神話の英雄は彼らの試練や試練を達成する間の驚くべき行為によって知られている。これらの試練は、しばしば乗り越えられない逆境に直面し偉大な勇気や抵抗の役割を果たす。多くの伝説的な魔法アイテムは、アイテムの伝説から英雄の伝説を切り離すのは難しいほど、本質的に英雄の試練に結びついている。
伝説のアイテムはしばしば単純な魔法のアイテムから始まるが、生得の能力として力を増しアーティファクトとなれる。それらの作成者が亡くなったずっと後にさえ、それらは事象に影響を与え、将来の伝説を創造する道具となる。
伝説のアイテムは単なる魔法を超越し、神話の運命に結びつけられた魔法のアイテムである。すべて強力ではあるが、一部はさらに強大な魔法的物体、下級や上級のアーティファクトになる。
神話キャラクターの軌跡に匹敵する伝説のアイテムは、通常の魔法のアイテムとして始まり次により強大な何かに昇華する。この昇華はキャラクターが最初に伝説のアイテム共通神話の道能力を取得した場合に起こるが、必ずしもそうであるとは限らない。神、神の従僕、特異な可能性、魔法の実験、そして運命は伝説のアイテムの昇華のための触媒として機能することができる。そのようなアイテムはその価値のある人物の元へともたらされるか、幸運によって見つけることができる。
伝説のアイテムは常に消耗することのない魔法のアイテムであり、一般的には魔法の武器、魔法の防具またはアイテム・スロットを占有する魔法のアイテムである(いくつかの伝説のアイテムはスロットを占有しないものもある)。搭乗物や攻城武器さえ伝説のアイテムとなることができる。
魔法のアイテムは伝説的な地位に昇華すると基本伝説的能力を取得し、それに付随して最大3つの追加の伝説的能力を持つことができる。複数回、伝説のアイテム共通神話の道能力を選択することにより、神話クリーチャーは通常の伝説のアイテムを(もしキャラクターがそれを2回選択した場合)下級アーティファクトまたは(もしキャラクターがそれを3回選択した場合)上級アーティファクトのどちらかに変換することができる。下級アーティファクトの伝説のアイテムは最大6個の追加の伝説的能力を持つことができ、そして破壊困難能力(下記参照)を獲得する。上級アーティファクトである伝説のアイテムは最大10個の追加の伝説的能力を持つことができ、破壊困難能力を獲得する。
破壊困難/Difficult to Destroy:アーティファクトは通常の手段によって破壊することはできない。下級アーティファクトはヒット・ポイントを持ち破損させることができるが、それに追加でヒット・ポイント・ダメージを与えて破壊することはできない。上級アーティファクトはヒット・ポイント・ダメージに完全耐性を持ち、破損状態を与えることはできない。代わりに下級アーティファクトおよび上級アーティファクトの両方とも、非常に特異的かつ多くの場合困難な作業を成功させたとき、ヒット・ポイント・ダメージを受けるのではなく破壊される。GMはアーティファクトを破壊するのに必要な行動を決定するために、他のアーティファクトの破壊の項目からインスピレーションを得ることができる。
アイテムが振るわれている、着用されている、所持されているか、さもなければ使用されるかどうかにかかわらず、基礎伝説的能力はアイテムの所持者に影響する。すべての伝説のアイテムは以下の能力を持つが、それは、アイテムが持つことができる伝説的能力の最大数またはアイテムの所持者が使うことができる能力の最大数にカウントしない。
神話の絆/Mythic Bond:伝説のアイテムは一般的に1体のクリーチャーと絆を結ぶ。他の者は伝説のアイテムを手に取り、その基本的機能を(伝説的メイスが敵を打つように)使うことができるが、アイテムと絆を結んだクリーチャーだけがアイテムを最大限に活用することができる。
神話クリーチャーは1度に1つだけ伝説のアイテムと絆を結ぶことができる。神話クリーチャーがすでに伝説のアイテムと絆を結んでいるならば、前の絆が断ち切られるまで、そのクリーチャーは別のアイテムと絆を結ぶことができない。同様に、前の絆が断ち切られるまで、すでに神話クリーチャーと絆を結んでいる伝説のアイテムは別の者と絆を結ぶことができない。
