深く暗い場所のクリーチャー、コボルドは穴掘りと採掘、そして罠の設置の達人だ。彼らは肉体の弱さをあげつらうもの、自分達が採掘した稀少鉱石を奪うものを軽蔑する。それゆえ、彼らは自分の住み処に、ひたすら機械的な防御を設置する。巧妙な機械仕掛けの悪意から何度も襲撃されるまで、コボルドの住み処に突入しようとする冒険者が実際のコボルドを見ることはほとんどない。
全てのコボルドは竜の血を引くと主張する。コボルドの鱗の色はしばしばクロマティック・ドラゴンのものと合致するのは本当だが、竜達がこの同族意識に報いることはない。自分の価値を竜に認めようと、コボルドはしばしば賢い罠師やおべっか使いとして仕え、その対価として竜の存在で得られる誇りや防護を得る。
採掘作業などでよくあることだが、人型生物とコボルドを混ぜると、コボルドはしばしば泥棒で厄介者という風評を受ける。それは彼らが夜に徘徊し、人が出しっ放しにしたものを何でも持ち去るからだ。農具から小さな動物まで、何であれコボルドの目には格好の獲物と映る。彼らは持ち去ったからといって盗んだわけではなく、人間が正しい価値をはっきりと見出していないアイテムのいい使い方をするだけだと主張する。
深い洞窟や影の濃い森に住むクリーチャーなので、コボルドは光が苦手だ。松明1つでさえ、彼らの目には耐え難いほどに明るすぎる。そのため、彼らは元来夜行性ではないにもかかわらず、日中に地表に現れることはほとんどない。
コボルドの住み処はかなり複雑だ。住み処は比較的小さい――通常2、3の洞窟で作られ、居住区、食料庫、作業場として使われる――が、それぞれの住み処は網の目のように複雑なトンネルや隘路で囲まれ、その全てに精巧な罠が仕掛けられている。コボルドにとって、最高の戦いとは自分達は誰一人全く戦わないことだ。だからコボルドの社会では、新しい罠の作成は(狂信的なほどに)常にある方針であり、娯楽でもある。
この狂信とつながっているのが、コボルドの卵室の取り扱いだ。平均的なコボルドは部族の卵が生まれるまで収めておく場所を知らない――強迫されたり魔法による尋問に晒されたりしても、その場所をばらすことがないように。部族の族長と卵を見張る任務を持つコボルドだけが本当の位置を知っている。そのため部族の複雑さが行きすぎるようなことがあっても(運命論者のコボルドにとっては必然のように映る)、十分な数の卵が生き残り、新しい世代が孵ることになる。
コボルドが抱く大きな種族に対する恨みは、特にコボルドが自分達のものだと思う鉱脈を好むドワーフ、ノーム、その他の種族に強く向けられる。コボルドの部族がある地域の貴金属や宝石を掘り始めると、同じ地域を掘るものはみんな泥棒だと感じる。コボルドの採掘作業が偶然ドワーフの街にぶつかって中断した場合でさえ、運命観によってコボルドはドワーフを侵入者と見なすこともありえる話だ。
だが、コボルドが他の種族に対して抱く恨みは、採掘作業中に侵入してきたり自分達のものだと思っている食料を喰らった他のコボルド部族に対するものには遠く及ばない。その結果生じる戦争は荒々しく、血生臭く、そして速やかなものだ。両方の部族が、一方の族長が死ぬまで可能な限り多くの敵を殺そうとする。一方の部族が族長を失うと、失われた部族の生存者は意気消沈し、勝利部族の奴隷となる。彼らは新しい主のために、可能な限り全ての鉱物を回収すべく鉱山へと送られる。冒険者が部族の罠を何とかくぐり抜けると、必ず奴隷達が武装させられてこの脅威に立ち向かうことになる。通常、この戦闘にかつ望みはほとんどない。自分達が慕わない主に対して、何故コボルド達がこのような行いを非難しないのかと訝しむものもいるが、反抗しようとするものが行動を開始する前に普通は斬られてしまうというのが悲しい現実である。
コボルド部族のほとんどは1人の族長に率いられる。その権力に疑問を持つことはほとんどない。コボルド部族がヤング・ドラゴンなど、コボルドでないものに率いられている場合、コボルドの族長は支配者の命令を伝える役割につき、毎日の統治に目を光らせる。普通、族長の権利は戦闘を通じて決定されるが、この戦闘では罠を含む偶然も公正なものとして暗に認められている。
コボルドは竜の神を信仰し、多くの場合竜そのものも奉じる。強力な神格と(彼らにとって)圧倒的に強力な竜との間に、彼らはほとんど差を見いださない。竜自身はこの格下のいとこが持つ変わらず卑屈な信仰を楽しむことが多い――しかし時に孤独を愛する竜は、コボルドの信者を従者としてよりもおいしい食事とする――。コボルドは元々規則的で階層的な社会を持つため、指令を下すクリーチャーを最上位に据えるのは容易なことだ。
コボルドは特にクロマティック・ドラゴンに同族意識を感じ、メタリック・ドラゴンにはあまり共感を抱かない。しかしコボルドの鱗の色はトゥルー・ドラゴンが個々に持つ鱗の色と近しいというわけではない。とはいえ鱗の色に言い伝えや信念がある部族もある。色はコボルドの血統に従って一貫したものではなく、同じ色の両親から別の、様々な色の鱗を持つ子供が生まれることもある。全ての色相が現れるが、能力に関わりのあるものは極わずかだ。
