リザードフォークは原種が時の彼方に失われた、古き種族である。彼らは自分達は世界と同じほどに歴史のある種族だと信じており、ディノサウルス(恐竜)と同時に現れたのだと主張する。この信念のために、彼らは伝統と旧式な技術に固執する文化を創り出した。今のところリザードフォークは生き延びているが、その数は減少しつつある。温血種が彼らにだんだん興味を持たなくなる世界に関わるよりも、湿潤な自然の奥深くに避難しているにもかかわらず。
リザードフォークの女性は、人生で数えるほどしか産卵しない。卵は繊細で、住み処の変化、食糧不足、略奪がおきると、わずかしか孵化にこぎ着けられない。極度の飢餓の中では、雛は孵化して食い扶持を増やすよりも部族の食糧となることさえある。
成長できる卵は定期的に世話を受ける必要がある。多くの爬虫類と同様、まだ孵化していない子は、気温の変化に応じて性別を変える。しばしば部族は意図的にこの作用を操って雄雌の数が等しくなるようにする。これは次世代のバランスを保つために極めて重要なものだ。繊細な卵から孵ると、若いリザードフォークは極めて回復力を備え、歯や爪は既に生え揃っている。
このようなゆっくりとした生殖サイクルを持つ種族は、戦争の損失を受け入れられない。リザードフォークは時々他の爬虫類人や水陸両生種と同盟を結ぶ。しかしそれは、縄張りの資源があまりにも厳しくならない存在に対してのみだ。ドラゴン一頭、ナーガの魔女会、草食性のディノサウルスの群れならば、確立したリザードフォーク部族と快適に共存することができる。しかし無数のボガードやグリプリーが貧しい土地を侵してきたならば、衝突が引き起こされることになるだろう。
リザードの傍流という例外もあるが、リザードフォークのほとんどは60~80年の寿命しか持たない。男女問わず生きている間ずっと成長し続ける。加齢の運命を逃れることができるもの(高レベルのドルイドやアルケミストなど)は極めて珍しいが、100年も生きれば大型サイズに至ることもあり得る。そのような高齢者は大きさと部族に関する広大な知識を備えていることから、リザードフォーク社会で権力を備えた地位を確かなものとするが、彼らは再覚醒した過去の残滓と見なされているリザードの子孫と同じ畏敬の念を向けられることは決してない。
死を迎えるその日まで、年老いたリザードフォークは部族の生活に貢献する。役に立たないものを支える余力のある居住区はほとんどないため、高齢者は教師や癒やし手、託児所の係員になる。孵化したばかりの幼生でさえ、手先がうまく動かせるようになれば仕事をする。漁に用いる網を織り、食事を準備し、自分より若い子供の世話をする。これらの仕事一つ一つが部族が生き残るために重要なことであるため、幼生は最低でも大人一人の監視下に置かれる。しかし幼生であってもある種の自律性と責任を持ち、それは同じ年齢の人間から見れば圧倒的なほどだ。
ほとんどのリザードフォークはジメジメした沼の中に、頑丈な住み処を作って住む。この住み処は異邦人に対する防護を備えてないように見えるかもしれない。しかしリザードフォークは川や沼の守りやすい場所を注意深く選び、住み処とする。特に好まれるのは水中の入り口が複数もある場所や、隠された脱出口がある場所、そして泳げないものが濡れずに入れる場所である。こういった住み処は通常近くの土地の恵みを頼りに生きる1つの部族が住み、収穫の少ない時期には農業以外の手段として狩りを行って糊口を凌ぐ。リザードフォークは日中最も活動的だ。彼らは暗視を持たないため、太陽が西に沈むと、暖かさと安全性のために逃げようとする。
リザードフォークは極めて偏狭で、長い期間の末に関係を構築した者達とのみ交渉し、協力する。彼らの社会はそれほど異邦人を嫌うわけではないが、部族の安全と食糧を保つために必要な行為の結果、リザードフォークには異邦人に対して手を差し伸べる余地がほとんどない。そのため出会いは短くぶっきらぼうなものになり、そして特使の交渉術は、食事を準備して一度に孵った子らに保護呪文を発動し、戦士の傷を治さなければならないシャーマンほどには上手くいかない。しかし、リザードフォークと長い時間を過ごしたものはこのクリーチャーが豊富な言い伝えを持つことに気付く。それは価値ある知識と知恵を何千年もの時を超えて伝えてくれる。
リザードフォークは、異邦人が野営地に入ってくるのを滅多に許可せず、代わりに小さな野営地や目立つ自然の目印で異邦人と会う。リザードフォークは仲間にも交易相手にも文化的、宗教的要請を無理強いすることはなく、代わりに同じ扱いを期待するが、摩擦が生じうる経済的要求を行う可能性はある。人型生物はしばしばそのような要求を、迷信や、道を間違えさせる“野蛮な”原始宗教によるものだと間違えるが、リザードフォークが自分の国において宗教に重きを置くことはほとんどない。代わりに、彼らが守ろうと決めている目安は環境保全の観点目的だ。彼らの慣習のわずかな変更さえ、致命的な予期せぬ出来事となり得るからだ。
リザードフォークは悪属性ではないが、彼らは実用主義であるが故に他の種族から嫌われることもある。特に、同族食いのような行為を目の当たりにすると顕著である。リザードフォークにとって肉は肉であり、食糧が不足している時期においては、部族の飢えを満たすために戦死者の肉を用いる方よりも、腐らせる方が侮辱と考える。
