日の使用回数を追加で1回得る。
君の幻術は現実と見まごうばかりだ。
利益:非神話級クリーチャーは君の幻術呪文を〈呪文学〉を用いて看破することはできない。これにはアーケイン・サイト、ディテクト・マジック、その他の類似の効果の一部として得られる判定も含まれる。神話級クリーチャーが君の幻術を看破しようとした時、その〈呪文学〉判定の難易度に君の階梯を加える。神話級クリーチャーは君の幻術が現実のものではない言を仲間に伝えることで、看破するための意志セーヴに+2のボーナスしか得ない。非神話級クリーチャーは看破する際にボーナスを得ない。
君の活性は確率に逆らう。
利益:君が活性能力を使用する際、活性のダイスを2回ロールしてより高い結果を選択することができる。君が既に活性のダイスを2回ロールしてより高い結果を選択することができるなら、活性のダイスを3回ロールして最も高い結果を選択する。
利益:君は魔法のものでないアルコールを摂取することでペナルティを受けることはない。君は移動アクションではなく即行アクションを用いてアルコール飲料を飲み干すことができる。アルコール飲料を飲み干すたびに、君はポリパーパス・パナシーア(Pathfinder RPG Ultimate Magic 232)の利益の1つを得ることができる。君は同時にこの利益の1つだけしか得ることはできない。アルコール飲料を飲んでいる間に神話パワーの使用回数を1回消費するならば、君は能力値ダメージを2ポイント回復するか、能力値1つへの一時的なペナルティを無効化するか、以下の状態のいずれか1つを取り除くことができる:恐れ状態、怯え状態、過労状態、混乱状態、毒、吐き気がする状態、病気、疲労状態、不調状態、よろめき状態。
利益:君はその呪文の神話版を模倣するように、呪文1つを変換することができる。《呪文昇華》された呪文はその呪文の神話版を用いるが、君が神話級クリーチャーでない限り、その呪文に作用する効果に対する目的においては、神話呪文とは見なさない。君はこの神話呪文を修正した呪文を使用することはできないし、(例え君が神話パワーを使用することができたとしても)神話パワーの使用回数を消費する必要のある呪文の効果を使用することもできない。《呪文昇華》された呪文はその呪文の本来のレベルよりも5レベル高い呪文スロットを使用する。
利益:君は前提を満たしたアイテム作成特技を持つ、全ての魔法の神話アイテムを作成することができる。加えて、君は非神話級魔法のアイテムを作成する際、技能判定に+5のボーナスを得る。
君は呪文の力を解き放ち、神話パワーと組み合わせる術を学んだ。
利益:君は神話階梯に等しい数の神話呪文を修得する。また、神話呪文の結果を高めるために神話パワーを消費することができる。神話呪文を選択するためには、その呪文の非神話級版を発動することができるか、その呪文の非神話級版が修得している呪文の一覧に含まれていなければならない。新しい神話階梯を得るたびに、君は追加で神話呪文を1つ選択することができる。
特殊:君はこの特技を複数回選択することができる。この特技を選択するたびに、異なる呪文を選択しなければならない。
神話級たる本質を持たずとも、君は偉大なる神話の世界の要素を備えている。
利益:神話呪文や神話効果が君に影響を及ぼすかどうかを考慮する際、君は神話クリーチャーと見なされる。君が神話級になった場合でさえ、神話呪文や神話効果に対する全てのセーヴに+1のボーナスを得る。
君の神話パワーは他の神話級存在のほとんどよりも遥かに強力だ。
利益:君の階梯は神話能力、神話特技、神話呪文の効果を決定する際に本来より2だけ高いものとして扱う。この効果を得ても、君は本来取得するために必要な値よりも低い神話階梯で神話能力や神話呪文の上位版を使用できるようになるわけではない。また、神話パワーの追加の使用回数を得ることもなく、活性のダイスに影響を与えることもない。
君は2つの神話の道に従う。
利益:昇華の瞬間に選択した神話の道以外の神話の道を1つ選択すること。君はその神話の道の第1神話階梯能力(アークメイジの秘奥、ガーディアンの求め、信仰の活性、チャンピオンの打撃、トリックスターの武技、マーシャルの指令のいずれか)を得る。神話の道能力を得るたびに、君はいずれかの神話の道に属する神話の道能力の一覧か、共通神話の道能力の一覧から神話の道能力を選択することができる。
君は授かっている神話パワーを超えた力を呼び起こすことができる。
利益:君の神話の道にある神話能力か汎用神話の道能力から1つを選択する。君はその前提条件を満たしていなければならない。君はその神話の道能力を得る。
君は神話階梯で通常得られる以上の神話パワーを有することができる。
君の拳はティタンの如き敵にも振り下ろすことができる。
利益:君の素手打撃は君が1サイズ大きいかのようにダメージを与える。君は自分よりも大きい目標に対して、サイズの差毎に+1のボーナスを得る。このボーナスは以下のものに与えられる:突き飛ばし、引きずり、組みつき、蹴散らし、武器破壊、足払いの戦技判定。《朦朧化打撃》の難易度。
利益:チームワーク特技から得られる定数のボーナスは1だけ増加する。この効果は、変化するボーナスや、数字によるボーナスを与えない効果(機会攻撃、移動、他の追加のアクションなど)には適用されない。
前提条件:《駆け抜け攻撃》、《騎乗戦闘》、〈騎乗〉5ランク。
利益:君の乗騎が跳躍するために〈軽業〉を使用する際、常に助走しているものと見なされる。君は神話パワーを1回使用することで、乗騎の行う1回の〈軽業〉判定に+10のボーナスを与えることができる。この判定が跳躍のために行われるならば、そのボーナスは+20になる。
騎乗して突撃を行う際、君は起点から突撃の目標の間にいる敵を飛び越えるよう、乗騎に指示することができる。突撃の間に君が〈騎乗〉判定を、君の乗騎が〈軽業〉判定を行うこと。この結果のいずれか低い方を用いて、〈騎乗〉技能の障害跳びのルールを適用する。飛び越えようとするクリーチャーの身長を超える障害を飛び越える高さを跳躍できたならば、君はそれを飛び越え、その向こう側に着地して突撃を続ける。この移動は機会攻撃を誘発する。また、君は《駆け抜け攻撃》を行っている間に目標を飛び越えることができ、それにより敵の接敵面に入り込んだりすり抜けたりして、その向こう側に移動を続けることができる。跳躍が目標の高さを超えたならば、高い場所からの攻撃のため、君は攻撃ロールに+1のボーナスを得る。また君の味方がその目標を機会攻撃範囲に収めているならば、君は《駆け抜け攻撃》においてその目標を挟撃しているものとして扱う。
君は驚くほどの勢いで飲料を飲み干すことができる。
利益:君は移動アクションとして、2つのポーションもしくは他の飲み物――ありふれたものでも魔法のものでもよい――を、ベルトポーチや弾帯、同様の容器(ただし背負い袋は不可)から取り出すことができる。標準アクションとして、君は2つのポーションもしくは他の飲み物を飲み干すことができる。この特技を使用するには、何にも占められていない手が2つ必要となる。
利益:《欺きの名人》による〈はったり〉および〈変装〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈はったり〉もしくは〈変装〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君は敵を転ばせることに熟達している。
利益:君は足払いの判定と敵が君に対して行う足払いに対する戦技防御値に対して、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。
さらに、そのクリーチャーもこの特技を修得していない限り、君は自身に対して足払いを試みるいかなるクリーチャーに対しても機会攻撃を行うことができる。
君のアンデッド制御はほとんど絶対的だ。
利益:君が《アンデッド威伏》を行う際、意志セーヴの難易度は君の階梯の半分だけ増加する。また、知性のあるアンデッドは最初に威服に対するセーヴを試みた後に追加のセーヴを得ることができない。君の支配しているアンデッドに対して非神話級クリーチャーが《アンデッド威伏》を試みても、自動的に失敗する。また、君はアンデッドの制御を奪おうとする神話級クリーチャーの試みを抑止するために行う【魅力】判定に+4のボーナスを得る。
君の信仰エネルギーの力はアンデッドを逃亡させるだけでなく、その拠って立つ場所を破壊してしまう。
