魔法の武器は、より着実に攻撃を命中させ、より多くのダメージを与えられるような強化がなされている。魔法の武器には+1~+5の強化ボーナスが付いている。戦闘で使えば、このボーナスは攻撃ロールとダメージ・ロールの両方に適用される。あらゆる魔法の武器は、同時に高品質の武器でもあるのだが、攻撃ロールへの高品質によるボーナスと強化ボーナスは累積しない。
武器には基本的に2つの区分がある。近接武器と遠隔武器である。近接武器に分類される武器の中には、遠隔武器としても使えるものもある。その場合、強化ボーナスは近接攻撃にも遠隔攻撃にも適用される。
魔法の武器の中には特殊能力を持つものもある。アイテムの市価を計算する際には、特殊能力は追加のボーナスと同様に数えるが、特記なき限り、実際に攻撃やダメージを上昇させるわけではない。1つの武器の有効ボーナス(強化ボーナス+特殊能力ボーナス相当値。これにはキャラクターの能力や呪文によりもたらされたものも含む)は+10が上限である。特殊能力のある武器には、少なくとも+1の強化ボーナスが付いていなければならない。武器に同じ特殊能力が2回以上付くことはない。
武器や矢弾は珍しい物質で作られていることもある。d%をロールすること。01~95が出たら、そのアイテムは標準的な物質でできている。96~100が出たら、特殊な物質でできている。
武器の術者レベル:特殊能力のある武器の術者レベルは、個々のアイテムの説明の中にある。強化ボーナスだけで他の能力がない場合、術者レベルは強化ボーナス×3である。強化ボーナスと特殊能力が両方ある場合、2つの術者レベルのうち、高いほうの要求を満たしていなければならない。
追加ダメージ・ダイス:一部の魔法の武器は追加のダイスのかたちでダメージが増える。他のダメージ修正と違い、この追加ダイスぶんは、攻撃時にクリティカルが出ても倍にならない。
射出武器と矢弾:射出武器の強化ボーナスと、矢弾の強化ボーナスは累積しない。2つの強化ボーナスのうち、高い方だけが適用される。
+1以上の強化ボーナスを持つ射出武器から発射された矢弾は、ダメージ減少を克服するかどうかを調べる際には、魔法の武器として扱われる。同様に、属性のある射出武器から撃ち出された矢弾は、その射出武器の属性を得る。
発光:魔法の武器の30%はライト呪文相当の光を放つ。こうした発光する武器は明らかに魔法のものだと判る。この種の武器を鞘から抜いている場合、その存在を隠すことはできない。また、光を消すこともできない。後出の“特定の武器”の中には、説明文中にある通り、必ず光を放つものもあれば、決して光を放たないものもある。
硬度とヒット・ポイント:魔法の武器の強化ボーナス+1ごとに硬度への+2とヒット・ポイントへの+10を加える。
起動:通常、魔法の武器の利益を得るには、普通の武器の利益を得るのと同一の方法をとればよい――つまりその武器を振るえば(攻撃すれば)いい。武器に使用者による“起動”が必要な特殊能力がある場合、通常、使用者が合言葉を口にする必要がある(標準アクション)。キャラクターは一度に50本までの、各々が同じ能力を持つ矢弾の特殊能力を起動することができる。
魔法の武器とクリティカル・ヒット:武器の能力や“特定の武器”の中には、クリティカル・ヒットに追加効果のあるものもある。この特殊効果は、通常ならクリティカル・ヒットを受けないクリーチャーに対しても働く。クリティカル・ロールに成功した場合、特殊効果を適用すること。ただし、武器の通常のダメージを何倍かにすることはない。
標準的でないクリーチャー用の武器:サイズが小型や中型以外のクリーチャー用の武器のコストはさまざまである。高品質であることのコストと、魔法による強化のコストは変わらない。
その他の特徴:d%をロールすること。01~30ならそのアイテムは光を発する。31~45ならその能力の手掛かりとなる何か(意匠や銘刻など)がある。46~100なら特に何もない。
d% |
劣った下級の武器 |
---|---|
01~80 |
+1武器 |
81~100 |
劣った下級の特定の武器 |
d% |
優れた下級の武器 |
01~26 |
+1武器 |
27~53 |
+2武器 |
54~80 |
|
81~100 |
優れた下級の特定の武器 |
d% |
劣った中級の武器 |
01~10 |
+1武器 |
11~20 |
+2武器 |
21~32 |
+3武器 |
33~44 |
|
45~56 |
|
57~68 |
|
69~80 |
|
81~100 |
劣った中級の特定の武器 |
d% |
優れた中級の武器 |
01~10 |
+2武器 |
11~22 |
+3武器 |
23~32 |
|
33~44 |
|
45~56 |
|
57~68 |
|
69~80 |
|
81~100 |
優れた中級の特定の武器 |
d% |
劣った上級の武器 |
01~10 |
+3武器 |
11~22 |
+4武器 |
23~32 |
|
33~44 |
|
45~56 |
|
57~68 |
|
69~80 |
|
81~100 |
劣った上級の特定の武器 |
d% |
優れた上級の武器 |
01~10 |
+4武器 |
11~20 |
+5武器 |
21~30 |
|
31~38 |
|
39~46 |
|
47~51 |
|
52~59 |
|
60~67 |
|
68~71 |
|
72~74 |
|
75~77 |
|
78~80 |
|
81~100 |
優れた上級の特定の武器 |
d% |
+1 武器の特殊能力 |
|
---|---|---|
01 |
+3,000GP | |
02 |
+4,000GP | |
03 |
+1ボーナス | |
04~08 |
+1ボーナス | |
09 |
+1ボーナス | |
10 |
+1ボーナス | |
11~12 |
+1ボーナス | |
13~16 |
+1ボーナス | |
17 |
+1ボーナス | |
18 |
+1ボーナス | |
19 |
+1ボーナス | |
20~21 |
+1ボーナス | |
22 |
+1ボーナス | |
23~26 |
+1ボーナス | |
27 |
+1ボーナス | |
28~33 |
+1ボーナス | |
34~39 |
+1ボーナス | |
40~41 |
+1ボーナス | |
42~45 |
+1ボーナス | |
46~47 |
+1ボーナス | |
48 |
+1ボーナス | |
49 |
+1ボーナス | |
50 |
+1ボーナス | |
51~52 |
+1ボーナス | |
53~54 |
+1ボーナス | |
55~59 |
+1ボーナス | |
60~61 |
+1ボーナス | |
62 |
+1ボーナス | |
63~64 |
+1ボーナス | |
65 |
+1ボーナス | |
66~68 |
+1ボーナス | |
69 |
+1ボーナス | |
70 |
+1ボーナス | |
71 |
+1ボーナス | |
72 |
+1ボーナス | |
73 |
+1ボーナス | |
74 |
+1ボーナス | |
75~80 |
+1ボーナス | |
81~85 |
+1ボーナス | |
86 |
+1ボーナス | |
87~91 |
+1ボーナス | |
92~96 |
+1ボーナス | |
97 |
+1ボーナス | |
98~100 |
+1ボーナス | |
d% |
+2 武器の特殊能力 |
|
01 |
+2ボーナス | |
02~10 |
+2ボーナス | |
11~19 |
+2ボーナス | |
20 |
+2ボーナス | |
21~27 |
+2ボーナス | |
28 |
+2ボーナス | |
29 |
+2ボーナス | |
30~38 |
+2ボーナス | |
39~47 |
+2ボーナス | |
48 |
+2ボーナス | |
49 |
+2ボーナス | |
50~58 |
+2ボーナス | |
59~67 |
+2ボーナス | |
68 |
+2ボーナス | |
69 |
+2ボーナス | |
70 |
+2ボーナス | |
71 |
+2ボーナス | |
72 |
+2ボーナス | |
73 |
+2ボーナス | |
74 |
+2ボーナス | |
75~83 |
+2ボーナス | |
84 |
+2ボーナス | |
85~91 |
+2ボーナス | |
92~100 |
+2ボーナス | |
d% |
+3 武器の特殊能力 |
|
01~20 |
+3ボーナス | |
21~40 |
+3ボーナス | |
41~80 |
+3ボーナス | |
81~100 |
+3ボーナス | |
d% |
+4または+5 武器の特殊能力 |
|
01~40 |
+4ボーナス | |
41~80 |
+4ボーナス | |
81~90 |
+5ボーナス | |
91~95 |
+10,000GP | |
96~100 |
+14,000GP |
打撃武器のみ。
+1 |
2,000GP |
+2 |
8,000GP |
+3 |
18,000GP |
+4 |
32,000GP |
+5 |
50,000GP |
+62 |
72,000GP |
+72 |
98,000GP |
+82 |
128,000GP |
+92 |
162,000GP |
+102 |
200,000GP |
これらの行は特殊能力を加えるときに市価を決定するために使用すること。
d% |
+1 武器の特殊能力 |
|
---|---|---|
01 |
+1,000GP | |
02 |
+3,000GP | |
03 |
+4,000GP | |
04~06 |
+1ボーナス | |
07~15 |
+1ボーナス | |
16 |
+1ボーナス | |
17~19 |
+1ボーナス | |
20 |
+1ボーナス | |
21~24 |
+1ボーナス | |
25 |
+1ボーナス | |
26~28 |
+1ボーナス | |
29~36 |
+1ボーナス | |
37~45 |
+1ボーナス | |
46~54 |
+1ボーナス | |
55~58 |
+1ボーナス | |
59~62 |
+1ボーナス | |
63 |
+1ボーナス | |
64 |
+1ボーナス | |
65~66 |
+1ボーナス | |
67 |
+1ボーナス | |
68 |
+1ボーナス | |
69~76 |
+1ボーナス | |
77~84 |
+1ボーナス | |
85~92 |
+1ボーナス | |
93~100 |
+1ボーナス | |
d% |
+2 武器の特殊能力 |
|
01~10 |
+2ボーナス | |
11~13 |
+2ボーナス | |
14~23 |
+2ボーナス | |
24~31 |
+2ボーナス | |
32~34 |
+2ボーナス | |
35~37 |
+2ボーナス | |
38~48 |
+2ボーナス | |
49~58 |
+2ボーナス | |
59~69 |
+2ボーナス | |
70~73 |
+2ボーナス | |
74~76 |
+2ボーナス | |
77~86 |
+2ボーナス | |
87~90 |
+2ボーナス | |
91~100 |
+2ボーナス | |
d% |
+3 武器の特殊能力 |
|
01~25 |
+3ボーナス | |
26~45 |
+3ボーナス | |
46~85 |
+3ボーナス | |
86~94 |
+4ボーナス | |
95~96 |
+4ボーナス | |
97~98 |
+4ボーナス | |
99~100 |
+4ボーナス |
d% |
||
---|---|---|
01~05 |
+1,500GP | |
06~16 |
+1ボーナス | |
17 |
+1ボーナス | |
18~28 |
+1ボーナス | |
29 |
+1ボーナス | |
30 |
