奇妙だが興奮させる話を良く話すマヴァロは、世間擦れしているが過去をほぼ語らない。秘要なる遺物の発見への執着のため、彼にとってパスファインダー協会は何物にも代え難いものとなっている。
男性の人間オカルティスト1
真なる中立/中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 15、接触11、立ちすくみ14(+4鎧、+1【敏】)
ヒット・ポイント 11(1d8+3)
頑健 +4、 反応 +1、 意志 +4; +2対[感情]
移動速度 30フィート
近接 隻眼剣+3(1d8+3/19~20)
遠隔 スリング+1(1d4+3)
装具系統
死霊術 (院長レンの髑髏、3ポイント)―共鳴死霊熟練; 念震わせる恐怖(難易度13)
変成術 (隻眼剣、3ポイント)―共鳴肉体強化(+2【筋】); 念遺産の武器(+1)、哲人の接触(1分間)
オカルティスト修得呪文 (術者レベル1; 精神集中+4)
1レベル(2回/日)―インフリクト・ライト・ウーンズ(難易度14)、リード・ブレーズAPG
0レベル―メイジ・ハンド、タッチ・オヴ・ファティーグ(難易度13)
基本性能 マヴァロの念集積ポイントが割り当てられていない場合、彼の性能は近接 隻眼剣+2(1d8+2/19~20); 遠隔 スリング+1(1d4+2); 【筋】15; 戦技防御値 +2; 戦技防御値 13。
【筋】17、 【敏】12、 【耐】14、 【知】16、 【判】10、 【魅】11
基本攻撃 +0; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 14
特技 《念集積追加》OA*、《鋼の意志》*
技能 〈鑑定〉+7、〈交渉〉+4、〈知識:歴史〉+7、〈知識:宗教〉+7、〈言語学〉+7、〈知覚〉+4、〈呪文学〉+7、〈魔法装置使用〉+4; 鎧判定ペナルティ -2
特徴 〔悲嘆暮れ〕UCA*、〔精体感知〕
言語 奈落語、天上語、共通語、地獄語、サーシロン語、ヴァリシア語
その他の特殊能力 装具2、念集積(6)
戦闘用装着品 強酸(2); 他の装着品 チェイン・シャツ、隻眼剣(ロングソード)、スリングと10ブリット、背負い袋、ダガー、麻のロープ(50ft.)、ひっかけ鉤、院長レンの髑髏、松明(5)、保存食(4)、水袋、4GP。
装具 マヴァロは院長レンの髑髏を通して死霊術の魔法系統に、そして隻眼剣を通して変成術の魔法系統に通絡できる。こうしたアイテムを所有していない場合、(髑髏なしでの)インフリクト・ライト・ウーンズか(剣なしでの)リード・ブレーズを発動するのに難易度21の精神集中(1d20+4)判定に、そして(剣なしでの)メイジ・ハンドか(髑髏なしでの)タッチ・オヴ・ファティーグの発動に難易度20の精神集中判定に成功しなければならない。
遺産の武器 マヴァロが標準アクションとして隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、彼は武器1つに接触してそれに+1の強化ボーナスを与えられる。このボーナスは1分間持続する。
念集積 マヴァロは6ポイントの念集積を持ち、それを1日の始まりに自身の装具に込める事で装具系統の共鳴及び念能力に通絡できる。彼は望むようにその集積を分割できる。マヴァロが自身の装具に念集積を込めるのには1時間かかる。
マヴァロが念集積を装具に込めたのなら、その装具は独自の系統の共鳴能力を得、マヴァロはその装具に蓄えられた念集積を消費してそれの念能力に通絡できる。装具はその共鳴能力を、その所有者であるなら誰にであれ与える(マヴァロはこれで仲間を助けられるが、彼の呪文は発動がより難しくなる; 上記の装具参照)。マヴァロは自身の装具を持っていなければ念能力を消費できない。
マヴァロは込める代わりに無形念集積を自己の内部に保持する事を選べる。無形念集積を修得している念能力に費やす事もできるが、そうするとその念集積の倍のポイントがかかり、念集積の込められていない装具は共鳴能力を与えない。装具の1つを紛失するか破壊するかした場合、込められた念集積は失われる。念集積は毎日、マヴァロが最低でも8時間眠った後に刷新される。
上記の性能の中で、マヴァロは3ポイントの念集積を院長レンの髑髏に、3ポイントを隻眼剣に込めている。
震わせる恐怖 標準アクションとして、マヴァロは院長レンの髑髏から念集積を1ポイント消費する事で30フィート以内の1HDのクリーチャーそれぞれを1d4ラウンドの間恐れ状態にできる(難易度13意志セーヴで無効化)。恐れ状態のクリーチャーは逃げ出す; 逃げられない場合には、戦っても良い。恐れ状態のクリーチャーは攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、そして能力値判定に-2のペナルティを蒙る。ヒット・ダイスを1よりも多く持つ、この能力の影響を受けたクリーチャーは代わりに怯え状態になる(怯え状態のクリーチャーは単純にペナルティを受けるが、逃げはしない)。この能力は[精神作用、恐怖]効果である。
死霊熟練 マヴァロは院長レンの髑髏に念集積を込める場合、マヴァロがこれに最低でも4ポイントの念集積を込めている限り、アンデッドはこの髑髏の持ち主に対するセーヴィング・スローに-1のペナルティを受ける。加えて、持ち主は込められた念集積1ポイントにつき追加で2ヒット・ダイス(最大4)ぶんのアンデッドを支配できる。この髑髏をアンデッドを作成する為の死霊術呪文の追加の焦点具にする術者は4ヒット・ダイスぶん追加でアンデッドを作成できる。
