この痩せた体格をした、恐ろしい鋭い牙を持つ老婆は、ぞっとするような呪物とかつては立派な着物であったろうボロ布を身体からぶら下げている。
経験点6,400
中立にして悪/中型サイズの来訪者(悪、他次元界)
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+16
アーマー・クラス 25、接触14、立ちすくみ21(+11外皮、+4【敏】)
ヒット・ポイント 92(8d10+48)
頑健 +14、反応 +8、意志 +11
ダメージ減少 10/冷たい鉄および魔法; 完全耐性 [火炎]、[氷雪]、[恐怖]、睡眠、(魅惑); 呪文抵抗 24
移動速度 30フィート
近接 爪(×2)=+13(1d4+5)、噛みつき=+13(2d6+5、加えて“病気”)
特殊攻撃 夢中憑依
擬似呪文能力 (術者レベル8)
常時―ディテクト・イーヴル、ディテクト・グッド、ディテクト・ケイオス、ディテクト・マジック、ディテクト・ロー
回数無制限―インヴィジビリティ、ディープ・スランバー(難易度16)、マジック・ミサイル、レイ・オヴ・エンフィーブルメント(難易度14)
回数無制限(心臓石のあるとき)―イセリアルネス、ソウル・バインド
【筋】21、【敏】19、【耐】22、【知】18、【判】16、【魅】17
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 27
特技 《欺きの名人》、《鋭敏感覚》、《騎乗戦闘》、《戦闘発動》
技能 〈威圧〉+14、〈騎乗〉+15、〈交渉〉+11、〈呪文学〉+15、〈真意看破〉+16、〈知覚〉+16、〈知識:次元界〉+15、〈知識:神秘学〉+12、〈はったり〉+16、〈変装〉+16
言語 共通語、地獄語、天上語、奈落語
その他の特殊能力 心臓石、変身(あらゆる人型生物、オルター・セルフ)
出現環境 気候問わず/悪属性の次元界
編成 単体、騎乗(およびナイトメア1)、魔女団(どのタイプでもよいがハグ3)
宝物 標準
病気(超常)/Disease 魔鬼熱:噛みつき―致傷; セーヴ 頑健・難易度20; 潜伏期間 即座; 頻度 1回/日; 効果 1d6 【耐】ダメージ(目標は2回目のセーヴを行い、失敗するとかわりに1ポイントのダメージの【耐久力】吸収を受ける); 治癒 2回連続のセーヴ成功。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
夢中憑依(超常)/Dream Haunting ナイト・ハグは心臓石として知られる特別のペリアプト(護符)を用い、エーテル化して相手の上に浮かび、悪か混沌の属性を持つものの夢の中に入り込むことができる。いったん夢の中に入り込むと、ナイト・ハグは夜明けまで犠牲者の背にまたがって乗り回す。眠るものは悪夢にうなされ、起きる時に1ポイントの【耐久力】ダメージを受ける。他のエーテル状態のクリーチャーだけが、ナイト・ハグと戦って倒すことでこの夜ごとの侵入を止めることができる。
心臓石(超常)/Heartstone ナイト・ハグは皆、心臓石――少なくとも1,800gpの価値がある特別な宝石――をペリアプトとして身につけている。心臓石の魔力はハグの魂と近接していることによって稼動しており、持ち主から引き離された場合(あるいはハグが死亡した場合)、心臓石は24時間だけ魔力を保持し、その後は魔力のない宝石に戻ってしまう。心臓石は持ち主がかかったどんな病気でも即座に治す。さらに、心臓石は全てのセーヴィング・スローに+2の抵抗ボーナスを与える(このボーナスは上記のデータ・ブロックに含まれている)。この護符を失ったナイト・ハグは、代わりの宝石を見つけない限りイセリアルネスやソウル・バインドを使用できない。
恐るべき殺人者であり強欲な魂砕きであるナイト・ハグは、定命のものがもっとも弱い時を狙って餌食にする。獲物をゆっくりと殺すことを好み、夜ごと夢の中に出没するこのハグは、犠牲者の苦悶する魂を、外方次元界の地獄の市場で買ってきた黒い宝石の中に閉じ込める。ナイト・ハグの外見は非常にさまざまで、身の丈5フィート半から7フィート、体重は150ポンドから300ポンドである。