利益:君が《アンデッド退散》を使用する際、その間合いは神話階梯毎に10フィートだけ増加する。また非神話級アンデッドは君の階梯に等しいペナルティをセーヴィング・スローに被る。
君は神話パワーを1回分消費することで、《アンデッド退散》を使用してアンデッドを破壊することができる。逃亡する代わりに、セーヴに失敗したアンデッドは破壊される可能性がある。君は神話階梯毎に2d4ヒット・ダイスまでのアンデッドを破壊する。最も小さいヒット・ダイスのアンデッドが最初にこの効果を受ける。ヒット・ダイスが等しいアンデッドの中では、爆発の起点に最も近いものが最初に影響を受ける。ヒット・ダイスが9以上のアンデッドはこの効果を受けず、アンデッドに影響を与えなかったヒット・ダイスは無駄になってしまう。
恐るべき神話的な本質により、君はアンデッドを凌駕する比類の無い力を持つ。
利益:君がアニメイト・デッドを発動したり《アンデッド威伏》特技を使用したりする際、君が作り出すアンデッドのヒット・ダイスの総数を決定する際に用いる術者レベルに階梯を加える。これは《アンデッドの支配者》による術者レベルの増加と累積する。君がコマンド・アンデッドを発動する際、持続時間は2倍でなく3倍となる。
君は武威を用いて、あっという間に他人の士気をくじけさせる。
利益:《武器熟練》を持つ武器を装備する間、君は標準アクションとして〈威圧〉判定に-5のペナルティを受けて《威圧演舞》を使用することができる。あるいは移動アクションとして-10のペナルティを受けるか、即行アクションとして-20のペナルティを受けるかしてこの特技を使用することもできる。君は《威圧演舞》を使用する際に神話パワーを1回分消費することで、この演舞の目標を怯え状態ではなく恐れ状態にすることができる。
利益:君は擬似呪文能力としてストーン・テルを1日に1回使用できる。術者レベルは自分の神話階梯の2倍に等しい。
君の異種族の血統は神話パワーと混じり合い、より顕著なものとなった。
利益:君は神話特技でない《異種族の祖先》を修得した際に選択した種族から、種族特性を1つ選択して得る。この種族特性は君のサイズや能力値を変更することはできない。君は(もしあれば)その種族の種族言語のうち、君がまだ知らない言語を1つ得る。複数の種族言語を持つ種族の場合、その全てを得る。
君は戦場を縦横無尽に闊歩する。刃の旋風はわずかに見えるのみ。
利益:《一撃離脱》を使用する際、君は最初の攻撃を行う前に10フィート移動する必要がなくなる。《一撃離脱》を開始する際に神話パワーの使用回数を1回分消費することで、君が《一撃離脱》の間に行う移動は機会攻撃を誘発しなくなる。
君は望む場所へ正確に敵を動かす。
利益:君は位置ずらし戦技を試みるための判定と自分に対して行われる位置ずらし戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《位置ずらし強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して位置ずらしを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
君は素早く、確信を持って緊張の中に飛び込んでいく。
利益:《イニシアチブ強化》によるイニシアチブ判定へのボーナスは、君の階梯の値だけ増加する。このボーナスは《イニシアチブ強化》によるボーナスと累積する。加えて、イニシアチブをロールする代わりに神話パワーを1回分消費することで、出目20をロールしたものとして扱うことができる。
利益:君が一度呪術の目標となったクリーチャーを目標として《忌まわしき呪術》を使用する際、そのクリーチャーはセーヴィング・スローを2回ロールし、より低い結果を選択しなければならない。
利益:君は裏技戦技を試みるための判定と自分に対して行われる裏技戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《裏技強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して裏技を試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
君は肉体的な能力を用いた行為において、他人よりはるかに優れている。
利益:《運動能力》による〈水泳〉および〈登攀〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈水泳〉もしくは〈登攀〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君の知覚能力はいかなる人をも上回っている。君が周囲や他人の意図に注意を払っていたかどうかは、この事実を覆さない。
利益:《鋭敏感覚》による〈真意看破〉および〈知覚〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈真意看破〉もしくは〈知覚〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
エネルギーの神聖な導管として、君には他に並ぶものがない。
利益:君のエネルギー放出からダメージを受ける非神話級クリーチャーは、セーヴィング・スローを2回ロールしてより低い結果を選択しなければならない。
君の武器は神聖なエネルギーを伝える。
利益:《エネルギー放出の一撃》を使用する際、君はエネルギー放出クラス特徴により与えられたd6の数に等しいボーナスを攻撃ロールに得る。これは(正のエネルギー放出ならば)清浄ボーナスもしくは(負のエネルギー放出ならば)不浄ボーナスである。君の攻撃が目標に命中しなかった場合、君はフリー・アクションとして神話パワーを1回分消費することで、エネルギー放出を解き放つことができる。これはエネルギー放出クラス特徴の通常の効果を及ぼし、君が一撃を与えようとしたクリーチャーを中心とする。
利益:君が(コンポジット・ボウを含む)ショートボウもしくはロングボウを用いて攻撃を行う際、視認困難を無視することができる。ただし完全視認困難を無視することはできない。君は依然として完全視認困難による失敗確率の影響を受けるが、完全視認困難のために攻撃が外れた場合、君は《エルフの精密性》通りに失敗確率を再ロールすることができる。
利益:君が《エレメンタル熟練》を取得しているエネルギー種別から1つを選択する。《エレメンタル熟練》および《上級エレメンタル熟練》により、選択したエネルギー種別の呪文に与えられるセーヴ難易度の増加量は1だけ増加する。このエネルギー種別の補足説明を持つ呪文を発動する際、君は神話パワーを1回分消費することで、呪文の目標にセーヴィング・スローを2回ロールさせ低い結果を選択させることができる。
素手打撃を通して元素の力を注ぐ君の能力は、恐ろしいほど強力だ。
利益:《エレメンタルの拳》による追加エネルギー・ダメージは1d8ポイントだけ増加する。さらに君は1日に神話階梯ごとに1回、追加で《エレメンタルの拳》の使用回数を得る。君は割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君の次のターンの開始までに行われる素手打撃全てに《エレメンタルの拳》による追加ダメージを加える事ができる。この追加ダメージは、現在の行動において行う攻撃の回数に関わりなく適用される。
利益:君の《エレメンタルへのエネルギー放出》は、《エレメンタルへのエネルギー放出》を取得したときに選択した1種別だけではなく、(エレメンタル)の副種別を持つものいずれかに効果を及ぼす。君が《エレメンタルへのエネルギー放出》を使用するたびに、この特技を使用する前に(エレメンタル)の副種別から1つを選択しなければならない。君は神話パワーを1回分消費することで、《エレメンタルへのエネルギー放出》が効果を及ぼす(エレメンタル)の副種別の2つ目を選択することができる。
君は特筆すべき正確さで、遠方からの攻撃を行う。
利益:即行アクションとして神話パワーを1回分消費することで、君は自分のターンの終了まで遠隔攻撃に射程単位によるペナルティを全て無視することができる。
君の強力な投擲術の前では、事実上限界などは存在しない。
君の殺害するさまは見るものを真に恐れさせる。