金属の色をしたコボルドは数が少ないが、このルールの例外だ。他の仲間よりよいというわけではないが、金属蝕のコボルドは特別と見なされ、何らかの上位の力によって印をつけられた存在として扱われる。そしてしばしば、強力な族長やシャーマンとなる。もちろん、この印は両刃の剣である。全ての族長がより高い地位の者が近くにいることを好むわけではないし、よしんば「祝福された」部族のものを活かすことを本当に考えている部族でさえ、こういったものが持っている能力が何かを突き止めるために、危険な試験を何度も味あわさせられることになるかもしれない。
コボルドの完全なデータは Bestiaryの該当する項目に掲載されている。
コボルドは侵入者を妨げるために、多様な詐術と技術を用いる。以下に示すのは、コボルトの防御的な占術と技術の高みを表す新しいルールである。
コボルドは敵の勢いを和らげるために罠に頼る。そのためコボルドのアルケミストは爆弾を罠に変える術を学ぶ。巣に入ってきて自分達を絶滅させるかもしれない巨大なクリーチャーに対する防護策を準備するとき、このようなアルケミストの技は生死の差となることを意味する。
爆弾罠(超常)/Bomb Trap:2レベルの時点で、錬金術罠師は自分の爆弾を1つ消費して罠を1つつくることができるようになる。爆弾罠の設置は全ラウンド・アクションであり、機会攻撃を誘発する。爆弾罠は5フィート・マス1つを占め、同じ範囲に他の罠を設置することはできない。錬金術罠師は爆弾を作成するために必要となるものと同じ材料を使用しなければならない。この罠に気付くための〈知覚〉判定の難易度、この罠を解除するための〈装置無力化〉難易度、罠を避けるためのセーヴィング・スローの難易度は、全て錬金術罠師の爆弾の難易度に等しい。爆弾罠は全て場所式の起動条件を持ち、再準備は不可。錬金術罠師は爆弾罠を作成する際、爆弾に適用できる発見を1つ使用することができる。爆弾罠は錬金術罠師のアルケミスト・レベル毎に10分間持続する。爆弾罠がこの持続時間の間に解除されることも爆発することもなければ、この罠は無害になる。爆弾罠を1つ作成するには、錬金術罠師の1日の爆弾の使用回数を1回分消費する。この能力は2レベルの時点で得られる発見と置き換える。
罠探し(変則)/Trapfinding:4レベルの時点で、錬金術罠師はローグの同名のクラス特徴のように罠を見つけ解除することができるようになる。この能力は4レベルの時点で得られる発見と置き換える。
戦闘において、コボルドのやかましい歌は敵の動きを妨げ、攻撃能力を削ぐ。
バードの呪芸/Bardic Performance:竜吼師は以下のバードの呪芸を得る。
吼え歌(超常)/Yapping Song:竜吼師は呪芸を聞くものをいらだたせることができる。これにより、聞いたものは攻撃ロールとダメージ・ロールと、[恐怖]効果と(魅惑)効果に対するセーヴィング・スローに-1のペナルティを受ける。この効果は竜吼師がこの呪芸を続ける限り持続する。このペナルティは5レベルの時点と、以降6レベル毎に1ずつ増加する。吼え歌は音声要素を用いる[精神作用]効果だが、[言語依存]ではない。この呪芸は恍惚の呪芸と置き換える。
畏怖の歌(超常)/Frightful Song:8レベル以上の竜吼師は実際の竜に似た音のように自分の声を増幅することができる。30フィート以内にいる敵は全て、意志セーヴ(難易度 10+竜吼師のレベル+竜吼師の【魅力】修正値)に成功しなければ、怯え状態になる。セーヴに成功すれば、目標は24時間の間この能力に完全耐性を得る。畏怖の歌は[精神作用]能力であり、音声要素を用いる[恐怖]効果である。この呪芸は悲運の葬送歌と置き換える。
多様なる芸(変則)/Versatile Performance:2レベルの時点で、竜吼師は多様なる芸を修得する際、必ず歌唱を選択しなければならない。
これらの動物の相棒はそれぞれ、開始時の移動速度や攻撃、能力値や特殊能力が異なっている。君がレベルを得ると、動物の相棒も同様に能力を成長させる。これらもまた、他の動物の相棒が得るようにボーナスを得る。通常4レベルあるいは7レベルの時点で、それぞれの動物の相棒は記載の通り、追加のボーナスを得る。コボルドのキャヴァリアーは、ドッグやポニーの代わりに、これらの動物の相棒のいずれかを乗騎として選択することができる。
開始時のデータ:サイズ 中型; 移動速度 40フィート; アーマー・クラス +2外皮; 攻撃 噛みつき(1d6); 能力値 【筋】13、【敏】12、【耐】13、【知】1、【判】12、【魅】4; その他の特殊能力 暗視60フィート。
4レベルでの成長:能力値 【筋】+2、【耐】+2; その他の特殊能力 戦闘騎乗(〈動物使い〉技能を参照)。
開始時のデータ:サイズ 中型; 移動速度 30フィート; アーマー・クラス +1外皮; 攻撃 噛みつき(1d6); 能力値 【筋】11、【敏】14、【耐】13、【知】1、【判】10、【魅】4; 戦技防御値(足払いされない); その他の特殊能力 擬似視覚60フィート。
4レベルでの成長:能力値 【筋】+2、【耐】+2; その他の特殊能力 戦闘騎乗(〈動物使い〉技能を参照)。