この生まれつきの実用主義は、リザードフォークの社会関係にも表れる。犯罪、政治工作、内紛は人間の居住地で一般的であるのと同様にリザードフォークの中でも一般的だが、自然の法を強く持つことで、自分たちの社会が混沌に堕すのを防いでいる。部族の正義は素早く公平に与えられる。ほとんどの場合、関わった組織の間で命を奪うことのない戦闘によって解決される。場合によっては一方もしくは両方が戦士を担ぎ出し、代理戦争によって論争にけりが付くこともある。
リザードフォークの完全なデータは Bestiaryの該当する項目に掲載されている。
以下に掲載するものは、全てリザードフォークが好むアーキタイプ、オラクルの呪い、特技、呪文である。
伝統の守護者は自然を崇拝し神聖なエネルギーを引き出す。しかし同時に部族や種族の伝統、歴史、伝承を守る。彼らは大使であると同時に過去のやり方の守護者であり、部族の成長を育むと共に文明がもたらす臭気の漂う影響を食い止める。
未文化の武器/Ancient Arms:伝統の守護者は主要部分が金属で作られた武器を使用することができない。伝統の守護者はクオータースタッフ、クラブ、ショートスピア、スピア、スリング、ダーツにのみ習熟している。また、伝統の守護者は自然の化身形態時に持つ全ての肉体武器(爪、噛みつきなど)にも習熟している。禁止された武器を使用すると、伝統の守護者はその武器を使用している間と使用するのを止めてから24時間の間、ドルイド呪文とドルイド・クラスから得られる擬似呪文能力と超常能力を一切使用することができなくなる。これはドルイドの通常の武器の習熟を変更する。
共同体との絆(変則)/Community Bond:1レベルの時点で、伝統の守護者は自然との絆能力として領域を選択しなければならない。また、安息 、共同体 、守護 、知識 、治癒 のいずれかの領域から選択しなければならない。この能力は自然との絆を変更する。
自然の根気強さ(変則)/Patience of Nature:伝統の守護者は1レベルの時点で野生動物との共感を得ない。代わりに、2レベルの時点で、伝統の守護者は〈芸能:朗誦〉、〈交渉〉、〈真意看破〉をクラス技能に加えると共に、これらの技能判定において自分のドルイド・レベルの半分に等しい洞察ボーナスを得る。この能力は野生動物との共感を置き換える。
古きやり方(変則)/Ancient Ways:3レベルの時点で、伝統の守護者は自然の化身能力を使用している間に所持する(あるいは自然の化身によって得た)登攀移動速度、飛行移動速度、水泳移動速度を10フィートだけ増加させる。この能力は跡無き足取りと森渡りを置き換える。
敵意解除(超常)/Dispel Hostility:伝統の守護者は1レベルの時点で任意発動を得ない。その代わりに、3レベルの時点で、伝統の守護者は敵意と強い感情を解除する能力へ蓄積された呪文エネルギーを向けることができる。伝統の守護者はカーム・エモーションズを発動するために準備している呪文を“失う”ことができる。この呪文に対して行う通常の意志セーヴィング・スローの代わりに、この能力で発動されたカーム・エモーションズ呪文の難易度は10+伝統の守護者のドルイド・レベルの半分+【判断力】修正値に等しくなる。この能力は任意発動を置き換える。
非の打ち所なし(変則)/Unimpeachable:4レベルの時点で、伝統の守護者は心術に対するセーヴに+4のボーナスを得る。この能力は自然の誘惑への抵抗力を置き換える。
技巧の初期化(擬呪)/Undo Artifice:13レベルの時点で、伝統の守護者は生きていないアイテムを原材料に戻す能力を得る。これはポリモーフ・エニイ・オブジェクトとして機能するが、生きていない物体であれば魔法によるものでも魔法によらないものであっても機能する。持続時間は常に永続である。ポリモーフ・エニイ・オブジェクトとは異なり、この能力を他の呪文の効果を模倣するために使用することはできない。この効果の目標となったアイテムは頑健セーヴィング・スロー(難易度=10+伝統の守護者のドルイド・レベルの半分+【判断力】修正値)に成功すれば、この効果を免れることができる。魔法のアイテムはアイテムの市価5,000GP毎に、このセーヴに+1の状況ボーナスを得る。伝統の守護者は技工の初期化を1日に【判断力】修正に等しい回数だけ使用することができる。この能力は千の顔を置き換える。
以下のオラクルの呪いを、リザードフォークは使用することができる。
冷血/Cold-Blooded:君の血液は十分な熱がないと動きが鈍くなり、君はほとんどの者よりも早く暖房と寝床を探さねばならない。このオラクルの呪いはリザードフォークや(爬虫類)の副種別を持つオラクルにとって一般的なものだ。君は[氷雪]呪文や[氷雪]効果に対するセーヴに-4のペナルティを受ける。加えて、君がこれらのセーヴィング・スローに失敗するたびに、1ラウンドの間よろめき状態となる。君は飢え始める前に、同種の一般的なクリーチャーよりも4倍の間、食事をしなくても耐えることができる。5レベルの時点で、君に効果を及ぼす毒は、潜伏期間を2倍にし、潜伏期間後に終了するまでの期間が半分ですむ(例えば、頻度1回/ラウンドを5ラウンドの毒は、頻度が1回/ラウンドを3ラウンドとなる)。潜伏期間のない毒は、潜伏期間が1ラウンドになる。10レベルの時点で、君が待機アクションをしたアクションの作動条件を満たした際、君は移動速度の半分で追加の移動アクションを行うことができるようになる。これは待機していたアクションと同時に行うものでなければならないが、このラウンドの間にすでに移動アクションを行っていても構わない。15レベルの時点で、君は1日に【魅力】修正値に等しい回数だけ、追加で移動アクションを行うことができるようになる。君はこの追加の移動アクションを自分のターンの間のみ使用することができ、追加の移動アクションを1ターンに1回だけ行うことができる。
