君は呪文や魔法のアイテムがどのように働くかを理解し、魔法の伝承の多くを身につけている。君が呪文の使い手かどうかにかかわらず、君は本来使用できないものであっても魔法のアイテムを使用することができる。
機能:呪文の修得または借用(呪文書または巻物から)、知識を呼び起こす(神秘学)、魔法のアイテムの起動(本来なら自分で使用できないものを起動する)、魔法のアイテムの作成、魔法の識別、モンスターの識別(人造、魔獣、竜)。
専門家のウィザード:専門家のウィザードは、自分の選択した系統の呪文の識別、学習、準備を行なうための〈呪文学〉判定に+2のボーナスを得る。同様に、対立系統の呪文に関して同じような判定を行なう際には-5のペナルティを被る。
呪文書に新しい呪文を書き込む、あるいは他人の呪文書から呪文を借用するには、君は〈呪文学〉判定に成功しなければならない。
アクション:呪文1つの修得には、呪文レベル毎に1時間(0レベル呪文の場合30分)かかる。借用した呪文の準備は呪文準備の一部に含まれ、追加の時間は必要ない。
再挑戦:呪文書から呪文を修得することに失敗した場合、1週間後に再挑戦できる。借用した呪文書から呪文を準備するのに失敗すると、君は次の日まで再挑戦することはできない。
〈呪文学〉を用いて古代の謎、秘術の印、魔法の伝統についての知識を呼び起こすことができる。詳細は知識を呼び起こす項を参照のこと。一例として、いくつかの作業に対する難易度を以下に示す。
この〈呪文学〉の機能は〈魔法装置使用〉基本技能と同様に機能するが、【魅力】ではなく【知力】を用いる。
アクション:なし。
再挑戦:可。ただしアイテムの起動で出目1をロールして失敗した場合、以降24時間の間起動の再挑戦は行えない。
君は魔法のアイテムの作成の流れの一部として、〈呪文学〉判定を行わなければならない。難易度はアイテムによって様々である。Core Rulebookに掲載されている魔法のアイテムの作成のルールを参照のこと。
アクション:なし。
〈呪文学〉判定に成功することで、君は今発動使用としている呪文や現在効果を受けている呪文が何かを識別することができる。君はまた同様の方法で魔法のオーラを見分けたり、リード・マジックを発動することなく巻物に書かれた魔法の文書を解読することができる。
作業 |
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ディテクト・マジックの使用中にオーラを識別する |
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ディテクト・マジックを用いて魔法のアイテムの特性を識別する |
15+アイテムの術者レベル |
発動されようとしている呪文を識別する |
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アクション:ほとんどの場合なし。巻物の解読は全ラウンド・アクションであり、魔法のアイテムの特性を識別する場合はアイテム毎に3ラウンドが必要となる。
再挑戦:呪文の識別は再挑戦を行える。アイデンティファイやディテクト・マジックを使用して魔法のアイテムの特性を調べる場合、君はアイテム毎に1回だけ調査を行なうことができる。
〈知覚〉へのペナルティ:発動している呪文を識別する場合、距離、不利な状況、その他の要素について〈知覚〉判定と同じペナルティを用いる。
〈呪文学〉を用いてクリーチャー種別が人造、魔獣、竜のクリーチャーに対するモンスターの識別を行うことができる。詳細はモンスターの識別項を参照のこと。