哲人の接触 標準アクションとして隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、マヴァロは武器1つに接触してそれに冷たい鉄製あるいは銀製の特性を1分間与えられる。
肉体強化 隻眼剣に念集積を込める時、マヴァロは【筋力】、【敏捷力】、あるいは【耐久力】を選択できる。この剣は込めた念集積3ポイントにつき+2の一時的強化ボーナス(最大+2)をその能力値に与える。マヴァロは上記の性能で【筋力】を選んでいる。
呪文 マヴァロは以下の呪文を発動できる。以下に並べた呪文の完全な記述についてはPathfinder RPG Core Rulebookの10章あるいはPathfinder RPG Advanced Player’s Guideの5章参照。
インフリクト・ライト・ウーンズ:接触されたクリーチャーは1d8+1ポイントのダメージを受ける(意志・難易度14・半減)。この呪文はアンデッドにはダメージを与える代わりに治癒する。
リード・ブレーズ:1分間、マヴァロの剣は2d6+2ポイントのダメージを与える。彼のダガーは1d6+2ポイントのダメージを与える。この量のダメージを与える為にはマヴァロがその武器を持たなければならない。
メイジ・ハンド:マヴァロは25フィート以内にある5ポンド以下の物品1つを指定し、それを好きな方向に15フィートまで動かせる。その物品がマヴァロから25フィートを越えて移動した場合、この呪文は終了する。
タッチ・オヴ・ファティーグ:接触されたクリーチャーは疲労状態になる(疾走も突撃もできず、【筋力】と【敏捷力】に-2のペナルティを受ける)。そのクリーチャーを疲労状態にする何かは変わりにそのクリーチャーを過労状態にする。難易度13の反応(訳注:頑健)セーヴの成功はこの呪文を無効化する。
〔精体感知〕 マヴァロは不意討ちを避ける為の、あるいは不可視または非実体クリーチャーを感知する為の〈知覚〉判定に+2のボーナスを得る。
強酸:マヴァロは強酸のビンを、+1の攻撃ボーナスかつ射程単位10フィートの飛散武器として投げられる。直接命中すると1d6ポイントの[強酸]ダメージを与え、強酸が命中した場所から5フィート以内にいるクリーチャーそれぞれは飛散によって1ポイントの[強酸]ダメージを受ける。
マヴァロは幼少期と前成人期を、ヴァリシアのマインドスピン山脈奥地の、閑静で隔絶したファラズマの女子修道院の中で母とともに過ごした。寡黙で遠慮がちなマヴァロはすぐに、その修道院の図書室にある深遠なる書物と巻物が唯一の友人である事を学んだ。歳経るにつれ、彼は密かに、その修道院の禁断の広間に、それに纏わる怪談を無視して近付いていった。そこで彼は、尼たちによる奇妙な儀式の定期的な目撃者となった。
彼が見た儀式全てで最も困惑させたものには、厳しい断食と瞑想の期間に修道女たちが参加していたことが含まれた。肉体が衰えると、修道女たちは沈黙の間に集まり、そこで入会者たちはこの騎士団の創始者である女子大修道院長「院長レン」の、黄色い、印の刻まれた髑髏の覆いを外していた。幽かな囁きが骸骨から放たれ、有望な候補者1名を指名した。尼たちはそれから選ばれた修道女の身体を奇妙な印と特別に割り当てられた銀の護符で装飾し、新鮮な亜麻布で包み、隠された地下墳墓まで彼女を運び、そこで同様にミイラ化した同世代の崇拝者たちのただ中に安置した。
マヴァロが22歳の頃に、ヴァリシアの行商人がこの女子修道院に来た。尼たちはこの機会に食糧備蓄と他の必需品を補充したが、マヴァロは行商人の他の商品に興奮した――マヴァロが読んだ事しかないような文化を表す遺物だ。彼はそうした秘要なるアイテムを、特に顔が彫られ両目に赤い宝石の嵌められた奇妙な剣を、切望した。金欠だったマヴァロは禁忌の地下墳墓に盗みに入り、修道女の餓死死体から銀の護符を取った。マヴァロは剣を購入したが、尼の死体を荒らせば今日まで長い間悪の力を封じ続けてきた束縛の魔法を解いてしまう事を殆ど知らなかった。その隊商がこの女子修道院の取引された遺物を持って去ると、その存在の霊的な腐敗が漏出していった。
死がゆっくりと密やかに始まったが、すぐにその邪悪が大々的に尼たちを殺し始めた。女子修道院副院長は最終的にマヴァロの愚行を認識したが時は既に遅く、悪意に満ちた存在が彼女に憑依した。束の間肉体の制御を取り戻した女子修道院副院長は、マヴァロが「茨司祭」と呼んでいた錆と鎖の実体の破壊を願って女子修道院に火を付けた。
しかしその実体とマヴァロは生き延び、そしてその実体は彼をしつこくつけ狙い、その実体の有刺鉄線の衣装は赤く輝き、マヴァロは自衛できるよう遺物を探そうと試みた。死ぬところだったがマヴァロは灰の中で院長レンの髑髏が自分に囁くのを聞いた; この古の聖女は彼に、彼が集めた諸アイテムの力に自身の魂を曝すよう命じた。震えはしているが奇妙な力に満たされたマヴァロは斬りかかった。剣の柄の内で赤い宝石が砕け、件の闇の存在は廃墟を駆け逃げる間カチャカチャと音を鳴らす枷を振り回しながら金切り声を上げた。
12年が経過し、マヴァロは今や多趣味な男となり、自らの謙虚な少年時代を美味い食事と騒々しい仲間たちで埋め合わせている。彼は若い頃に関する質問を、自分の奇妙な収集品についての一貫しないが面白い話で躱す。しかし彼は密かにずっと前に手放した遺物を求めており、この務めの為に彼はパスファインダー協会に加盟している。マヴァロは究極的には自らの若年期の愚行の精算をし、未だ彼をつけ狙っている「茨司祭」と対決したがっている。
