ケスは打ち傷と切り傷を、装いを飾る勲章を帯びるのと同じく誇っている。彼女は思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。
女性、人間、ブローラー1
混沌にして善/中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 17、接触12、立ちすくみ15(+4鎧、+2【敏】、+1盾)
ヒット・ポイント 11(1d10+1)
頑健 +3、 反応 +4、 意志 +0; (魅惑)及び(強制)に対して+2
移動速度 30フィート
近接 素手打撃+5(1d6+4)
遠隔 ジャヴェリン+3(1d6+4)
特殊攻撃 多様なる武術4回/日
【筋】19、 【敏】14、 【耐】12、 【知】8、 【判】10、 【魅】12
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +5(+7組みつき); 戦技防御値 17(20組みつき、18足払い)
特技 《組みつき強化》、《素手打撃強化》、《亀の型》UC
技能 〈軽業〉+4、〈威圧〉+5、〈知覚〉+4、〈芸能:朗誦〉+2; 鎧判定 -2
特徴 〔自由人〕PotIS、〔力の合奏〕ISG
言語 共通語
その他の特殊能力 抜け目ない、武術訓練、素手打撃
戦闘用装着品 錬金術師の火; 他の装着品 チェイン・シャツ、ジャヴェリン(5)、背負袋、水袋、22gp
抜け目ない ケスは戦闘特技の条件を満たす目的では【知力】13であるとみなす。
適性クラス・ボーナス ケスは適性クラス・ボーナスを自身の組みつきおよび足払いの戦技に対する戦技防御値を増加するために使用できる(計算済み)。
《組みつき強化》 ケスは組みつきを開始する際に機会攻撃を誘発しない。
《素手打撃強化》 ケスは素手打撃を行う際に機会攻撃を誘発せず、致傷または非致傷ダメージのどちらを与えるか選択できる。
多様なる武術 ケスは移動アクションを消費し、前提条件を満たしている未修得の戦闘特技を1分間獲得することができる。持続時間の間に再びこの能力を使用した場合、先の使用で獲得した特技は失われる。獲得した特技に1日の使用制限があり、2回以上同じ特技を獲得した場合、使用制限は免除されない。戦闘時に組みつきではなく素手で殴っているなら《強打》は実によい選択である。
武術訓練 ケスは戦闘特技の条件を満たす際にブローラーのレベルをファイターのレベルとモンクのレベル両方として扱う。
《亀の型》 この型を取っている間(即行アクションでこの型に入れる)、ケスはアーマー・クラスに+1の盾ボーナスを得、それは上記に反映されている。
〔力の合奏〕 ケスが勇気鼓舞の呪芸(または他の攻撃とダメージに技量ボーナスを与える[音波]効果)の対象となっているとき、【筋力】に基づく技能判定と突き飛ばし、組みつき、および位置ずらしにおける戦技ボーナスおよび戦技防御値に+1特徴ボーナスを得る。
彼女は淑女ケシランドリー・アニシア・ヴラストスになるよう育てられたが、彼女が戦う時には闘技場の座席を埋め尽くす数千人の喝采する愛好家が彼女の好む名前を叫ぶ――猛牛ケスと。
参加しているフェンシングの授業の策略を使うケスは、得られる機会それぞれで地下の闘技場に登場した。彼女が本当の名誉を見出すのはそこでだった――そこで自分が育ってきた偽りの社会関係を見出すことはなかった。そうした地下格闘で、彼女は自らの召命への集中を学び、そして見出した。群衆の怒号が彼女を急き立て、彼女の背を押し、彼女自身を試した。彼女は闘技場を出入りする様々なファイターと支援者から多数の型と構えを、そしてクージェス崇拝、良い武勇、競争、そして競技も学んだ。
彼女自身の安全の為に――そして醜聞を静める為に――彼女の両親はケスを自分たちの田舎の屋敷に、あるいは寄宿学校にさえ送ろうと脅した。他者に自分に運命を定められるつもりなど微塵もないケスは、剣闘士の国タイモンへと出立した。ひと度そこに着くと彼女は闘技場でヴァルクナー剣闘大学の達人たちの目に留まる程に戦闘をこなし、オパーラ式の格闘による賞金を学費の支払いに充てた。