以下の特技はリザードフォークの生来の能力を強化する。しかし《水棲適応》は前提条件を満たすどんな種類の突然変異種や固有種でも修得することができる。
君は尾を強力な武器として扱う訓練を受け、恐ろしい技でそれを振るうことができる。
利益:君は尾による叩き攻撃を得る。全力攻撃アクションの一部として使用した場合、この攻撃は君の最大の基本攻撃ボーナス-5を用いて行われる。尾による叩きが命中すると1d4ポイント(君が中型の場合)+【筋力】修正値の半分のダメージを与える。尾による叩きが目標に対してクリティカル・ヒットが確定した場合、フリー・アクションとして、君はその目標に対して足払いの戦技を試みることができる。
君は同じ種族の他のものよりも早く泳ぐことができる。
君は自分の種族にしては奇妙だが役に立つねじれを発展させた――君は水中で呼吸することができる。
以下の呪文はリザードフォークや(爬虫類)の副種別を持つ他の種族の呪文の使い手が使用する。これらの呪文はリザードフォークの術者のみが使用できるわけではないが、温血種族のものがリザードフォークの導師の信頼を得ることなく教わることは困難かもしれない。場合によっては、部族のために危険な仕事を果たさなければならないかもしれない。
Endothermic Touch/熱奪う接触
系統:変成術; レベル:ウィザード/ソーサラー1、ウィッチ1、シャーマン1、ドルイド1
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、物質/信仰(蛇の皮の小さいかけら)
距離:接触
目標:生きている竜の種別または(爬虫類)の副種別を持つクリーチャー1体
持続時間:1ラウンド/レベル
セーヴィング・スロー:頑健・無効; 呪文抵抗:可
この呪文はわずかな時間、クリーチャー1体の新陳代謝や他の身体機能をゆっくりにする。目標はよろめき状態となり、通常の移動速度の半分(5フィート単位に切り捨て)でしか移動できない。しかし、通常の2倍だけ息を止めておくことができる。
Scale Spikes/鱗のトゲ
系統:変成術; レベル:アルケミスト2、ウィザード/ソーサラー2、ウィッチ2、シャーマン2、ドルイド2、ブラッドレイジャー2、レンジャー2
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、物質/信仰(小さいトゲ)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:生きているリザード、竜の種別を持つクリーチャー、または(爬虫類)の副種別を持つクリーチャー1体/レベル。目標は少なくとも+1の外皮ボーナスを有していなければならない
持続時間:1分/レベル
セーヴィング・スロー:頑健・無効(無害); 呪文抵抗:可(無害)
目標がこの呪文の効果を受けると、その鱗からギザギザしたトゲが生える。このトゲは+1アーマー・スパイクとして機能する。目標は自動的に鱗から生えたトゲに習熟する。
Scale Spikes, Greater/上級鱗のトゲ
系統:変成術; レベル:アルケミスト4、ウィザード/ソーサラー3、ウィッチ3、シャーマン3、ドルイド3、ブラッドレイジャー4、レンジャー3
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、物質/信仰(アザミの欠片)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:生きているリザード、竜の種別を持つクリーチャー、または(爬虫類)の副種別を持つクリーチャー1体/レベル。目標は少なくとも+1の外皮ボーナスを有していなければならない
持続時間:1時間/レベル
セーヴィング・スロー:頑健・無効(無害); 呪文抵抗:可(無害)
この呪文はスケイル・スパイクスと同様に機能するが、トゲは攻撃ロールとダメージ・ロールに術者レベル4毎に+1のボーナス(最大+5)を与える。このボーナスによって、トゲが魔法以外のダメージ減少を無視することはない。
経験点600
リザードフォーク、1レベル・バーバリアン
混沌にして中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+6
アーマー・クラス 17、接触10、立ちすくみ15(+5外皮、-2激怒、+2【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 33(3HD; 2d8+1d12+12)
頑健 +9、反応 +2、意志 +3
移動速度 40フィート、水泳15フィート
近接 高品質のモーニングスター=+8(1d8+5)、噛みつき=+5(1d6+2)または爪(×2)=+7(1d4+5)、噛みつき=+5(1d6+2)
遠隔 ジャヴェリン=+4(1d6+5)
特殊攻撃 激怒(6ラウンド/日)
戦闘中 リザードフォークの先鋒は奇襲作戦を用い、最初に最も恐ろしい敵を殺そうとする。