「あらゆる物は物語を語るんだ、友よ。それが話している時に耳を傾けるだけでいい。」
奇妙だが興奮させる話を良く話すマヴァロは、世間擦れしているが過去をほぼ語らない。秘要なる遺物の発見への執着のため、彼にとってパスファインダー協会は何物にも代え難いものとなっている。
男性の人間オカルティスト4
真なる中立/中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+6
アーマー・クラス 19、接触12、立ちすくみ18(+7鎧、+1反発、+1【敏】)
ヒット・ポイント 32(4d8+9)
頑健 +8、 反応 +4、 意志 +8; +2対[感情]
移動速度 20フィート
近接 +1隻眼剣+9(1d8+5/19~20)
遠隔 スリング+4(1d4+4)
装具系統
防御術 (護符の留め金、4ポイント)―共鳴守りの護符; 念精神障壁(8ポイント)
死霊術 (院長レンの髑髏、2ポイント)―共鳴死霊熟練; 念震わせる恐怖(難易度15)
変成術 (隻眼剣、3ポイント)―共鳴肉体強化(+2); 念遺産の武器(+1)、哲人の接触(武器2つ、4分間)、急加速
オカルティスト修得呪文 (術者レベル4; 精神集中+7)
2レベル(2回/日)―フォールス・ライフ、レヴィテート、レジスト・エナジー
1レベル(4回/日)―インフリクト・ライト・ウーンズ(難易度14)、リード・ブレーズAPG、シールド
0レベル―メイジ・ハンド、レジスタンス、タッチ・オヴ・ファティーグ(難易度13)
基本性能 マヴァロの念集積ポイントが割り当てられていない場合、彼の性能は頑健 +6、 反応 +2、 意志 +6; 近接 +1隻眼剣+8(1d8+4/19~20); 遠隔 スリング+4(1d4+3); 【筋】16; 戦技防御値 +6; 戦技防御値 18。
【筋】18、 【敏】12、 【耐】14、 【知】16、 【判】10、 【魅】11
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 19
特技 《念集積追加》OA*、《鋼の意志》*、《武器熟練:ロングソード》*
技能 〈鑑定〉+8、〈交渉〉+7、〈知識:神秘学〉+10、〈知識:歴史〉+7、〈知識:次元界〉+10、〈知識:宗教〉+10、〈言語学〉+7、〈知覚〉+7、〈呪文学〉+7、〈魔法装置使用〉+9; 鎧判定ペナルティ -3
特徴 〔悲嘆暮れ〕UCA*、〔精体感知〕
言語 奈落語、天上語、共通語、地獄語、サーシロン語、ヴァリシア語
その他の特殊能力 装具3、魔法のアイテム技術*、念集積(9)、オブジェクト・リーディング
戦闘用装着品 ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(6チャージ)、強酸(2); 他の装着品 +1ブレストプレート、+1隻眼剣(ロングソード)、リング・オヴ・プロテクション+1、スリングと10ブリット、背負い袋、ダガー、麻のロープ(50ft.)、ひっかけ鉤、護符の留め金、松明(5)、保存食(4)、水袋、5GP
適性クラス マヴァロは1レベルより後のオカルティスト・レベルそれぞれで新しい念能力を1/6得る。
装具 マヴァロは護符の留め金を通して防御術の魔法系統に、院長レンの髑髏を通して死霊術の魔法系統に、そして+1隻眼剣を通して変成術の魔法系統に通絡できる。こうしたアイテムを所有していない場合、(髑髏なしでの)フォールス・ライフ、(剣なしでの)レヴィテート、(留め金なしでの)レジスト・エナジーを発動するのに難易度22の精神集中(1d20+7)判定に; (髑髏なしでの)インフリクト・ライト・ウーンズ、(剣なしでの)リード・ブレーズ、(留め金なしでの)シールドを発動するのに難易度21の精神集中判定に; (剣なしでの)メイジ・ハンド、(留め金なしでの)レジスタンス、(髑髏なしでの)タッチ・オヴ・ファティーグの発動に難易度20の精神集中判定に成功しなければならない。
遺産の武器 マヴァロが標準アクションとして隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、彼は武器1つに接触してそれに+1の強化ボーナスか、+1相当の武器特殊能力を与えられる(一覧はPathfinder RPG Core Rulebookの469ページ目参照)。このボーナスは1分間持続する。
念集積 マヴァロは9ポイントの念集積を持ち、それを1日の始まりに自身の装具に込める事で装具系統の共鳴及び念能力に通絡できる。彼は望むようにその集積を分割できる。マヴァロが自身の装具に念集積を込めるのには1時間かかる。
マヴァロが念集積を装具に込めたのなら、その装具は独自の系統の共鳴能力を得、マヴァロはその装具に蓄えられた念集積を消費してそれの念能力に通絡できる。装具はその共鳴能力を、その所有者であるなら誰にであれ与える(マヴァロはこれで仲間を助けられるが、彼の呪文は発動がより難しくなる; 上記の装具参照)。マヴァロは自身の装具を持っていなければ念能力を消費できない。
マヴァロは込める代わりに無形念集積を自己の内部に保持する事を選べる。無形念集積を修得している念能力に費やす事もできるが、そうするとその念集積の倍のポイントがかかり、念集積の込められていない装具は共鳴能力を与えない。装具の1つを紛失するか破壊するかした場合、込められた念集積は失われる。念集積は毎日、マヴァロが最低でも8時間眠った後に刷新される。
