出典 Horror Adventures 240ページ
経験点 19,200
女性、人間、アポスル・キュトン、11レベル・スレイヤー(Pathfinder RPG Advanced Class Guide 53ページ)
秩序にして悪/中型サイズの来訪者(人型生物の変性種、キュトン、原住)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、〈知覚〉+17
アーマー・クラス 27、接触18、立ちすくみ20(+1回避、+4外皮、+1反発、+6【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 142(11d10+77); 再生5(銀の武器、[善]呪文、善の武器)
頑健 +15、反応 +17、意志 +11
防御的能力 身かわし; 完全耐性 [氷雪]; 呪文抵抗 23
移動速度 30フィート
近接 +1冷たい鉄製シックル=+18/+13/+8(1d6+5、加えて1d6“出血”)、+1冷たい鉄製シックル=+18/+13/+8(1d6+5、加えて1d6“出血”)
特殊攻撃 観察+3(3レベル、即行アクション)、急所攻撃+3d6、苦悶の祈り(11d6、難易度20)、出血の手(1d6)、魅惑的な演説(2d6【判断力】または6正気、難易度20)、狼狽させる凝視(30フィート; 難易度20)
擬似呪文能力(術者レベル11; 精神集中+16)
1回/日―シャドウ・ウォーク
【筋】18【敏】24【耐】20【知】10【判】16【魅】20
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 33
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《上級二刀流》、《追加HP》、《二重斬り》、《二刀のかきむしり》、《二刀流》、《二刀流強化》、《鋼の意志》、《武器熟練:シックル》、《武器の妙技》
技能 〈威圧〉+23、〈隠密〉+21、〈真意看破〉+17、〈生存〉+17(痕跡を辿る場合は+22)、〈知覚〉+17、〈治療〉+21、〈はったり〉+23; 種族修正 +4〈威圧〉、+4〈治療〉、+4〈はったり〉
言語 共通語、地獄語
その他の特殊能力 影界旅行者、忍び寄る、迅速なる追跡、スレイヤーの技(身かわしUC、ローグの妙技、レンジャー戦闘スタイル [3])、追跡+5
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体、または陰謀団(1、加えてオスティアリウス・キュトンB44)
宝物 NPCの装備品(+1ミスラル製チェイン・シャツ、+1冷たい鉄製シックル[2]、リング・オヴ・プロテクション+1、ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ+2、クローク・オヴ・レジスタンス+3、その他の宝物)
キュトンの拷問的な変容の犠牲者全てが、捕らえた者の几帳面な介抱によって死ぬわけではない。一部のクリーチャーは過去の自分とキュトンの暗い悪意の混成体に変身する。そうして成ったアポスル・キュトンは、彼らの自我を虐殺するキュトンの意志に完全に諂う堕落した従順な存在から、その変貌を喜びキュトンの階級階層の中で指導的な地位にまで上り詰めている完全に忌まわしきクリーチャーまで、さまざまである。影の束縛の腐敗(34ページ参照)で完全に自己を失うクリーチャーは、自身の魂がキュトンの非道徳的な感性と一致するように捻じれるため、時にアポスル・キュトンにもなる。同意してアポスル・キュトンとなった者は、オスティアリウス・キュトンと同様の適所を共有する傾向があり、2種類のキュトンがしばしば陰謀の中で共謀することがよくある。他のアポスルは、インターラキター(Pathfinder RPG Bestiary 3 174ページ)を奉仕活動で支援したり、「完璧なパーツ」の探求者として強力なエレマイト(Bestiary 3 172ページ)に直接仕えたりする。
「アポスル・キュトン」は人型生物や人型怪物の種別の生きているクリーチャー(以下基本クリーチャーと呼ぶ)に追加できる後天性テンプレートである。ほとんどのアポスル・キュトンはかつては人型生物であった。アポスル・キュトンはここに記載されているものを除き、基本クリーチャーのデータと能力を使用する。
種別:アポスル・キュトンの種別は来訪者(キュトン、原住)に変更される。ヒット・ダイス、基本攻撃ボーナス、セーヴは再計算されない。変性種の副種別を得る。
防御的能力:アポスル・キュトンは[氷雪]に対する完全耐性、11+合計脅威度に等しい呪文抵抗と、銀の武器、善の呪文、善の武器によって無効化されるヒット・ダイスの半分に等しい再生を得る。