伝説のアイテムと絆を結んでいないクリーチャーは、一般に、伝説のアイテム能力ではないその特殊能力のすべてを使うことができる。そのようなクリーチャーはアイテムの伝説的活性の基本伝説的能力を使用することもできるが、そのアイテムの伝説の力の貯蔵分だけを使うことしかできない。いくつかの伝説のアイテム能力(知性などの)は持続的な能力であり、つまり使用者がアイテムと絆を結ぶかどうかにかかわらず機能し続けるが、他の者は伝説的パワーの消費を必要としている他のどのような伝説のアイテム能力も使うことができない。
伝説のアイテムと絆を結んだ神話クリーチャーは、自身の階梯以下の数のそのアイテムの伝説の能力を使うことができる。もし伝説のアイテムが、絆を結ぶクリーチャーが持っている階梯より多くの伝説の能力を持っているならば、クリーチャーは初めてそのアイテムを握る、着用する、または所有する時に、どの能力の使用権を得るかを選択することができるが、最初に持続的な能力のすべてを選択しなければならず、その後に持続的ではない能力を選択することができる。例えば、伝説のアイテムが他の持続的でない能力とともに知性能力を持っているならば、自身が別の階梯を得るまで、第1階梯キャラクターは知性以外のその能力のどれも発揮することができない。
絆を結んだクリーチャーが伝説のアイテム共通神話の道能力を十分な回数取得した場合、そのクリーチャーはアイテムに伝説能力を追加することができる。
最後に、絆を結んだクリーチャーは自身の神話パワーを消費することで、通常なら伝説的パワーの使用を必要とするアイテムの伝説的能力を起動できる。クリーチャーの神話パワーの1回の使用は、アイテムの伝説的パワーの1回の使用として数えられる。
神話クリーチャーがあるアイテムを伝説のアイテム共通神話の道能力を使って昇華させる時、または、神話クリーチャーがあるアイテムを握っているか、着用しているか、所持しながら試練を成し遂げた時、神話クリーチャーはそのアイテムと絆を結ぶ。伝説のアイテムと絆を結ぶために必要であった試練の性質と、絆を結ぶための他の前提条件はGMによって決定される。
神話クリーチャーと伝説のアイテムの間の絆は以下の方法で断ち切ることができる。絆を結ぶクリーチャーが死亡するならば、絆は断ち切られる。そのクリーチャーが生き返ったとしても、アイテムが永遠の絆能力を持たない限り、絆は一般的に元に戻らない。絆を結ぶクリーチャーは絆を放棄することもできる。そうするためには24時間かかる特別な儀式を必要とするが、GMは他の必要条件を追加することもできる。絆を結ぶクリーチャーが神話級でなくなるならば、絆は断ち切られる。最後に、伝説のアイテムが破損状態を得るならば、絆は断ち切られる。
伝説的パワー/Legendary Power:全ての伝説のアイテムは最低でも2回の、毎日リチャージされるパワーのプールを内包している。このパワーは伝説的パワーと呼ばれ、神話パワーと違う形で機能する。そのクリーチャーが神話級であるかどうかにかかわらず、アイテムを所有しているどのようなクリーチャーでもアイテムの伝説的パワーの使用回数を消費することができる。これらの伝説的パワーの使用は、伝説のアイテムの能力を起動させるためだけに使用されなければならない。アイテムの着用者がアイテムと絆を結んでいない場合は、着用者はその伝説的活性能力を使用するためにのみ、アイテムの伝説的パワーを消費することができる。
伝説的活性/Legendary Surge:すべての伝説のアイテムは神話キャラクターの活性能力に類似する伝説的活性能力を持っている。伝説的活性は、伝説のアイテムの性質または用途に基づいた特定のロールや判定でのみ使用することができる――伝説的活性を参照すること。
伝説的活性能力によって、所持者はd6の結果を適切な種類のロールまたは判定に追加できる。神話級の所持者はd6の代わりに自身の活性と同じ種類のダイスを使うことができる。神話級の所持者がこのアイテムと絆を結んでいる場合、そのダイスの種類を1段階増大させることができる。
