アアシマールはセレスチャルや他の善の来訪者の血を祖先に一定量持つ人間である。常に親切というわけではないが、アアシマールは邪悪な行いよりも親切な行為をしたがる。また彼らは信仰や天上に関わりのある組織に引き寄せられる。アアシマールの血は何世代もの間眠っており、どう見ても人間である両親の子として突然現れる。ほとんどの社会ではアアシマールの天上は吉兆と解釈されるが、一部のアアシマールは自種族の評判から優位を得、身のすくむような残虐な行為や卑しい拝金主義の行いをする事によって他者の予想を暴力的に打ち砕く。「予想は君が常に最低限疑うべきものだ」とはそうした邪悪なアアシマールが指針とする自然の理であり、彼らは多くの場合、正直な市民や偽りの英雄として二重の人生を送り、その堕落はうまく隠してしまう。ありがたいことに、このような少数派は例外であり、一般的ではない。
身体的特徴:アアシマールはほとんど人間のように見えるが、その独自の出自を明らかにする小さい肉体的な特徴がいくつかある。一般的なアアシマールは金属のように輝く髪、宝石のような瞳、光沢のある肌の色を持つが、後光や黄金の天輪を持つ者さえいる。
社会:アアシマールは本当に彼ら自身の独立した社会を持つとは言えない。彼らは人間から派生したものであり、彼らは周囲の社会的な規範に適応する。しかしほとんどのものは、不正を正し苦しみを緩和するために働く社会の構成要素に惹かれることに気付く。強力な暴君が支配する社会では、このことは彼らを違法者の立場に押しやることになる場合もあるが、アアシマールは必要があれば注意深くずる賢くなることもでき、偽りの姿を取ることで迫害者の注意を他所へと逸らすこともできる。堕落したアアシマールは一人で行動することもあるし、犯罪への関わりを隠すために秘密の組織を立ち上げることもある。正義のアアシマールはしばしば善属性の組織、特に教会や宗教騎士団の一員として集まって行くことが多い(とはいえ常にではない)。
種族関係:アアシマールは人間社会で最も多く、最も快適に過ごすことができる。これは、その血筋がずっと遠いもので、その天界の祖先の些細な痕跡しか持たない者にとっては殊更に真実である。なぜ天界のものによる接触が他の種族よりも人間にずっと強く表れるのかははっきりしていないが、人間の生来の適応力と変化への親和性が、はっきりと異なる種族であるアアシマールへの進化の原因なのかもしれない。ひょっとしたら他の種族の固有の種族特性が、あまりに深くしみこんでいたりあまりに強い存在感を示したり、あまりに抵抗力が強くて変化できなかったのかもしれない。他の種族が上層次元界の住人とどんな交わりをしたとしても、このようなカップリングによる子孫は消し飛ぶほどに珍しく、うまく混じり合うことは決してない。
しかし、彼らが一般に人間社会に引き寄せられるとはいえ、アアシマールは他の環境のほとんどでも快適に過ごすことができる。彼らは容易に社会的な上品さを持ち愛想のよい個性を示す。彼らはハーフエルフとうまくやっていく。彼らは人間とは異なる似通った特性を互いに持つためだ。しかしハーフオークとはそこまでの強いつながりを持たないことが多い。ハーフオークはアアシマールのあまりにかわいらしい言葉や表情に我慢できないのだ。エルフの廷臣はアアシマールが洗練されていないからと退けることがあり、その過失を埋め合わせるのに生来の魅力に頼っていると非難する。おそらく既知のあらゆる種族の中で一番ノームがアアシマールに面白みを感じており、その天上の祖先を取り巻く神秘性と同様に、その様々な容姿を高く評価している。
属性と宗教:アアシマールはほとんどの場合善属性だが、これは普遍的というわけではない。正義に背を向けたアアシマールは堕落して、奈落界アビスの奥深くに落ちていくこともある。しかしほとんどの場合、アアシマールは名誉、武勇、守護、治療の神格を好み、単純で平凡な家、共同体、家族の神格を避ける。彼らは絵画、音楽、伝承の生き方も追い求め、美と学習の中にある真実と叡智を見出す。
冒険者:アアシマールはしばしば冒険者になる。彼らは人間社会を故郷とはほとんど感じないことが多く、大いなる運命に引かれているとも思っている。オラクル、クレリック、パラディンはその階級には最適といえる。しかしサモナー、ソーサラー、バードはその秘術魔法の好むことから、さほど珍しいわけではない。アアシマールのバーバリアンは珍しいが、そのような部族の中で生まれれば、しばしば指導者となり天上のトーテムを抱く部族となるよう努力する。
