キャラクターはそれぞれ、武器や鎧その他の装備を揃えるための金貨を持ってゲームを始める。冒険を通して得た富を使って、より上質の装備や魔法のアイテムを手に入れることができる。表:キャラクターの開始時財産は、開始時に持っている金貨の枚数をクラスごとに示したものである。加えて、キャラクターはそれぞれ、10gp以下の衣服を一着持った状態でゲームを始める。1レベル以上のキャラクターについては、ゲームマスターの章の表:レベルに応じたキャラクターの財産を参照のこと。
平均 | ||
---|---|---|
2d6×10gp |
70gp | |
4d6×10gp |
140gp | |
2d6×10gp |
70gp | |
2d6×10gp |
70gp | |
3d6×10gp |
105gp | |
3d6×10gp |
105gp | |
5d6×10gp |
175gp | |
5d6×10gp |
175gp | |
1d6×10gp |
35gp | |
5d6×10gp |
175gp | |
4d6×10gp |
140gp |
もっとも一般的な貨幣は金貨(gp)である。金貨1枚が銀貨(sp)10枚に相当する。銀貨1枚は銅貨(cp)10枚に相当する。銅貨、銀貨、金貨に加えて、白金貨(pp)もあり、これは1枚が金貨10枚に相当する。
標準的な硬貨の重さは1枚で1/3オンス(1/50ポンド、9グラム)ほど。
交換価値 |
cp |
sp |
gp |
pp |
---|---|---|---|---|
銅貨(cp) |
1 |
1/10 |
1/100 |
1/1,000 |
銀貨(sp) |
10 |
1 |
1/10 |
1/100 |
金貨(gp) |
100 |
10 |
1 |
1/10 |
1,000 |
100 |
10 |
1 |
商人たちは普通、通貨を使わず交易品どうしを交換して取引する。交易品の一部を表:交易品に詳述する。
値段 |
品物 |
---|---|
1cp |
大麦1ポンド |
2cp |
小麦粉1ポンド、またはニワトリ1羽 |
1sp |
鉄1ポンド |
5sp |
タバコ1ポンド、または銅1ポンド |
1gp |
シナモン1ポンド、または山羊1頭 |
2gp |
ショウガ1ポンド、またはコショウ1ポンド、または羊1頭 |
3gp |
豚1頭 |
4gp |
亜麻布1平方ヤード |
5gp |
塩1ポンド、または銀1ポンド |
10gp |
|
15gp |
|
50gp |
金1ポンド |
500gp |
武器や鎧、装備や魔法のアイテムも含め、概して、何か物を売るときは、リストにある値段の半値で売れる。キャラクターが製作したアイテムもこれに含まれる。
交易品は半値ルールの例外である。ここでいう交易品とは、たやすく現金同様に取引できる品である。
ごく普通のロングソードからドワーヴン・アーグロシュといった風変わりな物まで、武器はその形状や大きさの点で変化に富んでいる。
武器はみなヒット・ポイントへのダメージを与える。このダメージは、武器の命中を受けたクリーチャーの現在ヒット・ポイントから差し引かれる。ダイス・ロールが修正前に20であった(つまり、ダイスの目が実際に20であった)場合、クリティカル可能状態となる。なお、武器の中には20より小さい出目でクリティカル可能状態となるものもある。クリティカル可能状態となった場合には、元の攻撃ロールのものと同じ修正値を用いて再度攻撃ロールを行なう。この2度目の攻撃ロールが目標のアーマー・クラス以上であった場合、攻撃はクリティカル・ヒットとなり、追加のダメージを与える。
武器は、複数の分類方法を組み合わせてグループ分けされている。分類には次のようなものがある……使用に熟練するのにどんな技術が必要とされるか(単純、軍用、特殊)。白兵戦に役立つか(近接)それとも遠距離戦に役立つか(遠隔。これには投擲武器と射出武器がある)。持ち主と比べて相対的に見てどれだけかさばるか(軽い、片手、両手)。そしてサイズはどうか(小型用、中型用、大型用など)である。
また、双頭武器を両手でもって、片方の先だけを攻撃に使うこともできる。また、双頭武器を片手で使用しているキャラクターは、それを双頭武器として使うことはできず、1ラウンドあたりどちらか片方の先しか使えない。
シュリケンは投擲武器ではあるが、“抜く”際や、高品質そのほかの特殊なシュリケンを作成する際や、投げた後にどうなるかを決定する際には矢弾として扱う。
武器のサイズは、その武器の“物体としてのサイズ”とは一致しないことがあるので注意されたい。武器のサイズは、“その武器がどんなサイズの使用者のために作られたか”なのだ。大体において、軽い武器は、物体としてみた場合には、使用者よりもサイズ分類が2段階小さな物品である。片手武器は使用者よりもサイズ分類が1段階小さな物体である。両手武器は使用者とサイズ分類が同じ物品である。
特定の武器を使うのがどれだけ大変かをあらわす尺度(つまりその武器が特定の使用者にとって軽い武器か、片手武器か、両手武器か)は“武器がどのサイズの使用者のために作られたか”と、“その武器を今どのサイズの使用者が使っているか”がサイズ分類にして1段階違うごとに、1段階変化する。この置き換えによって武器の分類が軽い武器、片手武器、両手武器の3つ以外の何物かになってしまうようなら、そのクリーチャーはその武器をまったく使用できない。
代用武器はダイスの目が20でクリティカル可能状態になる。また、クリティカル・ヒットになったなら2倍のダメージを与える。代用投擲武器の射程単位は10フィートである。
以下に武器の書式の詳細を示す。これらの要素は表:武器の縦列の見出しにもなっている。
価格:武器が金貨(gp)または銀貨(sp)何枚するか。この価格は鞘や矢筒など、各種付属品のぶんを含む。
表にある価格は小型用および中型用の武器のものであり、大型用ならば価格は2倍になる。
1d2 |
― |
1d3 |
1d3 |
1 |
1d4 |
1d4 |
1d2 |
1d6 |
1d6 |
1d3 |
1d8 |
1d8 |
1d4 |
2d6 |
