多くのバードは洞察と文明を辺境へ運ぶ。それは文明の予兆にも見える。しかし元素や自然と調和し続けることでその力を得るバードもいる。このようなバードは強力な歌と舞に生のままの力を集めてみせる。
炎の舞人は炎の動きを研究し、レパートリーにそのしなやかさを加える。彼らは炎の燃える本質にある真実を探し、愚かにも敵対するものに呪芸による火力を解放する。
呪芸/Bardic Performance:炎の舞人は以下のバードの呪芸を得る。
炎舞(超常)/Fire Dance:1レベルの時点で、炎の舞人は炎による攻撃から自分と他人を守るすべを学び、熱に耐えながら火を制御する方法を見出す。炎舞を行うラウンド毎に、炎の舞人は〈芸能:歌唱もしくは舞踏〉判定を行う。バードの30フィート以内にいる仲間が着火したり、[火炎]効果や酷暑の影響を受けた場合、[火炎]に対するセーヴィング・スローの代わりにバードの〈芸能〉判定の結果を用いることができる。バードの30フィート以内にいる仲間は熱中症にかかったとしても、バードがこの呪芸を維持している間は暑さにさらされても疲労状態にならない。炎舞は音声要素もしくは視覚要素を持つ。この能力は打ち消しの調べを置き換える。
炎の凝視の歌(超常)/Song of the Fiery Gaze:3レベルの時点で、炎の舞人は仲間に一切の歪みを生じさせることなく炎を見通す能力を与えることができるようになる。バードの30フィート以内にいてバードの呪芸を聞くことのできる仲間は皆、火、霧、煙をペナルティなく見通すことができるようになる。ただし、通常通りものが見えるほどの明るさがなければならない。これはオラクルの炎の凝視の啓示と同様に機能する。炎の凝視の歌は音声要素を持つ。この能力は自信鼓舞の呪芸を置き換える。
止炎(超常)/Fire Break:6レベルの時点で、炎の舞人の呪芸は他人から炎を遠ざけるようになる。バードの30フィート以内にいてこのバードの呪芸が見えるか聞けるかする仲間は皆、呪芸が続く限り[火炎]に対する抵抗20を得る。11レベルの時点で、この抵抗は30に増加する。止炎は音声要素もしくは視覚要素のいずれかを持つ。この能力は示唆の詞を置き換える。
火扇(超常)/Fan the Flames:8レベルの時点で、炎の舞人はバードの修得呪文にバーニング・ハンズ(1レベル呪文)、フレイミング・スフィアー(2レベル呪文)、ファイアーボール(3レベル呪文)を加える。この能力は悲運の葬送歌を置き換える。
ほとんどのバードは文化的な芸術から着想を得る。しかし野生の声が着目するのは、自然の雄大さと美しさである。野生の声は自然が持つ魔法の秘密を解き明かし、呪芸を用いて仲間に獣性をもたらすことができる。
野生の知識(変則)/Wild Knowledge:1レベルの時点で、野生の声は全ての〈知識:自然〉判定にバード・レベルの半分(最低1)を加える。野生の声は〈知識:自然〉と〈知識:地理〉を未修得でも判定することができる。この能力はバードの知識と置き換える。
自然魔法/Nature Magic:1レベルの時点で、野生の声はバード呪文リストから呪文を1つ加える代わりに、1レベルのドルイド呪文もしくはレンジャー呪文から呪文を1つ選択することができる。野生の声は4レベル、7レベル、10レベル、13レベル、16レベルの時点で、(発動できるバード呪文レベルに相当する)ドルイド呪文もしくはレンジャー呪文1つを選択することができる。古い呪文を新しい呪文に置き換える場合、野生の声はドルイド呪文もしくはレンジャー呪文1つを別のものに置き換えることができる。この能力は打ち消しの調べ、全ての万能なる芸、何でも屋を置き換える。