+1ボーナス | |
31~43 |
+1ボーナス | |
44~56 |
+1ボーナス | |
57~64 |
+1ボーナス | |
65 |
+1ボーナス | |
66~67 |
+1ボーナス | |
68 |
+1ボーナス | |
69~73 |
+1ボーナス | |
74~86 |
+1ボーナス | |
87~100 |
+1ボーナス | |
d% |
||
01~10 |
+2ボーナス | |
11~20 |
+2ボーナス | |
21~30 |
+2ボーナス | |
31~33 |
+2ボーナス | |
34~45 |
+2ボーナス | |
46~55 |
+2ボーナス | |
56~67 |
+2ボーナス | |
68~70 |
+2ボーナス | |
71~80 |
+2ボーナス | |
81~90 |
+2ボーナス | |
91~100 |
+2ボーナス | |
d% |
||
01~66 |
+4ボーナス | |
67~00 |
+4ボーナス |
特殊能力を備える武器は最低でも+1の強化ボーナスも持っている必要がある。
(Icy Burst/冷気爆砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
アイシー・バースト武器はフロスト武器と同様に働くが、それに加えて、命中しクリティカル・ヒットとなったなら、冷気の爆発を引き起こす。この冷気が使用者に害を与えることはない。フロスト能力(後述参照)で与える1d6ポイントの追加[氷雪]ダメージに加えて、アイシー・バースト武器は、クリティカル・ヒットになったなら、さらに1d10ポイントの追加[氷雪]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3なら2d10ポイントの追加[氷雪]ダメージ、武器のクリティカル倍率が×4なら3d10ポイントの追加[氷雪]ダメージである。
フロスト能力が起動していない場合でも、クリティカル・ヒットになれば、この武器は追加の[氷雪]ダメージを与える。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、チル・メタルあるいはアイス・ストーム
(Axiomatic/摂理)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
アクシオマティック武器は秩序のパワーが込められている。武器が秩序属性となるため、対応するダメージ減少を無視することができる。この武器は、混沌の属性を持つものすべてに2d6ポイントの追加ダメージを与える。混沌の属性を持つクリーチャーがこれを用いようとした場合、恒久的な負のレベル(Core Rulebook 562ページ)が1レベル付いてしまう。負のレベルはこの武器を手にしている限りずっと続き、武器を使うのをやめた途端に消えてなくなる。しかしこの武器を使用している間は、レストレーション呪文を使おうが何を使おうが、この負のレベルをなくしてしまうことはできない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、オーダーズ・ラス、作成者は秩序でなければならない
(Adaptive/適応)
市価 +1,000GP; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 1レベル; 重量 ―
この能力はコンポジット・ボウにのみ付与できる。アダプティヴ・ボウは使い手の筋力に応じて、その使用者の【筋力】ボーナスに等しい【筋力】等級を持つボウとして機能する。使用者は望むならより小さな【筋力】ボーナスで射撃する(そして、より少ないダメージを出す)ことができる。
コスト +500GP
《魔法の武器防具作成》、ウォープ・ウッド
(Advancing/前進)
市価 +2ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この能力は近接武器にのみ付与できる。ラウンドごとに1回、アドヴァンシング武器による近接攻撃でクリーチャーにダメージを与えたとき、使用者はその攻撃後の自身のターンの終了までに、即行アクションとして5フィート・ステップを行うことができる。この移動は使用者の移動能力あるいはそのラウンドの前か後に5フィート・ステップを行ったものとは見なさないが、この能力の使用により使用者の次のターンの開始時まですべての攻撃ロールに-2のペナルティが課される。この能力は攻撃の一部として移動を行うことができる他の何らかの能力あるいは効果と組み合わせて使用することはできない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、フェザー・ステップ(Advanced Player's Guide)
(Anarchic/無秩序)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
アナーキック武器は混沌のパワーが込められている。武器が混沌属性となるため、対応するダメージ減少を無視することができる。この武器は、秩序の属性を持つものすべてに2d6ポイントの追加ダメージを与える。秩序の属性を持つクリーチャーがこれを用いようとした場合、恒久的な負のレベル(Core Rulebook 562ページ)が1レベル付いてしまう。負のレベルはこの武器を手にしている限りずっと続き、武器を使うのをやめた途端に消えてなくなる。しかしこの武器を使用している間は、レストレーション呪文を使おうが何を使おうが、この負のレベルをなくしてしまうことはできない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ケイオス・ハンマー、作成者は混沌でなければならない
(Allying/提携)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
アライング武器の使用者は、武器の強化ボーナスを仲間が使用している武器1つに転送することができる。使用者と効果を受ける仲間との間には視線が通っていなければならない。使用者のターンに武器を使用する前にフリー・アクションを使用することで、使用者はこの武器の強化ボーナスを移動させる値を選択する。このボーナスはアライング武器の使用者の次のターンまで、仲間の武器に効果を及ぼす。アライング武器からの強化ボーナスは(もしあったとしても)仲間の武器の強化ボーナスと累積しない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、マジック・ウェポン
(Anchoring/係留)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器あるいは投擲武器にのみ付与できる。アンカリング武器は目標をその場に釘付けにし、移動することを防ぐことができる。1回の即行アクションとして、この武器はイムーヴァブル・ロッドのように機能して、空間中の一点に位置を固定することができる。この能力は使用者がクリーチャーにアンカリング武器を使用した近接攻撃を命中させたときにも使用することができる。これにより目標は武器に繋ぎ止められ、武器から離れて移動することを妨げられる。目標は絡みつかれた状態あるいは麻痺状態になるわけではない; 単に、まずその武器を破壊してからでなければその場から移動ができない、あるいは武器を伴って10フィートまで移動するために1回の全ラウンド・アクションとして 難易度30の【筋力】判定に成功しなければならない。クリーチャーを繋ぎ止めている間、アンカリング武器は動かないままであり、攻撃に使用することはできない。アンカリング武器はエレメンタル、粘体、およびガス状あるいは液状の形態のクリーチャーを含む不定形のクリーチャーには何の効果もない。また、その武器がゴースト・タッチ特殊能力を併せ持つのでない限り、非実体のクリーチャーを繋ぎ止めることもできない。
(Unholy/邪なる)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
アンホーリィ武器は邪なパワーが込められている。武器が悪属性となるため、対応するダメージ減少を無視することができる。この武器は、善の属性を持つものすべてに2d6ポイントの追加ダメージを与える。善の属性を持つクリーチャーがこれを用いようとした場合、恒久的な負のレベルが1レベル付いてしまう。負のレベルはこの武器を手にしている限りずっと続き、武器を使うのをやめた途端に消えてなくなる。しかしこの武器を使用している間は、レストレーション呪文を使おうが何を使おうが、この負のレベルをなくしてしまうことはできない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アンホーリィ・ブライト、作成者は悪でなければならない
(Igniting/着火)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・力術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
イグナイティング武器はクリティカル・ヒットを成功させた打撃によって目標に着火(『Core Rulebook』P.444)を起こすこともできるフレイミング武器として機能する。目標は着火を避けるためのセーヴィング・スローを行うことはできないが、自身のラウンドごとに消火のためのセーヴィング・スローを行うことができる。敵に火をつけるためにはフレイミング能力を起動していなければならない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、フレイム・ブレード、フレイム・ストライク、あるいはファイアーボール
(Invigorating/奮起)
市価 +2ボーナス; オーラ 微弱・心術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この能力は近接武器にのみ付与できる。この武器による攻撃で生きている敵を倒すと(殺すか、ヒット・ポイントを負数に低下させる)、この武器は使用者に活力を注ぎ込む。使用者が疲労状態の場合、武器は疲労を除去する。過労状態の場合、使用者は代わりに疲労状態になる。過労状態でも疲労状態でもない場合、使用者は次の自身のターンの終了時まで、攻撃ロールへの+2の士気ボーナスと、保有するすべての移動モードへの+10フィートの強化ボーナスを得る。
(Impervious/不壊)
市価 +3,000GP; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
インパーヴィアス武器はダメージや腐敗から免れている。魔法的あるいは超常的な手段によってでさえ、金属質の武器は錆びず、木製の武器は腐敗したり曲がらない。インパーヴィアス武器はその強化ボーナスごとに、硬度とヒット・ポイントに通常の2倍のボーナスを得る。インパーヴィアス武器の破壊 難易度、およびインパーヴィアス武器に対する武器破壊の戦技に対する使用者の戦技防御値は、それぞれ武器の強化ボーナスの2倍に等しいボーナスを得る。
コスト +1,500GP
《魔法の武器防具作成》、ファブリケイト、メイク・ホウル
(Impact/衝撃)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