1d10 |
1d6 |
2d8 |
1d12 |
1d8 |
3d6 |
2d4 |
1d4 |
2d6 |
2d6 |
1d8 |
3d6 |
2d8 |
1d10 |
3d8 |
2d10 |
2d6 |
4d8 |
ダメージ:これらの欄の数字は、その武器で命中を与えた時に何ダメージを出せるかを示す。『ダメージ(S)』の欄が小型用武器のものであり、『ダメージ(M)』の欄が中型用武器のものである。ダメージの幅を表す種類が2通りある場合、その武器は双頭武器である。双頭武器の追加攻撃には後のほうのダメージの値を使う。表:超小型用・大型用武器のダメージには、超小型用や大型用の武器のダメージの値が示されている。
クリティカル:この欄の記述は、その武器がクリティカル・ヒットのルールに関してどう処理されるかを示す。クリティカル・ヒットになったら、武器のダメージにすべての修正を足したものを、武器のクリティカル倍率と同じ数値、つまり2、3、あるいは4回振って、全部の結果を合計する。
追加ダメージのうち、その武器の通常のダメージ以外のものは。クリティカル・ヒットが出た時には倍掛けしない。
×2:クリティカル・ヒットなら2倍ダメージ。
×3:クリティカル・ヒットなら3倍ダメージ。
×3/×4:この双頭武器の片方の先は、クリティカル・ヒットなら3倍ダメージ。もう一方の先はクリティカル・ヒットなら4倍ダメージ。
×4:クリティカル・ヒットなら4倍ダメージ。
19~20/×2:この武器は修正値を加える前のダイスの目が20だけでなく、19か20でクリティカル可能状態に入る(この武器のクリティカル可能域は19~20)。クリティカル・ヒットなら2倍ダメージ。
18~20/×2:この武器は修正値を加える前のダイスの目が20だけでなく、18か19か20でクリティカル可能状態に入る(この武器のクリティカル可能域は18~20)。クリティカル・ヒットなら2倍ダメージ。
重量:この欄は中型用の武器の重量である。小型用の武器は数字を半分にし、大型用の武器は2倍にすること。武器の中には特殊な重量を持つものがある。武器の詳細を参照のこと。
タイプ:武器は与えるダメージ種別で3種に分けられる。殴打(B)、斬撃(S)、刺突(P)である。一部のモンスターには、特定の武器タイプの攻撃が効きにくかったり、まったく効かなかったりすることがある。
中には複数のタイプを持つダメージを与える武器もある。ある武器が2種類のダメージ種別を与える場合、ダメージは一方の種別のダメージが半分、もう一方の種別のダメージが半分などというものではない。従って、クリーチャーがこうした武器のダメージを少しでも減らすには、両方の種類のダメージを減らすことができねばならない。
また、2種類のダメージのどちらか一方を選んで与えることができる武器もある。ダメージ種別が重要になる場合、使用者がどの種別のダメージを与えるかを選択すること。
特殊:一部の武器には、その武器の説明に加えて、特殊な機能がある。
価格 |
クリティカル |
重量 1 |
タイプ 2 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2gp |
1d2 |
1d3 |
×2 |
― |
1ポンド |
殴打 |
― | |
― |
1d2 |
1d3 |
×2 |
― |
― |
殴打 |
||
6gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
2ポンド |
斬撃 |
||
5gp |
1d3 |
1d4 |
×2 |
― |
1ポンド |
刺突 |
― | |
2gp |
1d3 |
1d4 |
19~20/×2 |
10フィート |
1ポンド |
刺突または斬撃 |
― | |
2gp |
1d3 |
1d4 |
×3 |
― |
1ポンド |
刺突 |
― | |
5gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
4ポンド |
殴打 |
― | |
― |
1d4 |
1d6 |
×2 |
10フィート |
3ポンド |
殴打 |
― | |
1gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
20フィート |
3ポンド |
刺突 |
― | |
12gp |
1d6 |
1d8 |
×2 |
― |
8ポンド |
殴打 |
― | |
8gp |
1d6 |
1d8 |
×2 |
― |
6ポンド |
殴打および刺突 |
― | |
― |
1d4/1d4 |
1d6/1d6 |
×2 |
― |
4ポンド |
殴打 |
||
2gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
20フィート |
6ポンド |
刺突 |
||
5gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
― |
9ポンド |
刺突 |
||
1gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
30フィート |
2ポンド |
刺突 |
― | |
― |
1d3 |
1d4 |
×2 |
50フィート |
― |
殴打 |
― | |
スリング・ブリット(10) |
1sp |
― |
― |
― |
― |
5ポンド |
― |
― |
5sp |
1d3 |
1d4 |
×2 |
20フィート |
1/2ポンド |
刺突 |
― | |
2gp |
1 |
1d2 |
×2 |
20フィート |
1ポンド |
刺突 |
― | |
5sp |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― | |
50gp |
1d8 |
1d10 |
19~20/×2 |
120フィート |
8ポンド |
刺突 |
― | |
クロスボウ・ボルト(10) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
