最終更新:2015年7月12日。1ヶ月以内に更新された項目は赤で示されている。(訳注:prdjでは30日以内に更新された項目の文頭に【新着】と表示している。また、すでにPRD(原文)に適用され無意味になっている質問は灰で表示している。)
君が二足歩行するクリーチャー(おおむね人型生物の姿で2つの腕と2つの脚を持つ)である場合、君の爪は手に備えねばならない; 君はそれを他の肢や体の一部に割り当てることはできない。
君が四足歩行(または4本以上の脚を持つ)であるなら、爪を足に備えることができる。君がすべての足に爪を備えた場合、飛びかかりや引っかきなどの特殊能力を持っていない限り、君は通常は自身のターンにそれらの爪攻撃のすべてを使用することはできない。
鈎爪は爪とよく似ているが、通常は二足を持つクリーチャー(特にジャイアント・イーグルやハーピーなどの飛行する二足クリーチャー)の足に備わる。爪攻撃を与える能力は鈎爪攻撃のようには使用できない(つまり、君は別の四肢上で使用できるよう能力のゲーム的メカニクスを“塗り替える”ことはできない)。
締めつけを持つクリーチャーは、組みつき判定が成功するごとに締めつけの追加ダメージを与える。この判定とは組みつきを確立する最初の判定も含む(モンスターの共通ルール「つかみ」を使用する場合など)。
『Bestiary』のダメージ減少の定義(299ページ)には「クリーチャーは、エネルギー攻撃(魔法的でないものも含む)、呪文、擬似呪文能力、超常能力から通常のダメージを受ける。」と記述されているが、実際のところ、これは[火炎]ダメージや刺突ダメージなどのように特定のタイプとして具体的に呼ばれていないダメージについて言及している。言い換えると、ダメージ減少 は魔法攻撃による「無種別のダメージ」からは守ってくれない。
しかしながら、魔法攻撃が殴打、刺突、あるいは斬撃ダメージを与えると具体的に記述されている場合、物理的な武器による場合のように、ダメージ減少 はそのダメージに通常通りに作用する。(さもなければ魔法攻撃はダメージ種別をもたないとした方がよいだろう。粘体がその攻撃により分裂するかどうかなどのように、めったに発生しないだろういくつかの厄介なケースにおいて、殴打/刺突/斬撃のダメージ規則しかない場合も同様だ。)
例えば、アイス・ストーム呪文は3d6ポイントの殴打ダメージと2d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。君がゾンビの集団にアイス・ストームを発動した場合、ゾンビの ダメージ減少 5/斬撃は、呪文の殴打ダメージのうちの5ポイントから保護する。ダメージ減少 はエネルギー攻撃には適用されないため、彼らの ダメージ減少 は呪文の[氷雪]ダメージに対しては何の助けにもならない。
この能力の意図はクリーチャーが(アンデッドのように)負のエネルギーによって癒され、(アンデッドのように)正のエネルギーによって害されることである; これは自動的であり、目標やエネルギーの使用者の意図は関係ない。しかしながら、この能力に記述された“反応する”というフレーズは明確な定義を定められていないため、やや混乱を招くかもしれない。この能力は次刷の『Bestiary 2』で変更されるだろう。
更新:299ページ - 負のエネルギーへの親和性の能力の説明、現在の項目を以下と置き換え:
負のエネルギーへの親和性(変則) Negative Energy Affinity(Ex)
クリーチャーは生きてはいるが、キュア呪文やエネルギー放出など、アンデッドに生きているクリーチャーとは異なる影響を与えるすべての効果に関して、あたかもアンデッドであるかのように扱われる。
書式:負のエネルギーへの親和性; 位置:防御的能力
『Bestiary 2』が新しく、更新された版である:「つかみ」は最大で「つかみ」の能力をもつモンスターと同じサイズまでのクリーチャーに作用する。次回、オリジナルの『Bestiary』を増刷する際には、「つかみ」と類似の能力に関するすべての記述にこの変更を反映するよう更新するつもりだ。
そのような攻撃はその攻撃が魔法であるかのように非実体クリーチャーを害することもまたできるだろう。このことは将来のエラッタに反映される。
君が1回の全力攻撃として実行することのできるいずれの近接攻撃シークエンスも、突撃─飛びかかり─全力攻撃の一部として許可されている。例えば、上級獣のトーテムの激怒パワーを有するバーバリアンはモンスター共通能力の飛びかかりを獲得し、その突撃─飛びかかり─全力攻撃の一部として人工的近接武器による反復攻撃を行うことができる。
得られる。
2013/09/09編集:これはヘイスト呪文が本質的に全力攻撃と同様のものである効果とどのように作用するかのルール解釈の改訂である。たとえそれがヘイスト呪文で要求される全力攻撃アクションでなかったとしてもである。以前のルール解釈では飛びかかりは全力攻撃アクションを使用していないため、飛びかかりがヘイスト呪文からの追加攻撃を得ることを許していなかった。
ルールに記載されている通り、スローの効果にも拘わらず、飛びかかりはクリーチャーの全力攻撃を可能にするだろう。
(これはパスファインダーRPG には“部分突撃”アクションが存在しないために起こる)
できる。呪文の使い手であるモンスターは、呪文発動に関係する効果ないし能力について、そのクラスの一員であると見なす。例えば、そのクラスに使用可能な呪文完成型および呪文解放型アイテムや、(インセンス・オヴ・メディテイションやパール・オヴ・パワーのような)そのクラスの呪文発動能力に影響する魔法のアイテムを使用できる。
蹂躙クリーチャーは蹂躙の一部として地上移動速度の2倍まで移動できる。
飲み込まれたクリーチャーは1回の標準アクション、移動アクション、あるいは5フィート・ステップを使用しなければならない。これは行動するキャラクターが脱出路を切り開いたキャラクターであろうが、他の飲み込まれたキャラクターが他のキャラクターによって切り開かれた脱出口を利用するのであろうが、適用される。
超小型かより小さなサイズのすべてのクリーチャーは〈登攀〉および〈水泳〉判定に【筋】修正の代わりに【敏】修正を使用する。このことは『Bestiary 4』の新しいモンスターの共通ルールに追記されるだろう。
適用しない。ヴァンパイアのテンプレートによれば、人間から変化したヴァンパイアは(人間)の副種別を維持しておらず、そのためレンジャーのボーナスは適用されない。ヴァンパイアを人間とみなすにはまったくもって無理がある。概して、得意な敵:人型生物は人型生物以外の種別に対して効果を及ぼさない(たとえば種別がアンデッドであるヴァンパイアなどには)。
できない。これは“どの特例が優先されるか?”という問題である。モンスターのヴァンパイアの項にはどうすればヴァンパイアを永遠に滅ぼすことができるかが述べられており(そして、ディスインテグレイトはそれらの方法の1つではない)、またディスインテグレイトは“この呪文は特殊な条件下でのみ滅ぼすことのできるクリーチャーを恒久的に滅ぼすことができる”とは述べていないため、ヴァンパイアの項のルールが優先される。ディスインテグレイトによってヴァンパイアのヒット・ポイントを0まで減少させると、ヴァンパイアは霧の姿になることを強いられ、その時点で棺に撤退する。
この能力のあり方は『Bestiary 2』で変更を入れているところだ。今のところ、クリーチャーの説明分に特に記述がなければ、変身を持つあらゆるクリーチャーは、再度変身能力を有効にすることなく、無期限に変身後の形態を維持する能力を持つようになっている。(SKR 2010/09/23)