以下の罠をコボルドは使用することができる。GMが許可すれば、他の種族もこれらの罠を使用することができる。
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度20; 〈装置無力化〉 難易度20
起動 場所式; 再準備 手動
効果 絡みつくダーツ(目標が難易度25の【筋力】または〈脱出術〉判定に成功するまで目標は絡みつかれた状態になる); 反応・難易度25・無効
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度25; 〈装置無力化〉 難易度15
起動 場所式; 再準備 不可
効果 円錐形の火(2d6[火炎]ダメージ、反応・難易度20・半減); 複数目標(15フィートの円錐形の範囲にいる全ての目標)
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度25; 〈装置無力化〉 難易度20
起動 場所式; 再準備 不可
効果 落下する酸の入った袋(3d6[強酸]ダメージ、反応・難易度20・半減)
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度20; 〈装置無力化〉 難易度20
起動 場所式; 再準備 手動
効果 深さ20フィートの穴(2d6落下ダメージ); 竜の糞(攻撃+10、クリーチャーは竜の糞の臭いに包まれ、24時間の間全ての〈隠密〉判定に-4(気付こうとするクリーチャーが鋭敏嗅覚能力を持つ場合、〈隠密〉判定に-8; 反応・難易度20・無効; 複数目標(10フィート四方の範囲にいる全ての目標)
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度20; 〈装置無力化〉 難易度20
起動 場所式; 再準備 修理
効果 攻撃+15遠隔(1d8+6、加えて“ブラック・アダーの毒”)
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度25; 〈装置無力化〉 難易度20
起動 場所式; 再準備 修理
効果 攻撃+10近接(1d6+7); 複数目標(20フィートの直線状の範囲内にいる全ての目標)
種類 機械式; 〈知覚〉 難易度25; 〈装置無力化〉 難易度25
起動 場所式; 再準備 修理
効果 攻撃+10近接(1d6+6); 腐ったバジャー(1d3ラウンド間吐き気がする状態、頑健・難易度20・無効); 複数目標(10フィート以内にいる全ての目標は、腐ったバジャーに対してセーヴを行わなければならない)
利益:君はスラーク(Pathfinder RPG Bestiary 2 251)が竜語を介するかのように、それらを操り、指導し、意志を通わすことができる。君は標準アクションでスラークの背中にある疣を操り、粘液能力を使用することができる。君とスラークは同じラウンドに粘液能力を使用することができる。
利益:君は《竜の容貌》の色に基づいて擬似呪文能力をいくつか得る。擬似呪文能力はそれぞれ1日に1回使用することができ、それぞれの難易度は10+君のヒット・ダイスの半分+【魅力】修正値に等しい。
グリーン:エンタングル † 、ガスト・オヴ・ウィンド。
ブルー:ショッキング・グラスプ † 、マイナー・イメージ。
特殊:君は《竜の如き規範》特技の前提条件を満たすために、《竜の吐息》もしくは《竜の滑空》の代わりにこの特技を使用することができる。君がこの特技と《竜の如き規範》の両方を修得しているのであれば、君はダガー(†)が付記された擬似呪文能力を1日に2回使用することができる。
コボルドの戦士は勇敢というよりむしろ堅実である。彼らは通常、遠隔武器で隠れての攻撃を選び、本当に必要になったとき――族長が彼らに他の選択肢を与えてくれなかった場合など――にのみ近接攻撃の範囲に移動する。
経験点200
コボルド、1レベル・ファイター
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 18、接触14、立ちすくみ15(+1外皮、+1サイズ、+3【敏】、+3鎧)
ヒット・ポイント 12(1d10+2)
頑健 +3、反応 +3、意志 +1
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 ショート・ソード=+1(1d4-1/19~20)
遠隔 高品質のライト・クロスボウ=+6(1d6/19~20)
【筋】9、【敏】17、【耐】12、【知】10、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス -1; 戦技防御値 12
特技 《近距離射撃》、《精密射撃》
技能 〈軽業〉+3、〈職能:鉱夫〉+3、〈製作:罠作り〉+2、〈知覚〉+4
言語 共通語、竜語
その他の特殊能力 狡猾
戦闘用装備 錬金術師の火; その他の装備 スタデッド・レザー、高品質のライト・クロスボウ、ショート・ソード
経験点800