上記の性能の中で、マヴァロは4ポイントの念集積を護符の留め金に、2ポイントを院長レンの髑髏に、3ポイントを隻眼剣に込めている。
精神障壁 即行アクションで、マヴァロは1ポイントの念集積を消費して自身を守る精神エネルギーの盾を創造できる。この盾は合計で8ポイントのダメージを防ぎ、マヴァロの次のターンの開始時になるか使い切るまで持続する。マヴァロは2ポイントの念集積を消費する場合割り込みアクションとしてこれを起動できる。
震わせる恐怖 標準アクションとして、マヴァロは院長レンの髑髏から1ポイントの念集積を消費して30フィート以内の4ヒット・ダイスを持つクリーチャーたちを1d4ラウンドの間恐れ状態にできる(意志・難易度15で無効化)。恐れ状態のクリーチャーは逃げ出す; 逃げられない場合、戦っても良い。恐れ状態のクリーチャーは攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、そして能力値判定全てに-2のペナルティを受ける。ヒット・ダイスを1(訳注:4)よりも多く持つクリーチャーは代わりに怯え状態になる(怯え状態のクリーチャーはペナルティだけを受ける)。この能力は[精神作用、恐怖]効果である。
死霊熟練 マヴァロが院長レンの髑髏に念集積を込めている場合、アンデッドたちはマヴァロが込めた念集積4ポイントにつき髑髏の持ち主に対するセーヴィング・スローに-1のペナルティを受ける。加えて、持ち主は込められた念集積1ポイントにつき追加で2ヒット・ダイス(最大16)ぶんのアンデッドを支配できる。この髑髏をアンデッドを作成する為の死霊術呪文の追加の焦点具にする術者は16ヒット・ダイスぶん追加でアンデッドを作成できる。
オブジェクト・リーディング マヴァロは1分間いじる事でそのアイテムについて理解できる。それが魔法のアイテムである場合、彼はその特性と合言葉を、ディテクト・マジックを使用し〈呪文学〉判定に成功したかのように学ぶ(Core Rulebook267ページ目)。そのアイテムに歴史的な重要性がある場合、マヴァロはその来歴に関する情報の一欠片を学ぶ。そのアイテムが最後の使用から4日を超えていない場合、マヴァロはかつての使用者に関する情報を一欠片学ぶ。マヴァロは、その術者レベルが3以下でない限り、あるアイテムが呪われているかは分からない。
哲人の接触 標準アクションとして隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、マヴァロは武器最大2つに接触してそれらに冷たい鉄製あるいは銀製の特性を4分間与えられる。
肉体強化 隻眼剣に念集積を込める時、マヴァロは【筋力】、【敏捷力】、あるいは【耐久力】を選択できる。この剣は3ポイント以上念集積を込めている場合+2の一時的強化ボーナス(最大+2)をその能力値に与える。マヴァロは上記の性能で【筋力】を選んでいる。
急加速 即行アクションとして念集積を1ポイント消費する事でマヴァロは自身の地上移動速度を1分間30フィート上昇できる。この能力はこれ自体とは累積しない。
呪文 マヴァロは以下の呪文を発動できる。以下に並べた呪文の完全な記述についてはPathfinder RPG Core Rulebookの10章あるいはPathfinder RPG Advanced Player’s Guideの5章参照。
フォールス・ライフ:マヴァロは1d10+4の一時的ヒット・ポイントを4時間得る。
インフリクト・ライト・ウーンズ:接触されたクリーチャーは1d8+4ポイントのダメージを受ける(意志・難易度14・半減)。この呪文はアンデッドにはダメージを与える代わりに治癒する。
リード・ブレーズ:4分間、マヴァロの剣は2d6+4ポイントのダメージを与える。彼のダガーは1d6+3ポイントのダメージを与える。この量のダメージを与える為にはマヴァロがその武器を持たなければならない。
レヴィテート:マヴァロは自身あるいは40フィート以内の同意するクリーチャー1体あるいは物品1つを選べる。移動アクションとして、彼は7分(訳注:4分)の間毎ラウンド20フィートまでその目標を上か下に移動できる。
メイジ・ハンド:マヴァロは35フィート以内にある魔法的ではない5ポンド以下の物品1つを指定し、それを好きな方向に15フィートまで動かせる。その物品がマヴァロから25フィート(訳注:35フィート)を越えて移動した場合、この呪文は終了する。
レジスト・エナジー:マヴァロあるいは接触したクリーチャー1体は[強酸]、[氷雪]、[雷撃]、[火炎]、あるいは[音波]に対するエネルギー抵抗10を得る。
レジスタンス:マヴァロあるいは接触したクリーチャー1体はセーヴに+1の抵抗ボーナスを得る。
シールド:マヴァロはアーマー・クラスに+4の盾ボーナスを7分間(訳注:4分間)得て、マジック・ミサイルに対する完全耐性を得る。
タッチ・オヴ・ファティーグ:接触されたクリーチャーは疲労状態になる(疾走も突撃もできず、【筋力】と【敏捷力】に-2のペナルティを受ける)。そのクリーチャーを疲労状態にする何かは変わりにそのクリーチャーを過労状態にする。難易度13の反応(訳注:頑健)セーヴの成功はこの呪文を無効化する。
〔精体感知〕 マヴァロは不意討ちを避ける為の、あるいは不可視または非実体クリーチャーを感知する為の〈知覚〉判定に+2のボーナスを得る。