1ポンド |
― |
― |
35gp |
1d6 |
1d8 |
19~20/×2 |
80フィート |
4ポンド |
刺突 |
― | |
クロスボウ・ボルト(10) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
1ポンド |
― |
― |
価格 |
クリティカル |
重量 1 |
タイプ 2 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8gp |
1d3 |
1d4 |
18~20/×2 |
― |
2ポンド |
斬撃 |
― | |
1gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
2ポンド |
殴打 |
||
10gp |
1d4 |
1d6 |
19~20/×2 |
― |
2ポンド |
刺突 |
― | |
24gp |
1d3 |
1d4 |
×3 |
20フィート |
3ポンド |
刺突 |
― | |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
刺突 |
― | |||
1d3 |
1d4 |
×2 |
― |
刺突 |
― | |||
8gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
10フィート |
2ポンド |
斬撃 |
― | |
6gp |
1d4 |
1d6 |
×3 |
― |
3ポンド |
斬撃 |
― | |
1d2 |
1d3 |
×2 |
― |
殴打 |
― | |||
1gp |
1d3 |
1d4 |
×2 |
20フィート |
2ポンド |
殴打 |
― | |
4gp |
1d3 |
1d4 |
×4 |
― |
3ポンド |
刺突 |
― | |
12gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
― |
5ポンド |
殴打 |
― | |
15gp |
1d4 |
1d6 |
18~20/×2 |
― |
4ポンド |
斬撃 |
― | |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
刺突 |
― | |||
15gp |
1d6 |
1d8 |
×2 |
10フィート |
4ポンド |
刺突 |
||
10gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
― |
6ポンド |
斬撃 |
― | |
8gp |
1d6 |
1d8 |
×2 |
― |
5ポンド |
殴打 |
||
1d3 |
1d4 |
×2 |
― |
殴打 |
― | |||
8gp |
1d4 |
1d6 |
×4 |
― |
6ポンド |
刺突 |
― | |
20gp |
1d4 |
1d6 |
18~20/×2 |
― |
2ポンド |
刺突 |
― | |
15gp |
1d6 |
1d8 |
19~20/×2 |
― |
4ポンド |
斬撃 |
― | |
9gp |
1d6 |
2d4 |
×3 |
― |
12ポンド |
斬撃 |
||
8gp |
1d8 |
1d10 |
×3 |
― |
10ポンド |
斬撃 |
||
20gp |
1d10 |
1d12 |
×3 |
― |
12ポンド |
斬撃 |
― | |
5gp |
1d8 |
1d10 |
×2 |
― |
8ポンド |
殴打 |
― | |
50gp |
1d10 |
2d6 |
19~20/×2 |
― |
8ポンド |
斬撃 |
― | |
18gp |
1d6 |
2d4 |
×4 |
― |
10ポンド |
刺突または斬撃 |
||
10gp |
1d8 |
1d10 |
×3 |
― |
12ポンド |
刺突または斬撃 |
||
75gp |
1d6 |
2d4 |
18~20/×2 |
― |
8ポンド |
斬撃 |
― | |
15gp |
1d8 |
1d10 |
19~20/×2 |
― |
10ポンド |
殴打 |
||
10gp |
1d6 |
2d4 |
×3 |
― |
12ポンド |
刺突 |
||
10gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
― |
10ポンド |
刺突 |
||
30gp |
1d4 |
1d6 |
×3 |
60フィート |
2ポンド |
刺突 |
― | |
アロー(20) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
3ポンド |
― |
― |
75gp |
1d4 |
1d6 |
×3 |
70フィート |
2ポンド |
刺突 |
― | |
アロー(20) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
3ポンド |
― |
― |
75gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
100フィート |
3ポンド |
刺突 |
― | |
アロー(20) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
3ポンド |
― |
― |
100gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
110フィート |
3ポンド |
刺突 |
― | |
アロー(20) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
3ポンド |
― |
― |
価格 |
クリティカル |
タイプ 2 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
2ポンド |
斬撃 |
||