この特殊能力は軽い武器ではない近接武器にのみ付与できる。インパクト武器は打撃時に強力な運動量的衝撃を加え、その武器が1段階大きなサイズであるかのようにダメージを与える。加えて、この武器の使用中に使用者が試みるあらゆる突き飛ばしの戦技には、武器の強化ボーナスに等しいボーナスが得られる; これにより《突き飛ばし打撃》、《盾のぶちかまし》、あるいは《突き落とし》のように、武器を使用したものだけではなくすべての突き飛ばしの試みが強化される。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ブルズ・ストレンクス、リード・ブレーズ(Advanced Player's Guide)、ライチャス・マイトあるいはジャイアント・フォームI
(Valiant/勇壮)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・占術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ヴァリアント武器を装備したキャヴァリアーがその“挑戦”能力で敵を目標に定めると、ヴァリアント武器はその敵に対して追加で1d6ポイントのダメージを与える。使用者は挑戦した敵の武器への武器落としまたは武器破壊を行うための戦技判定に+2のボーナス、さらにその敵による武器落としおよび武器破壊攻撃に対する戦技防御値に+4のボーナスを得る。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、トゥルー・ストライク
(Vicious/反動)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・死霊術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ヴィシャス武器が相手に命中すると、破壊的なエネルギーが炸裂し、その相手と使用者の間で共振する。このエネルギーは相手に2d6ポイントのダメージを与え、同時に使用者に1d6ポイントのダメージを与える。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、エナヴェイション
(Wounding/流血)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ウーンディング武器はクリーチャーに命中した場合、1ポイントの出血ダメージを与える。ウーンディング武器が命中するたびに、出血ダメージは増加していく。出血状態のクリーチャーは、そのクリーチャーのターンの開始時に出血ダメージを受ける。出血状態は、難易度15の〈治療〉判定に成功するか、ヒット・ポイント・ダメージを回復する呪文を使用されると、出血が収まる。クリティカル・ヒットになっても出血ダメージは倍化しない。クリティカル・ヒットに完全耐性のあるクリーチャーはこの武器による出血ダメージにも完全耐性を持つ。
(Vorpal/首切り)
市価 +5ボーナス; オーラ 強力・死霊術および変成術; 術者レベル 18レベル; 重量 ―
これは強力でひろく畏怖されている能力である。この能力の付いた武器は当たれば相手の首を切り落とす。攻撃ロールのダイスの目が20であった場合(その後のクリティカル・ヒットになったかどうかのロールにも成功したならば)、この武器は相手の首(もしあれば)を胴から切り落とす。各種の異形、すべての粘体など、一部のクリーチャーには首がない。また、ゴーレムや(ヴァンパイア以外の)アンデッドなどは、首を落とされても差し支えない。しかし、それ以外のクリーチャーのほとんどは、首を切り落とされると死ぬ。ヴォーパル武器は斬撃ダメージを与える近接武器にのみ付与できる。魔法の武器でランダムに作成していて、不適切な武器でこの能力が出た場合、振り直すこと。
コスト +5ボーナス
《魔法の武器防具作成》、サークル・オヴ・デス、キーン・エッジ
(Endless Ammunition/無尽の矢弾)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
ボウおよびクロスボウはエンドレス・アミュニション武器として作成することができる──火器およびその他の射出武器はできない。エンドレス・アミュニション武器は、つがえるたびに1本の非魔法的なアローまたはボルトが魔法によって自発的に生成されるため、武器の使用者は武器に矢弾を装填する必要がない。
使用者が武器にその他の矢弾を装填することを試みる場合、生成されたアローまたはボルトは速やかに消滅し、使用者は通常通りに武器に装填することができる。この能力は武器の装填あるいは発射に必要な時間を減じるわけではない。武器から取り除かれた場合、生成されたアローまたはボルトは消滅する; 発射された場合にのみ維持される。通常のボウおよびクロスボウの矢弾と異なり、これらのアローおよびボルトは発射すると常に破壊される。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、マイナー・クリエイション
(Ominous/不吉)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・力術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。オーミナス武器は振りぬくたびに影のような靄をその後ろにたなびかせ、戦いの中で恐ろしい哀歌を呻かせる。オーミナス武器はその強化ボーナスを使用者によって行われる〈威圧〉判定に加える。加えて、オーミナス武器がクリティカル・ヒットを確定させた際、目標は1分間怯え状態になる(意志・無効、難易度13); 武器のクリティカル倍率が×2よりも大きい場合、この状態は倍率が×2を超えるごとに追加で1分間持続する。オーミナス武器から怯え状態を得たクリーチャーは、24時間同じ武器から再びこの状態を得ることはない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ドゥームあるいはスケアー
(Guardian/守護者)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ガーディアン武器は使用者が武器の強化ボーナスの一部または全部を、他のすべてと累積するボーナスとしてセーヴィング・スローに移すことができるようにする。フリー・アクションとして、使用者は武器を使用する前に自身のターンの開始時に、武器の強化ボーナスをどのように配分するかを選択することができる。セーヴィング・スローへのボーナスは使用者の次のターンまで持続する。犠牲にできるのは武器自身の強化ボーナスのみであり、グレーター・マジック・ウェポン呪文などのその他の効果によって提供されるいかなる強化ボーナスも犠牲にできない。しかしながら、そのような効果の合計は依然としてセーヴィング・スローを強化するために割り当てられた量だけ減少する。
武器がディフェンディングとガーディアンの能力を併せ持つ場合、割り当てられた1ポイントの強化ボーナスは、アーマー・クラス とセーヴィング・スローの両方ではなくどちらか一方を増加させる。
(Countering/反撃)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
カウンタリング武器は自身の使用者に、この武器に行われる武器落としまたは武器破壊の戦技に対する戦技防御値への+2のボーナスを与える。試みが失敗した場合、使用者は機会攻撃を誘発することなく、即座にその相手に対して同じ戦技を試みることができる。使用者がこの方法で反撃を行う際に、武器落としの戦技を失敗することで自身の武器を落としてしまう恐れはない。この能力は攻撃者が使用者の間合い内にいない場合でさえ使用することができる。カウンタリングは近接武器にのみ付与できる。
コスト +1ボーナス
《迎え討ち》、《魔法の武器防具作成》、キャッツ・グレイス
(Cunning/狡猾)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・占術; 術者レベル 6レベル; 重量 ―
この特殊能力は使用者が目標に持つ知識を使い、武器に敵の防御の隙間を見つけ出させる。この武器による攻撃がクリティカル可能状態となった際(来訪者の敵に対する〈知識:次元界〉のような)対象のクリーチャー種別に関連した〈知識〉技能を5ランク以上有してしているなら、使用者はクリティカル・ロールに+4のボーナスを得る。15ランク以上有しているなら、このボーナスは+6に向上する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、トゥルー・ストライク
(Keen/鋭き刃の)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この能力は武器のクリティカル可能域を2倍にする。キーン能力は斬撃ダメージもしくは刺突ダメージを与える近接武器にのみ付与できる。魔法の武器をランダムに作成している場合に不適切な武器でこの能力が出た場合、振り直すこと。この利益は、クリティカル可能域を拡張する他のすべての効果(キーン・エッジ呪文や《クリティカル強化》の特技によるものなど)と累積しない。
(Ki Intensifying/気激化)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・変成術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この武器は使用者の気を放出および増幅し、武器を通じて素手攻撃であるかのように特殊な気の攻撃を使用できるようにする。これらの攻撃にはモンクの気打撃、激震掌、および《朦朧化打撃》特技が含まれる。武器を通して使用される気能力のセーヴ難易度は、その武器の強化ボーナスの半分だけ増加される(最小1)。
キ・インテンシファイ武器による打撃が成功すると、使用者は即行アクションとして1気ポイントを消費し、フリー・アクションとして機会攻撃を誘発することなく突き飛ばし、武器落とし、位置ずらし、あるいは足払いの戦技を行うことができる。武器攻撃に適用される何らかのボーナスあるいはペナルティはこの戦技判定にも適用される。使用者は選択した戦技の一部として自身のマスから移動することはできない。
近接武器のみにキ・インテンシファイ能力を付与できる。この能力はアミュレット・オヴ・マイティ・フィスツまたは同種の武器ではないアイテムに加えることはできない。キ・フォーカス能力を持つ武器はキ・インテンシファイに更新することができる。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、作成者はモンクでなければならない
(Ki Focus/気焦点)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。この魔法の武器は使用者にとって気の流路として働くため、この武器を通して、あたかも素手攻撃を使用したかのように気に基づく特殊攻撃を使用することができる。そうした攻撃には、モンクの気打撃と激震掌、そして《朦朧化打撃》の特技(モンクがこの特技に適用できるあらゆる追加能力も含む)などが含まれる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、作成者はモンクでなければならない
(Quenching/消火)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。クウェンチング武器は中型サイズ以下の非魔法的な火に突き込むとこれを消火する。(火)の副種別のクリーチャーに対して使用すると、この武器は追加で1d6ポイントのダメージを与える。クウェンチング武器の使用者は火に基づく効果に対するセーヴィング・スローへの+2の技量ボーナスを獲得し、武器自身は[火炎]ダメージへの完全耐性を持つ。