守りの護符 マヴァロが念集積を護符の留め金に込める時、その留め金は込めた念集積2ポイントにつき持ち主のセーヴに+1の抵抗ボーナス(最大+2)を与える。
強酸:マヴァロは強酸のビンを、+1の攻撃ボーナスかつ射程単位10フィートの飛散武器として投げられる。直接命中すると1d6ポイントの[強酸]ダメージを与える。強酸が命中した場所から5フィート以内にいるクリーチャーそれぞれは飛散によって1ポイントの[強酸]ダメージを受ける。
ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ:マヴァロのワンドは接触によって1d8+1ポイントのダメージを治癒する。彼は自力でこのワンドを使う為には難易度20の〈魔法装置使用〉判定に成功しなければならない。
マヴァロは幼少期をヴァリシアのマインドスピン山脈奥地のファラズマの女子修道院の中で過ごし、そこでは秘要なる書物のみが彼の友人だった。22歳の時、「尼たちは特別な鋳造をされた銀の護符複数の収集物を隠し地下墳墓の中に入れた死体に着けている」と知っていたマヴァロは、顔が彫られ両目に赤い宝石が嵌められた奇妙な剣の支払いの為にその遺物を複数盗んだ。しかし彼は、自らの窃盗によって数千年の間この女子修道院地下に囚えられていた古の悪の軛が壊れた事をほぼ理解していなかった。「茨司祭」と呼ばれるその実体は尼たちを殺し女子修道院副院長に憑依したが、副院長は束の間正気を取り戻し女子修道院に火を放った。しかしその悪の実体とマヴァロは生き延び、そしてその実体が彼をつけ狙う頃、マヴァロは灰から院長レンの髑髏が囁くのを聞いた; この古の聖女は彼に、彼が集めた諸アイテムの力に自身の魂を曝すよう命じた。彼は赤眼の刃で件の実体を斬り、そしてその闇の存在は金切り声を上げながら逃げ出した。12年が経過し、マヴァロは今や多趣味な男となっている。彼は若い頃に関する質問を、自分の奇妙な収集品についての一貫しないが面白い話で躱すが、密かにずっと前に手放した遺物を求めている。この務めの為に彼はパスファインダー協会に加盟しており、そこで彼は自らの若年期の愚行の精算をし、最終的には「茨司祭」と対決しようとしている。
「あらゆる物は物語を語るんだ、友よ。それが話している時に耳を傾けるだけでいい。」
奇妙だが興奮させる話を良く話すマヴァロは、世間擦れしているが過去をほぼ語らない。秘要なる遺物の発見への執着のため、彼にとってパスファインダー協会は何物にも代え難いものとなっている。
男性の人間オカルティスト7
真なる中立/中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +1; 感覚 オーラ視覚、暗視60ft.、夜目、シー・インヴィジビリティ; 〈知覚〉+14
アーマー・クラス 19、接触12、立ちすくみ18(+7鎧、+1反発、+1【敏】)
ヒット・ポイント 53(7d8+15)
頑健 +8、 反応 +4、 意志 +8; +2対[感情]
移動速度 30フィート
近接 +2隻眼剣+11(1d8+6/19~20)
遠隔 高品質コンポジット・ロングボウ+7(1d8+4/×3)
装具系統
防御術 (護符の留め金、2ポイント)―共鳴守りの護符; 念精神障壁(14ポイント)
占術 (headband、9ポイント)―共鳴第三の目; 念精神の目(7分間)、突然の閃き(+3)
死霊術 (院長レンの髑髏、1ポイント)―共鳴死霊熟練; 念震わせる恐怖(難易度17)、痛みの波(難易度17)、霊のとばり(7分間)
変成術 (隻眼剣、3ポイント)―共鳴肉体強化(+2【筋】); 念遺産の武器(+2)、重力に逆らう心(7分間)、哲人の接触(武器2つ、7分間)、急加速
オカルティスト修得呪文 (術者レベル7; 精神集中+11)
3レベル(2回/日)―ディスペル・マジック、ヘイスト、レトロコグニションOA、ライディング・ポゼッションOA(難易度17)
2レベル(4回/日)―フォールス・ライフ、ファインド・トラップス、レヴィテート、レジスト・エナジー
1レベル(6回/日)―インフリクト・ライト・ウーンズ(難易度15)、リード・ブレーズAPG、サイキック・リーディング、シールド
0レベル―ディテクト・マジック、メイジ・ハンド、レジスタンス、タッチ・オヴ・ファティーグ(難易度14)
基本性能 マヴァロの念集積ポイントが割り当てられていない場合、彼の性能は頑健 +7、 反応 +3、 意志 +7; 近接 +2隻眼剣+10(1d8+5/19~20); 遠隔 高品質コンポジット・ロングボウ+7(1d4+3/×3); 【筋】16; 戦技防御値 +8; 戦技防御値 20; 技能 〈知覚〉+10。
【筋】18、 【敏】12、 【耐】14、 【知】18、 【判】10、 【魅】11
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +9; 戦技防御値 21
特技 《念能力追加》OA*、《念集積追加》OA*(2)、《鋼の意志》*、《武器熟練:ロングソード》*
技能 〈鑑定〉+9、〈交渉〉+7、〈装置無力化〉+5、〈飛行〉+7、〈知識:神秘学〉+14、〈知識:ダンジョン探検〉+6、〈知識:工学〉+8、〈知識:歴史〉+11、〈知識:地域〉+7、〈知識:次元界〉+11、〈知識:宗教〉+11、〈言語学〉+10、〈知覚〉+14、〈呪文学〉+11、〈魔法装置使用〉+13; 鎧判定ペナルティ -0
特徴 〔悲嘆暮れ〕UCA*、〔精体感知〕