彼女は「血塗れだ」と思われる事もなく勝利を重ねたが、彼方の地にある新たな闘技場の話に惹かれてこの都市を離れ、冒険者人生を始めた――宝物のためではなく、それの楽しさを求めて。母の心配を幾らか和らげようとケスは折を見つけて自分の冒険を報告する手紙を実家に送っているが、父が自分を追跡して連れ戻す刺客を送ってくる事のないよう、送り元は暈す事は学んでいる。
ケスは打ち傷と切り傷を、装いを飾る勲章を帯びるのと同じく誇っている――様々な戦闘からの、また短期間の傭兵働きからの褒美である。前向きかつ楽観的になろうとしていてさえ、彼女は時に自分は攻撃的かつ嗜虐的になる事を知っている。ケスは思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。ケスが規則への強い敬意を示す唯一の時は、競争の間だ――彼女はイカサマには我慢がならない。ケスは負けず嫌いだが、他人に対しては彼ら独自の職務の中で励ます。彼女は自身の体調を管理しており、機会がある度に訓練を重ねる――それは美味い食事、強い酒、そして戦いの後にある祝いの長い夜に対する彼女の愛に釣り合う程重要なものだ。
「フェンシングはカッコつけの為にあるし、決闘なんてただの自惚れたお芝居。私なら顎への拳で済ませるわ。」 |
ケスは打ち傷と切り傷を、装いを飾る勲章を帯びるのと同じく誇っている。彼女は思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。
女性、人間、ブローラー4
混沌にして善/中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+7
アーマー・クラス 20、接触15、立ちすくみ17(+5鎧、+1反発、+2【敏】、+1盾、+1回避)
ヒット・ポイント 32(4d10+4)
頑健 +5、 反応 +6、 意志 +3; (魅惑)及び(強制)に対して+2
移動速度 30ft.
近接 素手打撃+7/+7(1d8+5)あるいは素手打撃+9(1d8+5)
遠隔 冷たい鉄製ジャヴェリン+6(1d6+5)
特殊攻撃 気絶打撃1回/日(難易度17)、多様なる武術5回/日
【筋】20、 【敏】14、 【耐】12、 【知】8、 【判】10、 【魅】12
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +9(+13組みつき); 戦技防御値 24(28組みつき)
特技 《鋼の意志》、《組みつき強化》、《素手打撃強化》、《亀の掴み》UC、《亀の型》UC
技能 〈軽業〉+9、〈登攀〉+9、〈威圧〉+5、〈知識:ダンジョン探検〉+3、〈知識:地域〉+3、〈知覚〉+7、〈芸能:朗誦〉+2、〈騎乗〉+6、〈真意看破〉+4、〈水泳〉+9; 鎧判定 -2
特徴 〔自由人〕PotIS、〔力の合奏〕ISG
言語 共通語
その他の特殊能力 アーマー・クラス・ボーナス+1、抜け目ない、ブローラーの連撃、戦技訓練(組みつき+1)、武術訓練、素手打撃
戦闘用装着品 錬金術師の火、オイル・オヴ・グレーター・マジック・ウェポン、ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(2); 他の装着品 +1ミスラル製チェイン・シャツ、冷たい鉄製ジャヴェリン(5)、アームバンズ・オヴ・ザ・ブローラーUE、リング・オヴ・プロテクション+1、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(20チャージ)、背負袋、水袋、168gp9sp
抜け目ない ケスは戦闘特技の条件を満たす目的では【知力】13であるとみなす。
ブローラーの連撃 ケスが全力攻撃を行うとき、素手打撃、近距離武器、およびモンク吹を用いる限りは《二刀流》の特技を獲得しており、全ての攻撃に完全な【筋力】修正値を加える。