神話クリーチャーが(伝説のアイテム共通神話の道能力を使用して)伝説のアイテムを作成する時、そのアイテムは最大3つまでの追加の能力を持つことができるが、それが絆を結んだクリーチャーが持つ階梯の数を超えることはない。絆を結ぶクリーチャーが2回伝説のアイテム共通神話の道能力を選択したならばこの最大値は6まで増大し、絆を結ぶクリーチャーが能力を3回選択したならば最大で10となる(繰り返すが、最大値は絆を結んだクリーチャーの階梯を超えることはできない)。これらの能力は1日1回の割合で追加される。選択したらこれらの能力は変更することができない。
神話クリーチャーが既存の伝説のアイテムと絆を結ぶならば、それはその階梯と等しい数のアイテムの既存の能力を使うことができる。しかし、それが伝説のアイテム共通神話の道能力を所有しない限り、能力を追加することができない(対象のその能力が制限される)。
熟達/Adroit:アイテムの伝説的活性によって増強することができる1つの技能を選択すること。即行アクションとして、アイテムと絆を結んだクリーチャーは伝説的活性の使用回数を1回消費し、自分のターン終了までに行う次の技能判定に+20の洞察ボーナスを得ることができる。アイテムがこの能力を持つためには、技能判定を増加させる伝説的活性を持っていなければならない。
専用の絆/Dedicated Bond:この能力を持つアイテムは、誰であれ、それと絆を結んでいない者は使用することができない。そのようなクリーチャーはアイテムの非神話級の特殊能力、その伝説的パワー、およびその伝説的活性を使用することはできない。さらに、絆を結んだクリーチャーは実行するために10分を要する特別な儀式を用いて、アイテムより少なくとも2倍以上大きな固体状の物体の中にアイテムを隔離することができる(例えば剣を石や樫の木の中に入れるように)。絆を結んだクリーチャーより高い階梯の神話級クリーチャーによってウィッシュかミラクルが発動されない限り、アイテムはそれと絆を結んでいないどのようなクリーチャーにも取り外す事はできない。もし絆を結んだクリーチャーが少なくとも第8階梯以上である場合、そのクリーチャーは代わりに隔離の儀式を行い、儀式が完成したときに指定した別の神話クリーチャーへと、自らの絆を転送することができる。
この能力を持つアイテムは、下級または上級アーティファクトでなければならない。これは永続的な能力である。
永遠の絆/Eternal Bond:この能力が取得されたとき、アイテムはこの能力を与えたクリーチャーと本質的に結び付けられる。この能力を与えたクリーチャーが生きていて、神話級である限り、このアイテムは別のクリーチャーと絆を結ぶことができない。この能力を与えたクリーチャーが死ぬか、神話級でなくなるならば、このアイテムは別のクリーチャーと絆を結ぶことができるが、そのクリーチャーはこの能力の恩恵を得ない。永遠の絆を結んだクリーチャーが生き返るか、再び神話級になり、このアイテムが別の者と絆を結んでいたならば、永遠の絆を結ぶクリーチャーが望むどのような時間にでも、絆は永遠の絆を結ぶクリーチャーに戻る。このように絆を元に戻すことはフリー・アクションである。このアイテムが破損状態の場合、絆は一時的に切断されるがアイテムが修復されたときに回復する。最後に、絆を結んだクリーチャーは絆を放棄するために特別な儀式を行うことはできない(神話の絆を参照すること)。
この能力を持つアイテムは、下級または上級アーティファクトでなければならない。これは永続的な能力である。
不朽なる者/Everlasting:この能力はその所持者に限定された不死を与える。このアイテムに接触している間、絆を結んだクリーチャーは老化せず、物を食べたり、水を飲んだり、呼吸する必要もない; そして極端な暑さや寒さからの悪影響を受けない。
この能力を持つアイテムは上級アーティファクトでなければならない。これは永続的な能力である。
