ドルイドは最も荒涼な砂漠と最も緑濃い森を保護する自然への帰依者である。彼らは動物と元素との関係を通じて、自然界の提供する最も有力な秘密を学び、魔法的な能力にも似た自然の化身と広範なテーマ呪文によって、その姿に偉大な力を招くことができる。元素の根本的な魔法に触れるにせよ、その目標を完遂するために野生のクリーチャーの歯と爪に頼るにせよ、ドルイドは力の行使を考慮に入れる。その行動が自然の民が親愛を保つ野生の場所を脅かす者は、成り行きに任せる心構えをするのが最善である。
以下の項ではドルイドのための新しい動物と地形の領域、より伝統的な動物の相棒を望まないドルイドに向けた蟲の相棒、そして新しいドルイド・アーキタイプについて記述する。
以下の項に示されているのは動物と地形の領域──動物、植物、天候、あるいは元素の領域よりも明確にドルイドのために集中した領域に関する新しいルールである。自然の絆能力を持つドルイドは、標準の領域の代わりに、以下のリストから動物の領域か地形の領域を1つ選択できる。ちょうどクレリックの領域のように、動物と地形の領域は領域能力と領域呪文を持ち、動物と地形の領域を選択したドルイドに各レベルに1つの領域呪文スロットを与える。(一般に、自然に対する崇拝とは対立する)神格を崇拝するドルイドは、その神格の権能の管轄外か、あるいは対立している動物や地形の領域を選択することはできない。
動物ないし地形の領域能力でセーヴィング・スローを要求されるなら、その難易度は10+ドルイド・レベルの1/2+【判断力】修正値に等しい。
自然をテーマとする他のクラスで領域を使用できるならば、通常の領域と置き換えて動物か地形の領域を選んでもよい。
領域能力:君は群れと共に駆け、君の祖霊の魂の冷たい狩りの主人になる。
領域呪文:1レベル―ハンターズ・ハウル、2レベル―ブラッドハウンド、3レベル―アスペクト・オヴ・ザ・ウルフ、4レベル―ストロング・ジョー、5レベル―タイアレス・パースーアーズ、6レベル―ファインド・ザ・パス、7レベル―アニマル・シェイプス(イヌ科のみ)、8レベル―ファンタズマル・リヴェンジ、9レベル―フリーダム。
領域能力:君は最初に陸上で生活を始めた太古の両生類を崇拝する。
使い魔/Familiar:君はトードの使い魔を得る。この能力に関して君の有効ウィザード・レベルはドルイド・レベルに等しい。君のドルイド・レベルは他の使い魔を与えるクラスのレベルと累積する。
領域呪文:1レベル―ジャンプ、2レベル―ディレイ・ポイズン、3レベル―リリィ・パッド・ストライド、4レベル―シャウト、5レベル―ブレッシング・オヴ・ザ・サラマンダー**、6レベル―コンフュージョン、7レベル―アニマル・シェイプス(両生類のみ)、8レベル―グレーター・シャウト、9レベル―サモン・フロフェモス。
領域能力:君は白夜の下、凍てつく極風吹きすさぶ、雪で覆われた荒野の、無限の力を修得した。
領域呪文:1レベル―フロストバイト、2レベル―アスペクト・オヴ・ザ・ベア、3レベル―スリート・ストーム、4レベル―ウォール・オヴ・アイス、5レベル―アスペクト・オヴ・ザ・ウルフ、6レベル―フリージング・スフィアー、7レベル―ウィンド・ウォーク、8レベル―ポーラー・レイ、9レベル―ポーラー・ミッドナイト。
領域呪文:1レベル―クローク・オヴ・シェイド、2レベル―シフティング・サンド、3レベル―カップ・オヴ・ダスト、4レベル―ハリューサナトリ・テレイン、5レベル―トランスミュート・ロック・トゥ・マッド(泥の代わりにさらさらしたゆるい砂を作る)、6レベル―シロッコ、7レベル―サンビーム、8レベル―サンバースト、9レベル―ホリッド・ウィルティング。
領域能力:猿の均整のとれた知性、技能、能力、そして遊び心は、君の霊魂の規律の見本である。
使い魔/Familiar:君はモンキーの使い魔を得る。この能力に関して君の有効ウィザード・レベルはドルイド・レベルに等しい。君のドルイド・レベルは他の使い魔を与えるクラスのレベルと累積する。
領域呪文:1レベル―ビガイリング・ギフト、2レベル―スパイダー・クライム、3レベル―カコフォナス・コール、4レベル―フリーダム・オヴ・ムーヴメント、5レベル―サモン・ネイチャーズ・アライV(ダイア・エイプかギラロンのみ)、6レベル―コンフュージョン、7レベル―アニマル・シェイプス(エイプかモンキーのみ)、8レベル―クレンチト・フィスト、9レベル―フォアサイト。
領域能力:君は低地を離れ天を衝く偉大な山々の強大な力を修得した。