1gp |
1d3 |
1d4 |
×2 |
― |
1ポンド |
殴打 |
||
3gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
1ポンド |
刺突 |
||
2gp |
1d4 |
1d6 |
×2 |
― |
2ポンド |
殴打 |
||
1gp |
1d2 |
1d3 |
×2 |
― |
2ポンド |
斬撃 |
||
30gp |
1d8 |
1d10 |
×3 |
― |
8ポンド |
斬撃 |
― | |
35gp |
1d8 |
1d10 |
19~20/×2 |
― |
6ポンド |
斬撃 |
― | |
80gp |
1d8 |
1d10 |
18~20/×2 |
― |
7ポンド |
斬撃 |
― | |
60gp |
1d6/1d6 |
1d8/1d8 |
×3 |
― |
15ポンド |
斬撃 |
||
25gp |
1d6 |
2d4 |
×2 |
― |
10ポンド |
刺突 |
||
90gp |
1d6/1d6 |
1d8/1d8 |
×2 |
― |
10ポンド |
殴打 |
||
100gp |
1d6/1d6 |
1d8/1d8 |
19~20/×2 |
― |
10ポンド |
斬撃 |
||
50gp |
1d6/1d4 |
1d8/1d6 |
×3 |
― |
12ポンド |
刺突または斬撃 |
||
20gp |
1d6/1d4 |
1d8/1d6 |
×3/×4 |
― |
6ポンド |
殴打または刺突 |
||
シュリケン(5) |
1gp |
1 |
1d2 |
×2 |
10フィート |
1/2ポンド |
刺突 |
|
20gp |
― |
― |
― |
10フィート |
6ポンド |
― |
― | |
20gp |
1d6 |
1d8 |
×3 |
80フィート |
3ポンド |
殴打 |
― | |
スリング・ブリット(10) |
1sp |
― |
― |
― |
― |
5ポンド |
― |
― |
100gp |
1d3 |
1d4 |
19~20/×2 |
30フィート |
2ポンド |
刺突 |
― | |
ボルト(10) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
1ポンド |
― |
― |
5gp |
1d3 |
1d4 |
×2 |
10フィート |
2ポンド |
殴打 |
||
400gp |
1d8 |
1d10 |
19~20/×2 |
120フィート |
12ポンド |
刺突 |
― | |
ボルト(5) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
1ポンド |
― |
― |
250gp |
1d6 |
1d8 |
19~20/×2 |
80フィート |
6ポンド |
刺突 |
― | |
ボルト(5) |
1gp |
― |
― |
― |
― |
1ポンド |
― |
― |
上の表:武器の武器についての詳細は以下を参照のこと。飛散武器については『特殊な物質やアイテム』を参照のこと。
ウィップでの攻撃は、ちょうど遠隔武器での攻撃と同様に、機会攻撃を誘発する。
《武器の妙技》の特技を使えば、キャラクターと同一サイズ用のウィップでの攻撃ロールに、【筋力】修正値の代わりに【敏捷力】修正値を足すことができる。たとえウィップが“軽い武器”ではなくてもである。
《武器の妙技》を使えば、キャラクターと同一サイズ用のエルヴン・カーヴ・ブレードでの攻撃ロールに、【筋力】修正値のかわりに【敏捷力】修正値を使える。たとえそれが“軽い武器”でなくてもである。
《武器熟練》やそれに類する特技に関しては、コンポジット・ショートボウはショートボウとして扱う。
素手打撃は常に“軽い武器”として扱う。従って、《武器の妙技》の特技を用いれば素手での攻撃ロールに【筋力】修正値の代わりに【敏捷力】修正値を使える。素手打撃は肉体攻撃には数えられない(『戦闘』を参照)。
スリングで普通の石を投げることもできるが、石はブリットほど重くも丸くもない。このため、あたかもスリングが本来より1段階小さいサイズ用のものであるかのようにダメージが減少し、かつ、攻撃ロールには-1のペナルティが付く。
絡みつかれた状態のクリーチャーは、1全ラウンド・アクションで〈脱出術〉判定(難易度20)に成功すれば脱出できる。ネットは5hpを持ち、また難易度25の【筋力】判定で引きちぎることもできる(これも1全ラウンド・アクション)。ネットは使用者とのサイズ分類の差が1段階以内の相手に対してのみ使える。
ネットをうまく投げるには、前もって畳んでおかなければならない。特定の戦闘ではじめてネットを投げる時は、通常の遠隔接触攻撃ロールを行なう。一度投げてしまってネットがほどけたなら、以後はそのネットでの攻撃ロールに-4のペナルティを受ける。畳むのには、ネットの使用に習熟している者なら2ラウンド、習熟していない者なら倍の4ラウンドかかる。
ハーフリング・スリング・スタッフで普通の石を投げることもできるが、石はブリットほど重くも丸くもない。このため、あたかもハーフリング・スリング・スタッフが本来より1段階小さいサイズ用のものであるかのようにダメージが減少し、かつ、攻撃ロールには-1のペナルティが付く。
ハーフリング・スリング・スタッフは単純武器として使うことができ、そのサイズのクラブに等しい殴打ダメージを与える。ハーフリングはハーフリング・スリング・スタッフを軍用武器として扱う。
ハンド・クロスボウ(片手弩)は片手で何のペナルティもなく射撃できるが、片手で装填することはできない。ハンド・クロスボウを両手に1挺ずつ持って射撃することもできるが、その場合、攻撃ロールには2つの武器で攻撃する場合と同様のペナルティが入る。
通常、ヘヴィ・クロスボウを扱うには両手が要る。ヘヴィ・クロスボウを片手で射つ(-4のペナルティをつけて)ことはできるが、片手でボルトを装填することはできない。ヘヴィ・クロスボウを両手に1挺ずつ持って射撃することもできるが、その場合、攻撃ロールには2つの武器で攻撃する場合と同様のペナルティが入る。このペナルティは片手で射つことによる-4のペナルティと累積する。