利益:《恐るべき虐殺》を使用する際、30フィート以内にいる全ての敵に加えて、君は60フィート以内にいる非神話級敵に効果を及ぼす。君は《恐るべき虐殺》を用いて敵の士気をくじくために〈威圧〉判定を行う前に神話パワーを1回分消費することで、怯え状態ではなく恐れ状態にすることができる。持続時間は通常の怯え状態にする効果と同じである。この能力によって恐れ状態となっている間、その敵は攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、能力値判定に、君の階梯に等しいペナルティを受ける。
君の歩みの軽さは幻想的だ。
利益:君の基本地上移動速度は5フィートだけ増加する。これには着用している防具や重量は影響しない。このボーナスは《快速》から得られているボーナスと累積する。
特殊:君はこの特技を複数回修得できるが、非神話級《快速》を修得した回数を超えることはできない。効果は累積する。
利益:《回避》によるアーマー・クラスへのボーナスは1だけ増加する。割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君は1回の攻撃に対するアーマー・クラスに、追加で+10の回避ボーナスを得ることができる。
君は騎乗して敵を駆け抜ける際、複数回の攻撃を行うことができる。
利益:《駆け抜け攻撃》の一部として敵に攻撃を行い成功したならば、君は連続した目標に対して攻撃を行い続けることができる。君は3神話階梯毎に追加で1回の攻撃を行うことができるが、全力攻撃を行う際の攻撃回数を超えて攻撃を行うことはできない。全力攻撃を行う場合同様に、連続した攻撃はより低いボーナスを使用する。君はそれぞれの攻撃の間に少なくとも10フィートだけ移動しなければならない。
君のしなやかさと滑らかさには比べるものがない。
利益:《軽業師》による〈軽業〉および〈飛行〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈軽業〉もしくは〈飛行〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君は相手を誤解させる言論術と、他人に影響を与える策略に非常に熟達している。
利益:君が非神話級クリーチャーに《華麗な美辞麗句》を使用することに成功したならば、〈交渉〉判定におけるボーナスは君の階梯だけ増加する。目標が神話クリーチャーの場合、代わりにそのボーナスは君の階梯の半分だけ増加する。
君は神話パワーを1回分消費することで、失敗した〈はったり〉判定1回を再ロールすることができる。再ロールした結果がより悪くなったとしても、新しい結果を選択しなければならない。
君の頑健性は並ぶものがない。
利益:君が非神話級のものから呪文、擬似呪文能力、超常能力に対して頑健セーヴィング・スローをロールする際、2回ロールしてより良い結果を選択する。
君は一目見るだけでクリーチャーの魔法的な能力に気付くことができる。
利益:君は《感知の熟達》に記載された占術を使用して、(クリーチャーを3ラウンド観察する必要なく)直ちに《感知の熟達》の利益を得る。非神話級クリーチャーはこの効果に意志セーヴを試みることはできない。
何より重厚な鎧を身につけた敵の防備であってさえ、君はそれを貫く打撃を見舞う方法を知っている。
利益:《貫通打撃》もしくは《上級貫通打撃》を使用する際、君は自分が有する神話階梯3毎にダメージ減少を追加で1ポイント無視することができる。加えて、この効果は(ダメージ減少 10/―のような)種別を持たないダメージ減少にも適用される。
君は自分と突撃の目標の間に立つものを切り開いて進むことができる。
利益:突撃の際、君は目標に突撃できるかどうかを決定する際、経路にいる仲間を無視することができる。さらに、君が《貫通突撃》を使用して少なくとも1回の蹴散らしを試みた後、君はフリー・アクションとして神話パワーを1回分消費し、同じ突撃の経路にいる異なる敵に対してもう一度蹴散らしを試みることができる。
騎手としての技術のお陰で、君は驚くほどの正確さで遮蔽を得、射撃を行うことができる。
利益:〈騎乗〉技能を使用して乗騎を遮蔽として使用しても、君は標準アクションとして1回の遠隔攻撃を行うことができる。君の乗騎が移動している間、君は神話パワーを1回分消費することで、君の次のターンの開始までで騎乗している間に行う遠隔武器攻撃へのペナルティを無視することができる。
君の育てた乗騎はほとんど足並みを乱すことなく敵を地面に叩きつける。
利益:君の乗騎は蹴散らしで打ち倒して伏せ状態にした敵に対して、1回ではなく2回の蹄攻撃を行うことができる。君は1回以上の蹄攻撃がクリティカル・ロールを行う際に、神話パワーを1回分消費することができる。そうした場合、そのクリティカルは自動的に確定する。両方がクリティカル可能状態となったなら、神話パワーの1回分を消費することで自動的に両方がクリティカルを確定させる。
君が厳しい戦闘の中で乗騎を繰る能力に対抗できるものはほとんどいない。
利益:君はラウンド毎に神話階梯に等しい回数だけ、乗騎に対する攻撃を追加で無効化することができる。ラウンド1回割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君は乗騎が行わねばならない1回の反応セーヴィング・スローを〈騎乗〉判定で代替することができる。
あっさりと、君は戦場で駆け回りながら二回の射撃を繰り出すことができる。
利益:君が《機動射撃》を行う際、移動の間の任意の地点において、最も高い基本攻撃ボーナスを用いて1回ではなく2回の遠隔攻撃を行うことができる。
君はこの技能に精通し、比類なきものとなった。それは難局においてさえ変わらない。
利益:君は《技能熟練》で選択した技能の判定において、常に出目10あるいは出目20を選択することができる。これは君が急いでいたり危機に瀕している状況であっても構わない。
特殊:君はこの特技を複数回修得することができる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる非神話級《技能熟練》特技に適用される。
君の意識を奪う殴打は本当に強力だ。
利益:素手打撃を用いて敵に非致傷ダメージと急所攻撃ダメージを与える際、君は急所攻撃の各ダイスとしてd6ではなくd8をロールする。
君はほとんど超常的な素早さでもって、野獣の感情を落ち着けることができる。
利益:君は即行アクションとして、野生動物との共感を使用することができる。
君は遠くへ前進する勢いを使って、戦場を縫って進む能力を完成させた。
利益:《強行突破》を使用する際、君はアーマー・クラスに通常の+4ではなく+6の回避ボーナスを得る。加えて、1ラウンド1回、君の移動によって誘発された機会攻撃が失敗したとき、君はフリー・アクションとして5フィート移動してもよい。この移動はこのラウンド全体の移動としては扱われないが、機会攻撃を誘発する。
利益:《強打》を使用する際、君は近接攻撃のダメージ・ロールに+2ではなく+3のボーナスを得る。基本攻撃ボーナスが+4となったか以後4増加する毎に、このダメージへのボーナスの総量は+2ではなく+3ずつ増加する。加えて、この特技によるボーナス・ダメージはクリティカル・ヒットにおいて2倍となる。これは武器のクリティカル倍率によって増加する前に行われる。
君は《強打》を使用する際に神話パワーを1回分消費することで、近接攻撃ロールと戦技判定に被るペナルティを1分の間無視することができる。
利益:《器用な指先》による〈装置無力化〉および〈手先の早業〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈装置無力化〉もしくは〈手先の早業〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君の攻撃は精密さを犠牲にすることのないテンポのよい連打をもたらす。
利益:《狂乱集中》を使用している際、君は機会攻撃において《強打》による攻撃ロールのペナルティを受けない。フリー・アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、《強打》を使用している1ラウンドの間、全ての近接攻撃における《強打》のペナルティを無視することができる。
利益:《近距離射撃》でもたらされる攻撃ロールとダメージ・ロールのボーナスは+2に増加する。即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、これらのロールに君の階梯の半分に等しい追加のボーナスを得ることができる。
君の格闘における動きに反撃することは難しい。