(Grounding/接地)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。グラウンディング武器は使用者を害することなく電気を帯びた表面に安全に接触することができる。(風)の副種別のクリーチャーに対して使用すると、この武器は追加で1d6ポイントのダメージを与える。グラウンディング武器の使用者は風および電気に基づく効果に対するセーヴィング・スローへの+2の技量ボーナスを獲得し、武器自身は[雷撃]ダメージへの完全耐性を持つ。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ショッキング・グラスプ
(Glamered/衣まがい)
市価 +4,000GP; オーラ 中程度・幻術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
グラマード武器は命じられると形状を変化させ、同様のサイズの異なる物体の外見を装う。そのように偽装した際でも武器は依然としてすべての特性(重量を含む)を維持しているが、魔法を放射しない。偽装されている間は、トゥルー・シーイングまたは同種の魔法のみがグラマード武器の本質を明らかにする。グラマード武器を攻撃に使用すると、この特殊能力は1分間抑制される。
コスト +2,000GP
《魔法の武器防具作成》、ディスガイズ・セルフ、マジック・オーラ
(Cruel/残虐)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・死霊術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
使用者が恐れ状態、怯え状態、あるいは恐慌状態のクリーチャーをクルーエル武器で攻撃すると、そのクリーチャーは1ラウンドの間不調状態になる。この武器を使用してクリーチャーを気絶状態にするか殺した場合、使用者は10分間持続する5ポイントの一時的ヒット・ポイントを得る。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、コーズ・フィアー、デス・ネル
(Grayflame/灰色の炎)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 6レベル; 重量 ―
この武器は正と負のエネルギー放出に反応する。使用者が即行アクションでこの武器を通してエネルギー放出を消費したなら、松明ほどの明るさを放つ奇妙な灰色の炎が点く。これにより武器の強化ボーナスは+1増加し、この武器で攻撃したクリーチャーへ(フレイム・ストライクによる信仰の力のように)+1d6ダメージを与える。この炎はエネルギー放出を通常通りに使用した際にダメージもしくは回復するd6ごとに1ラウンド持続する。正のエネルギーを込めた場合には炎は銀のような灰色となり、善のクリーチャーはこの武器による追加ダメージに完全耐性を持つ。また、この武器はダメージ減少を考慮する際に善かつ銀製の武器として扱われる。負のエネルギーを込めた場合には炎は灰そのもののような色となり、悪のクリーチャーはこの武器による追加ダメージに完全耐性を持つ。また、この武器はダメージ減少を考慮する際に悪かつ冷たい鉄製の武器として扱われる。この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、《エネルギー放出の一撃》、アライン・ウェポン
(Glorious/光輝)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
グローリアス武器を抜くと、デイライト呪文相当のまばゆい光が放たれる。使用者はこの光を抑制することはできないが、デイライトを抑制できる何らかの効果によって一時的に抑制することはできる。グローリアス武器は光り輝き、使用者が近接攻撃を行ういかなるクリーチャーも自動的に使用者の次のターンの開始時まで目が眩んだ状態になる。グローリアス武器がクリティカル・ヒットを確定させた場合、目標は使用者の次のターンの開始時まで盲目状態になる(意志・無効、難易度14); 武器のクリティカル倍率が×2を超える場合、この盲目状態は×2を超えるごとに追加で1ラウンド持続する。近接武器のみがグローリアス能力を有することができる。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ブラインドネス/デフネス、デイライト、フレア
(Ghost Touch/触霊)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
ゴースト・タッチ武器は、強化ボーナスの数値に関係なく、非実体クリーチャーに通常通りダメージを与える(非実体クリーチャーの“実体のあるものからは50%のダメージしか受けない”という能力はゴースト・タッチ武器による攻撃には適用されない)。また、非実体クリーチャーはいつでもこの武器を拾ったり、動かしたりできる。“顕現”状態にあるゴーストは、この武器を実体クリーチャーに対して使用できる。ゴースト・タッチ武器は実際上、常に実体/非実体のうち、使用者にとって有利な方として扱われる。この特殊能力は近接武器および矢弾にのみ付与できる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、プレイン・シフト
(Called/招請される)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
コールド武器は機会攻撃を誘発しない1回の即行アクションとして、その武器が他のクリーチャーに所有されている場合でさえ、使用者の手に瞬間移動させることができる。この能力は最大で100フィートの有効距離を持ち、瞬間移動を遮断する効果はコールド武器の帰還を妨げる。この能力を機能させるには、コールド武器は少なくとも24時間クリーチャーに所有される必要がある。
(Courageous/勇敢)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・心術; 術者レベル 3レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。コレイジャス武器は戦いの中で使用者の勇気と士気を高める。使用者は[恐怖]に対するセーヴィング・スローに武器の強化ボーナスに等しい士気ボーナスを得る。加えて、使用者が他のいかなる要素から得たいずれの[恐怖]に対する士気ボーナスも、武器の強化ボーナスの半分増加する(最小1)。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ヒロイズム、リムーヴ・フィアー
(Corrosive/腐食)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
合言葉を唱えると、コローシヴ武器は攻撃が命中すると追加で1d6ポイントの[強酸]ダメージを与える酸で濡れる。この酸は使用者を傷つけることはない。この効果は別の合言葉が唱えられるまで持続する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アシッド・アロー
(Corrosive Burst/腐食爆砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
コローシヴ・バースト武器はクリティカル・ヒットを命中させると強力な酸の爆発を生じさせるコローシヴ武器として機能する。この酸は使用者を傷つけることはない。コローシヴの特殊能力による追加の[強酸]ダメージに加え、コローシヴ・バースト武器はクリティカル・ヒットに成功すると追加で1d10ポイントの[強酸]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3であれば、この代わりに追加で2d10ポイントの[強酸]ダメージを与える。クリティカル倍率が×4の場合、追加で3d10ポイントを与える。
コローシヴ能力が起動していない場合でさえ、クリティカル・ヒットに成功すれば追加[強酸]ダメージを提供する。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アシッド・アロー
(Conserving/保存)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この能力は火器に加えることはできない。射出武器のみがコンサーヴィングにすることができる。使用者が遠隔攻撃を外した場合、発射した矢弾は矢筒、容器、あるいはポーチに無傷で瞬間移動する。飛翔の一部として壊れるアローなど、問題の矢弾が単に射出されたという以外の理由で破壊される場合、この特殊能力は機能せず、その矢弾は通常通りに破壊される。瞬間移動を遮断する効果はこの能力の働きを妨げる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アバンデント・アミュニション(Ultimate Combat)、ディメンジョン・ドア
(Conductive/伝導)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・死霊術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
コンダクティヴ武器は対象に命中させるために(クレリックの領域能力、ソーサラーの血脈の力、オラクルの神秘による啓示、ウィザードの秘術系統能力のような)近接接触攻撃ないし遠隔接触攻撃を必要とする擬似呪文能力や超常能力のエネルギーを伝達させることができる。
適切な種類の攻撃に成功したなら、使用者は使用回数を2回分消費することで武器を通じて魔法的能力を伝達させ、攻撃の目標に武器攻撃と特殊能力の両方の影響を与えることを選択できる(使用者が使用回数の制限が無い特殊能力を持っている場合、使用者は毎ラウンド武器を通してその能力を伝達しても良い)。例えば、敵のアンデッドにコンダクティヴ・グレートソードで攻撃を命中させたパラディンは、グレートソードのダメージと“癒しの手”(近接接触攻撃の必要な超常能力)1回分のダメージとを与えるために、“癒しの手”の使用回数を2回分消費することができる。使用者はこの武器特殊能力を1ラウンドに1回だけ使用することができる(たとえ複数のコンダクティヴ武器を使用していたとしても例外ではない)。また、この能力は武器と同じ種別(近接ないし遠隔)の魔法的能力にのみ効果を及ぼす。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、スペクトラル・ハンド
(Thundering/雷鳴)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・死霊術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
サンダリング武器は、クリティカル・ヒットが成功した対象に対して、耳をろうする雷のような轟音を発する。この[音波]エネルギーが使用者に害を与えることはない。サンダリング武器は、クリティカル・ヒットになったなら、1d8ポイントの追加[音波]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3なら2d8ポイントの追加[音波]ダメージ、武器のクリティカル倍率が×4なら3d8ポイントの追加[音波]ダメージである。サンダリング武器でクリティカル・ヒットを受けた者は難易度14の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると恒久的に聴覚喪失状態となる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ブラインドネス/デフネス