コボルド、4レベル・ファイター
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 22、接触15、立ちすくみ18(+1外皮、+1サイズ、+4【敏】、+6鎧)
ヒット・ポイント 30(4d10+4)
頑健 +4、反応 +5、意志 +1([恐怖]に対して+1)
防御能力 武勇+1
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 高品質のレイピア=+11(1d4+2/18~20)
遠隔 高品質のライト・クロスボウ=+10(1d6/19~20)
【筋】10、【敏】18、【耐】10、【知】13、【判】10、【魅】8
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +3(+5裏技); 戦技防御値 17(対裏技19)
特技 《裏技強化》、《攻防一体》、《武器開眼:レイピア》、《武器熟練:レイピア》、《武器の妙技》
技能 〈威圧〉+6、〈隠密〉+13、〈職能:鉱夫〉+2、〈製作:罠作り〉+3、〈知覚〉+2、〈知識:ダンジョン探検〉+8
言語 共通語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、鎧修練1
戦闘用装備 エリクサー・オヴ・ファイアー・ブレス、ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ; その他の装備 高品質のブレストプレート、高品質のライト・クロスボウとボルト10本、高品質のレイピア
コボルドは自分の竜の祖先を照明するものとして、魔法を捕らえている。
経験点200
コボルド、1レベル・ソーサラー
秩序にして中立/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+3
アーマー・クラス 15、接触14、立ちすくみ12(+1外皮、+1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 7(1d6+1)
頑健 +0、反応 +3、意志 +3
弱点 光に過敏
移動速度 60フィート
近接 爪(×2)=-2(1d3-3)
遠隔 ライト・クロスボウ=+4(1d6/19~20)
特殊攻撃 かぎ爪(1d3-3、5ラウンド/日)
修得ソーサラー呪文(術者レベル1; 精神集中+3)
1レベル(4回/日):チャーム・パースン(難易度13)、バーニング・ハンズ(難易度13)
0レベル(回数無制限):ダンシング・ライツ、ディテクト・マジック、フレア(難易度12)、レイ・オヴ・フロスト
血脈 竜(ゴールド)
【筋】4、【敏】16、【耐】10、【知】10、【判】13、【魅】15
基本攻撃 +0; 戦技ボーナス -4; 戦技防御値 9
特技 《イニシアチブ強化》、《物質要素省略》
技能 〈隠密〉+11、〈職能:鉱夫〉+3、〈製作:罠作り〉+2、〈知覚〉+3、〈魔法装置使用〉+6
言語 竜語
その他の特殊能力 血脈の秘法([火炎]の呪文はダイス1つ毎に+1ダメージを与える)、狡猾
戦闘用装備 スクロール・オヴ・メイジ・アーマー、スクロール・オヴ・ヴァニッシュ、まきびし、シルヴァーシーン; その他の装備 ライト・クロスボウ、54gp
経験点1,600
コボルド、6レベル・ソーサラー
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+1
アーマー・クラス 18、接触13、立ちすくみ16(+1外皮、+1サイズ、+2【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 35(6d6+12)
頑健 +3、反応 +4、意志 +4
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 クオータースタッフ=+2(1d4-2)
血脈の擬似呪文能力(術者レベル6; 精神集中+9)
3レベル(4回/日):ライトニング・ボルト(難易度16)
2レベル(6回/日):クリエイト・ピット、スコーチング・レイ、ミラー・イメージ
1レベル(7回/日):アラーム、チャーム・パースン(難易度14)、マジック・ミサイル、メイジ・アーマー、レイ・オヴ・エンフィーブルメント(難易度14)
0レベル(回数無制限):アーケイン・マーク、オープン/クローズ、スパーク、デイズ、ディテクト・マジック、プレスティディジテイション(難易度13)、レジスタンス
血脈 コボルド
【筋】6、【敏】14、【耐】12、【知】13、【判】8、【魅】16
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +0; 戦技防御値 12
特技 《技能熟練:製作:罠作り》、《攻防一体》、《フェイント強化》、《物質要素省略》
技能 〈職能:鉱夫〉+1、〈製作:罠作り〉+15、〈知覚〉+1、〈はったり〉+15、〈魔法装置使用〉+15; 種族修正 +2〈職能:鉱夫〉、+2〈製作:罠作り〉、+2〈知覚〉