領域呪文:1レベル―ストーン・フィスト、2レベル―ストーン・コール、3レベル―クローク・オヴ・ウィンズ、4レベル―ストーンスキン、5レベル―ガイザー、6レベル―サフォケーション、7レベル―フレッシュ・トゥ・ストーン、8レベル―リヴァース・グラヴィティ、9レベル―クラッシング・ロックス。
領域能力:湿原、湿地、そして沼地の甘酸っぱい深層は君の霊地である。
領域呪文:1レベル―ハイドローリック・プッシュ、2レベル―バースト・オヴ・ネトルス、3レベル―リリィ・パッド・ストライド、4レベル―ケープ・オヴ・ワスプス、5レベル―インセクト・プレイグ、6レベル―マス・フェスター、7レベル―アニメイト・プランツ、8レベル―ブラッド・ミスト、9レベル―シャンブラー。
領域能力:君は深海、激流、瀑布、そして容赦なき潮流の支配者である。
領域呪文:1レベル―ハイドローリック・プッシュ、2レベル―スリップストリーム、3レベル―ウォーター・ブリージング、4レベル―フリーダム・オヴ・ムーヴメント、5レベル―ブラック・テンタクルズ、6レベル―フリージング・スフィアー、7レベル―アニマル・シェイプス(水界クリーチャーのみ)、8レベル―シーマントル、9レベル―ツナミ。
領域呪文:1レベル―ディテクト・アベレイション、2レベル―ストーン・コール、3レベル―ディーパー・ダークネス、4レベル―エコーロケーション*、5レベル―ウォール・オヴ・ストーン、6レベル―カンジュア・ブラック・プディング、7レベル―スタチュー(石筍か錘乳石に見える)、8レベル―アースクウェイク、9レベル―インプリズンメント。
領域能力:草原、サバンナ、そしてステップの開け放たれた空間は支配者たる君のものだ。
領域呪文:1レベル―マウント、2レベル―カメレオン・ストライド、3レベル―ヘイスト、4レベル―アスペクト・オヴ・ザ・スタッグ、5レベル―コントロール・ウィンズ、6レベル―ファインド・ザ・パス、7レベル―ワールウィンド、8レベル―アニマル・シェイプス、9レベル―ワールド・ウェイヴ。
領域能力:君は円環となって世界を取り囲んでいた太古の蛇の神秘に仕える。
使い魔/Familiar:君はヴァイパーの使い魔を得る。この能力に関して君の有効ウィザード・レベルはドルイド・レベルに等しい。君のドルイド・レベルは他の使い魔を与えるクラスのレベルと累積する。
領域呪文:1レベル―チャーム・アニマル、2レベル―アニマル・トランス、3レベル―ポイズン、4レベル―ストロング・ジョー、5レベル―スネーク・スタッフ、6レベル―チャーム・モンスター、7レベル―アニマル・シェイプス(爬虫類または蛇のみ)、8レベル―シンティレイティング・パターン、9レベル―クラッシング・ハンド。
領域能力:密林の魂、自然の守護者と失われた文明が君の心に囁きかける。
領域呪文:1レベル―グライド、2レベル―タール・ボール、3レベル―ヴェノマス・ボルト、4レベル―アルボリアル・ハンマー、5レベル―ブレッシング・オヴ・ザ・サラマンダー、6レベル―スウォーム・スキン、7レベル―クリーピング・ドゥーム、8レベル―ウォール・オヴ・ラヴァ、9レベル―シャンブラー。
領域能力:君の魂は翼持つ生き物の中で最も強く気高く舞い上がる。
使い魔/Familiar:君はホークの使い魔を得る。この能力に関して君の有効ウィザード・レベルはドルイド・レベルに等しい。君のドルイド・レベルは他の使い魔を与えるクラスのレベルと累積する。
領域呪文:1レベル―アスペクト・オヴ・ザ・ファルコン、2レベル―イーグルズ・スプレンダー、3レベル―フライ、4レベル―リヴァー・オヴ・ウィンド、5レベル―オーヴァーランド・フライト、6レベル―イーグル・エアリー、7レベル―アニマル・シェイプス(鳥のみ)、8レベル―サンバースト、9レベル―ウィンズ・オヴ・ヴェンジャンス。
動物の相棒の通常の選択肢に加え、ドルイドはそのつもりであれば蟲を相棒として選択してもよい。蟲の相棒は動物の相棒と同じルールに従い、表:動物の相棒の基本能力に基づきヒット・ダイスと能力を成長させていく。蟲の相棒は〈動物使い〉技能を使用して動物と同様に扱うことができる。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 30フィート、登攀20フィート; アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 噛みつき(1d4およびつかみ); 能力値 【筋】10、【敏】12、【耐】15、【知】―、【判】12、【魅】10; 特殊能力 夜目、鋭敏嗅覚; 戦技防御値 +8(対足払い)。
