それが実際の霊であろうと、他の人格であろうと、別の精神が君の身体を成業するために君と対立する。
悪の霊、悪の魂、悪の人格――以下、霊と表記する――が君の身体へと宿った。
君が霊の力を使うために制御を放棄すると腐敗は進行する。ミーディアムの霊のように、君が持つ霊は影響力を与えるとより多くの力を与えることができる(これはミーディアムの霊とは相互作用しない。影響は別々である)。毎日、日の出の時間に、霊が君に与える影響力は1に戻る。君が眠りに落ちる(または毎日の休息を取る)か、混乱状態、幻惑状態、恐れ状態、恐慌状態、朦朧状態となると霊は1ポイントの影響力ポイントを得る。君は混乱状態、幻惑状態、[恐怖]、朦朧状態に対する完全耐性を失う。
霊が少なくとも3ポイントの影響力を持つ場合、君は身体を制御するのが目に見えて困難になり、自分の個性と霊の混合の間を行き来する。霊が5ポイントの影響力を持つ時、君は意志セーヴを試みなければならない(難易度 = 15+発現レベル)。成功すると影響力は4ポイントに減少する。それ以外の場合は腐敗は次の段階に進行する。次の日の出前にこのセーヴィング・スローを再度試みる必要がある場合、難易度は過去試みた回数毎に2ずつ増加する。
腐敗段階1:1度目に失敗すると、君の属性は(GMが決定する)霊の属性の方へ1段階ずれ、次の日の出まで霊が君のアクションを制御する。
腐敗段階2:2度目に失敗すると、属性は霊のものに変わり、次の日の出まで霊が君のアクションを制御し、君は影響力に関係なく自己統制と人格を喪失する。
腐敗段階3:3度目にセーヴィング・スローに失敗すると、霊は君の身体を完全に制御し、GMの制御下のNPCとなる。このNPCは憑依した霊として君との憑依の腐敗をもつ。
憑依の腐敗を終了させるには、通常罠として内向きとなったマジック・サークル・アゲンスト・イーヴルの内部に立っている状態でディスペル・イーヴルまたはキャスト・アウトの目標となる必要がある。霊は、ペナルティなく君の意志セーヴの修正値を使用し、有効術者レベルは君のキャラクター・レベル+君の憑依の発現レベルに等しい。
ただし、憑依の方法は場合毎に異なるため、特定の憑依には診療治療を受ける、霊の未完の業務を遂行するなど、他の取り除く手段が必要となる場合がある。
恵み:限られた数の目標に影響する呪文は、術者が君を2体ぶんの別々の目標として選択しない限り、目標とする時に失敗する可能性がある。君を1体ぶんのみ目標とするそのような呪文に対して、11+発現レベルの2倍に等しい呪文抵抗を持つ。君を1体ぶんのみ目標とする呪文の発動を完了し、君の呪文抵抗に対する術者レベル判定に成功した術者は、その干渉に気が付き、将来の呪文で回避するために2体ぶんの目標とする必要があることを認識するための難易度25の〈呪文学〉判定を試みることができる。
忌み:君は慈悲深き魔法の印に畏縮してしまう。君に接触呪文を発動しようとする味方は接触攻撃に成功しなければならない。術者は移動アクションを費やすことで、1ラウンドの間接触攻撃を行うこと無く君に接触できるようにすることができる。霊が3ポイント以上の影響力を持っている場合、味方(ただし自分以外)によって発動される無害な呪文に対しても、セーヴィング・スローを行わなければならない。
君の心は霊との闘いで砕けた。
恵み:憑依している霊が4ポイント以上の影響力を持つ場合、【魅力】に+2のボーナスを得る。
忌み:君は霊のマンネリズムを取り入れ、他人を混乱させ憑依を隠すのを難しくする。〈交渉〉と〈変装〉判定に-4のペナルティを受ける。
妄想的な囁きが常に君の考えと混ざる。
恵み:変装を確認したり、クリーチャーが心術呪文の影響下にある事に気づいたり、不意討ちラウンドで行動したりするために行う、〈知覚〉判定と〈真意看破〉判定に+4のボーナスを得る。
忌み:味方や友人と考えているキャラクターが君を裏切ったり失望させるときは、失望が完全に無害であっても、君はそのキャラクターがずっと敵であり償いをしなければならないことを無意識に呟いてしまう。(他の人が聞くには(〈知覚〉 難易度15)。霊が3ポイント以上の影響力を持つ場合、他のクリーチャーからの援護の試みから利益を得ることはない。
君は全てのネガティブな感情を霊へと向ける。