基本データ 激怒していない場合、リザードフォークの先鋒のデータは以下の通り。アーマー・クラス 19、接触12、立ちすくみ17; ヒット・ポイント 27; 頑健 +7、意志 +1; 近接 高品質のモーニングスター=+6(1d8+3)、噛みつき=+3(1d6+1)または爪=+5(1d4+3)、噛みつき=+3(1d6+1); 【筋】17、【耐】 15; 戦技ボーナス +5; 技能 〈水泳〉+16。
【筋】21、【敏】14、【耐】19、【知】9、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 17
特技 《強打》、《複数回攻撃》
技能 〈軽業〉+10(跳躍は+14)、〈水泳〉+18、〈生存〉+5、〈知覚〉+6
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、高速移動
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ; その他の装備 高品質のレザー・アーマー、高品質のモーニングスター、ジャヴェリン(4)、8GP
経験点1,600
リザードフォーク、4レベル・バーバリアン
混沌にして中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+10
アーマー・クラス 19、接触10、立ちすくみ17(+5外皮、-2激怒、+2【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 66(6HD; 2d8+4d12+26)
頑健 +11、反応 +3、意志 +4
防御能力 直感回避、罠感知+1
移動速度 40フィート、水泳15フィート
近接 高品質のモーニングスター=+12(1d8+6)、噛みつき=+9(1d6+3)または爪(×2)=+11(1d4+6)、噛みつき=+9(1d6+3)
遠隔 高品質のジャヴェリン=+8(1d6+6)
特殊攻撃 激怒(12ラウンド/日)、激怒パワー(鋭敏嗅覚、打ち倒し)
戦闘中 リザードフォークの狂戦士は、重い鎧や重武器を身につけた敵に打ち倒し激怒パワーを使用する。
基本データ 激怒していない場合、リザードフォークの狂戦士のデータは以下の通り。アーマー・クラス 21、接触12、立ちすくみ19; ヒット・ポイント 54; 頑健 +9、意志 +2; 近接 高品質のモーニングスター=+10(1d8+4)、噛みつき=+7(1d6+3)または爪=+9(1d4+3)、噛みつき=+7(1d6+2); 【筋】18、【耐】 15; 戦技ボーナス +9; 技能 〈水泳〉+19。
【筋】22、【敏】14、【耐】19、【知】9、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 21
特技 《薙ぎ払い》、《武器熟練:モーニングスター》、《複数回攻撃》
技能 〈軽業〉+12(跳躍は+16)、〈水泳〉+21、〈生存〉+7、〈知覚〉+10
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、高速移動
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ、ポーション・オヴ・マジック・ファング(2)、足留め袋(2); その他の装備 +1スタデッド・レザー、高品質のジャヴェリン、高品質のモーニングスター、耐毒剤、66GP
リザードフォークの野戦士は浅瀬の中や絡まった草に潜み、獲物が対処するには遅すぎる場合にのみその居場所を明らかにする。
経験点800
リザードフォーク、2レベル・レンジャー
真なる中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 18、接触11、立ちすくみ17(+5外皮、+1【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 33(4HD; 2d8+2d10+13)
頑健 +9、反応 +4、意志 +1
移動速度 30フィート、水泳15フィート
近接 爪(×2)=+6(1d6+3)、噛みつき=+4(1d4+1)
遠隔 高品質のロングボウ=+5(1d8/×3)
特殊攻撃 戦闘スタイル(“肉体武器”)、得意な敵(人間+2)
戦闘中 殺そうと近づく前に、リザードフォークの静殺者はロングボウで鎧を身に着けた目標を少しばかり傷めつける。
【筋】17、【敏】12、【耐】17、【知】9、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 17
特技 《近距離射撃》、《肉体攻撃強化:爪》、《複数回攻撃》
技能 〈隠密〉+7、〈軽業〉+5、〈水泳〉+16、〈生存〉+6、〈知覚〉+8、〈知識:自然〉+4; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、追跡+1、野生動物との共感+1
戦闘用装備 ポーション・オヴ・バークスキン、ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(2)、耐毒剤(2)、発煙棒、足留め袋; その他の装備 高品質のレザー・アーマー、高品質のロングボウとアロー20本、魚網、29GP.