リピーティング・クロスボウは片手で射撃することも、両手に1挺ずつ持って射撃することもできる。その場合、リピーティング・ヘヴィ・クロスボウならヘヴィ・クロスボウと同様に、リピーティング・ライト・クロスボウならライト・クロスボウと同様に処理すること。しかし再装填レバーを使うためにはリピーティング・クロスボウを両手で射撃せねばならず、新しい弾倉を装填するにも両手を使わねばならない。
《武器熟練》やそれに類する特技に関しては、コンポジット・ロングボウはロングボウとして扱う。
高品質の武器というのは、通常の武器の見事なできばえのものである。これを使用すれば、攻撃ロールに+1の強化ボーナスが付く。
武器を製作した後でそれに“高品質”という特性を付け加えることはできない。はじめから高品質の武器として製作せねばならないのである(〈製作〉技能を参照)。高品質という特性は、通常の武器の価格に300gpを加える。アローなどの矢弾なら、1本あたり6gpを加える。双頭武器に高品質の特性を付けると通常の2倍の値段がかかる(+600gp)。
高品質の矢弾は一度使うといたんでしまう(事実上、破壊されて使えなくなる)。高品質の矢弾の強化ボーナスは、その矢弾を発射する投射武器の強化ボーナスとは一切累積しない。
あらゆる魔法の武器は、自動的に高品質の武器と見なされる。高品質化によりもたらされる強化ボーナスは、武器の魔法によりもたらされる強化ボーナスとは累積しない。
一部の鎧や盾は武器として使えるが、高品質の鎧や盾を、攻撃ロールに強化ボーナスが付くようにこしらえることはできない。代わりに、高品質の鎧や盾は“防具による判定ペナルティ”を減らすのである。
大部分の者たちにとっては、防具は世界に荒ぶる脅威や危険から自分を守る最も単純な方法である。キャラクターの多くは最も単純な鎧しか身につけられず、盾を使うことができる者はさらに少ない。より重い防具をうまく着こなすために防具の習熟系特技を取ることができるが、大方のクラスは自分に一番合った防具に習熟している。
以下に防具の書式の詳細を示す。これらの要素は表:鎧と盾の縦列見出しにもなっている。
価格:表中に金貨で表された価格は小型ないし中型の人型生物用のものである。その他のクリーチャー用の防具については、表:標準的でないクリーチャー用の防具を参照。
たとえ防具によりキャラクターの【敏捷力】ボーナスが0になっても、【敏捷力】ボーナスを失ったものとして扱われるわけではない。
アーマー・クラスに適用される【敏捷力】ボーナス上限は、キャラクターにかかる負荷(=持ち運んでいる装備品の総重量。防具も含む)によっても制限される。
盾:タワー・シールドを除き、盾は【敏捷力】ボーナス上限に影響しない。
盾:鎧を着け盾を使っている場合、鎧と盾の両方の“防具による判定ペナルティ”が適用される。
移動速度:中装鎧や重装鎧を着ていると移動が遅くなる。表:鎧と盾の移動速度の欄の数字が、その鎧を着ているときの移動速度である。人間、エルフ、ハーフエルフ、ハーフオークは荷重なしの時の移動速度が30フィートである。これらの種族は前者の数字を使う。ドワーフ、ノーム、ハーフリングは荷重なしの時の移動速度が20フィートである。これらの種族は後者の数字を使う。ドワーフの地上での移動速度は中装鎧・重装鎧着用時や、中荷重・重荷重時にも20フィートのままであることに注意。
重量:この欄は中型サイズのクリーチャー用の防具の重量である。小型サイズのキャラクター用なら重量が1/2になり、大型サイズのキャラクター用なら重量が2倍になる。
価格 |
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30フィート |
20フィート | |||||||
5GP |
+1 |
+8 |
0 |
5% |
30フィート |
20フィート |
10ポンド | |
10GP |
+2 |
+6 |
0 |
10% |
30フィート |
20フィート |
15ポンド | |
25GP |
+3 |
+5 |
-1 |
15% |
30フィート |
20フィート |
20ポンド | |
100GP |
+4 |
+4 |
-2 |
20% |
30フィート |
20フィート |
25ポンド | |
15GP |
+4 |
+4 |
-3 |
20% |
20フィート |
15フィート |
25ポンド | |
50GP |
+5 |
+3 |
-4 |
25% |
20フィート |
15フィート |
30ポンド | |
150GP |
+6 |
+2 |
-5 |
30% |
20フィート |
15フィート |
40ポンド | |
200GP |
+6 |
+3 |
-4 |
25% |
20フィート |
15フィート |
30ポンド | |
200GP |
+7 |
+0 |
-7 |
40% |
20フィート2 |
15フィート2 |
45ポンド | |
250GP |
+7 |
+1 |
-6 |
35% |
20フィート2 |
15フィート2 |
35ポンド | |
600GP |
+8 |
+0 |
-7 |
40% |
20フィート2 |
15フィート2 |
50ポンド | |
1,500GP |
+9 |
+1 |
-6 |
35% |
20フィート2 |
15フィート2 |
50ポンド | |
5GP |
+1 |
― |
-1 |
5% |
― |
― |
5ポンド | |
3GP |
+1 |
― |
-1 |
5% |
― |
― |
5ポンド | |
9GP |
+1 |
― |
-1 |
5% |
― |
― |
6ポンド | |
7GP |
+2 |
― |
-2 |
15% |
― |
― |
10ポンド | |
20GP |
+2 |
― |
-2 |
15% |
― |
― |
15ポンド | |
30GP |
+43 |
+2 |
-10 |
50% |
― |
― |
45ポンド | |
