悪漢、雇われ者、モンスター狩り、遺跡荒らし、覇者、無頼漢など、さまざまな技能や主義を持つ冒険者がいる。彼らは悪を止め不正を正す使命を帯びた英雄なのかもしれないし、価値のある遺物を見つけて一儲けを企む盗賊なのかもしれない。これらのNPCはPCたちのパーティの仲間として扱うことも、1日または1つのダンジョン探索の間の雇い人として扱うこともできる。逆に、自分たちの任務のためにPCたちの邪魔をしようとするライバル冒険者なのかもしれない。仲間にしろライバルにしろ、これらのNPCが現れることでパーティーは自分たちだけが冒険者なのではないと理解することになるだろう。
経験点1,600
人間、6レベル力術士
真なる中立／中型サイズの人型生物
イニシアチブ ＋6； 感覚 〈知覚〉＋6
アーマー・クラス 16、接触12、立ちすくみ14（＋2【敏】、＋4メイジ・アーマー）
ヒット・ポイント 33（6d6＋12）
頑健 ＋3、反応 ＋4、意志 ＋5
移動速度 30フィート
近接 ダガー＝＋2（1d4－1／19～20）またはワンド・オヴ・ショッキング・グラスプ＝＋2接触（1d6［雷撃］）
遠隔 ダガー＝＋5（1d4－1／19～20）
特殊攻撃 強き呪文（超常）＋3
秘術系統の擬似呪文能力（術者レベル6； 精神集中＋9）
3レベル―ディスペル・マジック、ファイアーボール（2）（難易度17）、フライ、ヘイスト
2レベル―グリッターダスト（難易度15）、スコーチング・レイ（難易度16）、フレイミング・スフィアー（難易度16）、プロテクション・フロム・アローズ、ミラー・イメージ
1レベル―エクスペディシャス・リトリート、カラー・スプレー（難易度14）、ショッキング・グラスプ、バーニング・ハンズ（難易度15）、メイジ・アーマー（発動済み）
0レベル（回数無制限）―ダンシング・ライツ、ディテクト・マジック、メッセージ、ライト
対立系統 死霊術、心術
【筋】9、【敏】14、【耐】12、【知】17、【判】10、【魅】13
基本攻撃 ＋3； 戦技ボーナス ＋2； 戦技防御値 17
特技 《イニシアチブ強化》、《呪文熟練：力術》、《戦闘発動》、《防御的戦闘訓練》、《巻物作成》、《ワンド作成》
技能 〈騎乗〉＋6、〈呪文学〉＋12、〈製作：武器〉＋10、〈製作：防具〉＋10、〈知覚〉＋6、〈知識：工学〉＋7、〈知識：神秘学〉＋12、〈知識：地理〉＋7、〈知識：歴史〉＋7、〈飛行〉＋11
言語 エルフ語、共通語、巨人語、竜語
その他の特殊能力 秘術の絆（ワンド）
戦闘用装備 スクロール・オヴ・フライ（2）、インヴィジビリティ（2）、マイナー・イメージ（2）、ワンド・オヴ・マジック・ミサイル（術者レベル5、50チャージ、秘術の絆の品）、ワンド・オヴ・ショッキング・グラスプ（50チャージ）、足留め袋（3）； その他の装備 ダガー（2）、20GP
恩恵 戦闘魔術師はスクロールを10％割引で作成してあげることができる。
戦闘魔術師はいつでも戦闘の準備ができている。彼女は先制攻撃が最良であると理解している。火力に欠けているということは無いが、戦場における彼女の真価は常にその多芸さにある。戦闘魔術師は卓越した火力支援兵科であり、魔法を使う護衛士である。単独で出現して1人の行商人の護衛（脅威度7）または案内人の護衛（脅威度8）をしていることもあるし、霊媒師（または吟遊詩人）、モンスター狩り（または剣闘士）、遺跡盗賊とともに冒険をしているのかもしれない（脅威度9）。4人の戦闘魔術師による分隊が軍隊に同行しているのかもしれない（脅威度9）。
経験点1,600
人間、6レベル・レンジャー
真なる中立／中型サイズの人型生物
イニシアチブ ＋3； 感覚 〈知覚〉＋10
アーマー・クラス 18、接触13、立ちすくみ15（＋1盾、＋3【敏】、＋4鎧）
ヒット・ポイント 45（6d10＋12）
頑健 ＋6、反応 ＋8、意志 ＋3
移動速度 30フィート
近接 高品質のバトルアックス＝＋10／＋5（1d8＋3／×3）またはダガー＝＋9／＋4（1d4＋3／19～20）
遠隔 ＋1コンポジット・ロングボウ＝＋10／＋5（1d8＋4）または速射＋1コンポジット・ロングボウ＝＋8／＋8／＋3（1d8＋4／×3）またはダガー＝＋9（1d4＋3／19～20）
特殊攻撃 得意な敵（魔獣＋4、人型怪物＋2）
準備済みのレンジャー呪文（術者レベル3； 精神集中＋3）
【筋】16、【敏】16、【耐】13、【知】10、【判】12、【魅】8
基本攻撃 ＋6； 戦技ボーナス ＋9； 戦技防御値 22