苦悶の祈り(超常)/Agonizing Prayer:機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションとして、アポスル・キュトンは、キュトンでない者が聞くと傷口から出血して吹き出すほど不敬な祈りを唱えることができる。キュトン以外の聞き手は意志セーヴ(難易度 = 10+アポスル・キュトンのヒット・ダイスの半分+【魅力】修正値)を行い、失敗すると1d6ポイントの非致傷ダメージを受け、アポスル・キュトンの出血の手で撃たれたかのように出血ダメージを受け、1ラウンドの間よろめき状態となる。このセーヴに成功したクリーチャーは非致傷ダメージを半減させ、よろめき状態効果を無効化するが、出血ダメージは依然として受ける。現在ヒット・ポイント以上の非致傷ダメージを受けたクリーチャーは、通常この能力によって気絶状態とはならないが、依然として無防備状態となり、アポスル・キュトンの魅惑的な演説の能力を影響を受けやすい。これは[音波、苦痛]UM効果である。
出血の手(超常)/Bleeding Touch:クリーチャーに接触したアポスル・キュトンは1ポイントのダメージに加え、キュトンの10ヒット・ダイスの毎に1d6ポイントの出血ダメージを与える。アポスル・キュトンが肉体武器または人工的な武器で攻撃した場合、その武器もこの出血ダメージを与える。
魅惑的な演説(超常)/Seductive Oration:アポスル・キュトンは現在の形態へ変化することへの独自の視点を持っている。機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションとして、アポスル・キュトンはその変化の間に経験した快楽と不思議を語ることができる。この演説を1分間連続して聞くクリーチャーは意志セーヴ(難易度 = 10+アポスル・キュトンのヒット・ダイスの半分+アポスル・キュトンの【魅力】修正値)、1d6ポイントの【判断力】ダメージを受けなければならない。この【判断力】ダメージはアポスル・キュトンの8ヒット・ダイスごとに1d6増加する。このセーヴに成功したクリーチャーは、24時間の間そのアポスル・キュトンの魅惑的な演説の影響を受けない。
アポスル・キュトンの魅惑的な演説に抵抗するためのセーヴに失敗した後、目標は道徳、肉体そして人生の定義に疑問を感じ始める。週に1回、影響を受けたクリーチャーがアポスル・キュトンと会話をしている限り、魅惑的な演説に対するセーヴィング・スローを再度行うか、その属性を秩序にして悪に1段階ずれ、1d6ポイントの【判断力】ダメージを受けなければならない。セーヴ難易度はアポスル・キュトンと接触をした連続した1週間ごとに1増加する。セーヴに成功すると属性のずれが防がれる。クリーチャーが複数のアポスル・キュトンに遭遇しても、魅惑的な演説からの【判断力】ダメージを週に2回以上受けることはない。
目標の属性が完全に秩序にして悪にずれた場合(または目標が最初に誘惑されたときに秩序にして悪であった場合)、目標は意志セーヴに即座に成功するか(延長された接触から増加したものを含む魅惑的な演説と同じ難易度に対して)、重度の狂気を得なければならない(182ページ参照)。キャンペーンが正気度システムを使用している場合(12ページ参照)、魅惑的な演説は【判断力】ダメージを与える代わりに、アポスル・キュトンの脅威度の半分に等しい正気度ダメージを与える。目標が秩序にして悪になった場合、罹る重度の狂気は、正気度ダメージ自体からかかる可能性のある狂気に追加される。
アポスル・キュトンによって錯乱に駆り立てられたクリーチャーはしばしば最終的にブロークン・ソウルになるが(Bestiary 4 24ページ)、一部のまれな個人は、地獄の束縛を得るか(34ページ参照)、アポスル・キュトン自身に変化する。
狼狽させる凝視(超常)/Unnerving Gaze:アポスル・キュトンの狼狽させる凝視(キュトンの副種別参照)は、セーヴィング・スローに失敗した者をアポスル・キュトンに対して恍惚状態とさせる。アポスル・キュトンの魅惑的な演説の効果を破壊しないが、他の攻撃は通常通り効果を破壊する。
擬似呪文能力:11ヒット・ダイス以上のアポスル・キュトンは1日1回、ヒット・ダイスに等しい術者レベルでシャドウ・ウォークを発動できる。20ヒット・ダイス以上のアポスル・キュトンはシャドウ・ウォークを回数無制限に使用できる。
影界旅行者(超常)/Shadow Traveler:アポスル・キュトンがシャドウ・ウォークを使用する場合、時速100マイルで移動する。
能力値:【筋力】+6、【敏捷力】+4、【耐久力】+6、【知力】+2、【判断力】+6、【魅力】+6。