+50GP |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
+10ポンド | |
8GP |
― |
― |
該当なし4 |
― |
― |
+5ポンド | ||
+10GP |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
+5ポンド |
表:鎧と盾にある各種防具の特定の利益や付属品について、以下に説明する。
スパイクト・シールドの盾ボーナスに対する強化ボーナスがあっても、それによって盾攻撃が強くなることはない。ただしスパイクト・シールドを魔法の武器にすることはできる。
戦闘でタワー・シールドを使っていると、盾があまりにかさばるので、攻撃ロールに-2のペナルティが付く。
価格はロックト・ガントレット1つ(片手分)あたりの値段である。また、重量はブレストプレートや軽装鎧を着ているか、そもそも鎧を着ていない時のみ適用する。それ以外の場合は、ロックト・ガントレットはもともと鎧の一部になっている篭手の代わりに付ける(ので、重量は加算しない)。
篭手に武器を固定している間は、この篭手をはめた手は、呪文を発動したり技能を用いたりするのには使えない(もう一方の手が自由であるなら、動作要素のある呪文を発動することができる)。
通常のガントレット(篭手)と同様、ロックト・ガントレットでも、素手打撃で非致傷ダメージではなく致傷ダメージを及ぼすことができる。
武器と同様、鎧や盾も高品質版のものが買える。この見事なつくりの品々は、普通の鎧や盾と同じように機能するが、ただ“防具による判定ペナルティ”が1少ない。
高品質の鎧や盾の価格は、同じ種類の通常の鎧や盾の価格に150GPを加えたものである。
鎧や盾が高品質だからといって、攻撃ロールやダメージ・ロールにボーナスが付くことはない。たとえその鎧や武器を武器として使ってもである。
防具を製作した後でそれに“高品質”という特性を付け加えることはできない。はじめから高品質の防具として製作せねばならないのである。
飛び抜けて大きいクリーチャーや小さいクリーチャー用の防具、(ホースのような)人型生物以外のクリーチャー用の防具は、表:鎧と盾にあるものとは価格も重量も違う。表:標準的でないクリーチャー用の防具のしかるべき横列を参照して、価格と重量の項にある倍数を、その防具の価格と重量に掛け合わせること。
非人型 | ||||
---|---|---|---|---|
価格 |
価格 |
|||
×1/2 |
×1/10 |
×1 |
×1/10 | |
×1 |
×1/2 |
×2 |
×1/2 | |
×1 |
×1 |
×2 |
×1 | |
×2 |
×2 |
×4 |
×2 | |
×4 |
×5 |
×8 |
×5 | |
×8 |
×8 |
×16 |
×8 | |
×16 |
×12 |
×32 |
×12 |
鎧ボーナスを1/2にすること。
鎧を着るのにかかる時間は、鎧のタイプによって違う(表:鎧の着脱参照)。
武器と防具は特殊な性質を備えた素材で作ることができる。複数の特殊な素材を使って武器や防具を作っても、もっとも有効な素材の利点だけが得られるが、それぞれが別の特殊な素材からできた双頭武器を作ることはできる。
以下に記す特殊な素材はゲーム的な効果が決められている。いくつかのクリーチャーは特殊な種類のダメージ(悪属性の武器、殴打武器など)以外の全てに対するダメージ抵抗を持っている。特定の素材からなる武器への脆弱性を持つものもいる。キャラクターたちは最もよく遭遇するクリーチャーの種類によって、いくつかの異なる種類の武器を持ち運ぶかもしれない。
アダマンティン製の武器や鎧は、通常の鋼鉄製の武器や鎧にくらべてヒット・ポイントが3分の1だけ多い。アダマンティンは厚み1インチごとに40のヒット・ポイントと硬度20を持つ。
ダークウッドは厚み1インチごとに10のヒット・ポイントと硬度5を持つ。
金属製の部品がないアイテムは冷たい鉄で作ることはできない。矢では可能だが、冷たい鉄製のクオータースタッフを作ることはできない。双頭武器の一方だけを冷たい鉄にするなら、通常の品の1.5倍のコストとなる。
冷たい鉄は厚み1インチごとに30のヒット・ポイントと硬度10を持つ。
ドラゴンハイド製の防具には金属が使われていないため、ドルイドはペナルティなしでこれらを着用できる。
ドラゴンハイド製の防具のコストは、高品質の同じ防具の2倍となるが、作成時間は通常の防具のものとなる(〈製作〉の結果を全て2倍にすること)。
ドラゴンハイドは厚み1インチごとに10のヒット・ポイントと硬度10を持つ。一般的な竜の皮革は1/2から1インチの厚みがある。
ミスラルから作られたアイテムは、他の金属で作られたものに比べて半分の重さしかない。武器の場合、この軽さは武器のサイズ分類や扱いやすさ(軽い武器か、片手武器か、両手武器か)を変えない。主要な素材が金属ではないアイテムは、部分的にミスラルが使われていても意味のある効果を持てない(ロングソードをミスラル製武器にすることはできるが、クオータースタッフでは行えない)。ミスラル製の武器は、ダメージ減少を克服する際に銀製の武器とみなされる。
ミスラル製の武器や防具は常に高品質である。高品質のためのコストは以下に示した価格に含まれている。
ミスラルは厚み1インチごとに30のヒット・ポイントと硬度15を持つ。
銀メッキをされた斬撃武器や刺突武器では、命中した攻撃のダメージ・ロールに-1のペナルティを受ける(最低1ダメージ)。錬金術銀は非金属製のアイテムに適用できず、アダマンティンや冷たい鉄、ミスラルなどの希少金属と組み合わせることもできない。
錬金術銀は厚み1インチごとに10のヒット・ポイントと硬度8を持つ。
キャラクターは武器と防具のほかに、長い旅で体を維持するための糧食から無数の状況で役立つロープまで、多種多様な装備を持ち運んでいる。冒険者が持つほとんどの一般装備は、表:道具とサービスにまとめられている。
価格 |
荷重 | |
---|---|---|
10フィートの梯子 |
2sp |