言語 奈落語、アクロ語、アズラント語、天上語、共通語、地獄語、サーシロン語、ヴァリシア語
その他の特殊能力 装具4、魔法のアイテム技術*、念集積(15)、オブジェクト・リーディング
戦闘用装着品 オイル・オヴ・デイライト、ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(2)、スクロール・オヴ・アライン・ウェポン、ワンド・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(4チャージ)、強酸(2); 他の装着品 +1ミスラル製ブレストプレート、+2隻眼剣(ロングソード)、高品質コンポジット・ロングボウ(+4)、ヘッドバンド・オヴ・ヴァスト・インテリジェンス+2、リング・オヴ・プロテクション+1、背負い袋、ダガー、麻のロープ(50ft.)、ひっかけ鉤、護符の留め金、松明(5)、保存食(4)、水袋、60GP
オーラ視覚:標準アクションとして、マヴァロはオーラ・サイト呪文(Pathfinder RPG Advanced Class Guide174ページ目)と同様に周囲のクリーチャーたちの属性オーラを読み取れる。そうする時、彼は視界内にある混沌、悪、善、そして秩序のオーラ全ての位置と強度を知る。
適性クラス マヴァロは適性クラスから新たな念集積パワーを1つ得ている。
装具 マヴァロは護符の留め金を通して防御術の魔法系統に、ヘッドバンド・オヴ・ヴァスト・インテリジェンス+2を通して占術の魔法系統に、院長レンの髑髏を通して死霊術の魔法系統に、そして+2隻眼剣を通して変成術の魔法系統に通絡できる。こうしたアイテムを所有していない場合、(護符の留め金なしでの)ディスペル・マジック、(剣なしでの)ガシアス・フォーム、(ヘッドバンドなしでの)レトロコグニション、(髑髏無しでの)ライディング・ポゼッションを発動する為に難易度23の精神集中判定(1d20+11)に; ; (髑髏なしでの)フォールス・ライフ、(ヘッドバンドなしでの)ファインド・トラップス、(剣なしでの)レヴィテート、(留め金なしでの)レジスト・エナジーを発動するのに難易度22の精神集中判定に; (髑髏なしでの)インフリクト・ライト・ウーンズ、(剣なしでの)リード・ブレーズ、(ヘッドバンドなしでの)サイキック・リーディング、(留め金なしでの)シールドを発動するのに難易度21の精神集中判定に; (ヘッドバンドなしでの)ディテクト・マジック、(剣なしでの)メイジ・ハンド、(留め金なしでの)レジスタンス、(髑髏なしでの)タッチ・オヴ・ファティーグの発動に難易度20の精神集中判定に成功しなければならない。
遺産の武器 マヴァロが標準アクションとして+2隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、彼は武器1つに接触してそれに+2の強化ボーナスか、+1か+2相当の武器特殊能力を与えられる(一覧はPathfinder RPG Core Rulebookの469ページ目参照)。このボーナスは1分間持続する。
念集積 マヴァロは15ポイントの念集積を持ち、それを1日の始まりに自身の装具に込める事で装具系統の共鳴及び念能力に通絡できる。彼は望むようにその集積を分割できる。マヴァロが自身の装具に念集積を込めるのには1時間かかる。
マヴァロが念集積を装具に込めたのなら、その装具は独自の系統の共鳴能力を得、マヴァロはその装具に蓄えられた念集積を消費してそれの念能力に通絡できる。装具はその共鳴能力を、その所有者であるなら誰にであれ与える(マヴァロはこれで仲間を助けられるが、彼の呪文は発動がより難しくなる; 上記の装具参照)。マヴァロは自身の装具を持っていなければ念能力を消費できない。
マヴァロは込める代わりに無形念集積を自己の内部に保持する事を選べる。無形念集積を修得している念能力に費やす事もできるが、そうするとその念集積の倍のポイントがかかり、念集積の込められていない装具は共鳴能力を与えない。装具の1つを紛失するか破壊するかした場合、込められた念集積は失われる。念集積は毎日、マヴァロが最低でも8時間眠った後に刷新される。
上記の性能の中で、マヴァロは2ポイントの念集積を護符の留め金に、9ポイントをヘッドバンドに、1ポイントを院長レンの髑髏に、3ポイントを+2隻眼剣に込めている。
精神障壁 即行アクションで、マヴァロは1ポイントの念集積を消費して自身を守る精神エネルギーの盾を創造できる。この盾は合計で14ポイントのダメージを防ぎ、マヴァロの次のターンの開始時になるか使い切るまで持続する。マヴァロは2ポイントの念集積を消費する場合割り込みアクションとしてこれを起動できる。
精神の目 マヴァロは標準アクションとしてヘッドバンドから1ポイントの念集積を消費する場合、それを通して見聞きできる魔法的な感知器を想像できる。この精神の目はそれは不可視状態かつ極小のサイズであり、何らかのダメージによって破壊される。魔法的な武器あるいは呪文のみがこれを傷つけられる。それは完璧な機動性の60フィートの飛行移動速度を持ち、マヴァロから1マイルまで離れて移動できる。マヴァロは標準アクションとして精神集中する事でその目に指示を飛ばしそれを通して映像を見ることはできるが、彼が持っている追加の感覚も含めて彼の目として精神の目は見る。精神の目は7分間持続する。