(Seeking/誘導)
市価 +1ボーナス; オーラ 強力・占術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この特殊能力は遠隔武器にのみ付与できる。シーキング武器は目標を目指して方向を変えながら飛ぶため、視認困難など、普通なら適用される失敗確率を無効化する。ただし、使用者はこの武器で正しいマスを狙う必要がある。例えば、間違って何もいない場所へ向けて撃ったアローが方向を変えて(たとえその近くにいようとも)不可視状態の敵に当たるというようなことはない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、トゥルー・シーイング
(Seaborne/海中適応)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。シーボーン武器は水界の環境で容易に機能する。武器を手にすると、使用者は〈水泳〉判定に武器の強化ボーナスの2倍に等しいボーナスを得る。加えて、使用者はフリーダム・オヴ・ムーヴメント呪文の対象であるかのように、水中にいることで課される攻撃およびダメージ・ロールへの通常のペナルティを受けない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、タッチ・オヴ・ザ・シー(Advanced Player's Guide)
(Jurist/法律家)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 4レベル; 重量 ―
インクィジターが、ジュリスト武器を構えている時に“審判”クラス特徴を使用する際、この武器は〈知覚〉判定と戦技防御値に強化ボーナスを提供する。このボーナスは“審判”の最初のラウンドは+1であり、毎ラウンド+1ずつ増加し、3ラウンド目以降における+3が最大となる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アウルズ・ウィズダム
(Shocking Burst/電撃爆砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
ショッキング・バースト武器はショック武器と同様に働くが、それに加えて、命中しクリティカル・ヒットとなったなら、電撃の爆発を引き起こす。この電撃が使用者に害を与えることはない。ショック能力(後述参照)で与える1d6ポイントの追加[雷撃]ダメージに加えて、ショッキング・バースト武器は、クリティカル・ヒットになったなら、さらに1d10ポイントの追加[雷撃]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3なら2d10ポイントの追加[雷撃]ダメージ、武器のクリティカル倍率が×4なら3d10ポイントの追加[雷撃]ダメージである。
ショック能力が起動していない場合でも、クリティカル・ヒットになれば、この武器は追加の[雷撃]ダメージを与える。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、コール・ライトニングあるいはライトニング・ボルト
(Shock/電撃)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
ショック武器は、合言葉に応えてぱちぱちと音を立てる電気の火花に包まれる。命中すると、ショック武器は追加で1d6ポイントの[雷撃]ダメージを与える。この電気が使用者に害を与えることはない。この効果は、もう一度合言葉を唱えて止めるまで持続する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、コール・ライトニングあるいはライトニング・ボルト
(Stalking/追尾)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・占術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
ストーキング武器の使用者がより長く目標を学習することで、その打撃はより効果的になる。1回の標準アクションとして、ストーキング武器を装備しているキャラクターはこの武器に60フィート以内の1体のクリーチャーを学習するよう命じることができる。使用者は目標と効果線および視線が通っていなければならない。使用者が学習されたクリーチャーを攻撃する際、ストーキング武器は命中すると、最大でストーキング武器の強化ボーナスに等しい個数のボーナス・ダイスまで、目標の学習に費やした連続したラウンドにつき+1d6ポイントのボーナス・ダメージを与える。このボーナス・ダメージは精度に基づくダメージであり、そのクリーチャーに対する最初の命中にのみ適用される。
使用者が学習したクリーチャー以外のクリーチャーを攻撃するか、武器に別のクリーチャーを学習するよう命じるか、あるいは学習したクリーチャーから60フィートより離れてターンを終了した場合、武器は事前に学習したクリーチャーに対するすべてのボーナス・ダメージ・ダイスを失う。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ハンターズ・アイ、トゥルー・ストライク
(Speed/追加攻撃)
市価 +3ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
全力攻撃アクションをする際に、スピード武器の使用者は1回の追加攻撃を行なうことができる。その攻撃には、使用者の最も高い基本攻撃ボーナスを使用し、状況に応じて適切な修正値がすべて適用される(この利益はヘイスト呪文など、同様の効果とは累積しない)。
(Spell Storing/呪文蓄積)
市価 +1ボーナス; オーラ 強力・力術およびさまざま; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
呪文の使い手は、3レベルまでの目標型呪文を1つ、スペル・ストアリング武器の中に蓄えておくことができる(蓄える呪文は発動時間が1標準アクションのものに限られる)。この武器がクリーチャーに命中し、相手がそれによってダメージを受けた場合、使用者が望めば、この武器に蓄えた呪文を即座にフリー・アクションでそのクリーチャーに発動することができる(この特殊能力は、“アイテムから呪文を発動する場合、最低でも、同一呪文を通常通り発動するのと同じ時間がかかる”という一般ルールの例外である)。いったん呪文が武器から発動されたら、呪文の使い手は3レベルまでの目標型呪文を1つ、この武器に発動してまた蓄えることができる。この武器は使用者に、現在蓄えられている呪文の名前を、魔法の力で告げ知らせる。魔法の武器をランダムに作成していて出てきた場合、スペル・ストアリング武器には、50%の確率で既に呪文が蓄えられている。この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。
スペル・ストアリング武器は力術系統の強力なオーラに加え、現在蓄えられている呪文のオーラを放つ。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、作成者は少なくとも12レベルの術者でなければならない
(Spellstealing/呪文盗み)
市価 +3ボーナス; オーラ 強力・占術; 術者レベル 13レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。スペルスティーリング武器は目標から防護の魔法を吸い上げ、自身に転送することができる。目標に対するクリティカル・ロールを行う際、使用者はクリティカル・ヒットを見送り、代わりに目標に対して起動している呪文または魔法的な効果を自動的に把握することを選択できる。使用者はその後、それらの効果の1つを選択して、これを盗むためにその強化ボーナスを加えたスペルスティーリング武器の術者レベルを用いて、難易度11+その効果の術者レベルに対する術者レベル判定を行うことができる。判定に成功した場合、目標は速やかにその効果の利益を失い、使用者は1分間(あるいは効果が使い切られるまでの、いずれか早い方まで)その効果を得る。スペルスティーリング武器が×2を超えるクリティカル倍率を持つ場合、使用者は倍率が×2を超えるごとに追加で1つの呪文効果(×3なら効果2つ、など)を盗むことを試みることができる。
コスト +3ボーナス
《魔法の武器防具作成》、グレーター・アーケイン・サイト、リミテッド・ウィッシュ
(Throwing/投擲)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。この能力の付与された近接武器は射程単位が10フィートとなり、その武器の通常の使い方に習熟している者なら投擲することができる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、マジック・ストーン
(Second Chance/二度目の機会)
市価 +4ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 11レベル; 重量 ―
この特殊能力はボウにのみ付与できる。ラウンドごとに1回、この武器で行った射撃がその目標を外した場合、フリー・アクションとして武器の使用者は射撃を逸らせて再び目標に命中させることを試みることができる。放たれたアローはそれが行った最初の攻撃と同様に、同じ攻撃ボーナスによる2回目の攻撃の機会を得る。
コスト +4ボーナス
《魔法の武器防具作成》、リコチェット・ショット(Ultimate Combat)
(Thawing/解氷)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ソーウィング武器は中型サイズ以下の非魔法的な凍結した物体に突き刺すとその氷を溶かす。(冷気)の副種別のクリーチャーに対して使用すると、この武器は追加で1d6ポイントのダメージを与える。ソーウィング武器の使用者は氷に基づく効果に対するセーヴィング・スローへの+2の技量ボーナスを獲得し、武器自身は[氷雪]ダメージへの完全耐性を持つ。
(Dancing/踊る)
市価 +4ボーナス; オーラ 強力・変成術; 術者レベル 15レベル; 重量 ―
ダンシング武器は標準アクションにより、手から放して、ひとりでに攻撃させることができる。4ラウンドの間、これを手から放した者の基本攻撃ボーナスを使って攻撃し、その後地面に落ちる。“踊っている(ひとりでに攻撃している)”間、武器は機会攻撃を行なうことはできず、この武器を起動したキャラクターはその武器で武装しているとは見なされない。それ以外の点ではすべて、アイテムを目標とするすべての戦闘行動と効果に対して、この武器は起動したキャラクターが使用あるいは装備しているものと見なされる。“踊っている”間、この武器は起動したキャラクターと同じ接敵面を占め、隣接する敵を攻撃する(間合いの長い武器は10フィートまで離れた敵を攻撃できる)。ダンシング武器は、自分を起動したキャラクターが物理的・魔法的な手段で移動した場合でも、その人物に付き従う。これを解き放った使用者の手が片方でも空いているならば、この武器が攻撃している最中に、フリー・アクションでこれを掴むことができる。こうして取り戻した場合、武器は以後4ラウンドの間“踊る”(ひとりでに攻撃する)ことはなくなる。この能力は近接武器にのみ付与できる。