男性名:アリティアン、イラミン、ウィラン、エラン、オクリン、クロンウィール、サーナン、ザイガン、トゥーラル、パラント、ベルティン、マウドリル。
女性名:アイメサー、アルケン、アルシノエ、ヴァルティラ、オンドレア、ダヴィナ、ドリンマ、ニジェナ、ニラモウアー、マソジ、リアリア。
+2【判断力】、+2【魅力】:アアシマールは洞察力があり、自信に満ち、魅力的だ。
原住の来訪者:アアシマールは(原住)の副種別を持つ来訪者である。
中型:アアシマールは中型クリーチャーであり、サイズによるボーナスもペナルティも受けない。
普通の移動速度:アアシマールは30フィートの基本移動速度を持つ。
得意技能:アアシマールは〈交渉〉および〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。
擬似呪文能力:アアシマールは1日1回デイライトを擬似呪文能力として使用することができる(術者レベルはアアシマールのレベルと等しい)。
天上の抵抗:アアシマールは[強酸]、[雷撃]、[氷雪]に対する抵抗5を持つ。
言語:アアシマールはプレイ開始時に共通語及び天上語の会話能力を持っている。高い【知力】を持つアアシマールは次に挙げる言語を選択することができる:エルフ語、ドワーフ語、ノーム語、ハーフリング語、森語及び竜語。
既存のアアシマールの種族特性の代わりに以下の種族特性を選択してもよい。この新しいオプションのいずれかを選択する前に、君のGMに相談をすること。
天上の十字軍/Celestial Crusader:究極の悪の力に立ち向かう戦いという自らの運命に従うアアシマールもいる。このようなアアシマールは悪の来訪者に対する攻撃ロールとアーマー・クラスに+1の洞察ボーナスと、悪の来訪者を識別したり、悪の来訪者により作られたアイテムや効果を識別するために行う〈呪文学〉と〈知識:次元界〉の判定に+2の種族ボーナスを得る。この種族特性は天上の抵抗および得意技能と置き換える。
不死の魂/Deathless Spirit:特に強力な意志を持つアアシマールは死の力に抗するだけの天上の魂を宿す。彼らは負のエネルギーによるダメージに対する抵抗5を得る。彼らは負のレベルを得てもヒット・ポイントを失わず、[即死]効果、負のエネルギー、死霊術系統の呪文および擬似呪文能力に対するセーヴィング・スローに+2の種族ボーナスを得る。この種族特性は天上の抵抗と置き換える。
高貴なる抵抗/Exalted Resistance:この種族特性を持つアアシマールは[悪]の補足説明を持つ呪文及び擬似呪文能力と、悪の来訪者によって発動された全ての呪文及び擬似呪文能力に対し、5+アアシマールのレベルに等しい呪文抵抗を得る。この種族特性は天上の抵抗と置き換える。
後光/Halo:後光を発現する能力を持つアアシマールもいる。この種族特性を持つアアシマールは回数無制限の擬似呪文能力として、自分の手を中心としたライトを作り出すことができる。後光を使用している間、アアシマールは悪のクリーチャーに対する〈威圧〉判定と、盲目状態や目が眩んだ状態にする効果に対するセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。この種族特性は暗視種族特性と置き換える。
天上界生まれ/Heavenborn:天上界に生まれたこの種のアアシマールは〈知識:次元界〉判定に+2のボーナスを得、[善]または[光]の補足説明を有する呪文を+1術者レベルで発動できる。この種族特性は得意技能と擬似呪文能力を置き換える。
不死の活力/Immortal Spark:この種族特性を持つアアシマールは死の力を寄せ付けない。彼らは〈知識:歴史〉判定と[即死]効果に対するセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。また、1日1回擬似呪文能力として、レッサー・エイジ・レジスタンスを使用することができる。この種族特性は得意技能と擬似呪文能力の種族特性を置き換える。
