ほとんどのウィザードが呪文の発動と作成に純粋に集中する中、錬金術的なそして機械的な装置を魔法と融合させる実験を行う者もいる。
多くのウィザードにとってアルケミストの実験は、それが危険でも恐ろしくもない場合は古風で趣のあるように見える。少数のウィザードは爆弾の秘密を取り上げるが、錬金術と自身の既に持つ相当な魔法の力とを融合させている。
爆弾(超常):1レベルの時点で、秘術の爆弾魔はアルケミストの爆弾能力とほぼ同じ能力を獲得する。アルケミストと異なり、1レベルの時点で秘術の爆弾魔は以下のリストからエネルギーの種別を1つ選択する:[強酸]、[氷雪]、[火炎]、および[雷撃]。秘術の爆弾魔はその種別の爆弾を投擲できるが、発見によって修正することはできない。この能力は爆弾ダメージのレベルを決定するにあたりアルケミストの爆弾能力と累積するが、アルケミストになった秘術の爆弾魔はアルケミスト・クラスの爆弾能力を獲得しない。また、秘術の爆弾魔になったアルケミストもこの爆弾能力を獲得しない。この能力は秘術の絆と置き換える。
呪文炸裂爆弾(超常)/Spellblast Bombs:1レベルの時点で、即行アクションにより、秘術の爆弾魔は自身のターン中に投擲する次の爆弾を強化するために呪文の1つを犠牲にすることができる。そのようにした場合、秘術の爆弾魔は自身のターンが終了する前に投擲する次の爆弾の命中への犠牲にした呪文のレベルに等しいボーナスと、呪文のレベルの2倍に等しいダメージへのボーナスを獲得する。この能力は初級秘術呪文と置き換えるが、秘術の爆弾魔はディテクト・マジックとリード・マジックを獲得して自身の呪文書に加える。秘術の爆弾魔はこれらをどちらも 1レベル呪文として発動できる。
爆弾の系統/School of the Bomb:爆弾の作成と使用は多くの場合に秘術の爆弾魔を夢中にさせるか知的な厄介ごとになるため、秘術の爆弾魔は4つの魔法の系統を見限る。これらの対立系統は1レベルの時点で選択され、後から変更することはできない。秘術の爆弾魔は対立系統の呪文を準備する際に、準備する呪文のレベルの呪文スロットを2つ使用しなければならない。加えて、秘術の爆弾魔は対立系統の1つからの呪文を持つ魔法のアイテムを作成するいかなる技能判定にも-4ペナルティを負う。この能力は秘術系統と置き換える。
攻城魔導師は体得した秘術と攻城兵器への超自然的な繋がりを組み合わせる。
《攻城技師》/Siege Engineer:1レベルの時点で、攻城魔導師はボーナス特技として《攻城技師》を、この特技の前提条件を満たしていない場合でも獲得する。この能力は《巻物作成》と置き換える。
攻城兵器との絆(超常)/Siege Engine Bond:1レベルの時点で、攻城魔導師は標準アクションによって30フィート以内かつ視線上にある単一の攻城兵器と絆を結ぶことができる。攻城魔導師はこの繋がりの力を利用して(攻城魔導師が30フィート以内にいる限り)攻城兵器の照準と射撃を遠隔操作で行うことができるが、攻城兵器は依然として再装填の兵員を必要とする。
10レベルの時点で、攻城魔導師は純粋にこの繋がりの力によって攻城兵器の再装填、照準、そして射撃を行うことができ、もはや攻城兵器を制御するための兵員を必要としない。この方法によっても、依然として攻城兵器を制御するためには時間とアクションを通常通り必要とする。この能力は秘術の絆と置き換える。攻城魔導師はフリー・アクションによってこの絆を終了させることができる。攻城魔導師はこの方法で1日に【知力】修正値と等しい回数(最低1)まで攻城兵器と絆を結ぶことができるが、1度に1つの攻城兵器としか絆を結ぶことができない。
攻城兵器強化(超常)/Empower Siege Engine:即行アクションにより、攻城魔導師は自身のターンが終了する前に行われる、絆を結んだ攻城兵器による次の攻撃を強化するために、呪文の1つを犠牲にすることができる。そのようにした場合、攻城兵器の攻撃は攻撃ロールまたは照準ロールへの犠牲にした呪文のレベルに等しいボーナスと、ダメージへの呪文のレベル×3に等しいボーナスを獲得する。この能力は初級秘術呪文と置き換えるが、攻城魔導師はディテクト・マジックとリード・マジックを獲得して自身の呪文書に加える。攻城魔導師はこれらをどちらも 1レベル呪文として発動できる。
攻城の系統/Siege School:あらゆる形態の攻城兵器の強化に必要とされる奇妙な儀式は、秘術の神秘を解き明かすためのウィザードの時間を制限し、一定の献身と忍耐を要求する。1レベルの時点で攻城魔導師は3つの魔法の系統を見限る。1度選択されると、これらの対立系統を変更することはできない。攻城魔導師は対立系統の呪文を準備する際に、準備する呪文のレベルの呪文スロットを2つ使用しなければならない。加えて、攻城魔導師は対立系統の1つからの呪文を持つ魔法のアイテムを作成するいかなる技能判定にも-4ペナルティを負う。この能力は秘術系統と置き換える。