適性クラス・ボーナス ケスは適性クラス・ボーナスを自身の組みつきおよび足払いの戦技に対する戦技防御値を増加するために使用できる(計算済み)。
《組みつき強化》 ケスは組みつきを開始する際に機会攻撃を誘発しない。
《素手打撃強化》 ケスは素手打撃を行う際に機会攻撃を誘発せず、致傷または非致傷ダメージのどちらを与えるか選択できる。
気絶打撃 ケスは一撃で気絶させること試みることができ、攻撃ロールを行う前に気絶打撃の宣言をする。攻撃が命中しダメージを与えた場合、目標は難易度17の頑健セーヴに成功せねばならず、失敗した場合は1d6ラウンド間、気絶する。目標は毎ラウンド気が付くための新しいセーヴを行う。これは目標がクリティカル・ヒットまたは非致傷ダメージに完全耐性を持つ場合は機能しない。
多様なる武術 ケスは移動アクションを消費し、前提条件を満たしている未修得の戦闘特技を1分間獲得することができる。持続時間の間に再びこの能力を使用した場合、先の使用で獲得した特技は失われる。獲得した特技に1日の使用制限があり、2回以上同じ特技を獲得した場合、使用制限は免除されない。戦闘時に組みつきではなく素手で殴っているなら《強打》は実によい選択である。
武術訓練 ケスは戦闘特技の条件を満たす際にブローラーのレベルをファイターのレベルとモンクのレベル両方として扱う。
《亀の掴み》 ケスは《亀の型》による盾ボーナスを接触アーマー・クラスおよび戦技防御値(計算済み)に適用し、敵による自分に対する攻撃が外れたときは、割り込みアクションを消費し-2ペナルティで組みつきを開始することができる。
《亀の型》 この型を取っている間(即行アクションでこの型に入れる)、ケスはアーマー・クラスに+1の盾ボーナスを得、それは上記に反映されている。
〔力の合奏〕 ケスが勇気鼓舞の呪芸(または他の攻撃とダメージに技量ボーナスを与える[音波]効果)の対象となっているとき、【筋力】に基づく技能判定と突き飛ばし、組みつき、および位置ずらしにおける戦技ボーナスおよび戦技防御値に+1特徴ボーナスを得る。
キュア・ライト・ウーンズケスのワンドは接触した目標の1d8+1ダメージを治癒する。ケスはワンドの起動に仲間の助けを借りる必要があるため、緊急時の為にポーションも持っている。
グレーター・マジック・ウェポンこのオイルは武器(ケスの素手打撃でも)に5時間、攻撃とダメージ・ロールに+1強化ボーナスを与える。
彼女は淑女ケシランドリー・アニシア・ヴラストスになるよう育てられたが、彼女が戦う時には闘技場の座席を埋め尽くす数千人の喝采する愛好家が彼女の好む名前を叫ぶ――猛牛ケスと。
ケスは負けず嫌いだが、他人に対しては彼ら独自の職務の中で励ます。前向きかつ楽観的になろうとしていてさえ、彼女は時に自分は攻撃的かつ嗜虐的になる事を知っている。ケスは思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。ケスが規則への強い敬意を示す唯一の時は、競争の間だ――彼女はイカサマには我慢がならない。彼女は自身の体調を管理しており、機会がある度に訓練を重ねる――それは美味い食事、強い酒、そして戦いの後にある祝いの長い夜に対する彼女の愛に釣り合う程重要なものだ。
「フェンシングはカッコつけの為にあるし、決闘なんてただの自惚れたお芝居。私なら顎への拳で済ませるわ。」 |
ケスは打ち傷と切り傷を、装いを飾る勲章を帯びるのと同じく誇っている――様々な戦闘からの、また短期間の傭兵働きからの褒美である。彼女は思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。
女性、人間、ブローラー7
混沌にして善中型の人型生物(人間)
イニシアチブ +2; 感覚 〈知覚〉+10
アーマー・クラス 21、接触16、立ちすくみ18(+5鎧、+1反発、+2【敏】、+2盾、+1回避)
ヒット・ポイント 60(7d10+14)
頑健 +7、 反応 +8、 意志 +5; (魅惑)及び(強制)に対して+2
移動速度 30ft.