高潔/Incorruptible:時々、アアシマールは悪を払う防護能力を持って生まれる。この種族特性を持つアアシマールは1日1回擬似呪文能力として、悪に対するコラプション・レジスタンスを発動することができる。この能力を自分に使用する場合、持続時間はレベルごとに1時間増加する。この種族特性は擬似呪文能力の種族特性を置き換える。
人の子/Scion of Humanity:自らの祖先から極端に距離を置いたアアシマールもいる。この種族特性を持つアアシマールは種族に関連する効果において、来訪者(原住)であるとともに人型生物(人間)としても扱われる。これは特技の前提条件や、人型生物に効果を及ぼす呪文に対しても同様である。また、〈変装〉技能を使用することなく、人間として振る舞うことができる。この種族特性は天上語の言語を置き換え、(原住)の副種別を置き換える。
真言使い/Truespeaker:言語の壁を越えるアアシマールもいる。彼らは〈言語学〉と〈真意看破〉判定に+2のボーナスを得ると共に、〈言語学〉を1ランク得るたびに2つの言語を修得する。この種族特性は得意技能と置き換える。
以下のオプションは記載の適性クラスを有するアアシマールに適用可能であり、特に断りのない限り、ボーナスは適性クラスの特典を選択するたびに適用される。
バード:バードの呪芸1つを選択する。この呪芸の効果を決定する際のバードのレベルが+1/6レベル高いものとして扱う。
キャヴァリアー:挑戦を行った敵に与えるダメージに+1/4を加える。
クレリック:アンデッドや《来訪者へのエネルギー放出》を使用して悪の来訪者にダメージを与える際、正のエネルギーによるダメージに+1/2を加える。
インクィジター:来訪者に対する〈威圧〉、〈真意看破〉、〈知識〉判定に+1/2のボーナスを得る。
オラクル:1つの啓示の効果を決定するために使用するオラクルのレベルに+1/6を追加する。
パラディン:パラディンのオーラにより提供されるセーヴィング・スローのボーナスに+1/6を加える。
ソーサラー:[善]の補足説明を有する呪文を発動する際、ソーサラーの術者レベルに+1/4を加える。
サモナー:サモナーの幻獣にダメージ減少1/悪を与える。このボーナスを選択するたびに、ダメージ減少/悪に+1/2を加える(最大ダメージ減少10/悪)。
浄化する者は不浄なる堕落させるものやその定命の僕に従う、同意しない(そしてしばしば気付いていない)従者に現れている憑依や精神操作の兆しを探し出す。浄化する者は精神や肉体、魂を原罪の束縛や不浄なる者の穢れから解放することに努めるのだ。浄化する者は以下のクラス特徴を持つ。
ボーナス呪文:ヴェイル・オヴ・ヘヴン(2レベル)、コンフェス(4レベル)、キャスト・アウト(6レベル)、ディナウンス(8レベル)、ディスペル・イーヴル(10レベル)、バニッシュメント(12レベル)、ホーリィ・ワード(14レベル)、マインド・ブランク(16レベル)、フリーダム(18レベル)。
呪文発動能力の減少/Diminished Spellcasting:浄化する者は各レベルで得られる呪文の数が1つ少なくなり、キュアあるいはインフリクト呪文を自動的に修得しなくなる。知っているオラクル呪文の数は変化しない。
啓示:浄化する者は記載のレベルで以下の啓示を修得しなければならない。
罪視(擬呪)/See Sin:3レベルの時点で、浄化する者は全ラウンド・アクションとして行う心術を感知するための〈真意看破〉判定に、浄化する者のオラクル・レベルの1/2に等しいボーナスを得る。浄化する者は心術系統呪文や[感情]あるいは[呪い]の補足説明を持つ呪文を識別するための〈呪文学〉判定にオラクル・レベルの1/2に等しいボーナスを得る([感情]および[呪い]の補足説明に関しては、251ページを参照)。
天界の鎧(超常)/Celestial Armor:7レベルの時点で、浄化する者の鎧は黄金もしくは白銀のように輝き、羽毛のように軽くなる。浄化する者の鎧は身につけている限り半分の重量となり、オラクル・レベルより4レベル低いファイターであるかのように鎧修練を得る。11レベルの時点で、浄化する者は重装鎧に習熟する。
