アサシン

アサシン Assassin

冷酷で職業的な超然さで仕事を請け負う傭兵であるアサシン(暗殺者)は、諜報活動、賞金稼ぎ、テロ行為に等しく熟達している。本的に、アサシン職人であり、その作品はである。さまざまな殺人術を身につけたアサシンは、最も恐れられるクラスの1つである。

ほとんどどんなクラスでもアサシンとなりうるが、能的な観点と思想的な観点の両面から、ローグは他よりもこの立場にふさわしい。戦闘においても優れた仲間となるものの、アサシンはもっと後ろ暗い状況にこそ長けている。最良のアサシンとは犠牲者に決して悟られぬ者のことなのだ。

役割:アサシンはその性質上孤高でいる傾向にあり、仲間のことは良くて負債と見なしている。おり任務にてアサシン冒険者たちの一団に加わるが、戦闘に職業的アサシンが自分たちの背を見つめているのを信頼してくつろげる者は少なく、感情を表さない殺害者は前方を偵察したり待ち伏せの準備を伝ったりすることになりやすい。

属性利己主義と命を奪うことに冷酷無関心である必要性により、アサシンクラスには悪属性の者の方がそれ以外よりも惹きつけられやすい。職業柄、自制心の強さが求められるため、混沌属性のキャラクターはこのの殺戮者になるのに向いていない。中立属性のキャラクターがおりアサシンになるが、自分のことを仕事をこなすただの職人であると頻繁に思うことにより、やはりその任務の性質が必然的に悪属性へと追いやる。

ヒット・ダイス種類d8。

必要条件

アサシンになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。

属性ならばどれでも。

技能〈隠密〉5ランク、〈変装〉2ランク。

特殊キャラクターはただアサシンになりたいという理由だけで誰かを殺さなければならない。

クラス技能

アサシンクラス技能(と各技能の対応能)は、〈威圧〉【魅】〈隠密〉【敏】〈軽業〉【敏】〈言語学〉【知】〈交渉〉【魅】〈水泳〉【筋】〈真意看破〉【判】〈装置無力化〉【知】〈脱出術〉【敏】〈知覚〉【判】〈手先の早業〉【敏】〈登攀〉【筋】〈はったり〉【魅】〈変装〉【魅】〈魔法装置使用〉【魅】

レベルごとの技能ランク4+【知力】修正値。

表:アサシン

レベル

基本攻撃
ボーナス

頑健
セーヴ

反応
セーヴ

意志
セーヴ

特殊

1

+0

+0

+1

+0

急所攻撃+1d6、致死攻撃毒の使用

2

+1

+1

+1

+1

毒に対するセーヴへのボーナス+1、直感回避

3

+2

+1

+2

+1

急所攻撃+2d6

4

+3

+1

+2

+1

毒に対するセーヴへのボーナス+2、暗器上級クラス#hidden-weapon]]、[[真の死

5

+3

+2

+3

+2

直感回避強化急所攻撃+3d6

6

+4

+2

+3

+2

毒に対するセーヴへのボーナス+3、静かなる死

7

+5

+2

+4

+2

急所攻撃+4d6

8

+6

+3

+4

+3

毒に対するセーヴへのボーナス+4、影隠れ

9

+6

+3

+5

+3

急所攻撃+5d6、迅速なる死

10

+7

+3

+5

+3

毒に対するセーヴへのボーナス+5、死の天使

クラスの特徴

以下のすべてがアサシン上級クラスクラス特徴である。

武器と防具の習熟アサシンは(ハンド、ライト、ヘヴィ)クロスボウサップショート・ソード、(普通およびコンポジットの)ショートボウダーツダガー(すべての種類)、レイピア習熟している。アサシン軽装鎧習熟しているが、には習熟していない。

急所攻撃/Sneak Attack:この能はまさしくローグの同名能と同じものである。与える追加ダメージ1レベルおき(1、3、5、7、9レベル)に+1d6増加する。もしもアサシンが他から急所攻撃ボーナスを得ているなら、ダメージへのボーナス累積する。

致死攻撃(変則)/Death Attack:アサシンが犠牲者を3ラウンド観察し、その後に近接武器急所攻撃を行ない、ダメージを与えることに成功したら、その急所攻撃目標麻痺させるか殺害する追加効果(どちらにするかはアサシンが選択する)を与える可能性がある。犠牲者を観察するのは標準アクションである。目標アサシンのことに気付くか、アサシンのことを敵だと認識した場合、致死攻撃は失敗する。ただし、目標アーマー・クラスへの【敏捷力】ボーナスを失っているか、挟撃されている場合は、攻撃はやはり急所攻撃となるかもしれない。この攻撃の犠牲者が殺害効果に対する頑健セーヴ難易度10+アサシンクラス・レベルアサシン【知力】修正値)に失敗すれば、そのキャラクターは亡する。麻痺効果に対するセーヴィング・スローに失敗すれば、犠牲者は1d6ラウンドアサシンクラス・レベルごとに1ラウンドの間、無防備状態となり、行動することができなくなる。犠牲者がセーヴィング・スローに成功した場合、その攻撃通常急所攻撃となる。3ラウンド観察を完了したなら、そのアサシンはその後3ラウンドの間に致死攻撃を行なわなければならない。致死攻撃を試みて(犠牲者がセーヴに成功したため)失敗したり、アサシン観察完了後3ラウンド以内に攻撃を行なわなかったりした場合、さらなる致死攻撃を試みるためには、新たに3ラウンド観察を行なう必要がある。