近接 素手打撃+13/+13/+8(1d8+8)あるいは素手打撃+15/+10(1d8+8)
遠隔 ジャヴェリン+9(1d6+6)
特殊攻撃 気絶打撃1回/日(難易度19)、多様なる武術(即行アクション)6回/日
【筋】22、 【敏】14、 【耐】12、 【知】8、 【判】10、 【魅】12
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +13(+22組みつき、+14足払い); 戦技防御値 29(40組みつき、37足払い)
特技 《上級組みつき》、《鋼の意志》、《組みつき強化》、《素手打撃強化》、《亀の掴み》UC、《亀の甲羅》UC、《亀の型》UC、《追加HP》
技能 〈軽業〉+12、〈登攀〉+9、〈威圧〉+5、〈知識:ダンジョン探検〉+3、〈知識:地域〉+3、〈知覚〉+10、〈芸能:朗誦〉+8、〈騎乗〉+6、〈真意看破〉+4、〈水泳〉+9; 鎧判定 -0
特徴 〔自由人〕PotIS、〔力の合奏〕ISG
言語 共通語
その他の特殊能力 アーマー・クラス・ボーナス+1、抜け目ない、ブローラーの連撃、ブローラーの打撃(魔法)、近距離武器体得、戦技訓練(組みつき+2、足払い+1)、武術訓練、素手打撃
戦闘用装着品 錬金術師の火、オイル・オヴ・デイライト、ポーション・オヴ・ヒロイズム、ポーション・オヴ・ベアズ・デンデュアランス、ポーション・オヴ・フライ; 他の装着品 +1ブローリングUE・ミスラル製チェイン・シャツ、冷たい鉄製ジャヴェリン(5)、アームバンズ・オヴ・ザ・ブローラーUE、ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス+2、クローク・オヴ・レジスタンス+1、リング・オヴ・プロテクション+1、シャツ・オヴ・イモレイションUE、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(20チャージ)、背負袋、水袋、16gp9sp
抜け目ない ケスは戦闘特技の条件を満たす目的では【知力】13であるとみなす。
ブローラーの連撃 ケスが全力攻撃を行うとき、素手打撃、近距離武器、およびモンク吹を用いる限りは《二刀流》の特技を獲得しており、全ての攻撃に完全な【筋力】修正値を加える。
ブローラーの打撃 ケスの素手打撃は魔法の武器として扱う。
近距離武器体得 ケスは、自分か望む場に近距離武器グループ(ダガー、シールド・スパイク、など)の武器で1d6ダメージを与えることができる。
適性クラス・ボーナス ケスは適性クラス・ボーナスを自身の組みつきおよび足払いの戦技に対する戦技防御値を増加するために使用できる(計算済み)。
《上級組みつき》 ケスがラウンド開始時に組みつきを支配している場合、組みつきを維持する判定を移動アクションで行え、その結果ケスは標準アクションが残ることになる。望むなら、このアクションを2回目の組みつき維持の判定を行い、組みついた相手に異なる効果を与えるために使用できる。
《組みつき強化》 ケスは組みつきを開始する際に機会攻撃を誘発しない。
《素手打撃強化》 ケスは素手打撃を行う際に機会攻撃を誘発せず、致傷または非致傷ダメージのどちらを与えるか選択できる。
気絶打撃 ケスは一撃で気絶させること試みることができ、攻撃ロールを行う前に気絶打撃の宣言をする。攻撃が命中しダメージを与えた場合、目標は難易度17の頑健セーヴに成功せねばならず、失敗した場合は1d6ラウンド間、気絶する。目標は毎ラウンド気が付くための新しいセーヴを行う。これは目標がクリティカル・ヒットまたは非致傷ダメージに完全耐性を持つ場合は機能しない。