利益:君は組みつき戦技を試みるための判定と自分に対して行われる組みつき戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《組みつき強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して組みつきを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
選択した武器で見舞われる君のクリティカルは、最悪以上に恐ろしい。
利益:君が選択した武器のクリティカル倍率は1だけ増加する(最大で×6)。
特殊:君はこの特技を複数回修得できる。この効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる非神話級《クリティカル強化》特技に適用される。
君が武器を振るえば、それは寸分の違いもなく目標の急所に行き着く。
利益:君が非神話級敵に対してクリティカル可能状態になったなら、自動的にクリティカルが確定する。加えて、フォーティフィケーション特殊能力ないし類似の能力を備えた鎧を身につけたクリーチャーに対してクリティカル可能状態になったなら、そのクリーチャーはこのクリティカル・ヒットを無効化できるかどうかを決めるために2回ロールしてより悪い結果を選択しなければならない。
君のクリティカル・ヒットは多様で破壊的だ。
前提条件:《クリティカル熟練》(神話)、《クリティカル体得》。
利益:《クリティカル体得》を使用する際、適用できるクリティカル特技の数は君の階梯3毎に1回増加する。
君は自然の化身を使用している時でも会話でき、いくつかの魔法のアイテムを使用することができる。
利益:自然の化身を使用している際、君は人間形態で身につけていた呪文完成型や呪文解放型の魔法のアイテムを使用することができる。自然の化身を使用している間、君はそれらのアイテムを使用する際に物理的にアイテムを操る必要はない。さらに、君は自然の化身を使用している時でも通常通り会話することができる。
君は戦場にあっては止められない勢いだ。弱い敵はあっさりとはねのけてしまう。
利益:君は蹴散らし戦技を試みるための判定と自分に対して行われる蹴散らし戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《蹴散らし強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して蹴散らしを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
利益:《幸運を呼ぶハーフリング》を使用する際、セーヴィング・スローのボーナスに君の階梯を加える。セーヴィング・スローに成功しても影響を受ける効果に対して、仲間1人が君のセーヴを使用して成功した時に、君は神話パワーを1回分消費することができる。消費したならば、その仲間はセーヴィング・スローに成功した際に被る効果の一切を受けない。
空中や高い位置から攻撃する際、君は命を奪う効果を及ぼすために敵を圧倒する。
利益:君が地面より高いところか飛行中に突撃を行ったなら、君の武器のクリティカル倍率は2だけ増加する(最大で×6)。この能力は武器のクリティカル倍率を増加させる他の効果と累積しない。君の突撃による攻撃が命中したなら、君はフリー・アクションとして、機会攻撃を誘発することなく攻撃の目標に対して足払いの戦技を試みることができる。
君はどのような種別の武器であれ、驚きの速度で装填することができる。
利益:君はこの特技を得たときに元々選択していた一種類だけではなく、全てのクロスボウや火器に《高速装填》の利益を得る。即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、1分の間機会攻撃を誘発することなくクロスボウや火器を装填する能力を得る。
君は技術と抵抗の意志を持って、攻撃の道から飛び出すことができる。
利益:《攻防一体》を使用する際、君はアーマー・クラスに+2の回避ボーナスを追加で得る。君は神話パワーを1回分消費することで、1分の間《攻防一体》を使用することで被る近接攻撃ロールと戦技判定へのペナルティを無視することができる。
利益:《ゴルゴンの拳》を使用した君の攻撃がクリーチャーにヒットしたなら、その目標は頑健セーヴィング・スローを行わねばならず、失敗すればよろめき状態の代わりに1ラウンドの間幻惑状態となる。君は《ゴルゴンの拳》の攻撃が命中したときに神話パワーを1回分消費することで、その難易度を自身の神話階梯の半分だけ増加させる。
利益:君が《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《上級渾身の一打》を使用する際、【筋力】ボーナス、魔法のボーナス、そして他の通常であればクリティカル・ヒットにおいて倍化するボーナスに、武器のダメージ・ダイスに適用される倍率を適用する。
通常ならばクリティカル・ヒットでは増加しないものによる追加ダメージは、この特技でも増加しない。
君の素手打撃は、敵をほとんど不自由にするほどの倦怠感を及ぼすことができる。
利益:《蠍の型》を使用しているとき、君は目標の基本地上移動速度が減少しているラウンド数に自身の階梯を加える。君は攻撃を行う際に神話パワーを1回分消費することで、スロー呪文のように目標を減速状態にすることができる。目標は頑健セーヴ(難易度 10+君のキャラクター・レベルの半分+君の【判断力】修正値)に成功すればこの効果を免れる。減速効果は《蠍の型》による通常の移動速度へのペナルティの代わりに適用されるが、持続するラウンド数は同じものを用いる。
君の持久力はまさに常軌を逸している。
利益:《持久力》による判定やセーヴへのボーナスは、君の階梯の半分だけ増加する。君は強行軍、飢えや渇き、焦熱地や寒冷地、ゆっくりとした窒息から被る非致傷ダメージを避けるために行う判定に失敗しても、受けるダメージは半分で済む。
利益:疾走時、君は中装鎧か軽装鎧を身に着けているか何も鎧を身に着けておらず、かつ中荷重を超えるものを運んでいない場合、通常の移動速度の7倍まで移動することができる。もし重装鎧を身に着けているか、重荷重の場合には通常の移動速度の6倍まで移動することができる。疾走を開始した後に跳躍を行う場合、君は〈軽業〉判定に君の階梯+4に等しい追加のボーナスを得る。
君は【耐久力】値+自分の神話階梯に等しいラウンド数まで、判定の必要なく疾走することができる。しかしその後も疾走を続けるには【耐久力】判定に成功しなければならない。
君の優雅さとなめらかさは比べるものがない。
利益:《忍びの技》による〈隠密〉および〈脱出術〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈隠密〉もしくは〈脱出術〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君の心地よい本質は、努力することなく君からにじみ出て人をほっとさせる。
利益:君は《社会的》により得られる〈交渉〉判定への+2のボーナスを、移動アクションを消費する必要なく常に得る。1日に君の階梯に等しいラウンド数まで、君は移動アクションを消費することで、このボーナスを+4に増加させることができる。
新しい経験は悟りへの道を通してさらなる一歩をもたらしてくれた。
利益:君がアーマー・クラス・ボーナスを決定する際の有効モンク・レベルを決定する際、モンク・レベルでないクラスのレベルの半分をモンク・レベルに加える。フリー・アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、基本素手打撃ダメージとアーマー・クラス・ボーナスを決定するための有効モンク・レベルに君の階梯の半分を加える。この効果は君の次のターンの開始まで持続する。
何よりも命を奪う君の一振りは、血の川をほとばしらせる。
利益:《出血化クリティカル》によりもたらされる出血ダメージは君の階梯だけ増加する。出血ダメージを止めるためには、難易度 15+君の階梯の半分の〈治療〉判定に成功しなければならない。この出血ダメージはいかなる魔法的な治癒効果でも通常通り終了する。
君は神話パワーを1回分消費することで1【耐】ダメージを与えることができる。このダメージはこの特技で通常与えるヒット・ポイントへの出血ダメージと同時に与えられる。この効果は消費する神話パワーを1回分追加で消費するたびに1ずつ増加する。
