目標語は呪文が自身の目標を決定する方法を確立する。いくつかの効果語はそれらを結合する言霊呪文に使うことのできる目標語の種類を制限する。言霊呪文は目標語を1つだけを結合する。目標語は以下の書式を使用する。
名称:これは目標語の名称である。言霊呪文の完全な名称の一部として使用される。
レベル:この行には、この目標語を結合する言霊呪文の最小レベルを示している。
距離:この行には、この目標語を結合する言霊呪文の有効距離を記述している。
目標:この節には、この目標語を使用した言霊呪文が、自身の目標あるいは効果範囲をどのように決定するかを記述している。術者によって目標を選択できるか、あるいは効果の領域を作り出し、この場合はその領域内のすべてのクリーチャーが自動的に呪文の目標となる。また、効果語によっては記載された空間を占有する代わりに、特定の目標を持たない効果を作り出すかもしれない。
ブースト:目標語をブーストの修正語によって増強することが可能な場合、ここに効果が示されている。より詳細な内容については修正語のセクションを参照すること。
この目標語を含む言霊呪文は術者にのみ影響する。この言霊に制限されている効果語は他の効果語と結合できるが、他に目標をとれるかに関わらず、術者のみを目標とする。
Selected/選択
レベル 0
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
この目標語を含む言霊呪文は、有効距離内の単一の目標に影響を与える。言霊呪文がエネルギー・ダメージを与える場合、この言霊は遠隔接触攻撃の命中を必要とする光線を作り出すか、あるいは有効距離なしで近接接触攻撃のように用いることができる(言霊呪文の発動時に、言霊術士により決定される)。近接接触攻撃に用いて攻撃に失敗した場合、言霊術士はチャージを保持し、その後の攻撃で再挑戦できる。
ブースト:言霊呪文は1体の目標の代わりに、1体/レベルの目標に影響を与える、ただしそのうちのどの2体をとっても30フィート以内の距離に収まっていなければならない。有効距離は中距離(100フィート+10フィート/レベル)に延びる。エネルギー・ダメージを与える効果語とともに用いる場合、言霊術士は目標毎に複数の光線攻撃をしなければならない(近接接触攻撃では行えない)。この目標語へのブーストは、呪文のすべての効果語のレベルを3レベル増加させる。
Barrier/障壁
レベル 3
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
この目標語を含む言霊呪文は、術者レベルにつき10フィートの長さと、10フィートの高さをもつ目に見える障壁を作り出す。障壁に触れるか通り抜けるクリーチャーは呪文の影響を受ける。障壁は呪文の効果に特に記述がない限り、クリーチャーの通過を妨げない。形成するときに障壁のマスを占めているクリーチャーは呪文の影響を受ける。この壁は1フィートの厚みをもち、固体の表面に据えられなければならない。この壁は真っ直ぐに形成しなければならない。
ブースト:壁は術者レベルにつき20フィートの長さと、最大20フィートの高さをもつ。壁は術者の望むどのような形にも成形できるが、依然として垂直面のままである。
Burst/爆発
レベル 1
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
この目標語を含む言霊呪文は、半径10フィートの爆発内にとらわれたすべてのものに影響を与える。いくつかの効果語をバーストの目標語とともに用いると、爆発の代わりに同じ範囲の放射になる。これらの効果語は通常はより長い効果時間をもち、一度作成すると動かすことができない。これらにはバーストの目標制限の後に括弧書きで“放射”という語が示されている。
ブースト:呪文は半径20フィートの爆発内のすべてに影響を与える。有効距離は中距離(100フィート+10フィート/レベル)に延びる。この目標語へのブーストは、そのレベルを2増加させる。
ブースト:呪文は半径40フィートの爆発内のすべてに影響を与える。有効距離は長距離(400フィート+40フィート/レベル)に延びる。この目標語へのブーストは、そのレベルを4増加させる。
この目標語を含む言霊呪文は、円錐形の爆発内のすべてに影響を与える。
ブースト:有効距離が20フィートに増加する。この目標語へのブーストは、そのレベルを2増加させる。
ブースト:有効距離が40フィートに増加する。この目標語へのブーストは、そのレベルを4増加させる。
この目標語を含む言霊呪文は、20フィートの直線上のすべてに影響を与える。
ブースト:有効距離が60フィートに増加する。この目標語へのブーストは、そのレベルを1増加させる。
ブースト:有効距離が120フィートに増加する。この目標語へのブーストは、そのレベルを2増加させる。