戦士の多くが鎧に身を包み、大きく強力な武器を手に派手に戦ってみせる。しかしスワッシュバックラーは速度、軽快性、心意気を頼りにする。スワッシュバックラーは乱闘の中を素早く出入りして敵を突打とフェイントで疲れさせ、その傍ら手首を叩き、刃を閃かせる事で自身への強力な一撃を無効化する。器用に受け流して恐ろしい反撃を見舞うその様は、芸術の域に至った殺戮の技である。一部のスワッシュバックラーは傲慢で無鉄砲であるかもしれないが、その裏では上っ面で人々に技術に力を傾けていると見せかけている。小さい種族のものは特にこの鍛錬と勇気の適切な混合は大きさと力への完璧な反撃であると証明しようと駆られる傾向を持ち、鈍重な野蛮人や弱い者いじめの打倒を何よりも楽しむ。
役割:素早く風変わりな足運びと精密な突打を組み合わせるスワッシュバックラーは、戦場を出入りして敵を悩ませ妨害する。彼らは素早く軽快で、呪文の使い手にとっては守り手として、ローグやスレイヤーにとっては挟撃の相方として機能する。その一方で心意気を示し、重々しい巨漢の命を奪う一振りを繰り出す機会を待つ。スワッシュバックラーはしばしば皮肉交じりに死と顔を合わせ、突き刺すようなユーモアでそれを笑い飛ばす。
属性:どれでも。
1 |
+1 |
+0 |
+2 |
+0 |
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2 |
+2 |
+0 |
+3 |
+0 |
不死身3/日 |
3 |
+3 |
+1 |
+3 |
+1 |
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4 |
+4 |
+1 |
+4 |
+1 |
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5 |
+5 |
+1 |
+4 |
+1 |
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6 |
+6/+1 |
+2 |
+5 |
+2 |
不死身4/日 |
7 |
+7/+2 |
+2 |
+5 |
+2 |
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8 |
+8/+3 |
+2 |
+6 |
+2 |
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9 |
+9/+4 |
+3 |
+6 |
+3 |
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10 |
+10/+5 |
+3 |
+7 |
+3 |
不死身5/日 |
11 |
+11/+6/+1 |
+3 |
+7 |
+3 |
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12 |
+12/+7/+2 |
+4 |
+8 |
+4 |
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13 |
+13/+8/+3 |
+4 |
+8 |
+4 |
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14 |
+14/+9/+4 |
+4 |
+9 |
+4 |
不死身6/日 |
15 |
+15/+10/+5 |
+5 |
+9 |
+5 |
|
16 |
+16/+11/+6/+1 |
+5 |
+10 |
+5 |
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17 |
+17/+12/+7/+2 |
+5 |
+10 |
+5 |
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18 |
+18/+13/+8/+3 |
+6 |
+11 |
+6 |
不死身7/日 |
19 |
+19/+14/+9/+4 |
+6 |
+11 |
+6 |
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20 |
+20/+15/+10/+5 |
+6 |
+12 |
+6 |
スワッシュバックラーのクラス技能は次の通り:〈威圧〉【魅】、〈軽業〉【敏】、〈騎乗〉【敏】、〈芸能〉【魅】、〈交渉〉【魅】、〈職能〉【判】、〈真意看破〉【判】、〈水泳〉【筋】、〈製作〉【知】、〈脱出術〉【敏】、〈知覚〉【判】、〈知識:貴族〉【知】、〈知識:地域〉【知】、〈手先の早業〉【敏】、〈登攀〉【筋】、〈はったり〉【魅】。
スワッシュバックラーのクラスの特徴は以下の通り。
訳注:このクラスの説明文で頻出する「軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器/Light or One-Handed Piercing Melee Weapon」とは、近接武器の内、「軽い武器もしくは片手武器」の分類に入り、刺突ダメージを与えるものを指す。
武器と防具の習熟:スワッシュバックラーは単純武器と軍用武器、軽装鎧とバックラーに習熟している。