罪喰らい(超常)/Sin Eater:11レベルの時点で、浄化する者は全ラウンド・アクションとして接触することで、[感情]、心術、[呪い]効果を消化することができる。この能力は1日に【魅力】修正値に等しい回数だけ使用することができる。この能力を使用する際、浄化する者のオラクル・レベルに等しいボーナスを得た【魅力】判定を行わねばならない。この判定の難易度は11+この効果の術者レベル(超常効果の場合は作成者のヒット・ダイス)に等しい。この判定に成功すれば、効果は打ち消される。失敗すると、浄化する者は1d4ラウンドの間不調状態となる。
目標が(マジック・ジャーやゴーストの憑霊能力などにより)憑依されている場合、憑依している者は判定が成功すると強制的に排出される。判定の成否に関わらず、憑依している者は2d4ラウンドの間不調状態になる。
清浄なる鞭(超常)/Sacred Scourge:5レベルの時点で、浄化する者は聖なる力を放ち、《来訪者へのエネルギー放出》特技を使用したクレリックのように悪の来訪者を傷つけることができるようになる。この能力は1+浄化する者の【魅力】修正値に等しい回数だけ使用することができる。
聖なる恐怖(超常)/Holy Terror:9レベルの時点で、浄化する者はアンデッドに《アンデッド退散》を使用したかのように、清浄なる鞭を使用して悪の来訪者を恐慌状態にすることができるようになる。
天界の主人(超常)/Celestial Master:13レベルの時点で、浄化する者はアンデッドに《アンデッド威伏》を使用したかのように、清浄なる鞭を使用して善の来訪者を強制的に自分に従わせることができる。
穏やかなる守護者は平和と平静の伝道者である。この暴力的で危険な世界の中で、他人を落ち着かせる支援の声を響かせる。穏やかなる守護者は以下のクラス特徴を持つ。
《平穏なる接触》(超常):1レベルの時点で、穏やかなる守護者は《平穏なる接触》をボーナス特技として得る。前提条件は無視できる。6レベルの時点と以降6レベルごとに、穏やかなる守護者の《平穏なる接触》の持続時間は1ラウンドだけ伸びる。このターンのラウンド毎に目標は効果を終了するために意志セーヴを試みることができる。持続時間は累積せず、最も長い持続時間のみが適用される。この能力は悪を討つ一撃と置き換える。
穏やかな打撃(超常)/Serene Strike:3レベルの時点で、穏やかなる守護者がクリティカル・ヒットを確定させたとき、全てのダメージを非致傷ダメージとして与えた上で、その武器もしくは素手打撃を通して《平穏なる接触》を起動することができる。穏やかなる打撃の使用はフリー・アクションである。この能力は勇気のオーラと置き換える。
信仰の絆(超常):信仰の絆として武器を選択した穏やかなる守護者は、武器の強化ボーナスを増加するか、以下の特殊能力を武器に加えることだけを行える:グレイフレイム、コンダクティヴ、ディスラプティヴ(訳注:ディスラプション?)、ディフェンディング、マーシフル。
沈静のオーラ(超常)/Aura of Calm:8レベルの時点で、穏やかなる守護者は[感情]の補足説明を持つ呪文及び擬似呪文能力に完全耐性を得る。穏やかなる守護者の10フィート以内にいる仲間はこれらの効果に対するセーヴィング・スローに+4の士気ボーナスを得る。
この能力は穏やかなる守護者に意識がある間のみ機能し、気絶状態や死亡している場合には機能しない。この能力は不屈のオーラを置き換える。
平和の波動(超常)/Waves of Peace:11レベルの時点で、穏やかなる守護者は《平穏なる接触》の使用回数を2回消費することで、5フィート以内にいる全ての敵にこの効果を及ぼすことができる。この効果を及ぼす際、クリーチャーに接触する必要はない。この能力は正義のオーラと置き換える。
平和の使徒(超常)/Apostle of Peace:20レベルの時点で、穏やかなる守護者のダメージ減少は10/悪に増加する。また正のエネルギー放出や癒やしの手を治癒のために使用するときには、常に最大値を回復する。加えて、穏やかなる守護者の《平穏なる接触》の効果を受けたクリーチャーはセーヴに成功してさえ、次に攻撃しようとした際に追加の意志セーヴ(難易度10+穏やかなる守護者レベルの1/2+穏やかなる守護者の【魅力】修正値)を行わねばならない。このセーヴに失敗すると、この攻撃(呪文や特殊能力も含まれる)は自動的に失敗する。この能力は聖なるチャンピオンを置き換える。
以下の選択肢をアアシマールは使用することができる。GMが望めば、他の適切な種族もこれらの新しいルールのいくつかを使用してもよい。
