土地の領主、国の支配者、高名な個人など、貴族は富、権力、威厳を持つものとして一般人の上に立つ。通常の人々から遠く離れた立場にいるため傲慢でよそよそしい者がいる一方で、一般人の窮状を知り自らの幸運を分け与えようとする博愛主義者や英雄もいる。貴族の装いや称号は国によって非常に異なり、ある国では男爵や公爵と呼ばれている者は他の国ではパシャ、殿下、リッターと呼ばれているかもしれない。
経験点600
人間、4レベル・アリストクラート
真なる中立/中型サイズの人型生物
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+3
アーマー・クラス 17、接触11、立ちすくみ16(+2盾、+1【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 20(4d8+2)
頑健 +1、反応 +2、意志 +3
移動速度 30フィート
近接 高品質のロングソード=+5(1d8+1/19~20)または高品質のランス+5(1d8+1/×3)またはダガー=+4(1d4+1/19~20)
遠隔 ショートボウ=+4(1d6/×3)またはダガー=+4(1d4+1/19~20)
【筋】12、【敏】12、【耐】11、【知】10、【判】8、【魅】13
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 14
特技 《駆け抜け攻撃》、《騎乗戦闘》、《騎乗戦闘》
技能 〈威圧〉+8、〈騎乗〉+6、〈芸能:舞踏〉+5、〈言語学〉+5、〈交渉〉+8、〈真意看破〉+3、〈知覚〉+3、〈知識:貴族〉+5、〈知識:地域〉+4、〈知識:歴史〉+4、〈はったり〉+5
言語 共通語
戦闘用装備 ポーション・オヴ・インヴィジビリティ; その他の装備 高品質のチェイン・シャツ、高品質の鋼鉄製ヘヴィ・シールド、高品質のランス、高品質のロングソード、ダガー、ショートボウとアロー20本、貴族の服、ライト・ホース(戦闘訓練済み)と軍用鞍とスタデッド・レザー・バーディング、32GP
恩恵 貴族の御曹司は宮殿の特に生々しい噂話を伝え、〈知識:貴族〉判定または情報収集のための〈交渉〉判定に+5のボーナスを与えることができ、あるいは1人の貴族、王子または王女に面会を取り計らうことができる。
貴族の御曹司は横柄で高慢な貴族の子であり、若さゆえの活力と、その邸宅で生まれた者が持つ傲慢さに満ちている。彼らはよい教育を受けある程度社交上の優雅さを身につけているが、それらを実践するのは他の身分の高い者が同席している時だけだ。貴族の御曹司は一般人と流浪人を軽蔑しているが、それらの者もこの着飾ってふんぞり返っている孔雀に同じ感情を抱いている。
貴族の御曹司を宮廷の小役人や諂い屋として使う場合、宮廷の噂や陰謀の情報源となる。また未だ騎士の位に上っていない経験を積んだ従士や貴族の位を持つ騎兵としても使うことができる。
貴族の御曹司は一騎の騎兵に従うように指示しているかも知れない(脅威度9)。2人の貴族の御曹司は1人の王女に従っているかもしれない(脅威度7)し、3人の貴族の御曹司は1人の騎士の側近であるかもしれない(脅威度8)し、8人の貴族の御曹司は1人の貴族の放蕩仲間であるかもしれない(脅威度10)。
経験点3,200
人間、2レベル・アリストクラート/6レベル・パラディン
秩序にして善/中型サイズの人型生物
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+5
オーラ 勇気(10フィート)
アーマー・クラス 23、接触11、立ちすくみ22(+2盾、+1【敏】、+10鎧)
ヒット・ポイント 61(8HD; 2d8+6d10+19)
頑健 +9、反応 +5、意志 +9;
防御能力 信仰の恩寵+2; 完全耐性 [恐怖]、病気
移動速度 20フィート
近接 高品質のランス=+12/+7(1d8+4/×3)または+1ロングソード=+12/+7(1d8+5/19~20)またはダガー=+11/+6(1d4+4/19~20)
遠隔 ダガー=+8(1d4+4/19~20)
特殊攻撃 悪を討つ一撃2回/日(攻撃とアーマー・クラスに+2、ダメージ+6)、正のエネルギー放出(難易度15、3d6)
擬似呪文能力 (術者レベル6; 精神集中+8)
回数無制限―ディテクト・イーヴル
1レベル―キュア・ライト・ウーンズ、ディヴァイン・フェイヴァー
【筋】18、【敏】12、【耐】14、【知】10、【判】8、【魅】14
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 22