4レベルでの成長:サイズ 中型; 攻撃 噛みつき(1d6およびつかみ)、針(1d4および毒); 能力値 【筋】+4、【敏】-2、【耐】+2; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(4ラウンド間); 効果 1【筋】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく)。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 30フィート、水泳20フィート; アーマー・クラス +5外皮; 攻撃 爪(×2)(1d3およびつかみ); 能力値 【筋】13、【敏】14、【耐】13、【知】―、【判】11、【魅】4; 特殊攻撃 締めつけ(1d3); 特殊能力 水棲、暗視、水への依存(【耐】×1時間の間、水の外でも生き延びられる。この制限時間を超えると、“溺れ”ているかのように窒息の危険が生じる); 戦技防御値 +12(対足払い)。
4レベルでの成長:サイズ 中型; 攻撃 爪(×2)(1d4およびつかみ); 能力値 【筋】+2、【敏】-2、【耐】+2; 特殊攻撃 締めつけ(1d4)。
初期能力:サイズ 中型; 移動速度 40フィート; アーマー・クラス +1外皮; 攻撃 爪(×2)(1d4およびつかみ)および針(1d4および毒); 能力値 【筋】11、【敏】12、【耐】12、【知】―、【判】10、【魅】2; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1【筋】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく); 特殊能力 暗視、振動感知30フィート; 戦技防御値 +12(対足払い)。
7レベルでの成長:サイズ 大型; アーマー・クラス +3外皮; 攻撃 爪(×2)(1d6およびつかみ)および針(1d6および毒); 能力値 【筋】+8、【敏】-2、【耐】+4; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d2【筋】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく); 特殊能力 振動感知60フィート。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 30フィート、登攀30フィート; アーマー・クラス +0外皮; 攻撃 噛みつき(1d4および毒); 能力値 【筋】6、【敏】17、【耐】10、【知】―、【判】10、【魅】2; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(4ラウンド間); 効果 1【筋】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく); 特殊能力 暗視、振動感知30フィート; 戦技防御値 +12(対足払い)。
4レベルでの成長:サイズ 中型; アーマー・クラス +1外皮; 攻撃 噛みつき(1d6および毒); 能力値 【筋】+4、【敏】-2、【耐】+2。
初期能力:サイズ 中型; 移動速度 20フィート; アーマー・クラス +4外皮; 攻撃 舌(1d4および1[強酸]); 能力値 【筋】13、【敏】8、【耐】13、【知】―、【判】10、【魅】1; 特殊攻撃 酸吐き(30フィート内の敵に遠隔接触攻撃で1d6[強酸]ダメージを与える); 特殊能力 非視覚的感知30フィート、ダメージ減少5/斬撃または刺突、塩に対する脆弱性戦技防御値 足払いされない。
7レベルでの成長:サイズ 大型; アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 舌(1d6および1d2[強酸]); 能力値 【筋】+2、【敏】-2、【耐】+2; 特殊攻撃 酸吐き(30フィート内の敵に遠隔接触攻撃で1d8[強酸]ダメージを与える); 特殊能力 擬似視覚30フィート。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 20フィート、登攀20フィート; アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 噛みつき(1d4および毒); 能力値 【筋】8、【敏】17、【耐】11、【知】―、【判】10、【魅】2; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1【敏】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく); 特殊能力 暗視60フィート; 戦技防御値足払いされない。