アンブロシア/Ambrosia:聖水と祝福された香草から作られるこの素晴らしいエリクサーを摂取すると、以後1時間の間、負のエネルギー、生命力吸収、[即死]効果に対するセーヴィング・スローに+2の清浄ボーナスを得る。これには負のレベルを取り除くために行うセーヴも含まれる。アンブロシアはアンデッド及び悪の来訪者に対しては聖水として機能する。
尊油/Anointing Oil:この聖なる油は香りの良い香辛料が混ぜられた聖水を蒸留したものだ。この油を間合いが接触で害を与えない信仰呪文を発動している間にクリーチャーに塗布すると、発動時間が全ラウンド・アクションとなる代わりに、この呪文における術者の有効術者レベルが+1だけ増加する。
天界の香炉/Celestial Censer:この祝福された香炉は10個までの香を入れておくことができ、1時間に香1本の速度で燃える。香が燃えている間に香炉の中央に発煙棒を加えると、(悪)の副種別のクリーチャーは煙の覆う範囲にいる限り目が眩んだ状態になる。
天界のランプ/Celestial Lamp:この洗練されたランタンにはコンティニュアル・フレイムがかけられており、一般的なランプのように光を放つ。その聖別された水晶と金属細工で作られた油壺に聖水が満たされると、ランプの光は24時間の間聖別され、半径30フィート以内の正のエネルギー放出や悪の来訪者を傷つけるために行われる放出エネルギーのセーヴ難易度に+1のボーナスを加える。
香/Incense:この香りのよい樹脂には香油が含まれている。棒や三角錐、球といった形であることが多く、儀式や瞑想中に燃やされる。香1つは1時間燃える。
品物 |
費用 |
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100GP |
1ポンド |
25 | |
25GP |
1ポンド |
20 | |
50GP |
3ポンド |
― | |
300GP |
2ポンド |
― | |
香(10本) |
10GP |
1ポンド |
― |
羽毛に覆われた翼が君の背中から生えている。
前提条件:《天使の血》、アアシマール、キャラクター・レベル10レベル。
利益:君は美しい羽毛の翼を一組得る。この翼は軽装鎧を身につけているか荷重がない場合飛行移動速度30フィート(機動性は標準)、中荷重か重荷重もしくは中装鎧か重装鎧の場合は飛行移動速度20フィート(機動性は貧弱)を与える。〈飛行〉は君のクラス技能として扱われる。
君の血には聖なる力が注ぎ込まれている。
利益:君は[悪]の補足説明を持つ効果に対するセーヴィング・スローや、負のヒット・ポイントにまで減少した(がまだ死亡していない)時に止血するための【耐久力】判定に+2のボーナスを得る。その上、出血ダメージや吸血ダメージを受けるたびに、君に隣接しているアンデッド・クリーチャーや(悪)の副種別を持つクリーチャーは1ポイントのダメージを受ける。
君の皮膚は焼けた金属のように輝く。
利益:君の肉体は(選択した1つの)金属に似たものとなり、君は〈隠密〉及び〈変装〉判定に-2のペナルティを被る。しかし以下の利益の内から1つを得る。
真鍮/Brazen:君は[火炎]に対する抵抗5と[火炎]効果に対するセーヴに+2のボーナスを得る。
黄金/Golden:君は盲目状態、目が眩んだ状態、(紋様)、[光]の補足説明を持つ効果に対するセーヴに+2のボーナスを得る。君が幻術(紋様)副系統もしくは[光]の補足説明を持つ呪文もしくは擬似呪文能力を発動する際、+1術者レベルで発動する。
銀/Silver:麻痺状態、石化状態、および毒に対するセーヴに+2のボーナスを得る。さらに、君の素手打撃や肉体武器はダメージ減少を貫通するかどうかの目的において、銀であると見なされる。
鋼鉄/Steel:君はアーマー・クラスに+1の外皮ボーナスを得る。さらに、君の素手打撃や肉体武器はダメージ減少を貫通するかどうかの目的において、冷たい鉄であると見なされる。
通常の動物や獣ではなく、君の相棒や使い魔は天国の領域から現れる。
前提条件:アアシマール、動物の相棒、使い魔、または乗騎クラス特徴。
