出典 Horror Adventures 234ページ
経験点 12,800
人間、ドレッド・ロード、11レベル・キャヴァリアー(Pathfinder RPG Advanced Player's Guide 32)
秩序にして悪/中型サイズの人型生物(人間)
イニシアチブ +7; 感覚 暗視120フィート; 〈知覚〉+10
オーラ [恐怖]のオーラ(60フィート、難易度19)
アーマー・クラス 23、接触12、立ちすくみ22(+1外皮、+1反発、+1【敏】、+10鎧)
ヒット・ポイント 131(11d10+66); 高速治癒 10
頑健 +14、反応 +9、意志 +9
ダメージ減少 5/善または銀
弱点 陸封
移動速度 20フィート
近接 +1グレートソード=+19/+14/+9(2d6+10/17~20)
遠隔 高品質のコンポジット・ロングボウ=+15(1d8+6/19~20)
特殊攻撃 疑いなき統治者、キャヴァリアーの突撃、全てを見通す、挑戦(+11、+3、4回/日)、力強き突撃、肉体体得、旗印+3/+2
擬似呪文能力(術者レベル11; 精神集中+15))
回数無制限―チャーム・アニマル(難易度15)、チャーム・パースン(難易度15)、ディテクト・ソウツ(難易度16)
3回/日―クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、マス・サジェスチョン(難易度20)、ストーン・テル、スピーク・ウィズ・アニマルズ、スピーク・ウィズ・プランツ、ドミネイト・アニマル(難易度17)、ドミネイト・パースン(難易度19)
【筋】22【敏】16【耐】18【知】14【判】8【魅】18
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +17; 戦技防御値 31
特技 《威圧演舞》、《イニシアチブ強化》、《強打》、《協調挟撃》APG、《気を逸らす突撃》ACG、《クリティカル強化:グレートソード》、《追加HP》、《追尾》、《鋼の意志》、《武器熟練:グレートソード》、《無視界戦闘》
技能 〈威圧〉+18、〈騎乗〉+12(騎乗中は+17)、〈真意看破〉+13、〈水泳〉+9、〈知覚〉+10、〈知識:貴族〉+8、〈知識:歴史〉+8、〈登攀〉+9、〈動物使い〉+18
言語 共通語、地獄語、竜語
その他の特殊能力 コッカトリス騎士団(栄光の簒奪、自慢屋)、熟練の調教師+5、乗騎(ホース)、上級戦術家(3回/日、8ラウンド、即行アクション)、土地との一体
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、または部隊(1、加えて4レベル・ファイター2~8)
宝物 NPCの装備品(+1グレートソード、+1フル・プレート、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、クローク・オヴ・レジスタンス+3、リング・オヴ・プロテクション+1、高品質のコンポジット・ロングボウと20本のボルト)
ドレッド・ロードは、先祖代々か、犠牲の多い戦いで獲得した、住んでいる領地に本質的に結びついている。征服するという目標を達成すると、土地と栄光を追求する中にあった野心と狡猾さは、悲劇的なものへと変化する。夢がかなった後は自分が空っぽだと気付くかもしれないし、他に何も努力するものがなくなるかもしれないし、自らの罪に対して薄情になり、そのロードが犠牲にしたあらゆるものに対して恩知らずであると自分を見做すようになるかもしれない。
一部のロードは卑劣な行為を通じて権力を握り、悪事を働いた人々や報復を要求する強力な神の実体によって引き起こされた強力な呪いの目標となる。これらの卑劣なクリーチャーは、カースド・ロードとして知られる陰湿な不死へと変貌する。どのようにして土地を支配するようになったかに拘わらず、その暗黒の領域は、159ページから説明されているように、危険で霊障のある場所である。
ドレッド・ロードは、後天性または先天性テンプレートであり、【知力】値と【魅力】値が6以上の任意のクリーチャーに追加できる(以下、基本クリーチャーと呼ぶ)。ドレッド・ロードは、ここに記載されているものを除き、基本クリーチャーのデータの能力を使用する。強力な呪いの結果としてクリーチャーがその領域に投獄されている場合、代わりにカースド・ロードとなる(235ページ参照)。
防御的能力:ドレッド・ロードはダメージ減少5/銀または善を得る。ドレッド・ロードが10ヒット・ダイス未満であれば高速治癒 5、10以上のヒット・ダイスであれば高速治癒 10を得る。
陸封(変則)/Landlocked:ドレッド・ロードの力は、その領地から直接引き出され、その領地はドレッド・ロードにとって重要な意味を持つ定点を中心にドレッド・ロードのヒット・ダイス毎に半径5マイルを持つ。ドレッド・ロードは領域内にいない場合、このテンプレートの全ての利益を失う。
特殊攻撃:ドレッド・ロードはいくつかの特殊攻撃を得る。ドレッド・ロードが持っている3ヒット・ダイス毎に、以下のリストにあるものから特殊攻撃を選択する。特に明記していない限り、これらの能力のセーヴィング・スロー難易度は10+ドレッド・ロードのヒット・ダイスの半分+【魅力】修正値に等しい。ドレッド・ロードの術者レベルは合計ヒット・ダイスに等しい(または既存の擬似呪文能力の術者レベルとどちらか高い方)。