震わせる恐怖 標準アクションとして、マヴァロは院長レンの髑髏から1ポイントの念集積を消費して30フィート以内の7ヒット・ダイスを持つクリーチャーたちを1d4ラウンドの間恐れ状態にできる(意志・難易度17で無効化)。恐れ状態のクリーチャーは逃げ出す; 逃げられない場合、戦っても良い。恐れ状態のクリーチャーは攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、そして能力値判定全てに-2のペナルティを受ける。ヒット・ダイスを1(訳注:7)よりも多く持つクリーチャーは代わりに怯え状態になる(怯え状態のクリーチャーはペナルティだけを受ける)。この能力は[精神作用、恐怖]効果である。
重力に逆らう心 標準アクションとして剣から念集積を1ポイント消費する場合、マヴァロは7分間完璧な機動性で60フィートの飛行移動速度を自身に与えられる。
死霊熟練 マヴァロが院長レンの髑髏に念集積を込めている場合、アンデッドたちはマヴァロが込めた念集積4ポイントにつき髑髏の持ち主に対するセーヴィング・スローに-1のペナルティを受ける。加えて、持ち主は込められた念集積1ポイントにつき追加で2ヒット・ダイス(最大28)ぶんのアンデッドを支配できる。この髑髏をアンデッドを作成する為の死霊術呪文の追加の焦点具にする術者は28ヒット・ダイスぶん追加でアンデッドを作成できる。
オブジェクト・リーディング マヴァロは1分間いじる事でそのアイテムについて理解できる。それが魔法のアイテムである場合、彼はその特性と合言葉を、ディテクト・マジックを使用し〈呪文学〉判定に成功したかのように学ぶ。そのアイテムに歴史的な重要性がある場合、マヴァロはその来歴に関する情報の一欠片を学ぶ。そのアイテムが最後の使用から4日を超えていない場合、マヴァロはかつての使用者に関する情報を一欠片学ぶ。マヴァロは、その術者レベルが3以下でない限り、あるアイテムが呪われているかは分からない。
痛みの波 標準アクションとしてヘッドバンドから念集積を1ポイントを消費する場合、マヴァロは100フィート以内の指定した地点を中心とした半径20フィートの爆発に痛みの波を放てる。範囲内の生きているクリーチャー全員は7ラウンドの間不調状態になる。難易度17の意志セーヴの成功によってこの持続時間を1ラウンドまで減少できる。これは[精神作用、苦痛]効果である。
哲人の接触 標準アクションとして+2隻眼剣から1ポイントの念集積を消費する場合、マヴァロは武器最大2つに接触してそれらに冷たい鉄製あるいは銀製の特性を7分間与えられる。
肉体強化 +2隻眼剣に念集積を込める時、マヴァロは【筋力】、【敏捷力】、あるいは【耐久力】を選択できる。この剣は込めている念集積3ポイントにつき+2の一時的強化ボーナス(最大+4)をその能力値に与える。マヴァロは上記の性能で+2ボーナスの為に【筋力】を選んでいる。
霊のとばり 院長レンの髑髏から1ポイントの念集積を消費する場合、マヴァロは1d6+7ポイントの一時的ヒット・ポイントを得られる。これは他の一時的ヒット・ポイントと累積するが、この能力の複数回使用では累積しない。彼はまた、[即死]効果に、そして負のレベルを与えるあるいは負のエネルギー・ダメージを与える何らかの効果に対して(その呪文あるいは効果がセーヴを許すものである限り)+2の抵抗ボーナスも得る。これらの効果は7分間持続する。
突然の閃き 即行アクションで念集積を1ポイント消費する事でマヴァロは能力値判定、攻撃ロール、あるいは技能判定に+3の洞察ボーナスを得られる。
急加速 即行アクションとして念集積を1ポイント消費する事でマヴァロは自身の地上移動速度を1分間30フィート上昇できる。この能力はこれ自体とは累積しない。
呪文 マヴァロは以下の呪文を発動できる。以下に並べた呪文の完全な記述についてはPathfinder RPG Core Rulebookの10章あるいはPathfinder RPG Advanced Player’s Guideの5章参照。
ディテクト・マジック:マヴァロは60フィートの円錐形内の魔法に気付ける。精神集中をする場合、彼は次のラウンドそこに幾つの魔法のオーラがあるかを知れる。その次のラウンド、彼は1つのオーラについてより知る試みができる。
ディスペル・マジック:この呪文はクリーチャー1体あるいは物品1つに継続してかかっている呪文1つを終了させるか、魔法のアイテム1つを抑制するか、別の術者の呪文を相殺する。呪文1つが目標1つあるいは範囲1つに影響を与えている場合、それの解呪には「11+その呪文のレベル」あるいは「アイテムの術者レベル」よりも高い(訳注:同値可能)、若しくは「その呪文の難易度」よりも高い(訳注:同値可能)解呪判定(1d20+7)の成功が要求される。
フォールス・ライフ:マヴァロは1d10+7の一時的ヒット・ポイントを4時間得る。
ファインド・トラップス:マヴァロは7分間罠を発見する為の〈知覚〉判定に+3のボーナスを得る。彼は探していないとしてさえ、10フィート以内の罠に気付く為の判定を行える。
ヘイスト:マヴァロは自分から40フィート以内にいる(そして全員がお互いから30フィート以内にいる)最大7体の目標の移動速度に+30フィートの強化ボーナスを、その攻撃ロールに+1を、その反応セーヴに+1を、そのアーマー・クラスに+1回避ボーナスを、そして全力攻撃の間最大のボーナスで追加で1回の攻撃を得る。これらの利益は7ラウンド持続する。
インフリクト・ライト・ウーンズ:接触されたクリーチャーは1d8+5ポイントのダメージを受ける(意志・難易度15・半減)。この呪文はアンデッドにはダメージを与える代わりに治癒する。
