君は細かい点に気がつき、危険を知らせてくれる五感を持っている。〈知覚〉には五感すべて、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚が含まれる。
判定:〈知覚〉にはいくつもの使用法がある。もっとも一般的なものとしては、敵に気がつき、不意を討たれた状態となるのを避けるために行なう、敵の〈隠密〉判定との対抗判定があげられる。
成功した場合、君は敵に気づき、それに対応した反応をすることができる。失敗した場合、君に気づかれないようにやり過ごしたり、君を攻撃したりというように、敵はさまざまな行動を取ることができる。
〈知覚〉はまた、周囲の微妙で細かい点に気がつくために用いられる。難易度はそういった細かい点までの距離と周囲の状況、そしてそうしたものが目立つ度合いによってさまざまに変化する。次の表ではいくつかの指針を示す。
戦いの音を聞きつける |
-10 |
-10 | |
煙の臭いに気づく |
0 |
会話の細部を聞き取る |
0 |
0 | |
食糧がいたんでいるかどうかを判断する |
5 |
歩いているクリーチャーの音を聞きつける |
10 |
ささやきあっている会話の細部を聞き取る |
15 |
15 | |
錠前の中で鍵が回る音を聞きつける |
20 |
20 | |
弓が引き絞られるのを聞きつける |
25 |
25 | |
すりに気がつく |
|
罠によりさまざま | |
アクション:ほとんどの〈知覚〉判定は反射的対応であり、識別できる刺激への反応として行なわれる。意図して刺激を探すのは1回の移動アクションである。
再挑戦:可。刺激がそこにある限り、君は一度見失った何かを感じ取ろうと試みることができる。
特殊:エルフ、ハーフエルフ、ノーム、ハーフリングは〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。鋭敏嗅覚の特性を持つクリーチャーは臭跡を発見する〈知覚〉判定に+8のボーナスを持つ。振動感知の特性を持つクリーチャーは地面に接しているクリーチャーに対する〈知覚〉判定に+8のボーナスを持ち、自分の間合いの中においてはそうした判定に自動的に成功する。その他の特性については、特殊能力の項を参照。