多様なる武術 ケスは移動アクションを消費し、前提条件を満たしている未修得の戦闘特技2つ、または即行アクションを消費し1つの戦闘特技を獲得することができる。この特技は1分間持続する。持続時間の間に再びこの能力を使用した場合、先の使用で獲得した特技は失われる。獲得した特技に1日の使用制限があり、2回以上同じ特技を獲得した場合、使用制限は免除されない。戦闘時に組みつきではなく素手で殴っているなら即行アクションでの《強打》の獲得は実によい選択である。移動アクションなら、連鎖する2つの特技、《攻防一体》に加え《裏技強化》または《足払い強化》のどちらかを獲得することを考慮しても良いだろう。
武術訓練 ケスは戦闘特技の条件を満たす際にブローラーのレベルをファイターのレベルとモンクのレベル両方として扱う。
シャツ・オヴ・イモレイション ケスが組みついているときであれば、このシャツは組みつきが続くラウンド毎に自動的に炎が噴き出し1d6のダメージを与える。この炎は1日につき10ラウンド燃える。
《亀の甲羅》 ケスの《亀の型》による盾ボーナスは+2に上昇し(計算済み)、敵の自分に対するクリティカル・ヒットの確定ロールに-4のペナルティを与える。
《亀の掴み》 ケスは《亀の型》による盾ボーナスを接触アーマー・クラスおよび戦技防御値(計算済み)に適用し、敵による自分に対する攻撃が外れたときは、割り込みアクションを消費し-2ペナルティで組みつきを開始することができる。
《亀の型》 この型を取っている間(即行アクションでこの型に入れる)、ケスはアーマー・クラスに+1の盾ボーナスを得、それは上記に反映されている。
〔力の合奏〕 ケスが勇気鼓舞の呪芸(または他の攻撃とダメージに技量ボーナスを与える[音波]効果)の対象となっているとき、【筋力】に基づく技能判定と突き飛ばし、組みつき、および位置ずらしにおける戦技ボーナスおよび戦技防御値に+1特徴ボーナスを得る。
ベアズ・デンデュアランスケスのポーションにより服用者は3分間、+4【耐久力】を得る。ケスの場合、最大ヒット・ポイントが14増加し、頑健セーヴに+2を得る。しかし、これは諸刃の剣である――ポーションの効果が切れたとき、ケスは14点の超過したヒット・ポイントを失い、直ちに気絶状態または死亡状態になる可能性がある。
キュア・ライト・ウーンズケスのワンドは接触した目標の1d8+1ダメージを治癒する。ケスはワンドの起動に仲間の助けを借りる必要がある。
デイライトケスのオイルを物体に塗布することにより、50分間、60フィートの明るい光を作り出し続く60フィートの範囲の照明段階を1段階上昇させる。その範囲が魔法の闇であった場合、そうならずに交差する範囲はいずれの呪文も効果を及ぼさなくなる。
ヒロイズムケスのポーションは飲んだ者の攻撃ロール、セーヴィング・スロー、そして技能判定に50分間+2の士気ボーナスを与える。
フライケスのポーションにより服用者は5分間60フィートの飛行移動速度と〈飛行〉判定に+6(ケス自身は合計+8)のボーナスを得る。
彼女は淑女ケシランドリー・アニシア・ヴラストスになるよう育てられたが、彼女が戦う時には闘技場の座席を埋め尽くす数千人の喝采する愛好家が彼女の好む名前を叫ぶ――猛牛ケスと。
ケスは虚飾と貴族の人生で済ませようと思ったことはない。オパーラの西広地区にある邸宅で育つ子供であった彼女は、絢爛たる庭園で幼少期を過ごし、虫を観る為に岩をひっくり返し、巨大な樫の木に登り、梅の菜園で兄弟姉妹と共に想像上の怪物に対して模擬戦に興じ、大概は面倒事を引き起こした。