利益:君の動物の相棒、使い魔、乗騎はセレスチャル種テンプレートを得て魔獣となる。しかし君は依然として、〈動物使い〉、自然動物との共感、その他の動物に効果を及ぼす呪文やクラス能力において、動物として扱う。
君のエネルギー放出は信仰により強力になり、敵を動かしダメージを与える。
利益:君がダメージを与えるためにエネルギー放出を使用する際、30フィート以内の目標1体のみに効果を及ぼすことができる。ダメージに加えて、この目標1体がセーヴィング・スローに失敗したなら、君はエネルギー放出で2d6ポイントのダメージを与えるだけの能力を持つ毎に5フィートだけ、引き寄せや突き押し(Pathfinder RPG Bestiary 303)を行ってもよい。
前提条件:《放出の力》、《放出の力強化》、アアシマール、エネルギー放出6d6。
利益:《放出の力強化》を使用する際、半径30フィート爆発内にいる全てのクリーチャーに効果を及ぼすことができる。
前提条件:アアシマール、デイライト擬似呪文能力、適切な高レベル(後述)。
利益:君は1日1回、デイライトの使用回数を追加で得る。以下の表から呪文を1つ選択する。デイライトの使用回数を消費することで、この呪文を擬似呪文能力として使用することができる。呪文を選択するために、表に記載された最低キャラクター・レベルを満たしていなければならない。この呪文のセーヴ難易度は【魅力】基準である。
最低キャラクター・レベル | |
特殊:君はこの特技を複数回修得できる。修得するたびにデイライトの追加使用回数を1回得て、表から別の呪文を1つ選択すること。
前提条件:《放出の力》、アアシマール、エネルギー放出4d6。
利益:《放出の力》を使用する際、君は60フィート直線状もしくは30フィート円錐形の爆発の範囲内にいる全てのクリーチャーに効果を及ぼすことができる。
前提条件:《天使の血》、《天使の肉体》、《天使の翼》、アアシマール、キャラクター・レベル11レベル。
利益:君は2回の翼攻撃を得る。これらは二次的肉体攻撃であり、1d4ポイントの斬撃ダメージを与える(君が小型であれば1d3)。
(Elysian Shield/エリュシオンの盾)
オーラ 強力・召喚術; 術者レベル 13レベル
装備部位 盾; 市価 52,620GP; 重量 45ポンド
この+2ゴースト・タッチ・タワー・シールドには、満足した死の平穏な休息を意味する、送霊用のルーンが刻まれている。エリュシオン・シールドを装備した者は、アンデッドが持つ死後に同族に変える能力に完全耐性を得る。また1日1回割り込みアクションとして、アンデッド・クリーチャーから与えられた生命力吸収、能力値吸収、能力値ダメージのいずれかを1回無効化することができる。さらに1日1回標準アクションとして、装備したものは《アンデッド退散》特技のようにアンデッドを恐慌状態にする正のエネルギーの波を解き放つことができる(難易度20の意志セーヴにより無効)。
必要条件 《魔法の武器防具作成》、《アンデッド退散》、デス・ウォード、イセリアルネス; 費用 26,390GP
(Celestial Shield/天界の盾)
オーラ 中程度・力術[善]; 術者レベル 7レベル
装備部位 盾; 市価 13,170GP; 重量 7ポンド
この輝く銀もしくは金製の+2鋼鉄製ブラインディング・ヘヴィ・シールドはその大きさに似合わず極端に軽く、扱いやすい。このアイテムには防具の判定ペナルティも秘術呪文失敗確率もなく、着用者は1日に1回フェザー・フォールを自分自身に使用することができるようになる。セレスチャル・シールドを装備してセレスチャル・アーマーを身につけたクリーチャーは、1日1回合言葉を唱えることで、フライの代わりにオーヴァーランド・フライトを使用することができる。
必要条件 《魔法の武器防具作成》、フェザー・フォール、オーヴァーランド・フライト; 費用 6,670GP
(Halo of Menace/脅威の天輪)
オーラ 中程度・心術; 術者レベル 9レベル
装備部位 頭部; 市価 84,000GP; 重量 1ポンド
