テレポート

Teleport瞬間移動
系統 召喚術瞬間移動); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー5
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声
距離 自身および接触
目標 術者および接触した物体接触した同意するクリーチャー複数
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 不可および意志無効(物体)呪文抵抗 不可および可(物体)

この呪文は術者を指定したへと瞬転送する。距離は最大で術者レベル×100マイルまでであり、次元界間の移動は不可能である。術者は合計重量が自分の最大過重までの物品を運んでゆくことができる。また、術者レベル3レベルごとに1体の、同意する中型または小型サイズクリーチャー(と、その最大過重までの物品)、ないしそれに相当するものを連れてゆくことができる。大型クリーチャーは中型クリーチャー2体相当、超大型クリーチャーは中型クリーチャー4体相当、等々と勘定する。移送される全クリーチャーは互いに接触しており、うち1体以上が術者と接触していなければならない。距離が“自分”で目標が“術者”の呪文がすべてそうであるように、術者がセーヴィング・スローを行なう必要はないし、呪文抵抗も適用されない。物体では他の人物が持っていたり、使用している(装備中の)物体のみがセーヴィング・スロー呪文抵抗を得る。

術者はの位置と見たについて、ある程度はっきりとした知識がなくてはならない。術者の思い浮かべるイメージがはっきりしたものであればあるほど、瞬間移動がうまくいく可能性も上昇する。強い物理的・魔法的なエネルギーの渦巻く範囲では、瞬間移動危険になったり不可能となることさえある。

瞬間移動がどれだけうまくいったか調べるには、d%をロールして、この呪文最後にある表を参照すること。表の用語の定義については、以下の情報参照のこと。

精通度:“よく慣れしんでいる”は術者がかなり頻繁に行ったことがあり、我が家も同然に感じている場所である。“念入りに調べた”は、術者が今現在眼で見ることのできる場所であるか、または術者がたびたび訪れた場所であり、術者のよく知っている場所である。“何度か来たことがある”は何度か来たことがあるにはあるが、さほど詳しくは知らない場所である。“一度見たことがある”は術者がスクライングなどの魔法なり何なりで一度だけ見たことのある場所である。

“偽の”というのは、そんなが本当は存在しない場合や、術者が本来精通していたが、徹底的に変ってしまったせいで、もはや精通しているとは言いがたい場合である。偽の瞬間移動する場合、d%をロールするのではなく、1d20+80をロールして表から結果を求めること。というのも、術者が到着したいと望む、あるいはを外れる際の基準となるような真の行き先など存在しないからである。

に到着する:術者は望んだ場所に現れる。

を外れる:術者はからランダムな方向にランダムな距離だけ離れた場所に安全に到着する。から外れた距離は、移動しようとした距離のd%である。を外れた方向はランダムに決定する。

似通った場所術者はと見たや雰囲気が似通った場所に到着する。たいてい、術者は距離内にある最寄りの似通った場所に現れる。呪文距離内にそのような場所がなければ、呪文は単に失敗する。

大失敗:術者および術者と共に瞬間移動するものは“ごちゃまぜ”になってしまう。各人は1d10ポイントのダメージを被り、術者はどこに到着したか決定するために表で再ロールを行なう。この再ロールの際は1d20+80をロールすること。“大失敗”が出るたびにキャラクターたちはさらにダメージを被り、再ロールし続けなければならない。

精通度

に到着する

を外れる

似通った場所

大失敗

よく慣れしんでいる

01~97

98~99

100

念入りに調べた

01~94

95~97

98~99

100

何度か来たことがある

01~88

89~94

95~98

99~100

一度見たことがある

01~76

77~88

89~96

97~100

偽の

81~92

93~100

グレーター・テレポート

Teleport, Greater/上級瞬間移動
系統 召喚術瞬間移動); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー7

この呪文テレポートと同様に作用するが、距離の制限がなく、を外れる可能性もない。加えて、術者は目標点を見たことがなくてもよい。ただし、その場合は信頼できる描写をに入れていなければならない(誰かから詳しい描写を聞いた、非常に正確な図をに入れたなど)。不充分な情報や紛らわしい情報しかないのに瞬間移動しようとするなら、術者は姿を消した後、単に元の場所に再び現れるだけである。この呪文次元間移動はできない。


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