リード・ブレーズ:7分間、マヴァロの剣は2d6+5ポイントのダメージを与える。彼のダガーは1d6+3ポイントのダメージを与える。この量のダメージを与える為にはマヴァロがその武器を持たなければならない。
レヴィテート:マヴァロは自身あるいは40フィート以内の同意するクリーチャー1体あるいは物品1つを選べる。移動アクションとして、彼は7分の間毎ラウンド20フィートまでその目標を上か下に移動できる。
メイジ・ハンド:マヴァロは40フィート以内にある魔法的ではない5ポンド以下の物品1つを指定し、それを好きな方向に15フィートまで動かせる。
サイキック・リーディング:マヴァロは人ひとりの表層的な思考を読み、彼について知れる。
レジスト・エナジー:マヴァロあるいは接触したクリーチャー1体は[強酸]、[氷雪]、[雷撃]、[火炎]、あるいは[音波]に対するエネルギー抵抗20を得る。
レジスタンス:マヴァロあるいは接触したクリーチャー1体はセーヴに+1の抵抗ボーナスを得る。
レトロコグニション:精神集中している間最大7分間、マヴァロは現在位置での過去の出来事から念術的な印象を得られる。彼は最初の1分の精神集中の間過去1時間の印象を受け取り、次の1分間更に1時間前を受け取る、等だ。念術的に荒々しい出来事が起こった場合、その出来事の苛烈さに基づいて彼は難易度20、30、あるいは40の精神集中判定(1d20+11)に成功しなければならず、さもなくばこの呪文は終了する。
ライディング・ポゼッション:マヴァロは難易度17の意志セーヴに成功されない限り、自身の霊魂を最大7時間観察者としてクリーチャー1体の肉体へと投射する。マヴァロはそのクリーチャーと直接意思疎通できないが、その発動が純然たる精神的なアクションである限りその宿主に[精神作用]呪文を発動できる。その呪文が通常なら複数のクリーチャーに影響を与える場合、その呪文は宿主にしか影響を与えない。
シールド:マヴァロはアーマー・クラスに+4の盾ボーナスを7分間得て、マジック・ミサイルに対する完全耐性を得る。
タッチ・オヴ・ファティーグ:接触されたクリーチャーは疲労状態になる(疾走も突撃もできず、【筋力】と【敏捷力】に-2のペナルティを受ける; 反応・難易度14で無効化[訳注:頑健])。そのクリーチャーを疲労状態にする何かは変わりにそのクリーチャーを過労状態にする。
〔精体感知〕 マヴァロは不意討ちを避ける為の、あるいは不可視または非実体クリーチャーを感知する為の〈知覚〉判定に+2のボーナスを得る。
第三の目 マヴァロが自身のヘッドバンドに念集積を込める場合、ヘッドバンドは着用者の〈知覚〉に込められた2ポイントにつき+1の洞察ボーナスを与える(最大+7)。マヴァロがこれに3ポイント以上込める場合、これは夜目を与える。マヴァロが6ポイント以上込める場合、これは暗視60フィートを与える(あるいは既存の暗視の有効距離を30フィート上昇させる)。9ポイント以上込める場合、これはシー・インヴィジビリティの効果を与える。
守りの護符 マヴァロが念集積を護符の留め金に込めている時、留め金は込められた念集積2ポイントにつき持ち主のセーヴに+1抵抗ボーナスを与える(最大+2)。
強酸:マヴァロは強酸のビンを、+1の攻撃ボーナスかつ射程単位10フィートの飛散武器として投げられる。直接命中すると1d6ポイントの[強酸]ダメージを与える。強酸が命中した場所から5フィート以内にいるクリーチャーそれぞれは飛散によって1ポイントの[強酸]ダメージを受ける。
アライン・ウェポン:武器1つをダメージ減少を克服する目的に於いて混沌、悪、善、あるいは秩序にする。
オイル・オヴ・デイライト:物品に塗った時、マヴァロの油は50分の間60フィートにまばゆい光を作り出し、その次の60フィートの光量を1段階向上させる。魔法的な闇が範囲内にある場合、重複する範囲は代わりにどちらの呪文の影響も受けない。
ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ:このポーションは3d8+5ポイントのダメージを治癒する。
ワンド・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ:マヴァロのワンドは接触によって2d8+2ポイントのダメージを治癒する。彼が自力でこのワンドを使うには難易度20の〈魔法装置使用〉に成功しなければならない。
マヴァロは多趣味な男で、マインドスピン山脈奥地のファラズマ女子修道院で過ごし暮らしていた謙虚な幼少期と前成人期の精算をしている。22歳の頃、マヴァロはその女子修道院の特別に鋳造された銀の護符複数を盗んで売り、顔が彫られ両目に赤い宝石が嵌められた奇妙な剣の支払いに当てた。しかし彼は、あの護符は古の悪の実体を水際で押し留めていた事をほぼ理解していなかった。新たに解き放たれた、「茨司祭」と呼ばれるこの実体は尼たちを殺害し、女子修道院副院長に憑依した。マヴァロ本人のみがこの女子修道院を創設した院長である院長レンの髑髏から放たれる幽き囁きを聞く事で生き延び、彼女はその後彼によるこの女子修道院に残る遺物の力の利用と茨司祭の追放を助けた。ここ20年の間、マヴァロは密かにずっと前に手放した遺物を求めており、この務めの為に彼はパスファインダー協会に加盟している。マヴァロは究極的には自らの若年期の愚行の精算をし、未だ彼をつけ狙っている「茨司祭」と対決したがっている。