心意気(変則)/Panache:スワッシュバックラーは単なる軽装の戦士というだけではなく、大胆不敵な戦闘員である。スワッシュバックラーは心意気とともに戦う。心意気は、スワッシュバックラーが戦闘中に驚くべき行為を成し遂げるための能力を表す、変化する値である。毎日のはじめに、スワッシュバックラーは【魅力】修正値に等しい心意気ポイント(最低1)を得る。心意気は一日の中で増減するが、【魅力】修正値(最低1)を超えることはない。しかし特技や魔法のアイテムにより、この上限が変化することはある。スワッシュバックラーは発露(後述)を行う際に心意気を消費し、以下の方法で心意気を回復する。
軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器によるクリティカル・ヒット:軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器でクリティカル・ヒットを確定させると、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを回復する。無防備状態もしくはスワッシュバックラーに気づいていないクリーチャー、スワッシュバックラーのキャラクター・レベルの半分より少ないヒット・ダイスしか持たないクリーチャーにクリティカル・ヒットを確定させても、心意気を回復することはできない。
軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器でとどめを刺す:戦闘中に、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器で敵のヒット・ポイントを0以下にまで減少させると、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを回復する。誰のものでもない物体を破壊したり、無防備状態やスワッシュバックラーに気づいていないクリーチャーやスワッシュバックラーのキャラクター・レベルの半分より少ないヒット・ダイスしか持たないクリーチャーのヒット・ポイントを0以下に減少させても、心意気を回復することはできない。
気概と心意気:ガンスリンガーの気概とスワッシュバックラーの心意気は同じ英雄的要素に触れられる2つの方法を示している。気概と心意気のクラス特徴を両方持つキャラクターは、気概と心意気のより大きい方に両方のポイントを組み合わせる。
特技の前提条件を考慮する際、心意気のクラス特徴を持つキャラクターは前提条件を考慮する際、気概を有しているものとして扱う(逆も同様)。《二つ名たる発露》のレベルの前提条件において、スワッシュバックラー・レベルとガンスリンガー・レベルは累積する。特技、魔法のアイテム、その他の効果において、心意気を有しているキャラクターは気概ポイントの代わりに心意気ポイントを消費したり獲得したりすることができる(逆も同様)。
発露/Deeds:スワッシュバックラーは発露を使用するために心意気ポイントを消費する。ほとんどの心意気はスワッシュバックラーに瞬間的なボーナスや効果をもたらすものだが、長く持続する効果を与えるものもある。スワッシュバックラーが1ポイント以上の心意気ポイントを持つ間は効果を及ぼす発露もある。これらは維持するために心意気を消費する必要はない。スワッシュバックラーは自分のレベル以下の発露しか使用できない。特記無い限り、発露は継続的に複数使用することができる。ただしスワッシュバックラーはその発露を使用するのに必要な心意気ポイントを保持していたり消費したりしなければならない。
武勇伝(変則)/Derring-Do:1レベルの時点で、スワッシュバックラーは〈軽業〉、〈騎乗〉、〈水泳〉、〈脱出術〉、〈登攀〉、〈飛行〉判定を行う際に1心意気ポイントを消費することで、1d6をロールしてその出目を結果に加えることができる。この能力は判定の後に使用することができるが、結果が明らかになる前に使用しなければならない。d6ロールの結果が出目6だった場合、追加で1d6をロールして結果に加える。スワッシュバックラーは出目6をロールし続ける限りこの処理を続けることができるが、最大でも自分の【敏捷力】修正値(最低1)に等しい回数までである。
回避の心意気(変則)/Dodging Panache:1レベルの時点で、敵がスワッシュバックラーに対して近接攻撃を試みる際、スワッシュバックラーは割り込みアクションとして1心意気ポイントを消費することで、5フィートだけ移動することができる。そのようにするなら、スワッシュバックラーはこの能力の起動条件となった攻撃に対するアーマー・クラスに、自分の【魅力】修正値(最低0)に等しい回避ボーナスを得る。この移動は攻撃を無効化することはなく、スワッシュバックラーが元のマスから移動していないかのように解決される。この移動は5フィート・ステップでは無く、この発露の起動条件となったもの以外のクリーチャーから機会攻撃を誘発する。スワッシュバックラーは軽装鎧を身につけているか鎧を身につけていない状態で、かつ軽荷重より重い荷物を持っていない場合にのみ、この発露を使用することができる。