利益:既に《呪文熟練》で選択している魔法の系統を1つ選択する。《呪文熟練》及び《上級呪文熟練》で与えられるセーヴ難易度へのボーナスが1だけ増加する。君は選択した系統の呪文を発動する行為の一部として神話パワーを1回分消費することで、この呪文の目標全てはセーヴィング・スローを2回ロールしてより低い結果を選択しなければならなくなる。
特殊:君はこの特技を複数回修得できる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに、別の非神話級《呪文熟練》特技に適用される。
君は魔法構造を生まれながらにして理解している。それにより君は純粋な魔法のエネルギーで呪文を解きほどくことができる。
利益:呪文相殺において、君は目標の呪文の呪文レベル以上の呪文レベルを持つ、同じ系統の呪文を使用することができる。
君は特定の呪文に親しんでおり、驚くほど気軽にそれらを準備することができる。
利益:君は全ラウンド・アクションとして《呪文体得》で選択した呪文を準備することができる。君は体得していない他の呪文を準備するためには適切な時間を準備しなければならない。全ラウンド・アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、《呪文体得》で選択した呪文全てを準備することができる。
利益:君の間合いの中にいる非神話級クリーチャーは全て、呪文もしくは擬似呪文能力を使用する際には(例え防御的発動や《呪文高速化》された呪文を発動する場合であっても)常に君からの機会攻撃を誘発する。
30フィート以内にいる非神話級クリーチャーが呪文もしくは擬似呪文能力を使用する際、君は神話パワーを1回分消費することで、機会攻撃として(例えそのクリーチャーが通常ならば機会攻撃を誘発しない場合であっても)1回の遠隔攻撃を行うことができる。この能力を使用するためには、君は手に遠隔武器を持っているか、非神話級《早抜き》特技を持っている上に片手が空いていなければならない。君は神話パワーを2回分消費することで、神話級クリーチャーに対してこの能力を使用することができる。
君の使い魔は信じられないほどの頑丈さと洞察力をいくらか得る。
利益:君の持つ神話階梯3毎に、君の使い魔は君が選択する能力値1つに+2のボーナスを得る。これらのボーナスは累積する。君の使い魔は外皮ボーナスと(もし呪文抵抗を持つならば)呪文抵抗に君の階梯を加える。
君の招来呪文は単なる一般の獣ではなく、神話級クリーチャーをもたらす。
利益:君が(招来)呪文を用いて招来されたクリーチャーは全て、他の神話級クリーチャーから影響を受ける際に神話級であると見なされる。招来されたクリーチャーは神話能力や神話パワーを得ることはないが、第1神話階梯の神話クリーチャーであるかのように神話呪文と神話能力の影響を受ける。加えて、招来されたクリーチャーがダメージ減少を持つ場合、そのダメージ減少はダメージ減少/エピックとなる。
独立心は自然と君に訪れた。君は自力で生活する術を身につけた。
利益:《自力生存》による〈生存〉および〈治療〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈生存〉もしくは〈治療〉判定で出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
信仰が君を戦場へと促す。信仰が心と自信をさらに強めてくれる。
利益:君はイニシアチブ判定と、防御的発動か組みつかき状態で呪文や擬似呪文能力を発動する際の精神集中判定において、神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《神官戦士》によるボーナスと累積する。
利益:君が《神聖なる干渉》を使用する際、敵の攻撃ロールにおけるペナルティは消費した呪文のレベルの2倍に等しい。君は呪文を消費する際に神話パワーを1回分消費することで、このペナルティを消費した呪文の3倍に等しい値に増加させることができる。
利益:君が非神話級のものから放たれた呪文、擬似呪文能力、超常能力に対して反応セーヴィング・スローをロールする際、2回ロールしてより高い結果を選択する。
君はただ一人の声でもって弱いものを圧倒し、さらに脆弱な心を植え付ける。
利益:君は全ての〈芸能:朗誦〉、〈交渉〉、〈はったり〉判定に、君の階梯3ごとに+1のボーナスを得る。このボーナスは《神託者の声》によるボーナスと累積する。君がこれらの技能の少なくとも2つを10ランク以上持つならば、君が発動する全ての[言語依存]呪文の難易度に+2のボーナスを得る。
利益:《救いの盾》を用いて仲間に提供する盾ボーナスは+3に増加する。君が隣接する味方に対する攻撃を《救いの盾》で無効化することに成功したならば、君は直ちに攻撃した相手に対して1回の機会攻撃を行うことができる。攻撃した相手は君の近接攻撃の間合いにいなければならない。
利益:君は素手打撃のダメージに自分の神話階梯の半分を加える事ができる。即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、素手打撃を用いて物体の硬度を無視することができる。この効果は君の階梯に等しいラウンドだけ持続する。物体の硬度が15を超える場合、君はその硬度を無視することはできない。
君は簡単に障害物をかいくぐって飛び回る。まるでそれらがそこに存在しないかのようだ。
利益:君の2神話階梯毎に、毎ラウンド5フィート(最低5フィート)の移動困難な地形を通常の地形であるかのように通り抜けることができる。この効果は《素早い移動》や《軽業移動》により提供される値と累積する。
君は説得の達人である。時には相手をなだめすかし、また時には荒々しい怒声で命令する。
利益:《説得力》による〈威圧〉および〈交渉〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈威圧〉もしくは〈交渉〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
君がエネルギー放出の効果をクリーチャーに与えない時、効果を及ぼす対象への効果は更に強くなる。
利益:君がエネルギー放出を使用する際、君が癒やすあるいは与えるダメージは、エネルギー放出の対象から除外した目標の数の2倍だけ増加する。君は神話パワーを1回分消費することで、エネルギー放出から除外する目標の数を君の階梯の半分だけ増加することができる。
君は驚くほどの精密さで、毎ラウンド複数回射撃攻撃を見舞うことができる。
利益:《速射》を使用する際、君はこの特技による攻撃ロールへの-2のペナルティを無視するか、1回ではなく2回の追加攻撃を行うかのいずれかができる。
利益:代用武器を用いて与えるダメージは、君の階梯だけ増加する。君はまた、自分が身につけている代用武器に対して武器破壊もしくは武器落としを敵が試みた際、戦技防御値に自分の神話階梯に等しいボーナスを得る。
君は他人ならば倒れてしまうような有害な効果を無視する。
利益:1日1回割り込みアクションとして、君は開始時にセーヴィング・スローで無効化することができる(すなわち永続でも瞬間でもない)有害な状態や障害(恐慌状態、麻痺状態、朦朧状態など)が開始する際、それを無効化しようと試みることができる。そうするならば、この効果の元の難易度に対して、君の階梯に等しいボーナスを得た意志セーヴィング・スローを試みること。成功したなら、その状態は無効化される。失敗したなら、その効果の開始は次の君のターンの終了まで遅らせられるが、通常の効果が適用される。この特技はヒット・ポイントへのダメージや能力値ダメージにはなんの効果ももたらさない。
君の視界は何よりはるか遠くを見据える猛禽に匹敵する。
利益:君は視覚的な〈知覚〉判定における距離によるペナルティを、通常の-5までではなく-10まで無視する。即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、視覚的な〈知覚〉判定における距離によるペナルティを1ラウンドの間無視することができる。
君は身を守るために盾を使うことに熟達している。
利益:盾ボーナスと盾の強化ボーナスを君の接触アーマー・クラスに加える。割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君は頑健セーヴもしくは反応セーヴに盾ボーナスと盾の強化ボーナスを加えることができる。この選択はダイスをロールする前に行わねばならない。
