君は空中での動作、体操、宙返りといった、平衡感覚と運動感覚に優れている。
機能:拘束からの脱出、乗騎への騎乗、すり抜け、軟着陸、飛行機動、平衡感覚、無理矢理入り込む。
基本技能:〈軽業〉(跳躍を除く)、〈騎乗〉、〈脱出術〉、〈飛行〉。
〈軽業〉への修正:以下の表に示した状況は、〈軽業〉判定の難易度に修正を与える。異なる発生源(滑りやすさ、傾斜など)を元にした修正は互いに累積するが、同じ発生源を元にした修正は最も厳しいもののみが適用される。
〈軽業〉の状況 |
|
---|---|
+2 | |
大いに障害物がある(洞窟、瓦礫) |
+5 |
少しすべりやすい(濡れている) |
+2 |
大いにすべりやすい(凍っている) |
+5 |
緩やかな傾斜(<45°) |
+2 |
かなりの傾斜(>45°) |
+5 |
+2 | |
+5 | |
+10 |
特殊:〈軽業〉が3ランク以上あるなら、防御的戦闘で通常のアーマー・クラスに+2の回避ボーナスではなく、+3の回避ボーナスを得る。また、防御専念を行う際、通常のアーマー・クラスに+4の回避ボーナスではなく、+6の回避ボーナスを得る。
拘束、組みつき、絡みつきから逃れるために、〈軽業〉判定を行わなければならない。君は組みつきや押さえ込みから逃れるために、戦技判定の代わりに〈軽業〉判定を試みることができる。
アクション:拘束の場合は1分、ネットあるいは記載された呪文の場合は全ラウンド・アクション、組みつきや押さえ込みの場合は標準アクション。
再挑戦:可。積極的に君と対抗する相手が居ないならば、出目20を選択することもできる。
アクション:さまざま。普通に乗ったり降りたりするのは移動アクションである。
君は〈軽業〉判定を用いて機会攻撃を誘発することなく機会攻撃範囲を通過しようと試みることができる。失敗すると、移動は終了し機会攻撃範囲の相手からの機会攻撃を誘発する。すり抜けにおいては移動速度の半分だけ移動するが、難易度を10増加することで通常の移動速度で移動することができる。同じラウンド中に複数の相手をすり抜けようとするなら、それぞれに対して〈軽業〉判定を試みること。最初の1体の後、1体毎に難易度は2ずつ増加していく。
アクション:なし。
荷重:中荷重あるいは重荷重の場合、または中装鎧あるいは重装鎧を身につけている場合はすり抜けを行うことはできない。ただしそのような状況でも通常の移動速度で移動できる能力を持つ場合はすり抜けを行うことができる。
伏せ状態:伏せ状態でもすり抜けを行うことはできるが、5フィートを移動するために全ラウンド・アクションが必要となり、難易度は5だけ増加する。
落下距離に関係なく、意図的に落下した場合(跳躍の失敗によるものも含む)、難易度15の〈軽業〉版テインに成功することで、最初の10フィートを落下距離から減少することができる。落下によるダメージを受けた場合、君は最終的に倒れて伏せ状態となる。
アクション:なし。
この〈軽業〉の機能は〈飛行〉基本技能と同様に機能する。この技能単体を有していても、飛行能力は得られない。
アクション:なし。
狭い場所や不安定な場所を通過する間に平衡感覚を保つため、〈軽業〉判定を試みることができる。失敗すると、君は落下するか伏せ状態となる。平衡感覚を保つ間、移動速度は半分となるが、難易度を5だけ増加させることで通常の移動速度で移動することができる。平衡感覚を保つ間、君は立ちすくみ状態と見なされる。平衡感覚のための判定はラウンド毎に1回だけでよいが、ダメージを受けた場合、再度同じ難易度で判定を試みなければならない。難易度が10より低い場合は判定を試みる必要はないが、元々低い難易度であっても10以上の値に上昇する可能性がある。
アクション:なし。
難易度30の〈軽業〉判定に成功すれば、自分の頭部が入るが肩の入らない隙間を通過することができる。頭部よりも小さい隙間を通り抜けることはできない。