毒の使用/Poison Use:アサシンを使用する訓練を受けており、物にを塗って使用する際に、誤って自分がをうけることはない(『』を参照すること)。

毒に対するセーヴへのボーナス/Save Bonus against Poison:クラス・レベル2の点で、アサシンに対するセーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。このボーナスクラス・レベル2レベルごとに+1ずつ上昇していく。

直感回避(変則)/Uncanny Dodge:クラス・レベル2以降、アサシンは、たとえ不可視状態の敵に攻撃された場合であっても、立ちすくみ状態になることはない(訳注:この記述と同様のものはバーバリアンにもあったがそちらはエラッタで変更されたため、アサシン直感回避も同様に変更した方が良い可能性がある)。アサシンが動けない状態になれば、やはりアーマー・クラスへの【敏捷力】ボーナスは失われてしまう。この能を持つアサシンは、相アサシンに対するフェイントアクションに成功した場合、やはりアーマー・クラスへの【敏捷力】ボーナスを失う。

アサシンがすでに他のクラス直感回避を獲得していた場合、アサシン直感回避の代わりに“直感回避強化”を自動的に獲得する。

暗器(変則)/Hidden Weapon:クラス・レベル4になると、アサシンは自分の身体に武器を隠すことの達人となる。アサシンは隠した武器に他の者が気付くのを防ぐために行なうすべての〈手先の早業〉判定に自分のアサシンレベルを加える。

真の死(超常)/True Death:クラス・レベル4の点で、アサシン致死攻撃で殺害された者はから復活するのがより困難になる。レイズ・デッドもしくは類似の魔法を使ってクリーチャーから復活させようとする呪文使いは、難易度(15+アサシンレベル)の術者レベル判定を行なわなければならず、失敗すると呪文は失敗し、物質要素は消費される。クリーチャーから復活させようとするラウンドの前のラウンドリムーヴ・カースを発動することで、この可能性は無効化される。リムーヴ・カース難易度は(10+アサシンレベル)である。

直感回避強化(変則)/Improved Uncanny Dodge:クラス・レベル5レベル以上のアサシン挟撃されなくなる。この防御を持つアサシンに対して、ローグ挟撃による急所攻撃を行なうことができない。ただし、ローグクラス・レベルが、目標アサシンレベルより4レベル以上高い場合、ローグ急所攻撃を行なうことができる。

このキャラクターがすでに他のクラス直感回避を獲得していた場合、ローグ挟撃され得るかどうかを判断する際、直感回避を授けるクラスクラス・レベルをすべて累積させることができる。

静かなる死(変則)/Quiet Death:クラス・レベル6レベルになると、アサシン不意討ちラウンドの間に致死攻撃を使用してクリーチャーを殺害した場合はいつでも、アサシンは付近にいる者たちの〈知覚〉判定に対抗して〈隠密〉判定を行なって、アサシンが加害者であると認識されることを防ぐこともできる。成功したら、近くにいる者たちはしばしの間目標亡したことにすら気付かず、アサシンは行方をくらますことができるかもしれない。

影隠れ(超常)/Hide in Plain Sight:クラス・レベル8以降、アサシンは人々に見られているでも〈隠密〉技能を使用することができる。何らかのから10フィート以内にいるならば、アサシンは背後に身を隠せるようなものが一切ない開けた場所でも姿を隠すことができる。ただし、自分のに隠れることはできない。

迅速なる死(変則)/Swift Death:クラス・レベル9になると、1日1回、アサシンは前もって観察していない敵に対して致死攻撃を行なうことができる。アサシンはやはりダメージを与える近接武器を使って敵に急所攻撃を行なわなければならない。

死の天使(超常)Angel of Death:クラス・レベル10に達した点で、アサシン達人となる。1日1回、致死攻撃に成功した場合、アサシン目標体を塵と化すことができる。これにより、レイズ・デッドおよびリザレクションが妨げられる。ただし、トゥルー・リザレクション通常通りに働く。アサシン攻撃を行なう前にこの能の使用を宣言しなければならない。この攻撃が外れるか、目標致死攻撃に対するセーヴィング・スローに成功したら、この能はいかなる効果も上げることなく消費される。

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