言語 ドワーフ語、竜語
その他の特殊能力 血脈の秘法(目標がアーマー・クラスに対する【敏】ボーナスを失っている場合、呪文難易度に+2)、狡猾、罠感知+2
戦闘用装備 耐毒剤、雷石; その他の装備 クオータースタッフ、サークレット・オヴ・パースウェイジョン、高品質の職人道具、15gp
最もがっしりとしたコボルドは、奇妙な獣に乗って戦場に飛び込むことを楽しむ。
経験点400
コボルド、2レベル・キャヴァリアー
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 22、接触14、立ちすくみ19(+1外皮、+1サイズ、+2盾、+3【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 17(2d10+2)
頑健 +3、反応 +3、意志 +0
弱点 光に過敏
移動速度 20フィート
近接 高品質のランス=+4(1d6/×3)
特殊攻撃 挑戦(+2、+1、1回/日)
【筋】11、【敏】16、【耐】10、【知】8、【判】10、【魅】13
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +1; 戦技防御値 14
特技 《機会を見逃さぬ相棒》、《スラーク乗り》
技能 〈威圧〉+6、〈騎乗〉+4、〈職能:鉱夫〉+2、〈製作:罠作り〉+1、〈知覚〉+2、〈動物使い〉+9
言語 共通語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、乗騎(ケイヴ・サラマンダーまたはスラーク)、戦術家(1回/日、4ラウンド、標準アクション)、ライオン騎士団(獅子吼)
戦闘用装備 氷液、ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ; その他の装備 高品質のスケイル・メイル、高品質の鋼鉄製ヘヴィ・シールド、高品質のランス、10gp
経験点2,400
コボルド、7レベル・キャヴァリアー
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 23、接触12、立ちすくみ22(+1外皮、+1サイズ、+2盾、+1【敏】、+8鎧)
ヒット・ポイント 57(7d10+14)
頑健 +7、反応 +4、意志 +4; 麻痺および睡眠に対して+2
抵抗 [雷撃]5
弱点 光に過敏
移動速度 20フィート
近接 +1ランス=+11/+6(1d6+2/×3)、高品質のショート・ソード=+10/+5(1d4+1/19~20)
特殊攻撃 キャヴァリアーの突撃、挑戦(+7、+2、3回/日)、旗印+2/+1、ブレス攻撃(30フィートの直線、2d6[雷撃]ダメージ、反応・難易度14・半減、通常1d4ラウンドに1回)
【筋】12、【敏】12、【耐】12、【知】12、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 18
特技 《イニシアチブ強化》、《騎乗戦闘》、《盾の壁》、《武器熟練:ランス》、《竜の吐息》、《竜の容貌:ブルー》
技能 〈隠密〉+9、〈騎乗〉+5、〈職能:鉱夫〉+3、〈水泳〉+5、〈製作:罠作り〉+3、〈知覚〉+13、〈動物使い〉+9
言語 共通語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、熟練の調教師+3、乗騎(ケイヴ・サラマンダー)、戦術家(2回/日、6ラウンド、標準アクション)、ドラゴン騎士団(味方の援護)
戦闘用装備 ダスト・オヴ・ドライネス; その他の装備 +1バンデッド・メイル、高品質の鋼鉄製ヘヴィ・シールド、+1ランス、高品質のショート・ソード、クローク・オヴ・レジスタンス+1
コボルドの奇術師は恐ろしい罠――魔法のものと錬金術によるものの両方――を作る達人であり、敵が罠の効果に妨害されている間に見えないところから攻撃をする匠でもある。
経験点400
コボルド、2レベル・アルケミスト(alchemical trapper)
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+3
アーマー・クラス 19、接触14、立ちすくみ16(+1外皮、+1サイズ、+3【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 12(2d8)
頑健 +2、反応 +6、意志 +1; 毒に対して+2
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 高品質のスピア=+2(1d6-1/×3)
遠隔 スリング=+5(1d3-1)
特殊攻撃 爆弾6回/日(1d6+2[火炎]、難易度13)、爆弾罠 *
準備しているアルケミストのエキス(術者レベル2)
戦闘中 このコボルドは防御を高めるために変異薬とエキスを使用し、それから敵に爆弾を投げる。
【筋】8、【敏】16、【耐】8、【知】15、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス -1; 戦技防御値 12