経験点4,800
リザードフォーク、7レベル・レンジャー
真なる中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +5; 感覚 〈知覚〉+12
アーマー・クラス 21、接触11、立ちすくみ20(+6外皮、+1【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 87(9HD; 2d8+7d10+40)
頑健 +11、反応 +6、意志 +3
移動速度 30フィート、水泳30フィート
近接 爪(×2)=+13(1d6+4)、噛みつき=+7(1d4+2)、尾の打撃=+7(1d4+2)
遠隔 +1コンポジット・ロングボウ=+10/+5(1d8+5/×3)
特殊攻撃 戦闘スタイル(“肉体武器”)、得意な敵(人間+4、人型生物(爬虫類)+2)
準備済みのレンジャー呪文(術者レベル4; 精神集中+5)
【筋】18、【敏】12、【耐】17、【知】9、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +12; 戦技防御値 23
特技 《イニシアチブ強化》、《危険な尾》*、《近距離射撃》、《高速泳法》*、《持久力》、《水棲適応》*、《肉体攻撃強化:爪》、《武器熟練:爪》
技能 〈隠密〉+11、〈軽業〉+5、〈水泳〉+19、〈生存〉+12、〈知覚〉+12、〈知識:自然〉+6、〈治療〉+6、〈登攀〉+14、〈動物使い〉+3; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、狩人の絆(動物の相棒)、追跡+3、得意な地形(湿地+2)、森渡り、野生動物との共感+6
戦闘用装備 +1ヒューマン・ベイン・アロー(4)、ポーション・オヴ・バークスキン(2)、ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ、スクロール・オヴ・スピーク・ウィズ・プランツ、足留め袋; その他の装備 +1スタデッド・レザー、+1コンポジット・ロングボウ(+4【筋】)とアロー30本、魚網、55GP
リザードフォークのバードは部族の伝承の守護者である。彼らは困難な時期に部族に道を指し示し、戦闘ではその能力を高める。
経験点1,600
リザードフォーク、4レベル・バード
真なる中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +1; 感覚 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 18、接触11、立ちすくみ17(+5外皮、+1【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 43(6d8+16)
頑健 +7、反応 +6、意志 +4; バードの呪芸、[言語依存]、および音波に対して+4
移動速度 30フィート、水泳15フィート
近接 高品質のクラブ=+10(1d6+4)、噛みつき=+3(1d4+2)または爪(×2)=+8(1d4+4)、噛みつき=+3(1d4+2)
遠隔 ジャヴェリン=+5(1d6+4)
特殊攻撃 呪芸12ラウンド/日(打ち消しの調べ、散逸の演技、恍惚の呪芸[難易度14]、自信鼓舞の呪芸+2、勇気鼓舞の呪芸+1)
修得バード呪文(術者レベル4; 精神集中+6)
2レベル(2回/日)―ブラインドネス/デフネス(難易度14)、レイジ
1レベル(4回/日)―キュア・ライト・ウーンズ、コーズ・フィアー(難易度13)、スリープ(難易度13)、ヒディアス・ラフター(難易度13)
0レベル(回数無制限)―ゴースト・サウンド(難易度12)、ダンシング・ライツ、デイズ(難易度12)、メッセージ、ライト、レジスタンス
【筋】18、【敏】12、【耐】15、【知】9、【判】8、【魅】14
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +8; 戦技防御値 19
特技 《威圧演舞》、《武器熟練:クラブ》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+15、〈軽業〉+14、〈芸能:打楽器〉+11、〈水泳〉+16、〈知覚〉+8; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、バードの知識+2、万能なる芸(打楽器)
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ、錬金術師の火(2); その他の装備 高品質のレザー・アーマー、高品質のクラブ、クローク・オヴ・レジスタンス+1、高品質の戦太鼓
部族の畏敬を集める一員である鳴物師は伝統の守り手であり、聖なる舞の指揮者である。彼らはリザードフォークの栄光を表現した古き歌を記憶するものであり、その歌で若者に指導する。この歌は新世代が訓練を学ぶために使われる他、何千年もの間沼を安全に保った人々が持っていた秘密を学ぶ際にも使われる。
鳴物師と呼ばれているが、このリザードフォークは音楽家というよりは語り部であり、人々に口述で伝統を伝える。結果として、彼らは戦闘で部族の狩人や戦士を増強する能力よりも遥かにその知恵を評価されている――しかし、強化の責務の方は、疑いようもなく彼らと遭遇した大抵の他の人型生物種族から見てその役割を定義づけている。部族の指導者であろうとなかろうと、鳴物師は部族内の揉め事を裁き、他の部族への使節となり、族長や長老への助言者となるよう依頼されることが多い。それも、その決定が過去の知恵に基づくものであるからだ。
リザードフォークの鳴物師はしばしば部族の長老だが、バードの魔法に長けていたり古い物語やシャーマニズムの儀式にとりわけ情熱を持つ若者がいれば、部族にいる現在の鳴物師がその若者を見出し次世代の鳴物師としての訓練をつけることもある。この訓練は非常に重要なもので、生活のほとんどが全ての物語を学ぶために費やされる。鳴物師が老衰や戦闘のために突然死んだ結果、自分達の歴史とのつながりを失う危険を冒したいとは、部族のものは決して考えない。