20 |
10フィートの棒 |
5cp |
8 |
1sp |
1 | |
8gp |
―† | |
5gp |
―† | |
4sp |
1 | |
15gp |
2 | |
枷(高品質) |
50gp |
2 |
滑車 |
5gp |
5 |
5sp |
2 | |
2gp |
5 | |
紙(1枚) |
4sp |
―† |
10gp |
0.5 | |
魚網(25平方フィート) |
4gp |
5 |
鎖(10 フィート) |
30gp |
2 |
1sp |
5* | |
10gp |
20 | |
1,000gp |
1 | |
1gp |
─ | |
シャベルやくわ |
2gp |
8 |
非常に単純 |
20gp |
1 |
平均的 |
40gp |
1 |
良い |
80gp |
1 |
素晴らしい |
150gp |
1 |
25gp |
1 | |
2gp |
2* | |
石鹸(1ポンド) |
5sp |
1 |
1gp |
10 | |
1cp |
1 | |
2gp |
25 | |
2gp |
30 | |
1gp |
0.5 | |
チョーク(1本) |
1cp |
―† |
1sp |
―† | |
3gp |
10 | |
10gp |
20* | |
3cp |
9 | |
鍋(鉄製) |
8sp |
4 |
鳴子 |
8sp |
―† |
5sp |
―† | |
5sp |
2 | |
帆布(1平方ヤード) |
1sp |
1 |
1gp |
―† | |
1gp |
4 | |
ピッチャー(陶器製) |
2cp |
5 |
1sp |
0.5 | |
3cp |
1.5 | |
1gp |
1 | |
1sp |
0.5 | |
5sp |
3* | |
1gp |
―† | |
1gp |
0.5* | |
1sp |
―† | |
保存食(1日分) |
5sp |
1* |
薪(1日分) |
1cp |
20 |
1gp |
2 | |
マグカップ/ジョッキ(陶器製) |
2cp |
1 |
2cp |
1 | |
1,000gp |
200 | |
1gp |
4* | |
羊皮紙(1枚) |
2sp |
―† |
ランタン(覆い付き) |
7gp |
2 |
ランタン(投光式) |
12gp |
3 |
ランプ(普通) |
1sp |
1 |
1cp |
―† | |
ロープ(麻・50フィート) |
1gp |
10 |
ロープ(絹・50フィート) |
10gp |
5 |
2gp |
1 | |
価格 |
荷重 | |
50gp |
4 | |
110gp |
1 | |
50gp |
―† | |
10gp |
1 | |
25gp |
1 | |
20gp |
0.5 | |
1gp |
―† | |
2gp |
1 | |
30gp |
1 | |
20gp |
1 | |
価格 |
荷重 | |
15gp |
3 | |
楽器(高品質) |
100gp |
3* |
5gp |
3* | |
50gp |
1 | |
5gp |
2 | |
2gp |
1 | |
5gp |
5 | |
職人道具(高品質) |
55gp |
5 |
25gp |
1 | |
1gp |
―† | |
50gp |
1 | |
30gp |
1 | |
盗賊道具(高品質) |
100gp |
2 |
80gp |
5* | |
―† |
―† | |
50gp |
8* | |
100gp |
―† | |
200gp |
40 | |
価格 |
荷重 | |
200gp |
15* | |
5gp |
6* | |
75gp |
10* | |
5gp |
6* | |
3gp |
4* | |
1gp |
4* | |
1gp |
5* | |
10gp |
8* | |
30gp |
6* | |
1sp |
2* | |
8gp |
7* | |
5gp |
2* | |
価格 |
荷重 | |
1ガロン |
2sp |
8 |
1杯 |
4cp |
1 |
宴会(1人当たり) |
10gp |
―† |
宿泊費(1日当たり) |
||
良好 |
2gp |
―† |
普通 |
5sp |
―† |
下等 |
2sp |
―† |
食費(1日当たり) |
||
良好 |
5sp |
―† |
普通 |
3sp |
―† |
下等 |
1sp |
―† |
チーズ一塊 |
1sp |
0.5 |
肉一塊 |
3sp |
0.5 |
パン1本 |
2cp |
0.5 |
普通(ピッチャー) |
2sp |
6 |
上等(ボトル) |
10gp |
1.5 |
価格 |
荷重 | |
200gp |
―† | |
300gp |
―† | |
30gp |
―† | |
45gp |
―† | |
75gp |
―† | |
110gp |
―† | |
厩での世話(1日当たり) |
5sp |
―† |
20gp |
30 | |
10gp |
25 | |
5gp |
15 | |
4gp |
8 | |
飼料(1日当たり) |
5cp |
10 |
60gp |
40 | |
30gp |
30 | |
15gp |
20 | |
ドンキー(ロバ)かミュール(ラバ) |
8gp |
―† |
×2** |
×1** | |
×4** |
×2** | |
2gp |
1 | |
番犬 |
25gp |
―† |
150gp |
―† | |
価格 |
荷重 | |
30,000gp |
―† | |
3,000gp |
―† | |
25,000gp |
―† | |
50gp |
100 | |
オール |
2gp |
10 |
20gp |
300 | |
15gp |
200 | |
10,000gp |
―† | |
100gp |
600 | |
35gp |
400 | |
10,000gp |
―† | |
価格 | ||
1cp | ||
専用訓練を受けた雇い人 |
3sp/日 | |
専用訓練を受けていない雇い人 |
1sp/日 | |
3cp/マイル | ||
