君は特定の分野の学問を修めており、簡単なものから複雑な問題まで答えを導き出すことができる。〈製作〉や〈芸能〉や〈職能〉と同様、〈知識〉も実際にはいくつもの異なる専門分野をひとまとめにして呼ぶ名前である。以下に、典型的な研究分野を示す。
判定:君の研究分野内の問題に答えを見出すのは、難易度10(本当に簡単な問題)、15(基本的な問題)、20~30(本当に難しい問題)である。
この技能はモンスターを見分け、その特殊能力や弱点を知るのにも役立つ。一般に、この種の判定の難易度は(10+モンスターの脅威度)である。ゴブリンのような一般的なモンスターについては、この判定の難易度は(5+モンスターの脅威度)である。タラスクのような特に稀なモンスターについては、この判定の難易度は(15以上+モンスターの脅威度)である。判定に成功すればそのモンスターについてある程度の有益な情報を得ることができる。判定結果が難易度を5上回るごとに、君はさらに何らかの有益な情報を思い出すかもしれない。〈知識〉技能は、『表:〈知識〉技能の難易度』にあるような形で、特定の使用方法で使うこともできる。
作業 |
||
---|---|---|
ディテクト・マジックを使っている間オーラを識別する |
神秘学 |
|
神秘学 |
||
魔法によって生み出された材質を識別する |
神秘学 |
|
神秘学 |
||
神秘学 |
20 | |
10 | ||
傾斜を測定する |
15 | |
地下の深さを知る |
20 | |
工学 |
10 | |
構造物の様式や年代を知る |
工学 |
15 |
構造物の弱い箇所を見つける |
工学 |
20 |
クリーチャーの民族性やなまりを識別する |
10 | |
15 | ||
最も近い集落や有名な場所を知っている |
20 | |
現在ないし歴史上の重要な出来事を知っている |
10 | |
特定の出来事が起こった大まかな日付を明らかにする |
15 | |
あまり知られていなかったり古代の歴史上の出来事を知っている |
20 | |
10 | ||
15 | ||
20 | ||
自然災害を識別する |
||
一般的な動植物を識別する |
10 | |
普通でない天候現象を識別する |
15 | |
20 | ||
現在の統治者とその紋章を知っている |
10 | |
適切な礼儀作法を知っている |
15 | |
継承順位を知っている |
20 | |
10 | ||
現在の次元界を知る |
15 | |
20 | ||
一般的な神々の印や聖職者を見分ける |
10 | |
15 | ||
あまり知られていない神々の印や聖職者を見分ける |
20 | |
さまざま |
アクション:通常なし。〈知識〉技能の使用自体がアクションを要することはほとんどない(以下の『未修得』も参照のこと)。
再挑戦:不可。判定は君が何を知っているかを表すものであり、ある事項について2回目に考えたからと言って、そもそも知らなかったことを知っていることにはできない。
未修得:君は10を超える難易度を持つ〈知識〉判定を行なえない。その技能の内容を取り扱う大きな図書館を利用できる場合、こうした制限は取り除かれる。しかしながら、図書館を使う判定には1d4時間かかる。特に見事な蔵書を持つ図書館であれば、取り扱い分野の〈知識〉判定にボーナスを与えることもありうる。