ほとんどのリザードフォーク部族の中でも、戦士が得られる最高の証は強力なディノサウルスの乗騎である。この乗騎は敵陣に恐ろしい咆哮を響かせる。
経験点9,600
リザードフォーク、9レベル・キャヴァリアー
真なる中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +0; 感覚 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 27、接触10、立ちすくみ27(+5外皮、+3盾、+9鎧)
ヒット・ポイント 100(11HD; 2d8+9d10+42)
頑健 +12、反応 +3、意志 +4
移動速度 20フィート、水泳15フィート
近接 +1ランス=+17/+12(1d8+8/19~20/×3)または爪=+15(1d6+5)、噛みつき=+10(1d4+2)
遠隔 ジャヴェリン=+10(1d6+5)
特殊攻撃 キャヴァリアーの突撃、挑戦(+9、+3、3回/日)、旗印+2/+1
【筋】21、【敏】10、【耐】17、【知】7、【判】12、【魅】12
基本攻撃 +10; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 25
特技 《回避と覆い》、《駆け抜け攻撃》、《騎乗蹂躙》、《騎乗戦闘》、《強打》、《クリティカル強化:ランス》、《盾の壁》、《肉体攻撃強化:爪》、《武器熟練:ランス》
技能 〈騎乗〉+5、〈水泳〉+11、〈知覚〉+13; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、熟練の調教師+4、乗騎(スティラコサウルス)、上級戦術家(2回/日、7ラウンド、即行アクション)、ドラゴン騎士団(味方の援護、戦術指揮)
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(2)、錬金術師の火(2); その他の装備 +1ハーフプレート、+1木製ヘヴィ・シールド、+1ランス、ジャヴェリン(2)、ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス+2、191GP
真なる中立/大型サイズの動物
イニシアチブ +2; 感覚 鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+12
アーマー・クラス 20、接触11、立ちすくみ18(+2【敏】、+9外皮、-1サイズ)
ヒット・ポイント 44(8d8+8) 頑健 +7、反応 +8、意志 +3
防御能力 身かわし
移動速度 30フィート
近接 突き刺し=+10(2d8+7)
特殊攻撃 凶暴性、反射攻撃
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
【筋】21、【敏】14、【耐】13、【知】2、【判】12、【魅】7
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +12(+14突き飛ばしまたは蹴散らし); 戦技防御値 24(対突き飛ばしまたは蹴散らし26)
特技 《強打》、《蹴散らし強化》、《突き飛ばし強化》、《肉体攻撃強化:突き刺し》
技能 〈知覚〉+12
その他の特殊能力 忠誠、芸(「攻撃しろ」[全クリーチャー]、「来い」、「守れ」、「下がれ」、「番をしろ」、「後に続け」、「調べろ」、「待て」、「働け」)
ほとんどのリザードフォークはディノサウルスと強いつながりを感じる。この恐ろしい獣に明らかな同族意識を感じるだけでなく、かつては偉大だったリザードフォークの文明の象徴であると考えている。そのため、多くの部族ではディノサウルスを飼い慣らし、荷役獣や軍獣として様々な成功を収めようとする。
自力でディノサウルスをなだめ、乗騎として訓練することのできる戦士は、部族から尊敬を勝ち取る。ディノサウルスに乗ったリザードフォークの戦闘士は部族の中で名高い戦闘指揮官であり、しばしば族長となる。
リザードフォークの妖術師は部族からの迷信に晒されている。
経験点19,200
リザードフォーク、11レベル・ソーサラー
混沌にして中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +4; 感覚 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 21、接触11、立ちすくみ21(+6外皮、+1反発、+4鎧)
ヒット・ポイント 97(13HD; 2d8+11d6+50)
頑健 +10、反応 +7、意志 +10
抵抗 [強酸]10
移動速度 30フィート、水泳15フィート
近接 爪(×2)=+10(1d6+3、加えて1d6[強酸])、噛みつき=+5(1d4+1)
特殊攻撃 かぎ爪(1d4+3、加えて1d6[強酸]、魔法の武器として扱う、7ラウンド/日)、ブレス攻撃(60フィートの直線、11d6[強酸]、難易度19、1回/日)
修得ソーサラー呪文(術者レベル11; 精神集中+15)
5レベル(4回/日)―アシディック・スプレー(難易度19)、ウォール・オヴ・ストーン(難易度19)、スペル・レジスタンス
4レベル(7回/日)―ヴィトリオリック・ミスト、フィアー(難易度18)、ブラック・テンタクルズ、リムーヴ・カース
3レベル(7回/日)―メジャー・イメージ(難易度17)、ウィンド・ウォール、ディスペル・マジック、フライ、ヘイスト
2レベル(7回/日)―アシッド・アロー、ウェブ(難易度16)、クリエイト・ピット(難易度16)、ダークヴィジョン、フリジッド・タッチ、レジスト・エナジー
1レベル(7回/日)―エンデュア・エレメンツ、グリース(難易度15)、コローシヴ・タッチ、ショッキング・グラスプ、メイジ・アーマー、レイ・オヴ・エンフィーブルメント(難易度15)
0レベル(回数無制限)―アシッド・スプラッシュ、オープン/クローズ、スパーク、ディテクト・ポイズン、ディテクト・マジック、メッセージ、メンディング、リード・マジック、レジスタンス