野送り(変則)/Opportune Parry and Riposte:1レベルの時点で、敵がスワッシュバックラーに対して近接攻撃を行う際、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費して機会攻撃の使用回数を1回分消費することで、この攻撃を受け流そうと試みることができる。スワッシュバックラーは機会攻撃を行うかのように攻撃ロールを行う。攻撃するクリーチャーのサイズがスワッシュバックラーより1段階大きい毎に、このロールに-2のペナルティを受ける。結果が攻撃するクリーチャーの結果よりも大きくなれば、クリーチャーの攻撃は自動的に失敗となる。スワッシュバックラーはクリーチャーの攻撃が宣言された後、攻撃ロールが行われる前にこの能力を使用することを宣言しなければならない。攻撃を受け流すことに成功した上で、心意気ポイントを1ポイント以上有していれば、スワッシュバックラーは割り込みアクションとして受け流した攻撃を行ったクリーチャーに攻撃を行うことができる。このクリーチャーは間合いの中にいなければならない。この発露で消費される心意気ポイントは、発露のコストとして消費される心意気ポイントを減少させる能力や効果によって減少されることはない。
跳ね起き(変則)/Kip-Up:3レベルの時点で、少なくとも1心意気ポイントを有していれば、スワッシュバックラーは移動アクションにより、機会攻撃を誘発することなく飛び起きることができる。1心意気ポイントを消費すれば、代わりに即行アクションで起き上がることができる。
威圧剣舞(変則)/Menacing Swordplay:3レベルの時点で、少なくとも1心意気ポイントを有していれば、スワッシュバックラーが軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器で敵に攻撃を命中させたとき、標準アクションではなく即行アクションとして、敵の士気をくじくために〈威圧〉を使用することができる。
精密打撃(変則)/Precise Strike:3レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持つ間、スワッシュバックラーは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器(肉体武器攻撃は除く)で精密な攻撃を行い、スワッシュバックラー・レベルを与えるダメージに加える能力を得る。この発露を使用するには、スワッシュバックラーはもう一方の手に別の武器を持っていたり、バックラー以外の盾を持っていてはならない。スワッシュバックラーはこの能力を軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を投擲する際にも使用できるが、目標はスワッシュバックラーの30フィート以内にいなければならない。急所攻撃に完全耐性を持つクリーチャーは、精密打撃による追加ダメージにも完全耐性を持つ。同様にクリーチャーをクリティカル・ヒットから守るアイテムや能力は、精密打撃による追加ダメージにも同様の防護を提供する。この追加ダメージは精密さに基づくダメージのため、クリティカル・ヒットにおいて増加しない。
即行アクションとして、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費することで、次の攻撃における精密打撃によるダメージへのボーナスを2倍にすることができる。この利益はターンの終わりまでに使用しなければならず、使用しない場合は失われる。発露のコストとなる心意気ポイントの総量を減少させる(《二つ名たる発露》などの)能力や効果を持ってしても、この発露のコストを減少させることはできない。
スワッシュバックラーのイニシアチブ(変則)/Swashbuckler Initiative:3レベルの時点で、スワッシュバックラーは1心意気ポイント以上を持つ間、イニシアチブ判定に+2のボーナスを得る。加えて、《早抜き》特技を修得しており、両手に何も持っておらず拘束もされていない状態で、かつ隠されていない軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を持っているならば、イニシアチブ判定の一部としてその武器を準備することができる。
優雅なる剣闘士(変則)/Swashbuckler's Grace:7レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持つ間、スワッシュバックラーは移動速度まで移動しても、機会攻撃範囲や敵の接敵面を通過しようと試みる際に行う〈軽業〉判定にペナルティを受けなくなる。
高度フェイント(変則)/Superior Feint:7レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持つスワッシュバックラーは、標準アクションとして、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器で近接攻撃を行うことのできるクリーチャー1体に対し、わざと攻撃を外すことができる。そのようにするなら、そのクリーチャーはスワッシュバックラーの次のターンの開始まで、アーマー・クラスに対する【敏捷力】ボーナスを失う。