頭の上に置かれると、このきらきら光る上品な鋼鉄製の輪は頭上に浮かぶが、頭部スロットを埋める。この輪は着用者から半径20フィートに常に光を放つ。この光の範囲の中にいて敵意を持つクリーチャーは難易度20の意志セーヴを行わねばならない。失敗すると以降24時間が経過するか着用者が攻撃を命中させるか呪文、擬似呪文能力、超常能力でダメージを与えるまで、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、アーマー・クラスに-2のペナルティを被る。混沌属性のクリーチャーはこのセーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。ヘイロー・オヴ・メナスの効果に抵抗したり効果を終了させたクリーチャーは、以降24時間の間同じ着用者の光の効果を受けない。この光は[精神作用]効果である。
必要条件 《その他の魔法のアイテム作成》、オーダーズ・ラス、作成者はアアシマールかアルコンでなければならない; 費用 42,000GP
Veil of Heaven/天国の帳
系統:防御術[善]; 呪文レベル パラディン1
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、信仰
距離:自身または5フィート; 本文参照
目標:術者または5フィート以内にいる全てのクリーチャー; 本文参照
持続時間:10分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:意志・半減; 呪文抵抗:不可
術者は自分自身を正のエネルギーの帳で覆い、悪の来訪者が術者に危害を加えにくくする。この呪文の持続時間の間、術者はアーマー・クラスとセーヴに+2の清浄ボーナスを得る。これらのボーナスは両方とも、(悪)の副種別を持つ来訪者が行う攻撃や効果にのみ適用される。術者はこの呪文を即行アクションとして終了させることで、5フィート以内にいる(悪)の副種別を持つ来訪者全てに1d8+術者のパラディン・レベルごとに1ポイントのダメージを与えることができる。意志セーヴに成功すればこのダメージは半減される。
Sacred Space/天界の空間
系統:力術[善]; 呪文レベル:クレリック2、パラディン2
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、物質(アンブロシア1ビン)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果範囲:半径20フィートの放射
持続時間:2時間/レベル
セーヴィング・スロー:不可; 呪文抵抗:不可
この呪文はある範囲を天界の力で浄化する。[善]の補足説明を持つ呪文あるいは擬似呪文能力か(《来訪者へのエネルギー放出》を使用するなどで)悪の来訪者にダメージを与えるエネルギー放出の難易度は+2だけ増加する。加えて、悪の来訪者は攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スローに-1のペナルティを受け、セイクリッド・スペースの中では召喚や招来を行うことはできない。セイクリッド・スペースが祭壇や社などの、術者の崇める神格やパンテオン、属性を同じくする高位の力に捧げられた恒久的な施設がある場合、上記の修正値は2倍となる。術者は自分の守護者でない神格を祀った同様の施設のある範囲を聖別することはできない。
Truespeak/真言
系統:占術; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー5、ウィッチ5、クレリック6、バード4
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声
距離:自身
目標:術者
持続時間:1分/レベル
術者は精神を持たないものを除き、あらゆるクリーチャーと心を通わせることができる。術者の声が聞こえる限り、術者の言葉は全てのクリーチャーが理解できる。それぞれのクリーチャーは自分の言葉で術者が会話しているように聞こえたり、他の生来のやりとりで術者と意志を通わしているように感じる。そして術者は自分の言語を通してその反応を聞く。術者は質問をして答えを聞くことができるが、この呪文はクリーチャーを友好的にしたり通常よりも協力的にしてくれるわけではない。そのため知覚できないクリーチャーは限られた反応しか返さないかもしれない。トゥルースピークを使用している間、術者の[言語依存]効果は精神のないクリーチャーであっても効果を及ぼすことができる。