恵み:1日1回、アクションを費やすことなく、以下の状態の1つを得たことに反応して自身の負の思考全てを霊に転化させて心を明瞭にすることができる:幻惑状態、恐れ状態、恐慌状態、怯え状態、よろめき状態、朦朧状態。発現レベル毎に1分の間、その状態の特定の事例の効果を無視する(別の要因から状態異常を受けている場合、通常通り適用される)。この時間はこの状態の継続時間に対して数えられる。持続時間が終了すると、憑依している霊は1ポイントの影響力を得る。
忌み:最も暗い考えを与えることは、霊をより強力にする。眠りに落ちる(または毎日の休息を取る)たび、霊は1ポイントではなく2ポイントの影響力を得、日の出時に霊が得る影響力の数は2ポイントに変わる。
恵み:1日に発現レベルに等しい回数、君は反逆の手を使用して、霊の影響で敵を困惑させる接触攻撃を行うことができる。目標は霊の持つ影響力毎に1ラウンドの間、吐き気がする状態となる(意志・無効)。セーヴに成功したとしても、目標は1ラウンドの間機会攻撃を行うことはできなくなる。この能力の影響を受けたクリーチャーは、以後24時間の間、この能力に対する完全耐性を得る。
忌み:攻撃ロールと手に関連する【敏捷力】に基づく判定に-2のペナルティを受ける。君が幻惑状態または朦朧状態となり霊がポイントを得た後に3ポイント以上の影響力を持つ場合、その手は手が持っているアイテムまたは素手打撃に習熟しているかのように君を(またはGMが決める場合は脆弱な味方を)攻撃し、(持っているアイテムに関係なく)1d8+君の【筋力】修正値に等しいダメージを与える。
恵み:追加の心は、精神的な攻撃に対して、予備の意志力を提供する。君は[精神作用]効果に対するセーヴに+2のボーナスを得る。失敗した場合、君はアクションを使用することなく、霊に1ポイントの影響力を与えることで、セーヴを再ロールできる。その場合、2回目のロールの結果を採用しなければならず、再ロールできない。この利益はこの腐敗に対しては適用されない。
忌み:思考の不協和音は君を惑わす。君はイニシアチブ判定を2回行い、低い方を採用する。また、君は精神集中判定に-2のペナルティを受ける。発現レベルが3の時点で、このペナルティは-4に変わる。
恵み:〈軽業〉、〈登攀〉、〈飛行〉、〈水泳〉判定に+2のボーナスを得る。君は即行アクションとして霊に1ポイントの影響力を与えることで、1ラウンドの間、フリーダム・オヴ・ムーヴメントの利益を得ることができる。発現レベルが3の時点で、このボーナスは+4に増加する。
忌み:君が身につけて運ぶものは手から滑り降り、ポケットから落ち、君に向かって協力的でない振る舞いをしているクリーチャーに突如降りかかる。収納しているアイテムを取り出すには標準アクションが必要となる。アイテムを落としたり、握っていられなくなったりするたびに、そのアイテムはランダムな方向に10フィート離れて落ちる。君は武器落としや盗み取りの攻撃や効果に対する戦技防御値とセーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。発現レベル3の時点で、このペナルティは-4に増加する。
霊は君の身体を導管として使用し、強力なエネルギーを解き放つ。
恵み:君は憑依した霊に1ポイントの影響力を与えることで、キャラクター・レベルに等しい術者レベルでテレキネシス呪文を使用できる。
忌み:君が混乱状態、幻惑状態、恐れ状態、恐慌状態、朦朧状態となったとき、憑依している霊が「味方が君を失敗させた」と非難する。君は君に最も近い味方にテレキネシスの"激しく押す力"を使用する。可能な限り大きな近くの物体を投げつけるか、投げつける物体がない場合は硬い表面に味方を投げつける。
憑依している霊の影響により、君はほぼ浮遊しているような状態となる。
恵み:擬似呪文能力として回数無制限にフェザー・ステップとジャンプを使用できる。擬似呪文能力としてレヴィテートまたはスパイダー・クライムを使用するために1ポイントの影響力を憑依している霊に与えることができる。すべての場合において、術者レベルはキャラクター・レベルと等しく、擬似呪文能力は君だけを目標にできる。
忌み:組みつきから逃れるものを除く全ての戦技判定と、君を移動させたり足払いしたりする攻撃や効果に対するセーヴィング・スローと戦技防御値に-4のペナルティを受ける。発現レベルが6の時点で、このペナルティは-6に増加する。