特技 《駆け抜け攻撃》、《騎乗戦闘》、《強打》、《突き落とし》、《突き飛ばし強化》
技能 〈騎乗〉+6、〈言語学〉+5、〈交渉〉+10、〈生存〉+5、〈知覚〉+5、〈知識:貴族〉+5、〈知識:歴史〉+5、〈治療〉+5、〈動物使い〉+8
言語 共通語、天上語、森語
その他の特殊能力 癒しの手(3d6、5回/日)、慈悲(疲労状態、怯え状態)、信仰の絆(ヘヴィ・ホース)、善のオーラ
装備 +1フル・プレート、高品質の鋼鉄製ヘヴィ・シールド、+1ロングソード、高品質のランス、ダガー、銀製の聖印、ヘヴィ・ホース(戦闘訓練済み)とチェイン・シャツ・バーディングと軍用鞍、420GP
恩恵 騎士は1人のPCの人物を保証することができ、騎士の立派な評判によりそのキャラクターは刑罰の免除または軽減を受けることができる。また騎士は1人のキャラクターを馬上槍試合や君主との会合に参加させ、〈交渉〉判定に+5のボーナスを与えることができる。
騎士は高貴な戦士であり、振る舞いと家系を誇り、君主に謙虚に仕える。慈悲深く寛大な精神を持ってはいるが、真の騎士は常に正義を追い求め、無辜の民を守るために槍や抜き身の刃を構える備えができている。また騎士は地方の領主の家令、裁判官、要塞の司令官として使うこともできる。騎士は通常単独で現れるか、1人の従士を連れて2人の巡礼者を護送している(脅威度8)か2人の貴族を護衛している(脅威度11)か、あるいは4人の騎兵を率いている(脅威度10)。
経験点4,800
人間、10レベル・アリストクラート
真なる中立/中型サイズの人型生物
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 19、接触13、立ちすくみ16(+1回避、+1盾、+2【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 60(10d8+15)
頑健 +5、反応 +6、意志 +8
移動速度 30フィート
近接 高品質のレイピア=+10/+5(1d6-1/18~20)または銀製ダガー=+9/+4(1d4-1/19~20)
遠隔 +1ロングボウ=+10/+5(1d8+1/×3)
【筋】8、【敏】14、【耐】12、【知】10、【判】10、【魅】13
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 19
特技 《回避》、《技能熟練:交渉》、《強行突破》、《渾身の一打》、《説得力》、《武器の妙技》
技能 〈威圧〉+10、〈騎乗〉+6、〈芸能:歌唱〉+10、〈芸能:弦楽器〉+10、〈芸能:舞踏〉+10、〈言語学〉+6、〈交渉〉+27、〈真意看破〉+10、〈知覚〉+5、〈知識:貴族〉+10、〈知識:地域〉+4、〈知識:歴史〉+4、〈はったり〉+16、〈変装〉+10
言語 エルフ語、共通語、ノーム語、ハーフリング語
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ、ポーション・オヴ・インヴィジビリティ; その他の装備 +1グラマード・チェイン・シャツ、高品質のバックラー、+1ロングボウとアロー20本、高品質のレイピア、銀製ダガー、サークレット・オヴ・パースウェイジョン、クローク・オヴ・レジスタンス+1、17GP
恩恵 貴族は貴族や王族の衣装一式を貸すように取り計らうことができ(十分に感銘を与えた場合は贈り物として与える)、あるいはPCたちのために〈交渉〉判定を行うことができる。
貴族は高貴な家系――下位の分家であれ一族の頂点であれ――の称号を持つアリストクラートである。貴族は王家の一員であるかもしれない。恐らくは玉座に連なる家系ではないかもしれないが、それでも社会で高い地位を占める。男爵、伯爵、公爵、辺境伯のいずれにせよ、貴族はあらゆる宮廷における技術(剣術を含む)を習得しており、その領地とそれを取り囲む地の知らせ、噂、流行、礼儀作法をよく知っている。
貴族は外交官、高位の廷臣、城主や王城の家令、さらには密偵として使うことができる。
貴族はしばしば1人の騎士を護衛につけ3人の貴族の御曹司を宮廷での権勢を誇示するために引き連れている(脅威度10)。また貴族は変装した2人の王女と同行しているかもしれない(脅威度10)し、2人の貴族が著名な吟遊詩人の演奏会に現れるかもしれない(脅威度12)。旅の貴族は1人の戦闘魔術師または吟遊詩人を連れていることがある(脅威度9)し、あるいは2人の保安長官を護衛として連れていることがある(脅威度10)。