利益:突き飛ばしにおいて《盾のぶちかまし》を使用する際、目標は壁や他の面に挟まれることで倒れて伏せ状態になり、衝突によるダメージも受ける。このダメージは君の2神話階梯毎に1d6ポイントである。君は割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、《盾のぶちかまし》による突き飛ばしを行うための戦技判定に君の階梯を加えることができる。
君はほんのわずかな努力で、矢の雨を目標に降らせることができる。
利益:《束ね射ち》を用いてボウで全力攻撃アクションを行う際、最初の1回だけではなく、最初と2回目の攻撃において2本の矢を放つことができる。
利益:君は自分が自然の化身で取る形態がなんであれ、それにジャイアント単純テンプレート(クイック・ルール版、Pathfinder RPG Bestiary 295参照)を付与する。この利益は《力強き化身》の利益を置き換える。
フリー・アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、君の階梯に等しいラウンドの間、この特技の利益と非神話級《力強き化身》の利益の両方を得ることができる。
君は決して同じ間違いを二度行わない。
利益:君が能力値判定、技能判定、セーヴィング・スローを再ロールする際、ダイスを2つロールしてより高い結果を選択する。その後《力強き再起》によるボーナスを加える。
君の照準は本当に破壊的だ。
利益:君が《致命的な狙い》を使用する時、遠隔攻撃のダメージ・ロールに+2ではなく+3のボーナスを得る。基本攻撃ボーナスが+4に到達したか以後+4ごとに、遠隔攻撃のダメージ・ロールに加えられるこのボーナスは+2ではなく+3だけ増加する。
利益:《追加HP》は君のヒット・ポイントを本来の2倍増加させる。加えて、君が0ヒット・ポイントを下回ったなら、君はダメージ減少10/エピックを得る。このダメージ減少は君の持つ他のいかなるダメージ減少/エピックとも累積する。
利益:君は足払いの戦技に対する戦技防御値と、クオータースタッフを用いる足払いにおける戦技判定に神話階梯の半分を加える。君がクオータースタッフを装備していて君の機会攻撃範囲にいる敵が君に足払いを試みて失敗したなら、その敵は君から機会攻撃を誘発する。この機会攻撃には装備しているクオータースタッフを使用しなければならない。
利益:君が《突き落とし》を用いて乗騎から敵を押しやることに成功したなら、その敵は君が持つ2神話階梯毎に1d6ポイントの落下ダメージを受ける。〈軽業〉判定の成功のような落下ダメージを減少させるアイテムや能力は、この衝撃によるダメージも減少することができる。
君は驚くほど簡単に敵を押しやる。
利益:君は突き飛ばし戦技を試みるための判定と自分に対して行われる突き飛ばし戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《突き飛ばし強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して突き飛ばしを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
君の神話パワーは敵の防護を突き破る。
利益:呪文抵抗を無視するために行う術者レベル判定に君の階梯の半分を加える。君が《上級抵抗破り》を修得しているなら、代わりに神話階梯の値全てを加える。
君は一打で殺すことができる。
利益:《手ひどい一打》による攻撃を行う際、君は神話パワーを1回分使用することで、非神話級生きているクリーチャーを直ちに殺すことができる。頑健セーヴ(難易度 10+君の基本攻撃ボーナス+君の階梯)に成功すればこの効果を無効化できるが、その場合でも《手ひどい一打》による2倍のダメージと【耐】出血ダメージは受ける。人造、粘体、クリティカル・ヒットや精密さに基づくダメージに完全耐性を持つクリーチャーはこの特技を用いて殺すことはできない。
君は野生動物に強い親しみを抱き、彼らと会話することもできる。
利益:《動物の友》による〈騎乗〉および〈動物使い〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、スピーク・ウィズ・アニマルズ呪文を使用することができる。この効果の術者レベルは君の階梯の2倍に等しい。
君は間合いにいる全ての敵を薙ぎ払うことができる。
利益:君が《薙ぎ払い》もしくは《薙ぎ払い強化》を使用する際、その攻撃のうち1回は直前に攻撃した敵に隣接した敵に限らず、君の間合いの中の任意の敵を目標とすることができる。君は《薙ぎ払い》もしくは《薙ぎ払い強化》を使用する際に神話パワーを1回分消費することで、その位置に関わらず、それぞれの敵に攻撃が命中し続ける限り攻撃を続けることができる。君はこの能力を使用して、1体の敵にラウンド中に2回以上攻撃を行うことはできない。
君は同時に二回の攻撃を行う。それは遥かに危険であり、後に残る傷をつけることができる。
利益:君の《二刀のかきむしり》によるダメージは2d8ポイント+君の【筋力】修正値の2倍に増加する。君は神話パワーを1回分消費することで、このダメージに君の階梯の2倍に等しいボーナスを得ることができる。
利益:《二刀の守り》を使用している間、君はこの特技により与えられる盾ボーナスに、君の武器2つの強化ボーナスのより高い方を加える。
巧みな攻撃により、君はわずかなダメージ以上の優位性を敵に対して得る。
利益:割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君は武器を2つもって戦う際に被る攻撃ロールへのペナルティを、君の階梯に等しいラウンドの間無視することができる。
君は他の任意発動を行える術者よりもずっと容易に、呪文に呪文修正特技を適用することができる。
利益:君は《任意呪文修正》特技を適用する呪文を、毎朝消費した呪文スロットを回復する際に変更することができる。この呪文はどのレベルであってもよいが、《任意呪文修正》特技を適用する条件を満たすものを選択しなければならない。
特殊:君はこの特技を複数回修得できる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる非神話級《任意呪文修正》特技に適用される。
君の指は軽やかで、敵がなによりしっかり握っているアイテムでさえ持ち去ることができる。
利益:君は盗み取り戦技を試みるための判定と自分に対して行われる盗み取り戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《盗み取り強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して盗み取りを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
利益:君がバード呪文で与えるダメージを《熱情の音楽》を用いて[火炎]ダメージに変換する際、そのダメージは君の階梯までの[火炎]に対する抵抗を無視する。
君がバード呪文としてサモン・モンスターを発動し、招来したクリーチャーに炎の容貌を持たせることにしたならば、(既に《熱情の音楽》で与えられている抵抗に加えて)[火炎]に対する抵抗を5だけ増加させ、通常の《熱情の音楽》により与えられる+1の[火炎]ダメージの代わりに1d4ポイントの[火炎]ダメージを全ての肉体武器に加える。(火)の副種別を持つクリーチャーもこれらの利益を得る。
神話パワーのお陰で、君の血に流れる魔力はより強力となり、さらなる多様性を得た。
利益:君は以下の擬似呪文能力を得る。1/日―ヴァニッシュおよびブラー。
君はノームの擬似呪文能力を1日に追加で神話階梯の半分だけ使用することができる。君はこの追加の使用回数を、君の望むノームの擬似呪文能力のいずれかとして使用するために消費することができる。ノームの擬似呪文能力の術者レベルは、君のキャラクター・レベル+君の階梯に等しくなる。
君の意志が崩れることはない。
利益:君が非神話級のものから受ける呪文、擬似呪文能力、超常能力に対して意志セーヴィング・スローをロールする際、2回ロールしてより高い結果を選択する。
利益:君の機会攻撃範囲で防御的発動を行うための難易度は、君の階梯の半分だけ増加する。これは《発動妨害》による増加と累積する。加えて、例え君が機会攻撃を行えない場合でさえ、非神話級呪文の使い手は君を警戒し、《発動妨害》の効果の影響を受け続ける。
