全てのキャヴァリアーは大義のために戦う。しかしその大義は戦士が用いる戦闘形式と同じように様々だ。以下に示す二例は、キャヴァリアーという様式の多様性と武術訓練の多様性を示すものだ。
何よりも深い荒野には、昔のままの土地の動植物に力を注ぐキャヴァリアーがいる。
ビースト騎士団に所属するキャヴァリアーはあらゆる形態の自然のために戦う。このキャヴァリアーは動物は何より忠実な仲間となると、森の中のクリーチャーをより近しい存在であると信じている。
布告:ビースト騎士団のキャヴァリアーは自然――動物や魔獣を含む――を文明の侵略や害をなすために探す者達から守るために戦わなければならない。なだめ静める試みに失敗した場合にのみ、激昂した動物や魔獣を殺しても良い。
挑戦:ビースト騎士団のキャヴァリアーが挑戦を行う際、キャヴァリアーが目標を機会攻撃範囲に収めているならば、その乗騎は挑戦の目標に対する近接攻撃ロールに+1の状況ボーナスを得る。このボーナスは4キャヴァリアー・レベル毎に1ずつ増加する。
クラス技能:ビースト騎士団のキャヴァリアーは〈生存〉と〈知識:自然〉をクラス技能の一覧に加える。ビースト騎士団のキャヴァリアーが追跡のために〈生存〉判定を行う際、この判定にキャヴァリアー・レベルの半分(最低1)に等しいボーナスを得る。
騎士団能力:ビースト騎士団のキャヴァリアーは、レベルが上昇するに従い以下の能力を得る。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:2レベルの時点で、キャヴァリアーは動物の態度を改善することができるようになる。この能力はドルイドの同名の能力と同様に機能する。キャヴァリアーはこの能力を使用する際、有効ドルイド・レベルとして自身のレベルを用いる。
10レベルの時点と以後4レベルごとに、キャヴァリアーはこの能力を1日に追加で1回使用できるようになる(最大で18レベルの時点の1日4回)。
15レベルの時点で、キャヴァリアーは野生乗騎変身を使用して、乗騎を中型もしくは大型の竜に変化させることができるようになる。この姿を取らせる場合、キャヴァリアーの野生乗騎変身はフォーム・オヴ・ザ・ドラゴンIと同様に機能する。ただし、上述の例外がある。
以下に示すのは新しいキャヴァリアーのアーキタイプである。どの騎士団のキャヴァリアーであってもこのアーキタイプを選択することができる。ただし騎乗戦闘の力を高める騎士団には適さないだろう。
多くのキャヴァリアーは古い戦闘形態における英雄である。しかし若い者、ずっと大胆なキャヴァリアーの中には、より軽い鎧に影響を受けた武術様式とよりきらびやかなスワッシュバックラーの様式を、キャヴァリアーの騎士団が持つ献身と融合させるものもいる。
武器と防具の習熟:大胆な英雄は全ての単純武器と軍用武器、軽装鎧と中装鎧、バックラーに習熟している。これはキャヴァリアーの武器と防具の習熟と置き換える。