腐敗した呪いは君の体と魂を深く掴んで離さない。君を呪った者に対する君の恨み辛みは既に一人歩きを始めている。君は周囲の全員からの君への軽蔑に気が付いており、彼らを罰する事によってのみ慰めを得ることができる。
腐敗は、憎悪ある呪い、ナイト・ハグからの訪問、または別の執拗な魔法の苦痛から始まる。この呪いはほとんどの場合、ハグ、ウィッチ、神、フェイ、腐敗したジンニー、陰湿なディヴに由来する。たとえ呪いが解かれたとしても、その腐敗は君の魂に残る。
進行は永続的な結果をもたらす悪意ある行動に関連している。ビストウ・カースなどの永続的または長く継続する[呪い]を課した場合、または残忍な報復行為に従事した場合(残忍な報復行為の構成要素はGMに委ねるが、通常は生きているクリーチャーに対する不釣り合いな暴力行為などが含まれる)、意志セーヴィング・スローを試みなければならない(難易度 = 15+君の発現レベル)。また、君の発現レベル以上の数の残忍な報復を実行できなかった月のあと、セーヴィング・スローを試みなければならない。これらのセーヴィング・スローのいずれかに失敗した場合、君は大したことでなくとも君を不当に扱った次のクリーチャーに対して、君が自由に使用できる最も厳しい罰を使用しなければならない。
セーヴには失敗したが、味方や他人が君の報復実行を3回連続で妨害する場合、君はこの衝動を振り払う。当分の間は正確な報復をする必要はなく腐敗は進行しない。しかしながら、腐敗の進行に対する意志セーヴの難易度は2ずつ増加する。この増加はこの衝動を振り払うたびに累積し、腐敗が次の腐敗段階に達するまで継続する。
腐敗段階1:不相応な処罰に初めて参加する時(自発的またはセーヴに失敗したことによる)、君の属性は悪の方向に1段階遷移し、君の顔つきが変わり、記憶に残る醜い又は美しい人となる。
腐敗段階2:2度目となるこの振る舞いを行うと、君の属性は悪に向かって更に1段階進み、君を呪ったクリーチャーの種別にますます似た非人間的な外見となる。
腐敗段階3:3度目となるこの振る舞いを行うと、憎しみに食い尽くされ、GMの管理下にあるNPCとなる。
腐敗を取り除くには、元の呪いを破り、呪いをかけたものを殺すか許しを請う必要がある。クリーチャーを不当に殺したり永続的に障害を与えたりした場合は、その罪と償いを取り消す必要がある。
睨みつけで敵を弱らせることができる。
恵み:1日1回30フィート以内のクリーチャーの士気をくじくために〈威圧〉を使用することに成功すると、即行アクションとしてその目標を呪うことができる。犠牲者は意志セーヴに成功するか永続的によろめき状態とならなければならない。前日からずっと悪意に満ちた睨みつけの効果下にあるクリーチャーに対してこの能力を使用する場合、目標は頑健セーヴィング・スローに成功するか、3日間恐怖によって麻痺状態とならなければならない。毎日の終わりに目標は恐怖による麻痺状態で過ごし、別の頑健セーヴィング・スローに成功するか、死亡しなければならない。この呪いのための君の有効術者レベルは君のキャラクター・レベルに等しい。
忌み:片方の目が膨らみ、血で染まるか各目が異なる色に変わる。〈知覚〉判定に-4のペナルティを受ける。この変化を魔法で隠すことはできない。
君の肌は君の心と同じくらい硬くなっている。
恵み:君は発現レベルの半分に等しいダメージ減少を得る。このダメージ減少は冷たい鉄によって克服される。
忌み:冷たい鉄製の武器で攻撃されるなど、冷たい鉄に触れる度、1ラウンドの間不調状態となる。完全耐性はこの不調状態を防がず、いかなる手段によってもこれより早く取り除くことはできない。この嫌悪感を敵から隠すことを試みるには、〈真意看破〉判定に対抗する〈はったり〉判定を使用する。
恵み:〈はったり〉と〈変装〉判定に+2のボーナスを得る。君は1日1回擬似呪文能力としてダンシング・ライツ、ディスガイズ・セルフ、ゴースト・サウンドを使用できる。君は今までに聞いたことのあるどのような動物や声も完璧に真似ることができる。発現レベル3では、ボーナスが2倍となる。発現レベル5では1日1回擬似呪文能力としてミラージュ・アーケイナを使用できる。