コスト +4ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アニメイト・オブジェクツ
(Distance/遠矢)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・占術; 術者レベル 6レベル; 重量 ―
この特殊能力は遠隔武器にのみ付与できる。ディスタンス武器は射程単位が同種の普通の武器の2倍になる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス
(Dispelling/解呪)
市価 +1ボーナス; オーラ 強力・防御術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
ディスペリング武器はスペル・ストアリング武器と同様に機能するが、ディスペル・マジックしか蓄えることはできない; しかしながら、解呪のための術者レベル判定に武器の強化ボーナスに等しい追加ボーナスを得る。このボーナスはメイガスの解呪撃の秘奥、あるいはバーバリアンの呪文破壊または強化破壊の戦技判定にも適用される。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ディスペル・マジック、作成者は少なくとも10レベルの術者でなければならない
(Dispelling Burst/解呪爆砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・防御術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
ディスペリング・バースト武器はディスペリング武器のように機能するが、ディスペル・マジックまたはグレーター・ディスペル・マジックを蓄えることができる。加えて、使用者のディスペリング・バースト武器がクリティカル・ヒットを確定させた場合、フリー・アクションとしてこれらの呪文をチャージ消費することができる。使用者がそのようにした場合、解呪(解呪撃、呪文破壊、強化破壊を含む)のために行う判定へのボーナスは武器の強化ボーナスまたは武器のクリティカル倍率(いずれか大きい方)と等しい分だけ増加する。
ディスペリング・バースト武器がディスペル・マジックまたはグレーター・ディスペル・マジック呪文を蓄えていない状態でクリティカル・ヒットを確定させた場合、使用者がいずれかの呪文を準備済みであるなら(またはいずれかの呪文を発動できる任意発動する術者であるなら)、使用者は1回の即行アクションとして武器にいずれかの呪文を発動し、フリー・アクションとして即座に目標にチャージ消費することができる。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、グレーター・ディスペル・マジック、作成者は少なくとも12レベルの術者でなければならない
(Disruption/アンデッド粉砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・召喚術; 術者レベル 14レベル; 重量 ―
ディスラプション武器はあらゆるアンデッドに破滅をもたらす。戦闘中にこの武器で命中を受けたアンデッドはみな、難易度14の意志セーヴに成功しなければならず、失敗すると破壊されてしまう。ディスラプション武器は殴打ダメージを与える近接武器にのみ付与できる。
(Defiant/反抗)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・防御術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ディファイアント武器はその使用者が絶望的状況下で生き延びるために役立つ。使用者が恐慌状態、朦朧状態、あるいは気絶状態である場合でさえ、この武器はその手に留まり続ける。使用者は瀕死状態の際の容態安定化判定、および病気、毒、ホールド・パースンなどの継続中の状態を終了させるためのセーヴィング・スローへのボーナスとして武器の強化ボーナスを加える。《耐え忍ぶ英雄》、《蘇る英雄》、《頑健無比強化》、《鋼の意志強化》、あるいは《神速の反応強化》を有している場合、使用者はこれらの特技のいずれかに使用することのできる、武器の強化ボーナスに等しい追加の1日の使用回数を得る。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、《耐え忍ぶ英雄》、ブレイク・エンチャントメント、ステイビライズ
(Defending/防御)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
ディフェンディング武器の使用者は、武器の強化ボーナスの一部あるいは全部を自分のアーマー・クラスにボーナスとして回すことができ、このボーナスは他のあらゆるボーナスと累積する。使用者は自分のターンの開始時、この武器を使う前にフリー・アクションで、武器の強化ボーナスのうちどれだけを通常のボーナスとして使い、どれだけをアーマー・クラスへのボーナスにするかを決定する。このアーマー・クラスへのボーナスは次に自分のターンが来るまで持続する。この能力は近接武器にのみ付与できる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、シールド or シールド・オヴ・フェイス
(Designating, Greater/上級指定)
市価 +4ボーナス; オーラ 中程度・心術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この特殊能力は遠隔武器あるいは矢弾にのみ付与できる。この能力を備えた遠隔武器あるいは矢弾がクリーチャーに命中するたびに、その魔法はその目標を指定する。味方は1分間、指定された目標に対する近接攻撃ロールに+4の士気ボーナスと近接ダメージ・ロールに+6の士気ボーナスを得る。同じ目標に複数回の射撃が成功してもボーナスあるいは持続時間は増加しない。
コスト +4ボーナス
《魔法の武器防具作成》、インスタント・エネミー(Advanced Player's Guide)
(Designating, Lesser/下級指定)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・心術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この特殊能力は遠隔武器あるいは矢弾にのみ付与できる。この能力を備えた遠隔武器あるいは矢弾がクリーチャーに命中するたびに、その魔法はその目標を指定する。味方は1ラウンドの間、指定された目標に対する近接攻撃ロールおよび近接ダメージ・ロールに+2の士気ボーナスを得る。同じ目標に複数回の射撃が成功してもボーナスあるいは持続時間は増加しない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、インスタント・エネミー(Advanced Player's Guide)
(Deadly/致死的)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・死霊術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力はウィップやサップなど通常ならば非致傷ダメージを与える近接武器にのみ付与できる。デッドリー武器の与えるすべてのダメージは通常の(致傷)ダメージである。この特殊能力を持つウィップ(または同種の通常ならば鎧または外皮ボーナスを持つクリーチャーにダメージを与えることができない武器)は、鎧または外皮を持つクリーチャーにさえダメージを与える。命じると、この武器は使用者が命令を中断するまでこの能力を抑制する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、インフリクト・ライト・ウーンズ
(Dueling/決闘)
市価 +14,000GP; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ適用できる。デュエリング武器(《武器の妙技》特技の適用できる武器でなければならない)をイニシアチブ判定が行われる際に抜いて手に持っているならば、使用者のイニシアチブ判定に+4の強化ボーナスを提供する。この武器は武器落とし判定とフェイント判定に+2ボーナスと武器落としの試みに対して抵抗する際の 戦技防御値 に+2ボーナスを提供し、使用者に対するフェイントの 難易度を+2する。
コスト +7,000GP
《魔法の武器防具作成》、キャッツ・グレイス
(Dry Load/乾燥した装填)
市価 +1,500GP; オーラ 微弱・防御術; 術者レベル 3レベル; 重量 ―
この特殊能力は火器の錬金術カートリッジまたは金属カートリッジにのみ適用することができる。ドライ・ロード・カートリッジは水中または真空中のようなその他の空気のない環境で銃に装填して使用することができる。この特殊能力はカートリッジが火器内に装填されているときにはその内容物を保護し、火器を取り巻く残留する空気の泡を作り出し、さらに矢弾を保護してこの矢弾を備えた火器が空気のない環境下で射撃を行えるようにする。カートリッジを装填すると、空気の泡は3分間または火器で発射されるまでの、いずれか早い方まで持続する。
この矢弾を装填した火器は依然として、通常の射程によるペナルティに加えて、ブリットが水中を5フィート通過するごとに攻撃ロールへの-2ペナルティを受ける。水中または空気のない環境でドライ・ロード・カートリッジを射撃した結果その火器が破裂した場合、爆発は通常通りに発生する。
記載の市価はドライ・ロード・カートリッジ50発分のものである。
コスト +750GP
《魔法の武器防具作成》、エア・バブル(Ultimate Combat)
(Transformative/変形)
市価 +10,000GP; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。トランスフォーマティヴ武器は使用者の合言葉によりその形を変える。一般的なサイズと軽い/片手/両手の区分が同じ、他の近接武器に姿を変えるのだ。武器の種別が単純武器、軍用武器、特殊武器のいずれであるかは問題とならない。例えば、中型のトランスフォーマティヴ・ロングソードはシミター、フレイル、トライデントといった、どの中型用の片手近接武器の形をとることもできる。しかし(中型用ショート・ソードや中型用グレートソードのような)中型用の軽い近接武器もしくは両手近接武器の形をとることはできない。異なるサイズ種別であっても代替可能な武器の形をとることであれば可能である。例えば、小型用グレートソードは小型のキャラクターにとっては両手用斬撃武器だが、中型のキャラクターにとっては中型用ロングソードに非常に似通った、片手用斬撃武器である。小型のトランスフォーマティヴ・グレートソードは実際の中型用ロングソードの形態をとることも可能であり、適切でないサイズの武器を使用することによる-2ペナルティを被ることもなく中型のクリーチャーが使用できる。この武器は強化ボーナス、武器の特殊能力などの全ての適性を保持するが、現在の姿では禁止された能力は除く。例えば、キーン・トランスフォーマティヴ武器は刺突武器や斬撃武器の形態では通常通り機能するが、殴打武器の形状の間はキーンの特殊能力を使用することはできない。
コスト +5,000GP
《魔法の武器防具作成》、メジャー・クリエイション
(Nullifying/無効化)