4レベルでの成長:サイズ 中型; 攻撃 噛みつき(1d6および毒); 能力値 【筋】+4、【敏】-2、【耐】+2。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 20フィート、飛行20フィート(貧弱); アーマー・クラス +6外皮; 攻撃 噛みつき(1d6); 能力値 【筋】13、【敏】12、【耐】13、【知】―、【判】11、【魅】4; 特殊能力 暗視; 戦技防御値 +8(対足払い)。
4レベルでの成長:サイズ 中型; 攻撃 噛みつき(1d8)能力値 【筋】+4、【敏】-2、【耐】+2; 特殊攻撃 蹂躙(1d4)。
初期能力:サイズ 中型; 移動速度 30フィート、登攀30フィート、飛行40フィート(標準); アーマー・クラス +3外皮; 攻撃 爪(×2)(1d4およびつかみ); 能力値 【筋】10、【敏】15、【耐】10、【知】―、【判】12、【魅】7; 特殊攻撃 突き刺し; 特殊能力 暗視; 戦技防御値 +8(対足払い)。
7レベルでの成長:サイズ 大型; アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 爪(×2)(1d6); 能力値 【筋】+8、【敏】-2、【耐】+4; 特殊攻撃 下顎(1d6、つかんだ目標への二次的肉体攻撃)、奇襲攻撃(不意討ちラウンドの間、全ラウンドあるかのように行動)。
初期能力:サイズ 小型; 移動速度 5フィート、水泳20フィート; アーマー・クラス +0外皮; 攻撃 噛みつき(1d4および食らいつき); 能力値 【筋】9、【敏】14、【耐】12、【知】―、【判】10、【魅】1; 特殊攻撃 食らいつき、吸血(1【筋】); 特殊能力 水陸両生、非視覚的感知30フィート、鋭敏嗅覚、塩に対する脆弱性; 戦技防御値 足払いされない。
7レベルでの成長:サイズ 中型; 攻撃 噛みつき(1d6および食らいつき); 能力値 【筋】+2、【敏】-2、【耐】+2; 特殊攻撃 吸血(1【筋】+1【耐】ダメージ); 特殊能力 擬似視覚30フィート。
初期能力:サイズ 中型; 移動速度 20フィート、飛行60フィート(良好); アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 針(1d6および毒); 能力値 【筋】10、【敏】14、【耐】11、【知】―、【判】13、【魅】4; 特殊攻撃 毒(頻度 1/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1【敏】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功; セーヴ難易度は【耐】に基づく); 特殊能力 暗視; 戦技防御値 +8(対足払い)。
7レベルでの成長:サイズ 大型; アーマー・クラス+2外皮; 攻撃 針(1d8および毒); 能力値 【筋】+8、【敏】-2、【耐】+4。
ほとんどのドルイドが豊かな大地とそこから芽吹く自然の恵みに注意を向ける中で、嵐のドルイドの目は常に空と無限に広がる青に投げかけられており、自然の最も未加工にして飼い慣らせない一面と交信する。
自然との絆(変則)/Nature Bond:嵐のドルイドは動物の相棒を選ぶことができない。嵐のドルイドは風か水の領域、もしくは雲、嵐、または疾風の副領域を選択しなければならない。
幾人かのドルイドは海の居住者が恐れる無慈悲な狩猟者である致命的な鮫を模倣する。真の鮫のように、鮫のシャーマンは血と恐怖を行先に残していく。
自然との絆:鮫のシャーマンは動物の相棒を決めるときはシャークを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、鮫のシャーマンは動物、死、戦、水の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則):鮫のシャーマンは野生動物との共感を魚に対して全ラウンド・アクションで行うことができる上、その判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常):2レベルの時点で、鮫のシャーマンは通常の姿を保ったまま鮫の化身を取り込むことができる。この能力は竜のシャーマンのトーテムの化身と同様に働くが、鮫のシャーマンは以下のボーナスから選択できる:移動力(水中呼吸能力、水泳速度30フィート)、感覚(鋭敏嗅覚30フィート、水中での鋭敏嗅覚90フィート)、肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき1d6)、鮫肌(+2外皮、シャーマンと組みついたクリーチャーに組みついているラウンドごとに1ポイントの斬撃ダメージ)。トーテムの化身を使用している間、鮫のシャーマンは通常通り会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(魚のみ)を自在に発動できる。