特技 《爆弾追加》、《万能投擲術》、《ポーション作成》
技能 〈隠密〉+10、〈軽業〉+3、〈職能:鉱夫〉+3、〈製作:罠作り〉+9、〈装置無力化〉+6、〈脱出術〉+3、〈知覚〉+3、〈知識:工学〉+4; 種族修正 +2〈職能:鉱夫〉、+2〈製作:罠作り〉、+2〈知覚〉
言語 共通語、ゴブリン語、ノーム語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、毒の使用、変異薬(+4/-2、+2外皮、20分)、錬金術(錬金術アイテム作成+2、ポーション鑑定)
戦闘用装備 ポーション・オヴ・インヴィジビリティ、酸、錬金術師の火(3); その他の装備 チェイン・シャツ、高品質のスピア、スリング、8gp
経験点1,200
コボルド、5レベル・ローグ
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+11
アーマー・クラス 21、接触15、立ちすくみ17(+1外皮、+1サイズ、+4【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 31(5d8+5)
頑健 +2、反応 +10、意志 +2
防御能力 直感回避、身かわし、罠感知+1
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 ダガー=+3(1d3-1/19~20)
遠隔 高品質のショートボウ=+9(1d4/×3)
特殊攻撃 急所攻撃+3d6
戦闘中 達人罠師の敵が罠の近くにいない場合、矢を放ったりネックレス・オヴ・ファイアーボールズIを投げる。
【筋】8、【敏】18、【耐】12、【知】10、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +1; 戦技防御値 15
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:製作:罠作り》、《神速の反応》
技能 〈隠密〉+15、〈軽業〉+11、〈鑑定〉+8、〈職能:鉱夫〉+3、〈製作:罠作り〉+13、〈装置無力化〉+13、〈脱出術〉+11、〈知覚〉+11、〈手先の早業〉+11、〈登攀〉+6; 種族修正 +2〈職能:鉱夫〉、+2〈製作:罠作り〉、+2〈知覚〉
言語 竜語
その他の特殊能力 狡猾、ローグの技(罠見抜き、巧みな引き金)、罠探し+2
戦闘用装備 ネックレス・オヴ・ファイアーボールズI; その他の装備 +1チェイン・シャツ、ダガー、高品質のショートボウとアロー20本、高品質の職人道具、高品質の盗賊道具、62gp
コボルドの悪魔の対話者は非常に尊敬されている。部族の首長に助言をするものもいるし、部族を完全に率いるものもいる。
経験点3,200
(訳注:記載がないが、おそらくコボルド、8レベル・クレリック)
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 21、接触14、立ちすくみ18(+1外皮、+1サイズ、+2盾、+3【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 47(8d8+8)
頑健 +6、反応 +5、意志 +9
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 高品質のダガー=+5/+0(1d3-3/19~20)
遠隔 ダガー=+10(1d3-3/19~20)
特殊攻撃 秩序の杖(4ラウンド、1回/日)、負のエネルギー放出5回/日(難易度16、4d6)
領域の擬似呪文能力(術者レベル8; 精神集中+11)
4レベル:オーラ・オヴ・ドゥーム(難易度17)、キュア・クリティカル・ウーンズ、コンフュージョン (領)(難易度17)
3レベル:アニメイト・デッド、サモン・モンスターIII、ディーパー・ダークネス、ブラインドネス/デフネス(難易度16)、マジック・サークル・アゲンスト・ケイオス (領)
2レベル:レッサー・アニメイト・デッド、インヴィジビリティ (領) 、デス・ネル(難易度15)、プロテクティヴ・ペナンブラ、ホールド・パースン(難易度15)
1レベル:オブスキュアリング・ミスト、サンクチュアリ(難易度14)、ディスガイズ・セルフ (領) 、ブレス、ベイン(難易度14)、モーメント・オヴ・グレイトネス
0レベル(回数無制限):ガイダンス、ディテクト・マジック、ブリード(難易度13)、メンディング
(領) 領域呪文; 領域 欺き、秩序
戦闘前 悪魔の対話者は自分にインヴィジビリティを発動する。
戦闘中 悪魔の支配者は可能な限り不可視状態を維持し、アニメイト・デッド、オーラ・オヴ・ドゥーム、キュア・クリティカル・ウーンズ、サモン・モンスターIII、ブレス、レッサー・アニメイト・デッドといった呪文を発動する。あるいはアンデッドを回復するために負のエネルギー放出を使用する。
【筋】4、【敏】16、【耐】10、【知】10、【判】16、【魅】14