自在なる絆/Flexible Bond:絆を結んだクリーチャーは、他のクリーチャーに完全な有効性を持ってこのアイテムを貸すことができる。絆を結んだクリーチャーは、標準アクションで、自身の神話階梯と等しいかそれより少ない数のクリーチャーに一時的な絆を与えることができる。これらのクリーチャーは神話級でも非神話級でもよい。一時的に絆を持つクリーチャーは、アイテムの伝説的能力のすべてを完全に利用することができ、そのクリーチャーが神話パワーを持っている場合、彼はそれを消費してこのアイテムの、伝説的パワーを必要とする(伝説的活性を含む)伝説的能力を使用できる。この一時的な絆は、絆を結んだクリーチャーがそのように望む場合――この精神的命令にはアクションが要求されず、絆を結んだクリーチャーに意識があればいつでも可能である――に終了するか、このアイテムとそれに対し絆を結んだクリーチャーとの間で絆が破壊された場合に終了する。
武器ダメージ倍加/Foe-Biting:このアイテムがダメージを与える時に、使い手は、それが与えるダメージの総計を2倍にするために神話パワーを使用することができる。攻撃が通常の攻撃であるならば、所持者は、ダメージの総計を2倍にするために伝説的パワーの使用回数を1回消費することができる。攻撃が確定したクリティカル・ヒットであるならば、所持者はダメージ合計を2倍にするために、代わりに伝説的パワーの使用回数を2回消費しなければならない。武器特殊能力(フレイミングなどの)からのダメージと狙いの正確さに基づくダメージもまた2倍になる。この能力は武器にだけ適用されることができる。
この能力を持つアイテムは、下級または上級アーティファクトでなければならない。
知性/Intelligent:この能力を持った伝説のアイテムは、知性あるアイテム(Core Rulebook 523)になる。この能力を最初に選択した時点で、伝説のアイテムは【知力】、【判断力】、【魅力】をそれぞれ初期値として10備え、超常能力として言語で会話する能力を得る。アイテムは共通語に加え、【知力】ボーナス1ポイントごとに1つの言語を話すことができる。追加の言語は秘密の言語(例えばドルイド語のような)を除き、絆を結んだクリーチャーが望んでいるものを得ることができる。アイテムは30フィートの知覚範囲を得る。さらに、このアイテムは常に、最初にこの能力を選択した絆を結んだクリーチャーの属性を持つ。
知性ある伝説のアイテムはちょうど非神話級の知性あるアイテムのように自我値を持つが、絆を結ぶクリーチャーの属性がアイテムと一致している限り、決してその絆を結ぶクリーチャーとの関係において支配的になることはない(知性あるアイテムの通常のルールを使用する)。
これは永続的な能力である。非神話級の装備者と触れ合うとき、知性ある伝説のアイテムはその自我値に+4のボーナスを得る。
君は、複数回この能力を選択することができる。君が選択をするたびにアイテムの能力を向上させる事ができ(それぞれ最大で20まで)、以下の特殊能力のいずれかを選択する。君は3つの能力値のすべてを2ポイント増加させるか、または、1つの能力値に4ポイントとその他のもう1つの能力値を2ポイント増加させることができる。
選択できる特殊能力は以下の通り。いくつかは前提条件として別の能力を必要とする。
アニメイト/Animate:このアイテムは腕や脚を生やし、10フィートの移動速度で移動することができる。
非視覚的感知:このアイテムはその他の知覚範囲と同じ有効距離の非視覚的感知を得る。このアイテムは、暗視の能力を持たなければならない。
暗視:このアイテムはその他の知覚範囲と同じ有効距離の暗視を得る。
知覚範囲拡張(60フィート)/Expanded Senses(60 ft.):このアイテムの知覚範囲の有効距離は60フィートまで増大する。
知覚範囲拡張(120フィート)/Expanded Senses(120 ft.):このアイテムの知覚範囲の有効距離は120フィートまで増大する。このアイテムは、知覚範囲拡張(60フィート)の能力を持たなければならない。
飛行/Fly:アイテムは標準の飛行機動性を持ち、30フィートの飛行移動速度を得る。このアイテムは、アニメイトの能力を持たなければならない。
読解/Read Languages:このアイテムはその既知の言語であるかを問わず、どのような筆跡の言語でも読むことができる。