特技 《騎射》、《騎乗戦闘》、《近距離射撃》、《持久力》、《自力生存》、《精密射撃強化》、《速射》
技能 〈隠密〉＋11、〈騎乗〉＋11、〈水泳〉＋7、〈生存〉＋12（＋15痕跡を辿る）、〈知覚〉＋10、〈知識：自然〉＋5、〈治療〉＋8、〈登攀〉＋11、〈動物使い〉＋8
言語 共通語
その他の特殊能力 狩人の絆（動物の相棒［ホーク］）、追跡＋3、得意な地形（森林＋2）、野生動物との共感＋5
装備 高品質のチェイン・シャツ、高品質のバックラー、高品質のバトルアックス、ダガー、＋1コンポジット・ロングボウ（＋3【筋】）とアロー40本、冷たい鉄製アロー（10）、錬金術銀製アロー（10）、ライト・ホース（戦闘訓練済み）、鞍、4GP
恩恵 モンスター狩りは1体の特定の野生の獣またはモンスターの位置を突き止めて追跡し、PCたちをそのねぐらに導くことができる。
モンスター狩りは賢明で経験をつんだ狩人であり、彼の上空からの目として使える忠実な鷹と共に森の小道を行く。報酬や賞金のため、心に残るような獲物のため、あるいは単に伝説になるような炉辺の狩話のため、野生の獲物がうろついていると聞いて休息や道草をとるようなモンスター狩りはほとんどいない。モンスター狩りは騎乗従者や荒野の保護者、あるいは熟練した狩人になれる。他のタイプのモンスター狩りは、得意な敵、得意な環境、動物の相棒を変更することで簡単に作成することができる。
豪商は仕事上の脅威に対処するためしばしば2人のモンスター狩りを雇っている（脅威度10）。4人のモンスター狩りによる巡視隊は荒野の国境警備隊として扱うことができる（脅威度9）。また、モンスター狩りは戦闘魔術師、霊媒師（または吟遊詩人）、遺跡盗賊と共に冒険しているのかもしれない（脅威度9）。
経験点1,600
人間、6レベル・ローグ
真なる中立／中型サイズの人型生物
イニシアチブ ＋3； 感覚 〈知覚〉＋14
アーマー・クラス 17、接触13、立ちすくみ14（＋1盾、＋3【敏】、＋3鎧）
ヒット・ポイント 45（6d8＋18）
頑健 ＋6、反応 ＋8、意志 ＋2
防御能力 直感回避、身かわし、罠感知＋2
移動速度 30フィート
近接 ショート・ソード＝＋7（1d6＋1／19～20）
遠隔 高品質のショートボウ＝＋8（1d6／×3）
特殊攻撃 急所攻撃＋3d6
【筋】12、【敏】17、【耐】14、【知】14、【判】10、【魅】8
基本攻撃 ＋4； 戦技ボーナス ＋5； 戦技防御値 18
特技 《頑健無比》、《技能熟練：装置無力化》、《忍びの技》、《武器の妙技》
技能 〈隠密〉＋14、〈軽業〉＋12、〈鑑定〉＋11、〈言語学〉＋6、〈水泳〉＋5、〈装置無力化〉＋20、〈脱出術〉＋14、〈知覚〉＋14（＋17罠探し）、〈知識：ダンジョン探検〉＋11、〈知識：地域〉＋6、〈手先の早業〉＋12、〈登攀〉＋10、〈はったり〉＋5、〈魔法装置使用〉＋8
言語 アクロ語、共通語、地界語、地下共通語
その他の特殊能力 ローグの技（高速隠密、這い進み、罠見抜き）、罠探し＋3
戦闘用装備 耐毒剤； その他の装備 高品質のスタデッド・レザー、高品質のバックラー、高品質のショートボウとアロー20本、ショート・ソード、アイズ・オヴ・ジ・イーグル、虫眼鏡、盗賊道具、陽光棒、18GP
恩恵 遺跡盗賊はPCの持つ物品を鑑定してくれるかもしれないし、同行して罠を解除してくれるかもしれない。
遺跡盗賊は廃墟や罠に満ちたダンジョンを探索する狡猾な探検家であり、古代の財宝が隠された墓所を狙う大胆な盗賊である。彼らは価値のある仲間であり、探検家志望者がそこに潜む死や隠された危険の餌食になることなく進入と脱出を果たすことを助ける。もちろん、遺跡盗賊が何かを見つけて自分自身のためにちょっとちょろまかすこともあるかもしれないが、誰にそれが分かるというのか？ 彼は決して喋らないだろう。また遺跡盗賊はダンジョンの内部で、中にある財宝をPCより先に頂戴しようとするライバルとして現れる事もある。〈手先の早業〉技能を〈製作：罠つくり〉に置き換えることで、より危険な敵とすることができる。
遺跡盗賊は卓越した夜盗や斥候となる。遺跡盗賊はしばしば単独で動くが、1人の考古学者と2人の夜盗と協力しているかもしれない（脅威度8）。遺跡盗賊の斥候はモンスター狩りと共に現れるかもしれない（脅威度7）し、遺跡盗賊4人の集団でさえ現れるかもしれない（脅威度9）。冒険者の遺跡盗賊はしばしば霊媒師（または吟遊詩人）、戦闘魔術師、剣闘士（またはモンスター狩り）と共に旅をしている（脅威度9）。