秘術とオカルトの力を実行することへの蠱惑的な魅力に抗う少数の中に、黒色火薬の神秘の性質に取りつかれたウィザードがある。この新技術を相当な秘術の技と組み合わせることで、彼らは火器を強力な焦点具に変換する。
秘術の銃(超常)/Arcane Gun:呪文銃士は《特殊武器習熟:火器》特技を獲得し、1丁ないし2丁の火器を秘術の銃とすることができる。秘術の銃は他者の手の中にあるときは、呪文銃士が魔法の力を吹きこむ前と同様に、通常の片手または両手火器である。呪文銃士の手の中にあるとき、それらは矢弾(ブリットおよびペレット)とともに発動した魔法を射撃する。1レベルの時点で、呪文銃士は一度に1丁または2丁のいずれの秘術の銃を持つことを望むかを決定する。呪文銃士が一度に1丁の秘術の銃しか持たないことを選んだ場合、秘術の銃を通じて射撃された攻撃ロールを必要とする呪文は×3のクリティカル・ヒット倍率を持つ。
呪文銃士はいかなる遠隔接触攻撃、円錐状、直線状、あるいは光線呪文も秘術の銃を通じて発動できる。秘術の銃を通じて発動するとき、銃の強化ボーナス(あれば)は呪文の攻撃ロールまたは呪文のセーヴィング・スロー 難易度 へのボーナスになる。だがこの方法には内在する危険がある。なんらかの呪文の攻撃ロールの出目が1であったか(不発)、目標による呪文に対する何らかのセーヴィング・スローの出目が20であった場合(過負荷)、秘術の銃は破損状態になる。秘術の銃が既に破損状態であった場合には銃は破裂する。銃は破裂する際に緩やかな[力場]の爆発を起こすか、あるいは呪文が[強酸]、[氷雪]、[雷撃]、または[音波]の補足説明をもつ場合には、代わりにその種別のエネルギー・ダメージを与える。呪文が複数の補足説明を持つ場合には、それらの補足説明をランダムにロールして爆発により与えられるダメージの種別を決定する。爆発は呪文銃士のマスの単一の格子点(呪文銃士が選択する)を中心とし、発動した呪文のレベルにつき 1d6 ポイントの適切なエネルギー・ダメージか[力場]ダメージを与える。呪文銃士を除く爆発内のいずれのクリーチャーも、ダメージを半減するための反応セーヴィング・スローを行うことができる。反応セーヴの 難易度 は犠牲になった呪文の呪文レベルを使用して計算される。
呪文銃士は1日の開始時に秘術の銃を同調させることができる。この同調は呪文銃士が新しい銃と同調するまで、同調した銃が形式上破壊されたとしても持続する。この能力は秘術の絆と置き換える。
銃匠/Gunsmith:呪文銃士は《銃匠》特技とガンスリンガーが1レベル時に獲得するのと同様のボロボロの銃を獲得する。呪文銃士が2丁の秘術の銃と同調する能力を選択した場合でも、呪文銃士は依然として1丁の銃のみで開始する。ガンスリンガーと同様に、呪文銃士は《銃匠》特技をボロボロの銃の復元に使用できる。この能力は巻物作成と置き換える。
魔導師の弾丸(超常)/Mage Bullets:呪文銃士は呪文のエネルギーを秘術の銃の攻撃に転送することに熟達している。即行アクションによって、呪文銃士は呪文を犠牲にしてそのエネルギーを犠牲にした呪文のレベルに等しい武器ボーナスとして自身の単銃身の火器に転送することができる。この武器ボーナスを呪文銃士は以下のいくつかを秘術の絆(訳注:秘術の銃)に適用することができる:強化ボーナス(最大+5)とアイシー・バースト、ヴィシャス、ウーンディング、ゴースト・タッチ、サンダリング、シーキング、スペル・ストアリング、ショッキング・バースト、ショック、ダンシング、ディスタンス、フレイミング、フレイミング・バースト、フロスト、マーシフル。秘術の銃は同じ銃身に同じ武器特殊能力を2つ持ったとしても、そこから利益を得ることはない。“魔導師の弾丸”能力の効果は犠牲にした呪文のレベルに等しい分数か、この能力を銃身に異なる強化を割り当てるために再使用するまで持続する。この能力は初級秘術呪文と置き換えるが、呪文銃士はディテクト・マジックとリード・マジックを獲得して自身の呪文書に加える。呪文銃士はこれらをどちらも 1レベル呪文として発動できる。
銃の系統/School of the Gun:秘術の銃の要求する厳密さと手入れは非常に大きく、呪文銃士は4つの魔法の系統を見限る。これらの対立系統は1レベルの時点で選択され、後から変更することはできない。呪文銃士は対立系統の呪文を準備する際に、準備する呪文のレベルの呪文スロットを2つ使用しなければならない。加えて、呪文銃士は対立系統の1つからの呪文を持つ魔法のアイテムを作成するいかなる技能判定にも-4ペナルティを負う。この能力は秘術系統と置き換える。