君は武器だけでなく、どのようなアイテムでも素早く取り出すことができる。
利益:君は《早抜き》を用いて、武器だけではなくいかなる種類のアイテムでも取り出すことができる。それらのアイテムは保有しているか携帯して隠蔽されているかしている必要がある。移動アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、隠しているアイテムを2つまで取り出すことができる。そうする場合、君は両手が空いていなければならない。
君の攻撃は目標の弱点めがけて飛んでいき、無数の防護をかいくぐる。
利益:君はこのラウンドに移動していた場合でもこの特技を使用することができる。しかし移動した距離は神話階梯毎に5フィート以下でなければならない。
君の精密な反撃は、戦闘における敵の優位性を損なわせる。
利益:君が近接武器の間合いの外にいる敵に対して、待機アクションとして近接攻撃を行ったなら、その敵に向けて5フィート・ステップを行うことができる。君は神話パワーを1回分消費することで、代わりに敵に向けて君の移動速度で移動することができる。いずれの用法であれ、この移動は君のターンの間の移動とは見なされない。
君は投擲武器に熟達しており、何を投げるかはほとんど問題とならない。
利益:君は代用投擲武器と飛散武器を用いた攻撃ロールとダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。このボーナスは非神話級《万能投擲術》特技によるボーナスと累積する。君が投擲飛散武器を外した場合、投擲物の射程単位に関わらず常に目標に隣接したマスに着地する。
利益:君は引きずり戦技を試みるための判定と自分に対して行われる引きずり戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《引きずり強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して引きずりを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
君は鎧を身につけることによる制約をものともせずに呪文を発動することに熟達している。
利益:君は《秘術使いの鎧訓練》を用いて秘術呪文失敗確率を減少させる際、即行アクションを消費する必要がなくなる。さらに、君が軽装鎧を身につけているならば、秘術呪文失敗確率を20%だけ減少させる。
君のソーサラーの祖先の血は神話パワーと混じり合い、大いなる効果をもたらす。
利益:君はソーサラー・レベルが自分のキャラクター・レベル-2であるかのように、《秘術の遺産》と関連する血脈におけるソーサラーの血脈の力を得る。その血脈の1レベル血脈の力において、効果を決定する際にはキャラクター・レベルの値そのままを使用すること。他の血脈の力においては、キャラクター・レベル-2を自分のソーサラー・レベルと見なす。
驚くほどの秘術の才能を用いて、君は魔法のエネルギーを注ぎ込んだ破壊的な打撃を振るうことができる。
利益:君が自分の武器を強化するために《秘術の打撃》を使用する際、その効果は1ラウンドではなく1分間持続する。《秘術の打撃》を使用する際に神話パワーを1回分消費するならば、君は基本市価修正が+1の魔法の武器特殊能力1つを自分の武器に付与することができる。この基本市価修正は4神話階梯で+2に、7神話階梯で+3に、10神話階梯で+4に増加する。
利益:《秘術の盾》を使用する際、君はアーマー・クラスに与えられる反発ボーナスに自身の神話階梯の半分を加える。君はこの特技を使用する際に神話パワーを1回分消費することで、その持続時間を神話階梯に等しいラウンドに延ばすことができる。
君は単にダメージを与える以上の用途で純粋な魔力エネルギーを操れる。
利益:《秘術の奔流》を使用する際、君はダメージのダイス数を半分にすることで、この効果の目標に対して足払いもしくは突き飛ばしの戦技のいずれかを選択して試みることができる。君はこの特技で突き飛ばしを行った際、目標と共に移動することはできない。君はこの試みにおける戦技判定に《秘術の奔流》使用時に消費した呪文の呪文レベルの半分に等しいボーナスを得、戦技ボーナスを決定する際に【筋力】修正値の代わりに【知力】修正値もしくは【魅力】修正値を用いることができる。
加えて、君は神話パワーを1回分消費することで、《秘術の奔流》のダメージ・ダイスをd6からd8に変更することができる。
利益:君は幻惑状態あるいはよろめき状態の非神話級敵に対してとどめの一撃を行うことができる。加えて、君が行ったとどめの一撃から生き延びるためにクリーチャーが頑健セーヴィング・スローを行う際、そのセーヴィング・スローには君の階梯に等しいペナルティが与えられる。
利益:君は武器落とし戦技を試みるための判定と自分に対して行われる武器落とし戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《武器落とし強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分に対して武器落としを試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
選択した武器で君が与えるダメージは、目を見張るほどに驚くべきものだ。
利益:君が選択した武器を使用する際、ダメージ・ロールに君の階梯の半分に等しいボーナスを得る。これは《武器開眼》および《上級武器開眼》によるボーナスと累積する。
特殊:君が非神話級《武器開眼》を複数回修得しているなら、それらの特技のうちいずれか1つを強化する対象として選択しなければならない。君はこの特技を複数回修得できる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる非神話級《武器開眼》1つに適用される。
利益:《武器熟練》および《上級武器熟練》による攻撃ロールへのボーナスを2倍にする。即行アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、選択した武器を用いた攻撃ロールに君の階梯の半分に等しいボーナスを得る。この効果は君のターンの終了まで持続する。
特殊:君が非神話級《武器熟練》を複数回修得しているなら、それらの特技のうちいずれか1つを強化する対象として選択しなければならない。君はこの特技を複数回修得できる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる非神話級《武器熟練》1つに適用される。
利益:《武器の妙技》を使用する際、君はダメージ・ロールに【筋力】修正値ではなく【敏捷力】修正値を使用してもよい。君が盾を装備している場合、攻撃ロールかダメージ・ロールのいずれか1つには鎧の判定ペナルティが適用されない。
利益:君は武器破壊戦技を試みるための判定と自分に対して行われる武器破壊戦技の試みに対する戦技防御値に、自分の神話階梯の半分に等しいボーナスを得る。これらのボーナスは《武器破壊強化》で得られるボーナスと累積する。
加えて、そのクリーチャーもこの特技を有していない限り、君は自分の使っている物品に対して武器破壊を試みるクリーチャーに対して機会攻撃を行うことができる。
君は物質要素を使用することなく、最も強力な呪文でさえ発動することができる。
利益:君は神話階梯毎に10gpまでの費用を持つ物質要素を必要とする呪文を、その構成要素なしに発動することができる。君が神話階梯毎に50gpまでの費用を持つ物質要素を必要とする呪文を発動する際に神話パワーを1回分消費するなら、その構成要素なしにその呪文を発動することができる。代わりに神話パワーを2回分消費するならば、君は神話階梯毎に100gpまでの費用を持つ物質要素を必要とする呪文を、その構成要素なしに発動することができる。
君が間合いを伸ばした攻撃は、攻撃が命中した相手に対する防護の助けとなる。
利益:君が《踏み込み》を使用し、その近接攻撃がクリーチャーに命中したならば、君はそのクリーチャーに対するアーマー・クラスに-2のペナルティを受けない。君は《踏み込み》を使用する際に神話パワーを1回分消費することで、攻撃の成否に関わらずアーマー・クラスに-2のペナルティを被ることはなくなり、《踏み込み》が効果を及ぼしている間機会攻撃に+2のボーナスを得る。