市価 +3ボーナス; オーラ 強力・防御術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ナリファイング武器はクリーチャーの呪文抵抗を短時間抑制する。武器が呪文抵抗を持つクリーチャーに命中し、そのクリーチャーが武器からダメージを受けるたびに、目標の呪文抵抗は1分間1減少する。クリティカル・ヒットが確定した場合、その呪文抵抗は代わりに武器のクリティカル倍率と等しい分だけ減少する。ナリファイング武器による複数回の命中は累積する。
コスト +3ボーナス
《魔法の武器防具作成》、アンティマジック・フィールド
(Negating/無力化)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
ニゲイティング武器はクリーチャーにダメージを与えたときにいくつかの形態のダメージ減少を短時間無効にする。ニゲイティング武器がダメージ減少/混沌、ダメージ減少/悪、ダメージ減少/善、ダメージ減少/秩序、あるいはダメージ減少/魔法を持つ敵にダメージを与えるたびに、1ラウンドの間ダメージ減少の値が5減少する。例えば、+1ニゲイティング・ランスが ダメージ減少10/善および秩序を持つクリーチャーに命中すると、そのクリーチャーのダメージ減少は5/善および秩序に減少する。クリーチャーが上に記載した属性の種別以外のダメージ減少要素を持つ場合、その要素は影響を受けない。したがって、+1ニゲイティング・ランスが ダメージ減少10/善および冷たい鉄を持つデーモンに命中した場合、そのデーモンは1ラウンドの間ダメージ減少 10/冷たい鉄とダメージ減少5/善を残していることになる。複数のニゲイティング武器の効果(あるいは同じ武器による複数回の命中)は累積しない。この能力は近接武器にのみ付与できる。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ディスペル・ケイオス、イーヴル、グッド、あるいはロー
(Neutralizing/中和)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・変成術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ニュートラライジング武器を1ガロンまでの非魔法的な酸の液体に突き入れると、その液体を無害な水に変化させる。(地)の副種別のクリーチャーに対して使用すると、この武器は追加で1d6ポイントのダメージを与える。ニュートラライジング武器の使用者は酸および地に基づく効果に対するセーヴィング・スローへの+2の技量ボーナスを獲得し、武器自身は[強酸]ダメージへの完全耐性を持つ。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ピュアリファイ・フード・アンド・ドリンク
(Nimble Shot/早撃ち)
市価 +4ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 11レベル; 重量 ―
この特殊能力は遠隔武器にのみ付与できる。ニンブル・ショット武器は射撃時に機会攻撃を誘発しない。
コスト +4ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ボウ・スピリット(Advanced Player's Guide)
(Heartseeker/心臓狙い)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・死霊術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ハートシーカー武器は心臓の鼓動に向けて正確に振りぬかれる。ハートシーカー武器はほとんどの生きている目標に対して視認困難による失敗確率を無視するが、その攻撃は依然として適切なマスを目標とする必要がある。この特殊能力は異形、植物、粘体、(エレメンタル)の副種別を持つ来訪者、あるいは心臓を欠いていると特別に記述されているクリーチャーには適用されない。
(Huntsman/狩人)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・占術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
ハンツマン武器は使用者が獲物の位置を特定し捕獲する助けとなる。この武器を手に持っている間、使用者はこの武器でかつてダメージを与えたことのあるクリーチャーを追跡するための〈生存〉判定にこの武器の強化ボーナスを得る。さらに、この武器はかつて〈生存〉判定で使用者が追跡したことのあるクリーチャーに+1d6ポイントのダメージを与える。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ディテクト・アニマルズ・オア・プランツ
(Phase Locking/位相固定)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・防御術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
フェイズ・ロッキング武器は次元界的な移動を妨げる。フェイズ・ロッキング武器によるダメージを受けたクリーチャーは1ラウンドの間ディメンジョナル・アンカー呪文を受けたかのような影響を受ける。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ディメンジョナル・アンカー
(Furious/怒り狂う)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・心術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ適用できる。フューリアス武器は使用者の怒りの焦点として使用できる。使用者が激怒能力を使用したりレイジ呪文の効果を受けたなら、この武器の強化ボーナスは通常よりも+2向上する。使用者が激怒中に技能ボーナスを得ることのできる激怒パワー(怒れる登攀者、怒れる跳躍者、怒れる泳者など)を修得しているなら、激怒していないときでさえ、この武器を使用しているか手に持っている間、強化ボーナスをそれらの技能に得る。このボーナスは武器の強化ボーナス(使用者が激怒している際の+2ボーナスも含まれる)に等しい。
(Furyborn/憤怒生まれ)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・心術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。フューリィボーン武器は死に抗う敵と戦うときに使用者が感じる怒りと不満から力を引き出す。使用者がこの武器で相手にダメージを与えるたびに、その相手に対して攻撃を行うときの強化ボーナスが+1増加する(最大で合計+5の強化ボーナスまで)。この追加強化ボーナスは相手が死ぬか、使用者が別のクリーチャーを攻撃するために武器を使用するか、あるいは1時間が経過すると消滅する。
(Brilliant Energy/輝くエネルギー)
市価 +4ボーナス; オーラ 強力・変成術; 術者レベル 16レベル; 重量 ―
ブリリアント・エナジー武器は主要部分が光で置き換わっているが、アイテムの重量は変化しない。常に松明と同様の光を発する(半径20フィート)。ブリリアント・エナジー武器は、生命のない物体を無視する。この武器は装甲を抜けてしまうため、アーマー・クラスへの鎧ボーナス、盾ボーナス(およびそれらへの強化ボーナス)を無視する(【敏捷力】ボーナス、反発ボーナス、回避ボーナス、外皮ボーナス、その他これに類するボーナスは有効である)。ブリリアント・エナジー武器はアンデッド、人造、物体には害を与えることができない。
コスト +4ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ガシアス・フォーム、コンティニュアル・フレイム
(Planar/次元界の)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 9レベル; 重量 ―
プレイナー武器はすべての種類の異次元空間の生物に有効であり、それらを物理的に害するための抵抗を貫くことができる。来訪者を攻撃するために使用すると、プレイナー武器は5ポイントのダメージ減少を無視する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、プレイン・シフト
(Flaming/炎)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
フレイミング武器は、合言葉に応えて炎に包まれる。命中すると、フレイミング武器は追加で1d6ポイントの[火炎]ダメージを与える。この炎が使用者に害を与えることはない。この効果は、もう一度合言葉を唱えて止めるまで持続する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》 and ファイアーボール、フレイム・ブレード、あるいはフレイム・ストライク
(Flaming Burst/火炎爆砕)
市価 +2ボーナス; オーラ 強力・力術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
フレイミング・バースト武器はフレイミング武器と同様に働くが、それに加えて、命中しクリティカル・ヒットとなったなら、炎の爆発を引き起こす。この炎が使用者に害を与えることはない。フレイミング能力(前述参照)で与える1d6ポイントの追加[火炎]ダメージに加えて、フレイミング・バースト武器は、クリティカル・ヒットになったなら、さらに1d10ポイントの追加[火炎]ダメージを与える。武器のクリティカル倍率が×3なら2d10ポイントの追加[火炎]ダメージ、武器のクリティカル倍率が×4なら3d10ポイントの追加[火炎]ダメージである。
フレイミング能力が起動していない場合でも、クリティカル・ヒットになれば、この武器は追加の[火炎]ダメージを与える。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》およびファイアーボール、フレイム・ブレード、あるいはフレイム・ストライク
(Frost/霜)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
フロスト武器は、合言葉に応えて凍りつくような極度の冷気に包まれる。命中すると、フロスト武器は追加で1d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。この冷気が使用者に害を与えることはない。この効果は、もう一度合言葉を唱えて止めるまで持続する。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、チル・メタルあるいはアイス・ストーム
(Bane/~殺し)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
ベイン武器は特定の敵を攻撃するのに優れている。しかるべき敵に対しては、武器の強化ボーナスは本来のボーナスに+2されたものとなる。また、その敵には2d6ポイントの追加ダメージも与える。ある武器が何者を倒すために作られたかランダムに決定する場合、次の表でロールすること。
d% |
倒す相手 |
---|---|
01~05 |
|
06~09 |
|
10~16 |
|
17~22 |
