Earthquake/地震
系統 力術[地]; 呪文レベル クレリック8、ドルイド8
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、信仰
距離 長距離(400フィート+40フィート/レベル)
効果範囲 半径80フィートの拡散(自在)
持続時間 1ラウンド
セーヴィング・スロー 本文参照; 呪文抵抗 不可
アースクウェイクを発動すると、激しいが極めて局所的な地震が大地を引き裂く。この呪文により作りだされた強力な衝撃波はクリーチャーを打ち倒し、建造物を崩壊させ、地面に地割れを作るが、それだけではない。この効果は1ラウンド持続し、その間、その地面の上にいたクリーチャーは移動することも攻撃することもできない。その地面の上にいた呪文の使い手は精神集中判定(難易度20+呪文レベル)を行なわなければならず、失敗すると発動しようとしていた呪文を失う。地震は効果範囲内の地形、植物、建造物、クリーチャーのすべてに作用する。アースクウェイク呪文の個々の効果は呪文が発動された地形の性質によって異なる。
洞窟、洞穴、トンネル:天井が崩れ、落盤に巻き込まれたクリーチャーは8d6ポイントのダメージを被り(反応・半減、難易度15)、瓦礫の下に押さえ込まれる(後述)。非常に大きな空洞の天井にアースクウェイクをかけた場合、実際の効果範囲の真下以外にいる者にも破片や瓦礫が落ちてくる危険がある。
崖:崖は崩落して、土砂崩れが起こり、土石流は垂直方向の落下と同じ距離を水平方向にも移動する。高さ100フィートの崖の天辺にアースクウェイクをかけた場合、崖の真下から100フィート離れた位置まで土砂が流れ、その経路にいたすべてのクリーチャーは8d6ポイントの殴打ダメージを被り(反応・半減、難易度15)、瓦礫の下に押さえ込まれる(後述)。
平地:効果範囲内に立っていたすべてのクリーチャーは反応セーヴ(難易度15)を行なわなければならず、失敗すると倒れてしまう。地面には地割れが生じ、その地面の上にいたクリーチャーはそれぞれ25%の確率で地割れの1つに落ち込んでしまう(地割れを避けるには反応セーヴ、難易度20)。地割れは40フィートの深さで、呪文が終了するときに全て閉じられる。捕まったクリーチャーは雪崩の埋没域に空気なしで閉じ込められたかのように扱う(環境/野外参照)。
建造物:開けた地面の上に建っていた建造物はすべて100ポイントのダメージを受ける。これは一般的な木造や石造の建造物を倒壊させてしまうに充分なダメージではあるものの、切り出した石材や強化した石造りの建造物を倒壊させてしまうほどではない。このダメージを硬度によって減らすことはできず、通常の物体へのダメージのように半減することもない。倒壊した建造物の中にいたすべてのクリーチャーは8d6ポイントの殴打ダメージを被り(反応・半減、難易度15)、瓦礫の下に押さえ込まれる(後述)。
川、湖、沼:水底に地割れが開き、水を吸い込んで、効果範囲内をぬかるみとしてしまう。沼地や湿地は呪文の持続時間の間、クリーチャーや建造物を吸い込む流砂のごときものとなる。効果範囲内のクリーチャーはそれぞれ反応セーヴ(難易度15)を行なわなければならず、失敗すると泥と流砂に呑み込まれてしまう。呪文の終了時に周囲の水が押し寄せ、泥にはまった者は溺れてしまうだろう。
瓦礫の下に押さえ込まれる:瓦礫の下に押さえ込まれたクリーチャーは、押さえ込まれている間、毎分1d6ポイントの非致傷ダメージを受ける。押さえ込まれたクリーチャーが気絶状態となったなら、それ以降、解放されるか死ぬまで毎分、難易度15の【耐久力】判定を行なわなければならず、失敗すると1d6ポイントの致傷ダメージを受ける。