リード・マジック/Read Magic:リード・マジックを使用したかのように、このアイテムは魔法的な文章と巻物を読むことができる。この能力は、アイテムが巻物を発動させる、または他の呪文完成アイテムを作動させることを可能にしない。アイテムはフリー・アクションとしてこの能力を抑制し、再開することができる。
形状変化/Shape Change:アイテムは、その形を同じサイズの他の1つの形に変えることができる。
技能ランク/Skill Ranks:このアイテムは、1つの技能に対し10ランクを得る。アイテムが、アニメイト能力(アイテムが〈軽業〉を選ぶことを可能にする)または飛行能力(アイテムが〈飛行〉を選ぶことを可能にする)を持たない限り、【知力】、【判断力】、または【魅力】を基礎とした技能でなければならない。
呪文発動/Spellcasting:このアイテムは、所持者が擬似呪文能力として限られた数の呪文を発動することを可能にする。この能力は複数回選択することができる。絆を結んでいるクリーチャーは、能力を選択する毎に、アイテムがどんな呪文を発動することができるか選択することに使用するためのポイントを5得る。呪文はそのレベルと等しい数のポイント(最小1)を必要とする。所持者は、1日1回、各擬似呪文能力を使うためにアイテムを作動させることができる。2倍のコストを消費することによって、所持者は1日3回各擬似呪文能力を使うことができる。すべての呪文は同じクラスの呪文リストから選択しなければならない。絆を結ぶクリーチャーの階梯より高いレベルを持つ呪文を選択することはできない。これらの呪文のための術者レベルは絆を結ぶクリーチャーの階梯の2倍と等しい。これらの呪文のためのセーヴ難易度は10+呪文レベル+絆を結ぶクリーチャーの階梯と等しい。
念話/Telepathy:このアイテムは、彼らが既知の言語を共有するかどうかを問わず、その所持者と内密の精神的な会話をすることができる。アイテムは、この方法で情報交換するクリーチャーと物理的な接触がなければならない。
転移/Teleport:1日1回、アイテムは呪文によるもののようにテレポートすることができる。この能力を得るためには、呪文発動能力または飛行能力のどちらかを持たなければならない。
伝説的防御/Legendary Fortification:クリティカル・ヒットまたは急所攻撃がこの能力を持ったアイテムを身につけているクリーチャーに対し与えられるとき、着用者はクリティカル・ヒットまたは急所攻撃を無効化し、代わりに通常のダメージを受けるため、伝説的パワーの使用回数を1回消費することができる。
鎧、盾、および着用されているアイテムだけがこの能力を持つことができる。
呪文修正家/Metamagician:この能力は、術者が呪文を発動する時に、自身が修得している呪文修正特技を適用することを可能にする。術者は、呪文修正特技が通常適用する呪文レベルの増加と等しいだけの伝説的パワーの使用回数(最小1)を消費しなければならない。この呪文修正特技は、事前準備なしで発動時間を変化させずに適用される。この能力は頭部、額周り、スタッフ、指輪、またはロッドの伝説のアイテムにのみ与えることができる。
完全なる活性/Perfect Surge:このアイテムの伝説的活性はどのd20ロールにも適用することができる。最初に選択されたロールのタイプのいずれかに適用されるとき、活性はさらに+2のボーナスを追加する。伝説のアイテムがこの能力を持つには上級アーティファクトでなければならない。
伝説的パワー回数追加/Powerful:この能力を持つアイテムは伝説的パワーを1日2回追加で使うことができる。この能力は最大3回まで取得することができる。アイテムは、この能力を2回取得する場合は下級または上級アーティファクト、3回取得する場合には上級アーティファクトでなければならない。これは永続的な能力である。
賦活/Rejuvenating:このアイテムの所持者は、自身の体を回復させるために伝説的パワーを使用することができる。所有者は標準アクションとして伝説的パワーの使用回数を1回消費することで、所有者が備えている神話階梯あたり10ポイントのダメージを癒すことができる。あるいは、標準アクションとして伝説的パワーの使用回数を2回消費することで、自身に影響している1つの状態を除去することができる。
