錬金術武器は他者に危害を加えるために設計されているが、追加の用途を持つ場合もある。これらの物質はそれぞれ〈製作:錬金術〉技能によって作成することができる。作成の際の難易度は錬金術武器の表に記載されている。
この革製の指無し手袋には、拳の線に沿う形でポーチが4つ縫い込まれている。このポーチには蝋で封をした、小さく砕けやすいガラス瓶を入れることができる。この瓶には鉱物や毒の粉末を満たしておくことができる。使用者が誰かの顔を殴った時、この瓶は砕け、中身が目標の顔と目に入り込む。この4つの瓶には毒1服分か鉱物の粉末を1回分入れておくことができる。4つの瓶が全て満たされていないと、何の効果もない。
ダイヤモンド粉末の瓶(25gp)/Diamond Dust Vials:この瓶は細かい鉱物結晶で満たされている。殴った時にこの瓶を砕くと、殴られた目標は目を守るために難易度20の反応セーヴに成功しなければならない。失敗すると1ラウンドの間、一時的な盲目状態になる。
この紫色の軟膏は小さな陶器製の壺に入っている。標準アクションとして武器に使用すると、このアイテムは透明なコーティングとなる。この軟膏で覆われた武器は、アンデッド及び悪の来訪者に追加で2d4ポイントのダメージを与える。軟膏の効果を受けたクリーチャーは難易度10の反応セーヴを行わねばならず、失敗すると次のラウンドに追加で1d4ポイントのダメージを受ける。魔法のものでない武器でもこの軟膏を塗れば、非実体のアンデッド及び悪の来訪者に魔法の武器であるかのように扱われる。魔法の武器にこの軟膏を塗れば、非実体のアンデッド及び悪の来訪者にゴースト・タッチ特殊能力を持つ武器であるかのように扱われる。この武器で攻撃が命中するか1分が経過するかするまでの間、軟膏は効果を持ち続ける。軟膏1回分は武器1つか矢弾10発までを覆うことができる。