血脈 竜(ブラック)
戦闘前 妖術師は自分にメイジ・アーマーを発動する。
戦闘中 妖術師は近接戦を避け、敵に呪文を放つ。妖術師はブラック・テンタクルズやグリースを最初に発動し、元々移動しにくい沼地の中でなるべく敵の移動を制限する。それから遠隔ダメージ呪文を使用したり、部族の最も強力な戦士にヘイストを放つ。
基本データ メイジ・アーマーがない場合、リザードフォークの妖術師のデータは以下の通り。アーマー・クラス 17、接触11、立ちすくみ17。
【筋】17、【敏】10、【耐】15、【知】11、【判】8、【魅】18
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +9; 戦技防御値 27
特技 《イニシアチブ強化》、《エレメンタル熟練:酸》、《呪文射程伸長》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《追加HP》、《鋼の意志》、《武器熟練:爪》、《物質要素省略》
技能 〈威圧〉+9、〈軽業〉+6、〈言語学〉+1、〈呪文学〉+8、〈水泳〉+13、〈知覚〉+4、〈知識:自然〉+3、〈知識:神秘学〉+5、〈登攀〉+7、〈魔法装置使用〉+13; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 共通語、竜語
その他の特殊能力 息こらえ、血脈の秘法([強酸]ダメージを与える呪文はダイス1つ毎に+1ダメージ)
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ、スクロール・オヴ・フォールス・ライフ、スクロール・オヴ・インヴィジビリティ(2)、ワンド・オヴ・ファイアーボール(12チャージ)、ワンド・オヴ・マジック・ミサイル(50チャージ); その他の装備 アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、クローク・オヴ・レジスタンス+2、ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ+2、リング・オヴ・プロテクション+1、150GP
リザードフォークの妖術師はどのような血脈でも持ち得るが、ほとんどのものは(正しいかどうかはさておき)その魔力は偉大なる竜の血が古来に混じったためであると主張する。血管を通して流れる竜の血により、妖術師は部族のものから尊敬と恐怖を抱かせる。彼らは――凶兆かそうでないかはともなく――予兆であると見なされ、その力をすぐに御せない場合には、部族の土地の外れに追いやられることもある。妖術師は部族から離れたところにいるかもしれないが、必要とあれば部族を守るためにほとんどいつもやってくる。
リザードフォークの繁殖は極めてゆっくりである。そのためその卵は極めて貴重だ。ほとんどの部族では最も強力な戦士と術者に巣を見張らせる。
経験点25,600
リザードフォーク、12レベル・ドルイド(伝統の守護者)
真なる中立/中型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +4; 感覚 〈知覚〉+22
アーマー・クラス 22、接触11、立ちすくみ22(+5外皮、+1反発、+6鎧)
ヒット・ポイント 95(14d8+32)
頑健 +15、反応 +7、意志 +16; 心術に対して+4
完全耐性 毒
移動速度 20フィート、水泳25フィート
近接 +1スピア=+11/+6(1d8+1/×3)、噛みつき=+5(1d4)または爪(×2)=+10(1d4)、噛みつき=+5(1d4)
遠隔 高品質のスリング=+11(1d4)
特殊攻撃 技巧の初期化、自然の化身5回/日、敵意解除
準備済みのドルイド呪文(術者レベル12; 精神集中+17)
6レベル―アンティマジック・フィールド(領)、ウォール・オヴ・ストーン(難易度21)、マス・キュア・ライト・ウーンズ
5レベル―ウォール・オヴ・ソーンズ、コミューン・ウィズ・ネイチャー、スペル・レジスタンス(領)、デス・ウォード、ベイルフル・ポリモーフ(難易度20)
4レベル―キュア・シリアス・ウーンズ、スクライング(難易度19)、スペル・イミュニティ(領)、ディスペル・マジック、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
3レベル―キュア・モデレット・ウーンズ(2)、コール・ライトニング(難易度18)、スピット・ヴェノム(難易度18)、プロテクション・フロム・エナジー(領)
2レベル―アニマル・メッセンジャー、シールド・アザー(領)、ディレイ・ポイズン、バークスキン、レッサー・レストレーション(2)
1レベル―エンタングル(難易度16)、カーム・アニマルズ(難易度16)、キュア・ライト・ウーンズ(2)、サンクチュアリ(領)(難易度16)、シャレイリ、スピーク・ウィズ・アニマルズ
0レベル(回数無制限)―ガイダンス、クリエイト・ウォーター、ディテクト・ポイズン、メンディング
(領) 領域呪文; 領域 守護
戦闘中 卵の母は呪文と武器を使って最優先で卵を護り、次に部族を守ろうとする。
【筋】10、【敏】11、【耐】12、【知】12、【判】20、【魅】15
基本攻撃 +10; 戦技ボーナス +10; 戦技防御値 21
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《技能熟練:交渉》、《化身時発動》、《追加HP》、《ポーション作成》、《野生の言葉》
技能 〈軽業〉+2、〈芸能:朗誦〉+15、〈言語学〉+2、〈交渉〉+23、〈呪文学〉+11、〈真意看破〉+27、〈水泳〉+15、〈生存〉+16、〈知覚〉+22、〈知識:自然〉+13、〈治療〉+14、〈動物使い〉+11; 種族修正 +4〈軽業〉
言語 共通語、ドルイド語、森語、竜語
その他の特殊能力 息こらえ、自然感覚、自然との絆(守護の領域)、自然の根気強さ、古きやり方