2cp/マイル | ||
1sp/マイル |
表:道具とサービスには幾つかの冒険用装備が載せられており、使用者は様々な恩恵を受ける。
また、1パイントの油を地面に撒くと5フィート平方の範囲を覆い、表面が滑りやすくなる。これに点火すると、油は2ラウンドの間燃えて、範囲内のクリーチャーに1d3ポイントの[火炎]ダメージを与える。
大部分の枷には錠前がついており、枷の価格に望む品質の錠前の価格を加える。
同じコストで小型クリーチャー用の枷を買うことができる。大型クリーチャー用の枷は10倍のコストがかかり、超大型用では100倍となる。巨大、超巨大、超小型、微小、極小サイズのクリーチャーは特別製の枷を必要とし、少なくとも100倍のコストがかかる。
クリーチャーがまきびしに覆われた範囲に移動する(またはその範囲で1ラウンド経過する)たびにそれらを踏む危険がある。そのクリーチャーへまきびしの攻撃ロールを行なう(基本攻撃ボーナスは+0)。この攻撃に対して盾ボーナス、鎧ボーナス、反発ボーナスは計算されない。靴その他の履物を履いている場合はアーマー・クラスに+2の鎧ボーナスを受ける。攻撃が成功したならまきびしを踏んだことになり、1ポイントのダメージを与える。さらに、足が傷つけられたことで移動速度が半分に減少する。この移動ペナルティは、難易度15の〈治療〉判定に成功するか、少なくとも1ポイント魔法的な治癒を受けるまで、24時間の間続く。突撃しているか疾走しているクリーチャーがまきびしを踏んだ場合、即座に停止しなければならない。半分以下の移動速度で慎重に進むことで、まきびしの範囲を問題なく進める。
これらの物質のうち、消えずの松明と聖水以外のアイテムは〈製作:錬金術〉によって製造することができる。
床に接着された(または飛行できない)クリーチャーは難易度17の【筋力】判定に成功するか、斬撃武器で粘体に15ポイントのダメージを与えることで自由になれる。自身から粘体をこすり落とそうとしたり、他のクリーチャーがそれを手伝ったりするには攻撃ロールは必要ない。粘体には自動的に命中し、どれだけこすり取れたかを確認するためにダメージ・ロールを行なう。自由になったクリーチャーは半分の速度で移動できる(飛行を含む)。絡みつかれた状態のクリーチャーが呪文を発動しようとする場合、難易度15+呪文レベルの精神集中判定に成功しなければ呪文を発動できない。粘体は2d4ラウンドの後にもろくなり、ひび割れ砕け、その効果を失う。貼りついたクリーチャーにユニヴァーサル・ソルヴェントを使用すれば、錬金術の粘体は即座に溶ける。
この攻撃は射程単位10フィートの遠隔接触攻撃として扱う。実体のあるクリーチャーに対して投げた場合はビンは壊れて聖水を撒き散らすが、非実体のクリーチャーに対して使用するなら、ビンを開けて目標に聖水を振り掛けなければならない。つまり、非実体のクリーチャーには隣接している場合のみ聖水をかけられる。これは機会攻撃を誘発しない遠隔接触攻撃として扱う。
聖水のビンがアンデッドや悪の来訪者に直接命中した場合は2d4ポイントのダメージを与える。命中した場所から5フィート以内にいるそれらのクリーチャーは、飛沫により1ポイントのダメージを受ける。
善の神格の寺院は、原価で聖水を売っている(利益を得ていない)。聖水はブレス・ウォーターの呪文により作られる。
これらのアイテムは特定の技能やクラス能力を使用するのに特に便利である。
登攀用具/Climber's Kit::これらはアイゼン(訳注:滑り止め用の靴底スパイク)、ピトン、ロープなどの道具のセットであり、〈登攀〉判定に+2の状況ボーナスを与える。
全てのキャラクターはプレイの開始時に、10GP以下の衣服一式を所持している。他の衣服は通常通り購入できる。
これらの価格は平均的な都市で食事や宿泊するときのものである。
これらは大部分の都市で利用できる乗騎である。いくつかの市場ではその環境に合わせて、キャメルやグリフィンなどの追加クリーチャーを扱っている場合がある。それらの追加選択肢についてはGM判断による。
馬などの人型生物でない大型クリーチャー用の鎧は、人型用の鎧の4倍のコストが必要で、重量は2倍となる(表:普通でないクリーチャー用の鎧)。ポニーなどの中型乗騎用のバーディングは、コストは2倍で済み、重さは中型の人型用と同じである。以下の表で示したように、中装または重装バーディングを着けた乗騎は移動速度が落ちる。
飛行できる乗騎は中装または重装バーディングを装備すると飛行できない。
装備したバーディングを外すには、表:鎧の着用に示された時間の5倍がかかる。バーディングを着けた動物は鞍と騎乗者以外の荷物を運ぶことはできない。
戦闘訓練を受けた馬には戦闘でも危険なしで乗ることができる。戦闘訓練を受けた馬やポニーに可能な芸のリストは、〈動物使い〉技能を参照すること。
リストにある価格は乗り物を購入する場合のものである。これらの価格は一般に乗組員や動物を除外している。
最良の解決法は、それを扱う誰かを雇うことである場合がある。
表示した価格は高価な物質要素を必要としない呪文の場合である。呪文が物質要素を必要とするなら、そのコストを価格に加える。焦点具(信仰焦点具を除く)を必要とするなら、そのコストの1/10を加える。
さらに、呪文が危険な結果をもたらす場合があるなら、術者は依頼者がそのような結果に対処でき、代金を支払うという証明書を要求する(これはそうした不確かな呪文を発動するのに使い手が同意したと仮定している)。術者とキャラクターを遠距離に運ぶような呪文の場合、たとえ依頼者が術者とともに帰らないとしても、おそらく呪文2回分の代金を払わなければならない。
そのうえ、発動するための十分なレベルを持った呪文の使い手が全ての町や村にいるわけではない。一般的に、ほぼ確実に呪文の使い手を見つけるためには、1レベル呪文では小さな町(または大きな村)、2レベル呪文では大きな町、3または4レベル呪文では小さな都市、5または6レベル呪文では大きな都市、7または8レベル呪文では巨大都市まで移動しなければならない。巨大都市でさえ9レベル呪文の使い手が地元にいる保証はない。