彼女が戦い方を学び始めたのはそうした冒険ごっこの間だ。彼女の兄弟姉妹はませた暴力的な悪ガキであり、このぶきっちょな若い少女を1人にしておくことはなかった。悪し様に扱われるだけで済ませるような人物では全くないケスは、そうした拳闘による全力の試合もどきの多くを終わらせた。子供たちは木剣やスタッフを使わず取っ組み合いで遊び、彼女はそれに卓越したが、鋭い左拳の牽制、狙い澄まされた蹴り、足掛けが主となった。彼女は長身を活かした間合いによって、良い拳を中てて長兄相手でさえその暴力を黙らせられた。彼女の戦法に共感したある年長の戦士は、彼女に都市の見窄らしい区画にある地下の闘技場を教えた。
闘技場での彼女の最初の夜は爽快なものだった。主催者たちは彼女を筋骨隆々とした農家の若者と対戦させて、彼の顎は額が後ろに傾くほど強かに打ち上げられた。彼の拳は強烈だったが、彼は技術というものを知らなかった。自らの技と長い手足を用いるケスは1分もかけずに彼に床へと涙を落とさせた。
参加しているフェンシングの授業の策略を使うケスは、得られる機会それぞれで地下の闘技場に登場した。彼女が本当の名誉を見出すのはそこでだった――そこで自分が育ってきた偽りの社会関係を見出すことはなかった。群衆の怒号が彼女を急き立て、彼女の背を押し、彼女自身を試した。
ケスは闘技場を出入りする様々なファイターと支援者から多数の型と構えを、そしてクージェス崇拝、良い武勇、競争、そして競技も学んだ。彼女はまた、河川諸王国にある剣闘士の国タイモンといった遥か彼方にある国々で闘い、そこで自分の教官に勲章をあげたいと夢見るようになった。
彼女自身の安全の為に――そして醜聞を静める為に――彼女の両親は彼女を自分たちの田舎の屋敷に、あるいは寄宿学校にさえ送ろうと脅した。他者に自分に運命を定められるつもりなど微塵もないケスは、先手を打って剣闘士の国タイモンへと出立した。ひと度そこに着くと彼女は闘技場でヴァルクナー剣闘大学の達人たちの目に留まる程に戦闘をこなし、オパーラ式の格闘による賞金を学費の支払いに充てた。
しかしケスは飽きやすい。彼女は「血塗れだ」と思われる事もなく勝利を重ねたが、彼方の地にある新たな闘技場の話に惹かれてこの都市を離れ、冒険者人生を始めた――宝物のためではなく、それの楽しさを求めて。母の心配を幾らか和らげようとケスは折を見つけて自分の冒険を報告する手紙を実家に送っているが、父が自分を追跡して連れ戻す刺客を送ってくる事のないよう、送り元は暈す事は学んでいる。
ケスは打ち傷と切り傷を、装いを飾る勲章を帯びるのと同じく誇っている――様々な戦闘からの、また短期間の傭兵働きからの褒美である。前向きかつ楽観的になろうとしていてさえ、彼女は時に自分は攻撃的かつ嗜虐的になる事を知っている。ケスは思った事を口にするのを恐れない、特に他人にすべきことを告げようとする権力者を前にした時には。彼女は複雑な官僚政治や時代遅れの社会的習俗には余り気にせず、生きたいように自分の人生を生きるようにしている。ケスが規則への強い敬意を示す唯一の時は、競争の間だ――彼女はイカサマには我慢がならない。ケスは負けず嫌いだが、他人に対しては彼ら独自の職務の中で励ます。彼女は自身の体調を管理しており、機会がある度に訓練を重ねる――それは美味い食事、強い酒、そして戦いの後にある祝いの長い夜に対する彼女の愛に釣り合う程重要なものだ。
「フェンシングはカッコつけの為にあるし、決闘なんてただの自惚れたお芝居。私なら顎への拳で済ませるわ。」 |