トーテム召喚(超常):5レベルの時点で、鮫のシャーマンはサモン・ネイチャーズ・アライIをスティングレイ(Bestiary 2)を招来するために、そしてサモン・ネイチャーズ・アライIIをマンタ・レイを招来するために使用できる。鮫のシャーマンはレイやシャークを招来するために発動する時、サモン・ネイチャーズ・アライを標準アクションとして発動でき、そして招来されたレイやシャークはドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。この能力のその他の点は竜のシャーマンのトーテム召喚に準じる。
自然の化身(超常):6レベルの時点で、鮫のシャーマンの自然の化身能力はドルイド・レベルを-2して機能する。もし彼女がシャークの姿を取るならば、代わりにドルイド・レベル+2を使用する。
ボーナス特技:9レベルと以降の4レベルごとに、鮫のシャーマンは以下のボーナス特技の1つを得る:《出血化クリティカル》、《イニシアチブ強化》、《神速の反応》、《自力生存》、《技能熟練:水泳》。特技の前提条件は満たさねばならない。この能力は毒への耐性と置き換える。
月に咆える者はうつろい続ける月と、その光から闇への、そしてその逆への終わりなき周期の微妙な影響に縛られている。
終わりなき輪廻の輪を巡る転生ドルイドは自然の永遠の再生の体現者である。転生ドルイドは多くの生を生き、愛着を欠いた世界を彷徨い、あらゆる生を経験していない者たちには理解できない存在となる。
自然の化身(超常)/Wild Shape:転生ドルイドはこの能力を6レベルの時点で獲得し、ドルイド・レベル-2として機能する。
この焦点をもつシャーマンは、生態系の外辺にいる飢えた先祖還りの異邦者にして、破壊者にして略奪者であり、その到来が他の動物を戦慄させる古の恐怖として残る原始のディノサウルスを求める。
自然との絆:蜥蜴類のシャーマンは動物の相棒を決めるときはディノサウルスを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、蜥蜴類のシャーマンは動物、破壊、力、戦の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則):蜥蜴類のシャーマンは野生動物との共感をディノサウルスに対して全ラウンド・アクションで行うことができる上、その判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常):2レベルの時点で、蜥蜴類のシャーマンは通常の姿を保ったまま蜥蜴類の化身を取り込むことができる。この能力は竜のシャーマンのトーテムの化身と同様に働くが、蜥蜴類のシャーマンは以下のボーナスから選択できる:移動力(地上移動速度に+10強化ボーナス)、鱗(アーマー・クラスに+2外皮ボーナス)、感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき1d6、爪(×2)1d4、引っかき、組みつき判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、蜥蜴類のシャーマンは通常通り会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(爬虫類と恐竜のみ)を自在に発動できる。
トーテム召喚(超常):5レベルの時点で、蜥蜴類のシャーマンはサモン・ネイチャーズ・アライを標準アクションで使用して爬虫類かディノサウルスを召喚でき、召喚されたクリーチャーはドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。この能力のその他の点は竜のシャーマンのトーテム召喚に準じる。
自然の化身(超常):6レベルの時点で、蜥蜴類のシャーマンの自然の化身能力はドルイド・レベルを-2して機能する。もし彼女が爬虫類かディノサウルスの姿を取るならば、代わりにドルイド・レベル+2を使用する。