|
23~27 |
|
28~60 |
|
61~65 |
|
66~70 |
|
71~72 |
|
73~88 |
|
89~90 |
|
91~98 |
|
99~100 |
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、サモン・モンスターI
(Benevolent/慈愛)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・心術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この能力は近接武器にのみ付与できる。ベネヴォレント武器の使用者が味方の攻撃ロールにボーナスを与えるために援護アクションを使用した場合、その援護ボーナスは武器の強化ボーナス分増加する。
(Holy/聖なる)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
ホーリィ武器は聖なるパワーが込められている。武器が善属性となるため、対応するダメージ減少を無視することができる。この武器は、悪の属性を持つものすべてに2d6ポイントの追加ダメージを与える。悪の属性を持つクリーチャーがこれを用いようとした場合、恒久的な負のレベルが1レベル付いてしまう。負のレベルはこの武器を手にしている限りずっと続き、武器を使うのをやめた途端に消えてなくなる。しかしこの武器を使用している間は、レストレーション呪文を使おうが何を使おうが、この負のレベルをなくしてしまうことはできない。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ホーリィ・スマイト、作成者は善でなければならない
(Merciful/慈悲)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・召喚術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
マーシフル武器は1d6ポイントの追加ダメージを与えるが、この武器が与えるダメージはすべて非致傷ダメージとなる。武器は合言葉によってこの能力を抑止し、また、合言葉をもう一度唱えることで再開することができる。抑止すると致傷ダメージを与えられるようになるが、この能力による追加ダメージもなくなる。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、キュア・ライト・ウーンズ
(Mighty Cleaving/薙ぎ払い追加)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・力術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。マイティ・クリーヴィング武器を使用することで、使用者は《薙ぎ払い》特技を使用した際、最初の攻撃を命中させたなら追加攻撃をさらにもう1回行なうことができる。この時攻撃する敵は最初の敵に隣接していなければならず、かつ使用者の間合い内にいなければならない。この追加攻撃を最初の敵に対して行なうことはできない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ディヴァイン・パワー
(Mimetic/模倣)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・防御術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。使用者がミメティック武器を使用してクリーチャーにダメージを与えるたびに、使用者は1ラウンドの間、そのクリーチャーが抵抗または完全耐性を有しているエネルギー種別1つへの抵抗10を得る(ダメージを受けたクリーチャーが複数の種類の抵抗を持つ場合、それらの抵抗の1つを使用者が選択する)。この抵抗は自身と累積し、最大で与えられたエネルギー種別に対する30ポイントの抵抗となるが、他の要素によるエネルギー抵抗とは累積しない。クリーチャーの自身の抵抗および完全耐性は影響を受けない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、レジスト・エナジー
(Menacing/脅しの)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・幻術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。メナシング武器の能力は敵を挟撃した際に仲間を援護する。使用者が仲間とともに隣接した敵を挟撃したのなら、全ての挟撃した仲間が行なう攻撃ロールにおける挟撃ボーナスは+2増加する。この能力はキャラクターが挟撃しているクリーチャーが1体でなくとも働く。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ファンタズマル・キラー
(Lifesurge/生命のうねり)
市価 +2ボーナス; オーラ 中程度・召喚術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。ライフサージ武器は使用者が戦闘に苦しんでいる間、その生命力を増幅し維持する。使用者は死霊術的な効果──アンデッドの能力値ダメージ、能力値吸収、および生命力吸収の能力を含む──に対するセーヴィング・スローに武器の強化ボーナスと等しいボーナスを得る。加えて、使用者は何らかの要素から一時的ヒット・ポイントを受け取るたびに、それらの一時的ヒット・ポイントに武器の強化ボーナスを加える; これは複数の要素からの一時的ヒット・ポイントについて累積せず、これらのポイントはライフサージ武器が使用されない場合は失われる。
戦闘中、アンデッドに対してこの武器のクリティカル可能域は2倍になる; これはキーン特殊能力、あるいは《クリティカル強化》と累積しない。ライフサージ武器がアンデッド・クリーチャーに対してクリティカル・ヒットを確定させるたびに、1d8ポイントの正のエネルギーが噴出する(×3のクリティカル倍率なら2d8、×4の場合は3d8); 使用者はこれをアンデッドの目標へのダメージとして与えるか、あるいは治癒としてこの量の半分を吸収し、残った正のエネルギーを散逸させるかを選択することができる。
コスト +2ボーナス
《魔法の武器防具作成》、《エネルギー放出の一撃》、キュア・シリアス・ウーンズ、デス・ウォード、ディスラプト・アンデッド
(Lucky/幸運)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は片手火器または両手火器にのみ付与できる。ラッキー火器はそれ自体が気概(『Ultimate Combat』参照)の魔法的な貯蔵庫を備えている。通常、この気概はその火器に彫り込まれた刻印や、吊り下げられた小さなアクセサリに蓄えられている。多くの場合、これらの意匠は聖印や呪物の形を取るが、このような貯蔵庫は任意の形態を取ることができる。この貯蔵庫は毎日のはじめに更新される1気概ポイントを保持している。発露(『Ultimate Combat』参照)を取得しているかどうかに拘わらず、ラッキー火器の使用者はいつでもラッキー火器から1気概ポイントを消費して、不発を起こすであろう攻撃結果を再ロールすることができる。そうした場合、使用者はその攻撃ロールの結果もまた不発である場合でさえ、2回目の結果を使用しなければならない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、ヒロイズム、作成者が気概を使えること
(Lucky, Greater/上級幸運)
市価 +3ボーナス; オーラ 強力・心術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この特殊能力は片手火器または両手火器にのみ付与できる。グレーター・ラッキー火器はラッキー火器とほとんど同じだが、その貯蔵庫は1ではなく3気概ポイントを保持する。1つの火器がこの特殊能力とラッキー特殊能力の両方を備えることはできない。
コスト +3ボーナス
《魔法の武器防具作成》、グレーター・ヒロイズム、作成者が気概を使えること
(Returning/戻ってくる)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 7レベル; 重量 ―
この特殊能力は投擲可能な武器にのみ付与できる。リターニング武器は宙を飛び、投げたクリーチャーの手元に戻ってくる。戻ってくるのは、投げたクリーチャーの次のターンの直前である(従って、そのターンには、再び使えるようになっている)。リターニング武器が戻ってきた時に掴み取るのはフリー・アクションである。キャラクターが武器を掴めなかったり、投げてから移動していた場合、武器は投擲されたマスの地面に落ちる。
(Repositioning/再配置)
市価 +3ボーナス; オーラ 中程度・心術; 術者レベル 10レベル; 重量 ―
この特殊能力は近接武器にのみ付与できる。リポジショニング武器は使用者に敵に位置ずらしをするための戦技判定への+2の強化ボーナスを与える(『Advanced Player's Guide』P.322)。使用者がこの武器を用いてクリティカル・ヒットを確定させた場合、使用者はフリー・アクションとしてその相手に位置ずらしを試みることができる。これらの位置ずらしの試みは依然として通常通りに機会攻撃を誘発する。1つの武器がアンカリングとリポジショニングの特殊能力を両方備えることはできない。
(Limning/輪郭)
市価 +1ボーナス; オーラ 微弱・力術; 術者レベル 5レベル; 重量 ―
リムニング武器が使用されると、淡い輝きがその輪郭を縁取る。魔法的な手段による視認困難の影響を受けたクリーチャーに対する攻撃が成功した場合、この武器は1ラウンドの間フェアリー・ファイアー(呪文と同様)でクリーチャーを縁取る。魔法的な手段による視認困難には呪文、擬似呪文能力、あるいは超常的な手段によるブラー、ディスプレイスメント、インヴィジビリティ、および同種の効果が含まれるが、変則的能力によって提供されるものは含まない。リムニング武器は単に隠れているか、非魔法的な手段で視認困難を得ている、あるいは暗闇や霧など(魔法的であっても)環境的な条件によって隠れているクリーチャーに対しては特別な効果を持たない。
コスト +1ボーナス
《魔法の武器防具作成》、フェアリー・ファイアー
(Reliable/信頼性)
市価 +1ボーナス; オーラ 中程度・変成術; 術者レベル 8レベル; 重量 ―
この特殊能力は火器にのみ付与できる。リライアブル火器は他の火器よりも作動不良を起こしにくくなるように強化されている。この強化は影響を受けた火器の不発値を1減少する(最小0)。この減少は破損状態、またはその他の火器の不発値を増加させることのできるいかなる効果を伴う射撃に関しても、その増分を計算した後で発生させる。
(Reliable, Greater/上級信頼性)
市価 +3ボーナス; オーラ 強力・心術; 術者レベル 12レベル; 重量 ―
この特殊能力は火器にのみ付与できる。グレーター・リライアブル火器は他の火器よりも作動不良を起こしにくくなるように強化されている。グレーター・リライアブル特殊能力は影響を受けた火器の不発値を4減少する(最小0)。この減少は破損状態、またはその他の火器の不発値を増加させることのできるいかなる効果を伴う射撃に関しても、その増分を計算した後で発生させる。グレーター・リライアブル特殊能力を備えた火器はリライアブル特殊能力を備えることはできない。