この能力を持つ伝説のアイテムは、下級または上級アーティファクトでなければならない。
帰還/Returning:このアイテムと絆を結んでいるクリーチャーは、神話パワーの使用回数を1回消費することで、テレポート・オブジェクトを使用しているかのように自身の待ち受ける手にこのアイテムを転移させられる。この能力が機能するためには、アイテムが絆を結んだクリーチャーと同じ次元界にいる必要がある。この能力は再度取得することが可能であり、それによってアイテムが絆を結んだクリーチャーの元に帰還するために次元界を横断することが可能になる。アイテムが再びこの能力を得るには、上級アーティファクトでなければならない。
検出不能/Undetectable:この能力は絆を結んだ使い手に、不可視状態の間は完全に検知されなくなる能力を与える。不可視状態かつこのアイテムと物理的に接触している間、絆を結んだクリーチャーはどのような方法によっても探知や念視をされることがない。
止められぬ一撃/Unstoppable Strike:この武器はすべての鎧を無視する。攻撃する時に装備者は、接触アーマー・クラスへの攻撃を行うために伝説的パワーの使用回数を1回消費することができる。装備者が代わりに伝説的パワーの使用回数を2回消費するならば、武器は、目標が持っているアーマー・クラスへのいかなる反発ボーナスでも無視する。
この能力を持つアイテムは、武器であり、下級または上級アーティファクトでなければならない。
不壊/Unyielding:この能力を持つ伝説のアイテムは、その種類の典型的なアイテムの3倍のヒット・ポイントと2倍の硬度を持っている。さらに、非神話級クリーチャーによって行われる、すべての武器破壊の試みに対し完全耐性を持つ。これは永続的な能力である。
容易な改良/Upgradable:この能力は絆を結んだクリーチャーに、より簡単に伝説のアイテムの非神話級の魔法的な力を上昇させる能力を与える。もし基礎となる魔法のアイテムに(+1ロングソード、+2鋼鉄製ライト・シールド、クローク・オヴ・プロテクション+3、アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ+4、またはマイナー・リング・オヴ・インナー・フォーティチュードのように)より高いボーナスまたは上級のバージョンがある場合、絆を結んだクリーチャーは、特別な儀式を行うことでそれを強化することができる。絆を結んだクリーチャーは、その伝説のアイテムの現在の非神話級の基本アイテムと、それに改良することを望んでいるアイテムの上級バージョンのコストの差の半分に等しい数の金貨を消費する必要がある。例えば、そのクリーチャーは+1ロングソードを+2ロングソードにアップグレードするためには、3,000gpを支払うことになる。
この儀式には8時間かかる。儀式が完成する時に、絆を結んでいるクリーチャーはアイテムの基本のバージョンを要求したバージョンに変成する。伝説のアイテムがこのように更新される時、それが変化の前に持っていたすべての伝説のアイテム能力を保持している。
伝説のアイテムの性質または用途は、その伝説的活性能力が修正するロールを決定する。以下は、伝説的活性能力が一般に、アイテム種類に基づいて修正するロールであるが、これらは単にガイドラインである。伝説のアイテムを作成するGMはアイテムの歴史または性質に基づき、この能力を変更することができる。
肩周り:セーヴィング・スロー
胸部:【筋力】および【敏捷力】に基づく技能判定、および【耐久力】判定
首周り:セーヴィング・スロー
全身:【筋力】および【敏捷力】に基づく技能判定、および【耐久力】判定
手首:セーヴィング・スローまたは遠隔攻撃ロール
額周り:【知力】、【判断力】、および【魅力】に基づく技能判定
ベルト:【筋力】および【敏捷力】に基づく技能判定、および【耐久力】判定
指輪:セーヴィング・スロー、または精神集中判定と術者レベル判定の両方、のいずれか