ホラー冒険の運営

ホラー冒険の運営 Running Horror Adventures

出典 Horror Adventures 190ページ

ゲーム・マスターホラーをテーマにしたPathfinderの冒険を他の冒険とは異なる方法で遊び始める必要はない――ただし異なるようにすることもできる。ただし、ホラー冒険を開始する前に、GMは基本的な質問を考慮する必要がある。誰を怖がらせようとしているのか? 明なものと思えるかもしれないが、ホラー冒険は恐怖に関するものであるので、GMはその恐怖の声質を理解する必要がある。

GMが誰にも怖がってほしくない場合、他のPathfinder RPGの書籍と同様に、この本の選択肢をゲームに組み込むことができる。個々の選択肢はより暗いテーマを特徴とするかもしれないが、それだけでも異質なものにするだろう。

しかし、GMは誰かを怖がらせたいと決心し、当然ながらプレイヤー・キャラクター目標にする。この場合ゲームはPCに衝撃を与えたり、キャンペーン・セッティングの暗い部分を探索したりするための要素を組み込むように変更する。結局のところ、これは、ゲームで使用するモンスターと設定を決定すること以上の意味はない。ゴースト霊障の家、顔の見えない殺人者、および同様の不気味さを特徴とする点では、他のPathfinderの冒険はGMがPCを効率的に驚かすための必要なもの全てかもしれない。

GMがプレイヤーを怖がらせたい場合、他のPathfinderの冒険で遊ぶ方法から変更を加え、細心の注意を払って行わなければならない。これは、ゲームを参加者を驚かせるための番劇にしてしまうという意味ではない。むしろ、GMが自身の冒険を幽物語として語り部のように語る機会を与え、媒体段を使用して緊張を構築し、それぞれが良い恐怖を楽しむことを期待している他の参加者を狼狽させる。こののゲームは、キャラクターではなく、プレイヤー自身が意図的に感情を喚起することに焦点を当てている。プレイヤーは自分がなんのために参加しているのかを知っていて、明示的に怖がらせたいと思っている限り、ホラーをテーマにしたゲームは非常に思い出深いものになるだろう。

この章にはあらゆる種類ホラー冒険を遊ぶためのヒントが含まれており、さまざまなホラーのサブジャンルの説明、ホラー冒険の作成方法、恐怖を煽る雰囲気を醸成する方法、恐怖遭遇を解決するPathfinder RPGのルールの使用方法などが示されている。ただしその前に、GMはホラー冒険が通常のPathfinderの冒険とどのように異なるのかを理解し、なぜプレイヤーが喜んで参加するように最新の注意を払わなければならないのかを理解しておく必要がある。

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