部位狙い(変則)/Targeted Strike:7レベルの時点で、全ラウンド・アクションとして、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費することで、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を用いて1回の攻撃を行い、敵の身体の一部をえぐり取ろうとすることができるようになる。スワッシュバックラーは目標の身体の部位を選択する。攻撃が成功すると、攻撃による通常のダメージに加えて、目標は標的となった身体の部位に基づく効果(下記)の効果を受ける。クリーチャーが記載されている身体の部位を持たない場合、その部位を標的とすることはできない。急所攻撃に完全耐性を持つクリーチャーは、部位狙いにも完全耐性を持つ。同様にクリーチャーをクリティカル・ヒットから守るアイテムや能力は、部位狙いにも同様の防護を提供する。
腕:目標はこの攻撃からダメージを受けないが、運んでいるアイテムを1つスワッシュバックラーが選び、それを落としてしまう。そのアイテムが両手で手にしているものでも選択することができる。ただしロックト・ガントレットで固定されているアイテムを選択することはできない。
脚:目標は倒れて伏せ状態となる。4本以上の脚を持つか、足払い攻撃に完全耐性を持つクリーチャーは、この効果に対して完全耐性を持つ。
出血性の傷(変則)/Bleeding Wound:11レベルの時点で、生きている敵に軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による攻撃を命中させたとき、フリー・アクションとして、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費することで、追加出血ダメージを与えることができる。与える出血ダメージはスワッシュバックラーの【敏捷力】修正値(最低1)に等しい。また、スワッシュバックラーは2心意気ポイントを消費することで、【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】のいずれか(スワッシュバックラーが選択する)に1ポイントの出血ダメージを与えることができる。急所攻撃に完全耐性を持つクリーチャーは、これらの出血ダメージにも完全耐性を持つ。
飄々(変則)/Evasive:11レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持っている限り、スワッシュバックラーは身かわし、直感回避、直感回避強化のローグのクラス能力を得る。スワッシュバックラーは直感回避強化において、自身のスワッシュバックラー・レベルをローグ・レベルとして用いる。
繊細なる刀術(変則)/Subtle Blade:11レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持っている限り、スワッシュバックラーは武器落とし、盗み取り、武器破壊の戦技に完全耐性を得る。ただしこれらは、スワッシュバックラーが身につけている、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器にのみ適用される。
朧の防御(変則)/Dizzying Defense:15レベルの時点で、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を片手で装備している間、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費することで、標準アクションではなく即行アクションとして、防御的戦闘を行うことができるようになる。このようにして防御的戦闘を行う際、このアクションで得られるアーマー・クラスに対する回避ボーナスは+4に増加し、攻撃ロールへのペナルティは-2に軽減される。
理想の一押し(変則)/Perfect Thrust:15レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持つ限り、スワッシュバックラーは全ラウンド・アクションとして理想の一押しを行うことができるようになる。これは、攻撃に充てる全ての力をため、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による近接攻撃1回に注ぎ込むものだ。使用すると、スワッシュバックラーは目標の接触アーマー・クラスに対して攻撃を行い、全てのダメージ減少を無視する。
刃の如き感性(変則)/Swashbuckler's Edge:15レベルの時点で、1心意気ポイント以上を持つ限り、スワッシュバックラーは妨害されていたりすぐに危険が差し迫っているような状況であってさえ、〈軽業〉、〈騎乗〉、〈水泳〉、〈脱出術〉、〈登攀〉、〈飛行〉判定で出目10を選択することができるようになる。スワッシュバックラーはこの能力を、武勇伝の発露と同時に使用することができる。