忌み:真実を話すことも伝えることもできない。君は些細や嘘、明白な嘘、意見を述べないことなど、様々な方法でコミュニケーションを取ることはできる。
恵み:即行アクションとして1日1回、結果を見たあと、能力値判定、攻撃ロール、術者レベル判定、セーヴィング・スロー、技能判定を再ロールすることができる。発現レベル8で1日1回クリーチャーに不運の呪いをかけることもできる。これは標準アクションであり、30フィート以内の見えるクリーチャーを目標にしなければならない。
忌み:士気ボーナスの利益を得ることができない。〈芸能〉と〈真意看破〉判定に-2のペナルティを受ける。発現レベル3でペナルティは2倍になる。
恵み:不意討ちラウンドでクリーチャーにダメージを与えると、意志セーヴに成功しない限りそのクリーチャーは1ラウンドの間怯え状態となる。
忌み:君は身の毛のよだつ風貌となる。君を見ることができるクリーチャーに対する〈交渉〉、〈動物使い〉、野生動物との共感判定に-2のペナルティを受ける。発現レベル3の時点で、このペナルティは2倍になる。
敵を単なる獣に変えることができる。
恵み:[呪い]の補足説明を持つ呪文と能力の難易度を1増加させる。1日1回標準アクションとして、君のキャラクター・レベルに等しい術者レベルで擬似呪文能力としてベイルフル・ポリモーフを使用できる。これは[呪い]として扱い、これを取り除くための術者レベル判定の難易度は5増加する。
忌み:意志セーヴに-2のペナルティを受ける。この発現の恵みを持つ場合、ベイルフル・ポリモーフの呪いを使用すると翌日までペナルティを無効化する。
嫌いな者が罰せられない間は休めない。
恵み:1日1回、ヒット・ポイントへのダメージで死亡した場合、代わりにヒット・ポイントが-1となり、容態安定化する。この能力は[即死]効果に対して機能しない。観察者は君を綿密に研究し、難易度25の〈治療〉判定に成功しない限り、死んでいると信じる。1分後、君は1ヒット・ポイントを取り戻し、意識を取り戻す。
忌み:間合いの5フィート以内にいる無防備状態の敵から自身のターンを開始する場合、意志セーヴを試みなければならない。失敗すると、可能であればこのラウンド中敵に対してとどめの一撃を試みなければならない。この意志セーヴの難易度は15+発現レベルに等しい。
恵み:君の指の爪は爪の肉体武器へと成長し、君が中型サイズであるならば1d3ポイントのダメージを与える(小型ならば1d2)。1日1回、標準アクションとして弱体化の爪攻撃を行うことができる。この攻撃が当たると、目標の【筋力】に永続的な-4のペナルティを与える。犠牲者は頑健セーヴに成功すると、ペナルティを半減させ、持続時間を24時間に短縮できる。
忌み:〈装置無力化〉判定、〈手先の早業〉判定、人工的な武器を用いた攻撃に-2のペナルティを受ける。動作構成要素または感情要素を持つ呪文は5%の失敗確率を持つ。他の源からの呪文失敗確率がある場合は、確率を加算する。
フェイやジンニーのように、他のクリーチャーの願いを捻じ曲げることができる。
恵み:全ラウンド・アクションとして1日1回、発現レベルよりも低い呪文レベルのウィッチの呪文の効果を複製できる。この呪文には、1GPを超える物質構成要素または焦点具、1標準アクションよりも長い発動時間を持つ呪文を含めることはできない。呪文の効果は(自分以外の)君が聞くことができる人型生物によって口頭で述べられた願いの一部または全部を満たさなければならない。
忌み:戦闘中に無害な呪文や擬似呪文能力を発動したり使用したりしようとする場合、精神集中判定に成功するか(難易度 = 20+呪文レベルの2倍)、呪文を失わなければならない。これは味方のみを目標とする無害の呪文にも適用される。加えて、味方の呪文や擬似呪文能力に対して、たとえ無害であってもセーヴを試みなければならない。