戦闘用装備 スクロール・オヴ・チャーム・アニマル、スクロール・オヴ・レジスト・エナジー、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(15チャージ); その他の装備 +2ハイド・アーマー、+1スピア、高品質のスリングとブリット12本、ドルイズ・ヴェストメント、ヘッドバンド・オヴ・インスパイアード・ウィズダム+2、パール・オヴ・パワー(2レベル)、リング・オヴ・プロテクション+1、治療用具(9回分)、38GP
卵の母は自分の仕事と部族を守る方法だけを考える。卵の母は交渉、説得、忍耐を手に文明の猛攻に立ち向かう。
他の種族にしてみれば最高の戦士に子供を守らせるのは無駄だと考えるかもしれない。しかしリザードフォークは元々攻撃よりも防御に重きを置く。彼らは離れた戦争で戦うために戦闘員をみんな送ってしまう温血種のことを気が狂っていると考えている。年寄りだけを送り、子供をしっかりと守ることが重要なのだと。卵の母(時には卵の父)は立派で名声ある地位で、多くのリザードフォークの戦士はその大いなる責任を担えるほどの価値を示すために競い合う。
経験点1,600
真なる中立/大型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +0; 感覚 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 17、接触9、立ちすくみ17(+8外皮、-1サイズ)
ヒット・ポイント 45(7d8+14)
頑健 +7、反応 +2、意志 +3
移動速度 30フィート、水泳30フィート
近接 高品質のトライデント=+9(2d6+3)、噛みつき=+5(1d8+1)または爪(×2)=+7(1d6+3)、噛みつき=+5(1d8+1)
遠隔 高品質のジャヴェリン=+5(1d8+3)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 血の狂乱
【筋】16、【敏】11、【耐】14、【知】9、【判】12、【魅】11
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +9; 戦技防御値 19
特技 《強打》、《薙ぎ払い》、《武器熟練:トライデント》、《複数回攻撃》
技能 〈水泳〉+14、〈知覚〉+5
言語 竜語
その他の特殊能力 息こらえ、リザードフォークの血
出現環境 温暖/沼地
編成 単体、一団(加えて3~12リザードフォーク)、または部族(加えて13~60リザードフォーク)
宝物 NPCの装備品(高品質のトライデント、高品質のジャヴェリン2本)
リザードフォークの血(変則)/Lizardfolk Blood リザード・サイオンは種族に関する全ての効果に対してリザードフォークとして扱う。
数世代毎に、リザード・サイオンはリザードフォークの部族に生まれる。彼らは通常のリザードフォークの2倍の寿命を持ち、大きくガッシリとした身体を備える。リザード・サイオンはしばしば部族の指導者の地位を勝ち取る。リザードフォークはリザード・サイオンのことを自然の霊や神に祝福されていると信じて、多大なる――あるいは無条件の――愛を注ぐ。多くの意味で、部族はリザード・サイオンのことをリザードフォークがかつて失った偉大さを備えた生ける証と捉えている。古代の歌によれば、全てのリザードフォークはリザード・サイオンのように大きく素晴らしい存在であったという。
リザード・サイオンは100歳の誕生日を向かえるまでは公的に記録されない。しかし多くの者はリザード・サイオンであると薄々気づいている。100歳の誕生日の時点で、部族は祭典を開く。そこで彼らはその地位の証として特別な戦闘用トライデントを与え、新しくリザード・サイオンの称号を持つものが現れたことを祝う。この古代のトライデントは通常のリザードフォークは決して使用することはできず、そのほとんどが世代を超えて部族に受け継がれたものだ。新しくリザード・サイオンの名を受け継ぐものが現れるまでに何百年も経ち、その間触れられることなく鎮座しているものもある。
人民を守り、知恵を授ける素晴らしい存在となるリザード・サイオンもいる。彼らは隠された土地の中で過去の偉業と安定へと部族を導く。他のリザードフォークと同盟を結んだり2つの部族を1つにまとめようとするものさえいる。しかしかつての領土へと体系的に広がろうとするリザードフォークの部族は、リザード・サイオンの到来を戦争の時を示す兆候だと考えることがある。そうなると、彼らは“文明的な”不法占拠者と見なすもの全てに対して武器を振るいあげんとせき立てられる。
ジャングルや沼地の奥深くには、ディノサウルスを飼うリザード・サイオンが住むという噂がある。彼らは単一の種族として存在するという。しかしこの話は冒険家やトレジャー・ハンターの行きすぎた想像力以上のものではないだろう。
平均的なリザード・サイオンは身長10フィートで重量は500ポンド。しかし部族や年齢により様々だ。ボガードの聖王とは異なり、リザード・サイオンが太ることはなく、優れた反応性を備えた、巨大で筋骨隆々とした種族である。
リザードフォークとの遭遇は、通常湖沼やジャングルにある領土の中や均衡で生じることが多い。神官による任務や近隣に住むものに潜入して記録する偵察任務、攻撃的なリザード・サイオンに率いられた場合、そして絶望的な状況に追いやられた場合を除いては、リザードフォークはより「文明的な」種族が支配する領土を避ける。
熟練の静殺者は部族の飢えた仲間を率いる。彼らは沼の領土の境界で、食糧と危険を探す。
ヒット・ポイント 各11
この攻撃部隊は驚異的な速度と獰猛さを示し、敵軍をすり抜けて挟み撃ちにする。眼力の強い静殺者は前線の先鋒を支援し、鳴物師は助力を与える。
ヒット・ポイント 各33
攻撃的なリザード・サイオンは、しばしば舞台を伴って行軍し、その道に立つものを全て打ち砕く。
ヒット・ポイント 各11
ヒット・ポイント 各33
リザードフォークの戦闘士は部族の最も信頼できる戦士を伴って迫り来る敵に相対する。沼影の要撃手が敵の周りに忍び寄る間に、戦闘士と狂戦士が奇襲を率いる。
ヒット・ポイント 各66