死のごまかし(変則)/Cheat Death:19レベルの時点で、スワッシュバックラーのヒット・ポイントが0以下に減少した場合、スワッシュバックラーは残っている心意気を全て消費することで、1ヒット・ポイントに減少させるだけで済むようになる。スワッシュバックラーは消費するための心意気ポイントが最低でも1ポイント残っていなければならない。ヒット・ポイントへのダメージを与えることなくスワッシュバックラーを殺す効果には、この能力は効果を発揮しない。
死の一刺し(変則)/Deadly Stab:19レベルの時点で、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を用いてクリティカル・ヒットを確定させた際、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費することで、通常のダメージを与えるだけでなく、死の一刺しを繰り出すことができる。目標は頑健セーヴに成功しなければ死亡する。このセーヴの難易度は10+スワッシュバックラー・レベルの半分+スワッシュバックラーの【敏捷力】修正値に等しい。これは[即死]攻撃である。この発露を使用して目標を死亡させても、スワッシュバックラーは心意気ポイントを得ることはない。
朦朧化突打(変則)/Stunning Stab:19レベルの時点で、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による攻撃がクリーチャーに命中する際、スワッシュバックラーは2心意気ポイントを消費することで、1ラウンドの間そのクリーチャーを朦朧状態にすることができる。クリーチャーは頑健セーヴィング・スロー(難易度=10+スワッシュバックラー・レベルの半分+スワッシュバックラーの【敏捷力】修正値)に成功しなければ、1ラウンドの間朦朧状態となる。クリティカル・ヒットに完全耐性を持つクリーチャーは、この効果にも完全耐性を持つ。
スワッシュバックラーの妙技(変則)/Swashbuckler Finesse:1レベルの時点で、スワッシュバックラーは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を使用している間、《武器の妙技》特技の利益を得る。加えて、戦闘特技の前提条件として、【知力】の代わりに【魅力】を用いることができる。この能力は特技の前提条件を満たすかどうか確認する際、《武器の妙技》特技と見なされる。
不死身(変則)/Charmed Life:2レベルの時点で、スワッシュバックラーは面倒をくぐり抜けるコツを学び取る。1日3回、セーヴィング・スローを試みる前に行う割り込みアクションとして、スワッシュバックラーはセーヴの結果に【魅力】修正値を加える事ができる。ロールを行う前に使用するかどうかを選択すること。6レベルの時点と以後4レベルごとに、1日毎の使用回数は1回分ずつ増加する(そして18レベルの時点で、最大の1日7回となる)。
軽快(変則)/Nimble:3レベルの時点で、スワッシュバックラーは軽装鎧を身につけているか鎧を身につけていない間、アーマー・クラスに+1の回避ボーナスを得る。どのような理由であれ、スワッシュバックラーがアーマー・クラスに対する【敏捷力】ボーナスを失うような状況では、この回避ボーナスも失われる。このボーナスは3レベル以降4レベルごとに1ずつ増加する(そして19レベルの時点で、最大の+5となる)。
ボーナス特技/Bonus Feat:4レベルの時点と以後4レベルごとに、スワッシュバックラーは通常の成長で得られる特技に加えて、ボーナス特技を得る。これらのボーナス特技は、戦闘特技から選択しなければならない。この能力で選択する戦闘特技の前提条件を考慮する際、スワッシュバックラー・レベルはファイター・レベルとして扱われる。
加えて、4レベルの時点と以後4レベルごとに、スワッシュバックラーは既に修得しているボーナス特技1つを、新しいボーナス特技1つに置き換えて修得することもできる。実質的に、スワッシュバックラーは新しいボーナス特技のために、ボーナス特技1つを失う。古い特技は他の特技や上級クラス、その他の能力の前提条件として使用されているものであってはならない。スワッシュバックラーはレベル上昇時に特技1つだけを変更することができ、このレベルで得られる新しいボーナス特技を得る時に、特技を入れ替えるかどうかを選択しなければならない。
スワッシュバックラー武器訓練(変則)/Swashbuckler Weapon Training:5レベルの時点で、スワッシュバックラーは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。この武器を装備している間、スワッシュバックラーは《クリティカル強化》特技の利益を得る。この攻撃ロール及びダメージ・ロールへのボーナスは、5レベル以降4レベルごとに1ずつ増加する(そして17レベルの時点で、最大の+4となる)。
スワッシュバックラー武器体得(変則)/Swashbuckler Weapon Mastery:20レベルの時点で、スワッシュバックラーは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を用いてクリティカル可能域をロールしたなら、そのクリティカルは自動的に確定するようになる。また、この武器のクリティカル倍率は1だけ増加する(×2は×3になる、など)。