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 15
特技 《エネルギー放出防壁化》、《選択的エネルギー放出》、《戦闘発動》、《追加HP》
技能 〈隠密〉+18、〈呪文学〉+11、〈職能:鉱夫〉+5、〈製作:罠作り〉+2、〈知覚〉+5、〈治療〉+14; 種族修正 +2〈職能:鉱夫〉、+2〈製作:罠作り〉、+2〈知覚〉
言語 竜語
その他の特殊能力 狡猾
戦闘用装備 フェザー・トークン(ウィップ)、パール・オヴ・パワー(2レベル)、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ; その他の装備 +1スタデッド・レザー、+1木製ライト・シールド、ダガー、高品質のダガー、200gpの価値のあるさまざまなオニキスの宝石
コボルドの神官はコボルドの部族の肉体的、精神的幸福を確保する責任を負う。部族はよく油を差した機械のように働かなければならない、と悪魔の対話者は信じている。そしてコボルドの生まれながらの臆病さは時に邪魔になるが、悪魔の対話者は戦士達を勇猛に戦い続けさせる――戦士達が望むかどうかにかかわらず。悪魔の対話者はアニメイト・デッドのような呪文をすぐに使えるようにしており、死亡したコボルドの戦士をゾンビに変えてしまう。こういったコボルドのゾンビは侵略してくる冒険者の動きを緩めるには有効であり、鉱山で疲れも知らずに穴を掘ってくれる。
経験点3,200
コボルド、8レベル・バード(竜吼師)
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 22、接触16、立ちすくみ17(+1回避、+1外皮、+1サイズ、+4【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 31(8d8-8)
頑健 +0、反応 +10、意志 +6; バードの呪芸、[言語依存]、および音波に対して+4
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 +1ショート・ソード=+7/+2(1d4/19~20)
遠隔 +1ショートボウ=+13/+8(1d4+1/×3)
特殊攻撃 呪芸20ラウンド/日(移動アクション; 打ち消しの調べ、畏怖の歌[難易度16]、散逸の演技、自信鼓舞の呪芸+3、勇気鼓舞の呪芸+2、示唆の詞[難易度16]、吠え歌[難易度16])
修得バード呪文(術者レベル8; 精神集中+10)
3レベル(2回/日):コンフュージョン(難易度15)、ディープ・スランバー(難易度15)、ヘイスト
2レベル(5回/日):ヒロイズム、ブラー、ホールド・パースン(難易度14)、ミラー・イメージ
1レベル(5回/日):アラーム、ヴェントリロキズム(難易度13)、グリース(難易度13)、サイレント・イメージ(難易度13)、チャーム・パースン(難易度13)
0レベル(回数無制限):ゴースト・サウンド(難易度12)、ダンシング・ライツ、ディテクト・マジック、プレスティディジテイション(難易度12)、メイジ・ハンド、レジスタンス
【筋】8、【敏】18、【耐】6、【知】13、【判】10、【魅】15
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 19
特技 《回避》、《近距離射撃》、《精密射撃》、《武器熟練:ショートボウ》
技能 〈隠密〉+18、〈軽業〉+14、〈芸能:歌唱〉+13、〈芸能:朗誦〉+13、〈呪文学〉+12、〈職能:鉱夫〉+2、〈製作:罠作り〉+3、〈知覚〉+2、〈手先の早業〉+14、〈はったり〉+13
言語 共通語、森語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、バードの知識+4、博識1回/日、万能なる芸(歌唱、朗誦)
装備 +1チェイン・シャツ、+1ショート・ソード、+1ショートボウ、410gp
経験点4,800
コボルド、5レベル・ファイター/3レベル・ローグ/1レベル・アサシン
秩序にして悪/小型サイズの人型生物(爬虫類)
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+14
アーマー・クラス 26、接触15、立ちすくみ22(+1外皮、+1サイズ、+3盾、+4【敏】、+7鎧)
ヒット・ポイント 72(9HD; 5d10+4d8+23)
頑健 +6、反応 +9、意志 +2([恐怖]に対して+1)
防御能力 武勇+1、身かわし、罠感知+1
弱点 光に過敏
移動速度 30フィート
近接 +1レイピア=+15/+10(1d4+2/18~20)
特殊攻撃 急所攻撃+3d6、致死攻撃(難易度12)、武器修練(小剣+1)
【筋】11、【敏】18、【耐】12、【知】13、【判】10、【魅】8
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 20
特技 《攻防一体》、《渾身の一打》、《持久力》、《上級フェイント》、《追加HP》、《フェイント強化》、《武器熟練:レイピア》、《武器の妙技》、《不屈の闘志》