君の強烈な攻撃で相手は面食らい当惑する。そのため相手は効果的に君を攻撃することも、身を守ることもできなくなる。
利益:君が《防御崩し》の効果を及ぼした相手は、君の攻撃に対してだけではなく、全ての攻撃において立ちすくみ状態となる。
利益:君の戦技防御値に君の階梯の半分を加える。
利益:君は守護者呪文だけではなく、全てのウィッチ呪文の追加焦点具として魔女のナイフを使用して難易度に+1を加えることができる。このボーナスは《魔女のナイフ》により与えられる守護者呪文へのボーナスと累積し、守護者呪文の難易度は合計で+2のボーナスを得る。加えて、魔女のナイフを持っている手は、呪文を発動するか接触呪文を伝達する目的において、何も持っていないものと見なされる。
君は訓練を遥かに超えたところで、魔法の原理と複雑さを理解している。
利益:《魔法の才》による〈呪文学〉および〈魔法装置使用〉技能判定へのボーナスは2だけ増加する。加えて、君は神話パワーの使用回数を1回分消費することで、〈呪文学〉もしくは〈魔法装置使用〉判定において、出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールの前に決定しなければならない。
利益:君の神格の好む武器を用いた攻撃において、君はダメージ・ロールに【筋力】修正値や【敏捷力】修正値ではなく【判断力】修正値を加える事ができる。
利益:君はラウンド毎に機会攻撃を追加で何回でも行うことができる。即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、君の次のターンの開始まで、このラウンドにおいて既に機会攻撃を行った敵に対して機会攻撃を行うことができる。例えその敵が移動によって君から機会攻撃を誘発した場合であっても構わない。
利益:即行アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、君は視認困難もしくは完全視認困難による失敗確率を全て無視することができる。この効果は君の階梯と等しいラウンドだけ持続する。
君の素手打撃の連撃は、よろめかせる攻撃を1つ1つ組み合わせたものだ。
利益:君は《メドゥサの怒り》を使用する際、最も高い基本攻撃ボーナスを用いた1回の素手打撃を行うのではなく、素手打撃を2回諦めるだけでよい。相手に攻撃が命中したなら、目標は頑健セーヴィング・スロー(難易度 10+君のキャラクター・レベルの半分+君の【判断力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間よろめき状態となる。君は《メドゥサの怒り》により相手をよろめき状態としたときに神話パワーを1回分消費することで、よろめき状態の持続時間を君の階梯の半分に等しいラウンド数に延ばすことができる。
君の騎乗突撃は敵を蹴散らし、君に立ち向かうことがいかに愚かであるかを思い知らせる。
利益:騎乗突撃による目標への攻撃が命中したなら、その目標は頑健セーヴィング・スロー(難易度 10+君のキャラクター・レベルの半分+君の【筋】修正値)を行わねばならず、失敗すると君の階梯に等しいラウンドだけよろめき状態となる。君がこの攻撃にランスを使用しているなら、セーヴィング・スローの難易度は2だけ増加する。攻撃を行う前にフリー・アクションとして神話パワーを1回分消費することで、セーヴィング・スローに失敗した相手をよろめき状態の代わりに幻惑状態にすることができる。
効果はより高く、頻度はより多くなる。君の拳は立ち向かう相手を朦朧とさせる。
利益:《朦朧化打撃》の難易度は君の階梯の半分だけ増加する。君は《朦朧化打撃》を同じラウンドの間に複数回使用することができる。フリー・アクションとして君は神話パワーを1回分消費することで、《朦朧化打撃》を1日の使用回数を消費すること無く使用することができる。
君の血が野生の怒りで燃え上がり、君に獣の力と能力を授けてくれる。
利益:君の獣の性質は以下に示す形態の1つとして顕現する。君はこの特技を選択する際に顕現を選択し、以後変更することはできない。
神話級感覚(変則)/Mythic Senses:君が通常の視覚を持つなら、暗視30フィートを得る。君が夜目を持つなら、暗視60フィートを得る。君が暗視を持つなら、その暗視の距離が30フィート+君の階梯毎に10フィートだけ増加する。
神話級の爪(変則)/Mythic Claws:君は強力な爪を一組伸ばす。この爪は主要攻撃であり、1d4ポイントのダメージ(君が小型ならば1d3)を与える。君が既に爪を持つ場合、それらが及ぼすダメージに用いるダイスの種別が1段階だけ増加する(d4はd6となり、d3はd4となる、といったように)。君は同じラウンドに両方の爪攻撃が命中した際に神話パワーを1回分使用することで、それらの爪を用いたかきむしりを行うことができる。このかきむしりは1回の爪ダメージ+君の【筋力】ボーナスの1.5倍に等しい追加ダメージを与える。
神話級跳躍(変則)/Mythic Leap:君は跳躍の前に10フィートの助走を行わなくても、助走をしたものとして跳躍を行うことができる。加えて、君は跳躍の成否やどれだけの距離を跳躍できたかを決定するために行う〈軽業〉判定に+5のボーナスを得る。すでに《野獣の化身》の顕現として捕食者の跳躍を有しているならば、〈軽業〉判定へのボーナスは+10に増加する。
神話級勘(変則)/Mythic Instinct:君はイニシアチブ判定に+2のボーナスと、〈生存〉判定に+2のボーナスを得る。これらのボーナスは《野獣の化身》の顕現である野生の勘から得られるボーナスと累積する。
君は空中で掴んだ武器を用いて即座に近接攻撃を行うことができる。
利益:《矢つかみ》を用いて君が近接武器として使用できる投擲武器を掴んだ時、君は割り込みアクションとして、その武器を用いてその武器の近接間合いの中にいる敵に対して1回の近接攻撃を行うことができる。君は神話パワーを1回分消費することで、割り込みアクションを消費することなくこの攻撃を行うことができる。
利益:《矢止め》を使用している間、君は1ラウンドに追加で君の階梯の半分に等しい遠隔攻撃をそらすことができる。君は割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君を目標とする光線呪文あるいは光線効果1つをそらすことができる。
君の鋭い目は闇をさらに深くまで見通し、君により多くを明らかにしてくれる。
特筆すべき認識力のお陰で、君は複数の遠隔攻撃のみならず光線呪文でさえそらすことができる。
利益:《矢を弾く盾》を使用する際、君は1ラウンドに追加で自身の階梯の半分に等しい回数だけ遠隔攻撃をそらすことができる。君は割り込みアクションとして神話パワーを1回分消費することで、君を目標とする光線呪文あるいは光線効果1つをそらすことができる。
利益:君は回数無制限で《預言者の先見》によるオーギュリイを使用することができる。発動するたびに10分の深いトランス状態を必要とする。オーギュリイの成功確率は階梯毎に1%だけ増加する。この特技を使用したオーギュリイが成功したならば君はガイダンスの利益を得る。このボーナスは君の階梯に等しく、技量ボーナスではなく洞察ボーナスとなる。
君は効果を受けた後に有害な状態による効果を軽くあしらうことができる。
利益:即行アクションとして、君は神話パワーを1回分消費することで、《蘇る英雄》を追加で使用することができる。このようにした時には、頑健セーヴの結果に君の階梯を加える。
君の信仰の力は君が忌み嫌う属性に傾倒する全てのクリーチャーに害を与える。
利益:君のエネルギー放出は、君が《来訪者へのエネルギー放出》を修得した際に選択した属性を持つ全てのクリーチャー(来訪者だけでなく、その属性の副種別を持つ必要も無い)に効果を及ぼす。しかしそれらの目標には半分の治癒もしくは半分のダメージしか及ぼすことはできない。また、君は《来訪者へのエネルギー放出》を使用する際に神話パワーを2回分消費することで、まるで選択した属性の副種別を持つかのように、選択した属性の目標全てに効果を及ぼすことができる。
利益:君は非神話級クリーチャーに対して行う〈威圧〉判定に、君の階梯に等しいボーナスを得る。神話級クリーチャーには代わりに階梯の半分に等しいボーナスを得る。もし君が《説得力》(神話)特技も修得しているならば、君は神話パワーを1回分消費することで、〈威圧〉判定で出目20をロールしたかのように扱うことができる。この能力を使用するかどうかは、ロールが行われる前に決定しなければならない。