全てを見通す(擬呪)/All-Seeing:ドレッド・ロードに気付かれぬことなく、ドレッド・ロードの領域で何かが起こることはない。スピーク・ウィズ・アニマルズ、スピーク・ウィズ・プランツ、ストーン・テルそれぞれを1日3回づつ擬似呪文能力として使用できる。脅威度が5以上である場合、1日3回擬似呪文能力としてクレアオーディエンス/クレアヴォイアンスを使用でき、呪文の距離は領域内の任意の場所に広がる。
夢の支配(超常)/Dream Dominion:ドレッド・ロードは対象の夢さえも支配している。1日1回擬似呪文能力としてドリームまたはナイトメアを使用できるが、領域内にいるクリーチャーしか目標にできない。9以上の脅威度を持つ場合、週に1回、この方法で影響を与えている夢の持ち主のクリーチャーを制御しようと試みることができる。目標が二次的意志セーヴィング・スローに失敗した場合、ドリームまたはナイトメア擬似呪文能力の通常の効果に加えて、ドミネイト・モンスターとしてドレッド・ロードはそのクリーチャーを奴隷にする。
[恐怖]のオーラ(超常)/Fear Aura:ドレッド・ロードは見るからに恐ろしい。ドレッド・ロードを見たり聞いたりする半径60フィート以内のクリーチャーは、意志セーヴに成功するか、オーラの範囲内にいる限りとその後1分間の間怯え状態とならなければならない。セーヴに成功したかにかかわらず、そのクリーチャーは24時間、同じドレッド・ロードの[恐怖]のオーラの影響を受けることはない。これは[精神作用]、[恐怖]効果である。
魔法体得(超常)/Magical Mastery:ドレッド・ロードはその領域から魔法の力を引き出す。発動する呪文と擬似呪文能力の目的で術者レベルを2レベル高いものとして扱い、その呪文と擬似呪文能力のセーヴィング・スロー難易度を1増加させる。
四象の達人(擬呪)/Master of the Four Winds:ドレッド・ロードはその領域の天候を制御できる。各々1日3回擬似呪文能力としてフォッグ・クラウドとガスト・オヴ・ウィンドを使用できる。脅威度が5以上となると、1日1回擬似呪文能力としてコントロール・ウェザーを使用できる。脅威度が8以上の場合は、1日1回擬似呪文能力としてコントロール・ウィンズを使用できる。
肉体体得(超常)/Physical Mastery:ドレッド・ロードはその領域から強さと巧みさを引き出す。【筋力】値、【敏捷力】値、【耐久力】値に+4の不浄ボーナスを得る。
植物の親和性(擬呪)/Plant Affinity:土地に対するドレッド・ロードの制御は、植物にまで及ぶ。回数無制限に擬似呪文能力としてエンタングルを使用でき、1日1回擬似呪文能力としてプラント・グロウスを使用できる。脅威度が5以上の場合、回数無制限に擬似呪文能力としてツリー・シェイプを使用できる。脅威度が10以上の場合、1日1回擬似呪文能力としてライヴオークを使用できる。
疑いなき統治者(擬呪)/Unquestioned Ruler:ドレッド・ロードの臣民は自然にその意志に従う。回数無制限に擬似呪文能力としてチャーム・アニマル、チャーム・パースン、ディテクト・ソウツを使用できる。脅威度が10以上の場合、1日3回擬似呪文能力としてドミネイト・アニマル、ドミネイト・パースン、マス・サジェスチョンを使用できる。
土地との一体(超常)/One with the Land:ドレッド・ロードは、領域の作成の結果として形成された危険な景観を意のままに形作ることができる。領域に存在する通常または超常的な障害を別の障害に置き換えることができるが、プロセスには24時間かかり、その間どちらの障害も機能しない。ロードの領域で見つけられる全ての障害の合計脅威度(つまり、一度に全ての障害が現れたと仮定しての遭遇の脅威度)はヒット・ダイスの2倍を超えることはできず、ロードは自身の脅威度を超える障害を作成することはできない。ドレッド・ロードの土地との親和性は意志セーヴに+2のボーナスを与える。
カースド・ロードは、自分たちをその領域内に閉じ込める強力な呪いをもたらす結果を生む程の悪の行為によって、土地の支配権を得る。カースド・ロードは、ドレッド・ロードのすべての能力を持っているが以下の追加と調整もある。
不死の呪い(超常)/Immortal Curse:死でさえカースド・ロードをその領域から解放することはできず、殺されたカースド・ロードは24時間後に生き返る。カースド・ロードが作成されるとき、特定の状態がカースド・ロードの呪いの発生源によって決定される。それはカースド・ロードが永続的に殺されるために実行されなければならないものだ。正確な手段はカースド・ロードごとに異なり、難しいが不可能ではなく、GMによってカースド・ロードごとに特別に作成されるべきものである。例としては、ロードの殺害された恋人の死体を取り除き領地の外に埋め戻したり、ロードの城から莫大な財宝を盗み出し貧しい人々に返したり、カースド・ロードがその土地に流れないようにした川を解放するためにダムを破壊するなどが挙げられる。
囚われの身(変則)/Trapped:カースド・ロードは決して領域を離れることができず、プレイン・シフトや、シャドウ・ウォーク、テレポート、さらにはウィッシュなどの効果も失敗する。その領域が恐怖の霧(161ページ)に囲まれている場合、霧は必然的に1時間後にカースド・ロードをその領域に戻す。