技能 〈威圧〉+6、〈隠密〉+17、〈言語学〉+7、〈職能:鉱夫〉+2、〈真意看破〉+6、〈製作:罠作り〉+3、〈装置無力化〉+2、〈知覚〉+14、〈手先の早業〉+7、〈はったり〉+11、〈変装〉+6、〈魔法装置使用〉+5
言語 共通語、ダーク・フォーク語、地下共通語、ドワーフ語、竜語
その他の特殊能力 狡猾、毒の使用、鎧修練1、ローグの技(ローグの妙技)、罠探し+1
装備 +1ブレストプレート、+1木製ヘヴィ・シールド、+1レイピア、ベルト・オヴ・マイティ・コンスティチューション+2、1,223gp
この赤い鱗を下イグアナの頭と首から、長いトゲが飛び出している。開いた口からは、ちょろちょろと火が流れている。
経験点800
中立にして悪/中型サイズの竜(火)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+9
アーマー・クラス 14、接触12、立ちすくみ12(+2外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 30(4d12+4); 炎の再生
頑健 +5、反応 +6、意志 +3
完全耐性 [火炎]、睡眠、麻痺、竜の種別特性(訳注:竜は麻痺と魔法的な睡眠にのみ完全耐性を持つため、この能力は不要)
弱点 [氷雪]に対する脆弱性
移動速度 30フィート
近接 噛みつき=+8(1d4+3)、爪(×2)=+7(1d3+3)
特殊攻撃 ブレス攻撃(20フィートの直線、3d6[火炎]ダメージ、反応・難易度13・半減、通常1d4ラウンドに1回)
【筋】16、【敏】15、【耐】12、【知】3、【判】9、【魅】6
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 19(対足払い23)
特技 《技能熟練:知覚》、《武器熟練:噛みつき》
技能 〈知覚〉+9、〈登攀〉+10
言語 竜語
出現環境 気候問わず/地下または暑熱/砂漠
編成 単体、2体
宝物 標準
炎の再生(超常)/Fiery Regeneration キラーナは火に基づく攻撃からダメージを受けない。加えて、キラーナが通常なら[火炎]ダメージを受けるような場合、同じだけのヒット・ポイントを回復する。回復量の上限は、ラウンド毎に5ヒット・ポイントまでである。キラーナは自分を回復するために自分のブレス攻撃を使用することはできない。
キラーナは大きなイグアナに似たトゥルー・ドラゴンの親戚である。知性は低く、火に対する親和性を持つ。竜に比べるとかなり弱いが、キラーナは恐怖を操りコボルドの尊敬を得る程度には危険な存在だ。コボルド達は深いトンネルを掘る間、この火を吐く竜にしばしば遭遇するのだ。
キラーナは元来、地下に住むクリーチャーである。しかし彼らは時折、酷暑地域や火山帯で地上に現れることもある。火にさらされると不思議に傷を癒やす彼らは、しばしば火山のカルデラや地下の溶岩湖で泳ぐことに時間を費やす。そこで地下のエネルギーを集めて体内に蓄積し、獲物に向けて直線状の火のブレスとして解き放つのだ。
キラーナが溶岩の住み処にいるだけならば、他の種族にとってはほとんど問題にならないだろう。不幸なことに、彼らは極端に縄張り意識が強く、それは自分の子にさえ向けられる。キラーナは6~12個の卵を産み、両親によって育てられる。しかし18ヶ月が過ぎて成体になると、両親は仔への態度を変えて巣から追い出す。追い出されたキラーナはばらばらになってトンネルをさまよい、熱源を探して何百マイルも旅する。つまり彼らは居住者のいる場所をしばしば歩き回り、自分と熱源の間に立ちはだかるものを焼き払う準備ができている。冒険者は強欲なキラーナがたき火を欲しがる姿に遭遇するかもしれないし、松明の火についてくることさえあり得る。このほとんど知性のない竜を、コボルドはしばしば重砲として用いる。火矢を放ち燃える罠を作り、敵との衝突に誘い込むのだ。
平均的に、成体のキラーナは全長5フィートで重量は300ポンド。
コボルドは戦士の大部隊で行進することはほとんどなく、様々な才能と多くの切り札を隠し持った小隊での行動を好む。以下はコボルドの遭遇の数例である。
コボルドの一団がドワーフの家やノームの村、人間の地下牢を掘り起こす場合、その一団は一般に鉱夫と狙撃手で構成される。その一団が抵抗されると、部族に警告使用と逃げ出す前に、狙撃手は可能な限り支援を行い、鉱夫達は攻撃するものを撃退する。
ヒット・ポイント 各5
コボルドが新しいトンネルを見つける(か城の地下牢を掘り起こす)と、彼らは偵察隊を送ってその安定性を試す。爆弾魔一組が爆弾を仕掛け、呪文の使い手か狂信者が低階級のコボルドに爆発させる。
ヒット・ポイント 各12
ヒット・ポイント 各5
コボルドは奴隷と罠を戦わせることを好む。敵が部族の巣の中央に突入すると、族長でさえも卵を守って次世代のコボルドを生き残らせようとする。その間に他のコボルドは自分達がその前で激しく戦っていることに気付く。
ヒット・ポイント 各30
ヒット・ポイント 各12