ボーナス特技:9レベルと以降の4レベルごとに、蜥蜴類のシャーマンは以下のボーナス特技の1つを得る:《蹴散らし強化》、《素早い移動》、《強打》、《技能熟練:威圧》、《渾身の一打》。特技の前提条件は満たさねばならない。この能力は毒への耐性と置き換える。
ドルイドの中には、ただ1匹とではなく複数の動物の相棒と絆を結んで、ドルイドの輪の中でさえまれな親交の段階に達し、完全な権力によって群れの兄弟姉妹を導く者もいる。
群れの王はレベルが増える都度、動物の相棒への増加したレベルの割り当てを決めなければならない(新しい1レベルの相棒を加えるということも含めて)。一度特定の相棒にドルイド・レベルを割り当てたら、その相棒が群れの王に仕えている間は再配分できない(相棒を解放するか死亡するのを待たねばならず、その次の呪文を準備する機会に他の相棒にレベルを割り当てることができる)。動物の相棒の呪文共有能力は一度に1体の動物の相棒にしか働かない──群れの王は1体を対象とする呪文を使って、すべての動物の相棒に効果を及ぼすことはできない。この能力は自然の絆と置き換える。
(*1)
幾人かのドルイドは、立石群と環状列石に接続する結節点とレイライン(*2)を通る自然の力の経路を学習することで、そのエネルギーを刺激する方法を学ぶ。
君のトーテムは、あえて挑戦するものも僅かな硬い牙、爪、そして鱗をまとう、純粋な魔法と生のエレメンタルの怒りにより誕生するクリーチャー、恐ろしく、致命的に狡猾かつ賢明な、伝説的な竜である。君の焦点は最初、竜の世俗的ないとこに当たっているが、君の力が成長するにつれ実際の竜に適合していくようになる。
自然との絆:竜のシャーマンは動物の相棒を決めるときはクロコダイルかモニター・リザードを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、竜のシャーマンは風、動物、破壊、地、戦、水の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則):竜のシャーマンは野生動物との共感を蜥蜴に対して全ラウンド・アクションで行うことができる上、その判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常):2レベルの時点で、竜のシャーマンは通常の姿を保ったまま竜の化身を取り込むことができる。竜のシャーマンは以下のボーナスの1つを得る:移動力(飛行速度30フィート(標準)、ドルイドは5レベル以上でなければこのボーナスを選択できない)、感覚(夜目、〈知覚〉+4種族ボーナス)、強靭さ(アーマー・クラスに+2外皮ボーナス、《持久力》特技)、肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき1d6と爪(×2)1d4、組みつき判定の戦技ボーナスに+2)。トーテムの化身を使用している間、竜のシャーマンは通常通り会話でき、スピーク・ウィズ・アニマルズ(蜥蜴のみ)を自在に発動できる。この能力を使用するのは2レベルの時点で標準アクション、7レベルの時点で移動アクション、12レベルの時点で即行アクションとなる。竜のシャーマンはこの能力を1日にドルイド・レベルと同じ分数まで使用できる。これらの分数は連続している必要はないが、1分単位で使用しなければならない。これは(ポリモーフ)効果であり、使用中は自然の化身のような別の(ポリモーフ)効果を使用することはできない。
トーテム召喚(超常):5レベルの時点で、竜のシャーマンはサモン・ネイチャーズ・アライを標準アクションで使用してリザードを召喚でき、召喚されたリザードはドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。竜のシャーマンはいずれかのリザードにヤング・テンプレートを付して召喚呪文のレベルを1減少できる。また、アドヴァンスト・テンプレートまたはジャイアント・テンプレートを適用して召喚呪文のレベルを1増加させるか、アドヴァンスト・テンプレートおよびジャイアント・テンプレートを両方適用して召喚呪文のレベルを2増加することができる。この能力は千の顔と置き換える。
自然の化身(超常):8レベルの時点で、竜のシャーマンの自然の化身能力はドルイド・レベルを-4して機能する。もし彼女がリザードの姿を取るならば、代わりに未修正のドルイド・レベルを使用する。
ボーナス特技:9レベルと以降の4レベルごとに、竜のシャーマンは以下のボーナス特技の1つを得る:《戦闘発動》、 《威圧演舞》、《魔法の才》、《技能熟練:知識:神秘学》、《抵抗破り》。特技の前提条件は満たさねばならない。この能力は毒への耐性と置き換える。