Fireball/火球
系統 力術[火炎]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー3
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(バット(コウモリ)の糞が乾いた玉と硫黄)
距離 長距離(400フィート+40フィート/レベル)
効果範囲 半径20フィートの拡散
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 反応・半減; 呪文抵抗 可
ファイアーボール呪文は低音の響きとともに火炎による焼けつく爆発を作りだし、効果範囲内のすべてのクリーチャーに術者レベルごとに1d6(最大10d6)ポイントの[火炎]ダメージを与える。装備中でない物体もこのダメージを被る。この炸裂では圧力はほとんど生じない。
術者は指を向け、ファイアーボールの炸裂する距離(水平距離と高度)を決定する。指先から輝く豆粒ほどの大きさの玉が飛び出し、あらかじめ決めた距離に達する前に実体のある肉体や固体障壁にぶつからない限り、目標地点でファイアーボールとなって炸裂する。目標地点に達する前にぶつかった場合、そこで炸裂する。アローを射かけるために壁に開けた狭間窓など、細い隙間の向こうへ玉を送り込もうとするなら、術者は遠隔接触攻撃でその開口部に“命中”させなければならない。失敗すれば玉は周囲の壁にぶつかり、意図したより早く炸裂してしまう。
ファイアーボールは可燃物を発火させ、効果範囲内の物体にダメージを与える。金、銀、銅、青銅、鉛などの融点の低い金属を融かすことができる。ファイアーボールを遮る障壁がダメージによって砕けたり、穴が開いてしまった場合、ファイアーボールは効果範囲が許す限りその障壁の向こうまで広がって行く。障壁を突き抜けられなければ、他の呪文の効果と同様、そこで止まってしまう。